Windowsゲーム中にスリープさせない方法|完全ガイド

Windows

「せっかくいいところまで進んだのに、画面が真っ暗になってゲームが中断された!」

こんな経験、ありませんか?

Windowsでゲームをプレイしていると、勝手にスリープモードに入ってしまって困ることがあります。特に、放置系のゲームや長時間のダウンロード中、ムービーシーンを見ているときなどに起こりやすい現象です。

この記事では、ゲーム中にWindowsがスリープしないようにする設定方法を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

Windows 10でもWindows 11でも使える方法をたくさん紹介するので、あなたに合った解決策が必ず見つかります。


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  1. スリープモードとは?
    1. スリープモードの基本
    2. スリープとシャットダウンの違い
    3. なぜスリープ機能があるのか
  2. なぜゲーム中にスリープしてしまうのか
    1. Windowsの判断基準
    2. ゲーム中にスリープしやすい状況
  3. 【基本編】Windows設定からスリープを無効にする
    1. Windows 11での設定方法
    2. Windows 10での設定方法
  4. 【応用編】コントロールパネルから詳細設定する
    1. コントロールパネルの開き方
    2. 電源オプションの設定
    3. 高パフォーマンスプランの活用
  5. 【ノートPC向け】蓋を閉じてもスリープしない設定
    1. カバーを閉じたときの動作を変更する
  6. スリープ設定が効かない場合の対処法
    1. 原因1:タスクスケジューラで自動スリープが設定されている
    2. 原因2:ゲームパッドが認識されていない
    3. 原因3:グラフィックボードの省電力機能
    4. 原因4:Windows Updateで設定がリセットされた
    5. 原因5:メーカー製PCの独自ユーティリティ
    6. 原因6:熱暴走によるシャットダウン
  7. 【便利ツール】スリープを防ぐフリーソフト
    1. 1. Microsoft PowerToys Awake(無料・公式)
    2. 2. Insomnia(無料)
    3. 3. Don’t Sleep(無料)
    4. 4. Caffeine(無料)
  8. ゲーム中にスリープさせない設定の注意点
    1. 1. 電気代が上がる
    2. 2. パソコンの寿命が短くなる可能性
    3. 3. セキュリティリスク
    4. 4. 熱の問題
    5. 5. 環境への影響
  9. ゲームごとの対処法
    1. オンラインゲーム・MMORPGの場合
    2. 放置系ゲーム・クリッカーゲームの場合
    3. Steamなどのゲームダウンロード中
    4. ムービーが長いゲームの場合
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. ゲーム中だけスリープを無効にできますか?
    2. Q2. バッテリー駆動時もスリープを無効にして大丈夫?
    3. Q3. スリープ設定を戻すのを忘れそうです
    4. Q4. 勝手にスリープするのがゲームの問題か、Windowsの問題か分かりません
    5. Q5. スリープではなく画面だけ消したい場合は?
    6. Q6. コントローラーでプレイしているとスリープしやすい気がします
  11. まとめ

スリープモードとは?

まず、「スリープモード」って何なのか、簡単に説明しておきましょう。

スリープモードの基本

スリープモードとは、パソコンを省電力状態にする機能です。

スリープ中のパソコンの状態:

  • 画面が真っ暗になる
  • ハードディスクやSSDの動作が止まる
  • ファンの音が静かになる(または止まる)
  • 電力消費が大幅に減る
  • 作業内容はメモリに保存されている

マウスを動かしたりキーボードを押したりすると、すぐに復帰できるのが特徴です。電源を切る(シャットダウン)よりも復帰が早いので、一時的に席を離れるときなどに便利な機能なんです。

スリープとシャットダウンの違い

スリープ:

  • 数秒で復帰できる
  • 作業内容がそのまま残っている
  • 少しだけ電力を消費する
  • 長時間放置すると自動的にシャットダウンされることもある

シャットダウン:

  • 完全に電源が切れる
  • 起動に時間がかかる(30秒〜1分程度)
  • 作業内容は保存していないと消える
  • 電力をほとんど消費しない

なぜスリープ機能があるのか

Windowsには、以下の理由でスリープ機能が用意されています。

電気代の節約

パソコンをつけっぱなしにしておくと、1日あたり数十円〜数百円の電気代がかかります。スリープにすれば、電気代を大幅に減らせるんです。

環境への配慮

電力消費を減らすことは、二酸化炭素の排出を減らすことにもつながります。

パソコンの寿命を延ばす

ずっと動かし続けるより、適度に休ませた方がパソコンの部品が長持ちします。

通常は便利な機能なのですが、ゲームをプレイしているときには邪魔になってしまうんですね。


なぜゲーム中にスリープしてしまうのか

ゲームをプレイしているのに、なぜパソコンはスリープしてしまうのでしょうか?

Windowsの判断基準

Windowsは、以下の条件で「使っていない」と判断します。

キーボードやマウスの入力がない

一定時間、キーボードやマウスの操作がないと、「もう使わないのかな」と判断してスリープに入ります。

画面の変化が少ない

同じ画面がずっと表示されていると、スリープに入りやすくなります。

ゲーム中にスリープしやすい状況

ムービーシーン・カットシーンを見ているとき

ゲームの物語を進める映像が流れている間は、キーボードやマウスを操作しません。Windowsは「操作していない」と判断して、スリープに入ってしまうことがあります。

放置系ゲーム・自動周回中

最近人気の放置系ゲームや、自動で戦闘を繰り返す「周回」機能を使っているとき、プレイヤーは操作しません。でも、ゲームは動き続けているので、スリープされると困りますよね。

ゲームのダウンロード中・アップデート中

Steamなどでゲームをダウンロードしている間も、キーボードやマウスを触らないことが多いです。スリープに入ると、ダウンロードが中断されてしまいます。

コントローラー(ゲームパッド)でプレイしているとき

実は、コントローラーの操作は「キーボードやマウスの操作」として認識されないことがあります。そのため、コントローラーでずっと遊んでいても、Windowsは「操作していない」と判断してしまう場合があるんです。

読み込み画面・ロード画面が長いとき

オープンワールド系のゲームなど、読み込みに時間がかかるゲームでは、ロード画面を待っている間にスリープしてしまうことがあります。


【基本編】Windows設定からスリープを無効にする

最も簡単な方法は、Windowsの「設定」アプリからスリープ時間を変更することです。

Windows 11での設定方法

Windows 11をお使いの方は、以下の手順で設定できます。

手順1:設定アプリを開く

  1. 画面左下の「スタート」ボタンをクリック
  2. 「設定」(歯車のアイコン)をクリック

または、キーボードで「Windowsキー + I」を同時に押すと、一発で設定アプリが開きます。

手順2:電源とバッテリーを開く

  1. 左側のメニューから「システム」を選択(最初から選ばれていることが多い)
  2. 右側の一覧から「電源とバッテリー」をクリック

手順3:画面とスリープの設定を変更する

  1. 「電源とバッテリー」の画面を下にスクロール
  2. 「画面とスリープ」という項目を見つけてクリック
  3. 以下の設定を変更します:

画面の設定:

  • 「電源に接続時に、次の時間が経過した後にデバイスの画面をオフにする」→「なし」
  • 「バッテリー駆動時に、次の時間が経過した後にデバイスの画面をオフにする」→「なし」(ノートPCのみ)

スリープの設定:

  • 「電源に接続時に、次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする」→「なし」
  • 「バッテリー駆動時に、次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする」→「なし」(ノートPCのみ)

これで設定完了です。

Windows 10での設定方法

Windows 10の場合も、ほぼ同じ流れで設定できます。

手順1:設定アプリを開く

  1. 画面左下の「スタート」ボタンをクリック
  2. 「設定」(歯車のアイコン)をクリック

手順2:システムを開く

  1. 設定画面の中から「システム」をクリック
  2. 左側のメニューから「電源とスリープ」をクリック

手順3:スリープ設定を変更する

「画面」と「スリープ」それぞれのドロップダウンメニューから「なし」を選択します。

デスクトップPCの場合:

  • 画面:「なし」
  • スリープ:「なし」

ノートPCの場合:

  • 電源に接続時:「なし」
  • バッテリー駆動時:「なし」

両方とも「なし」に設定しておけば、ゲーム中にスリープする心配がなくなります。


【応用編】コントロールパネルから詳細設定する

Windowsの「設定」アプリでは変更できない、より細かい設定を行いたい場合は、「コントロールパネル」を使います。

コントロールパネルの開き方

Windows 11の場合:

  1. スタートボタンをクリック
  2. 検索ボックスに「コントロールパネル」と入力
  3. 表示された「コントロールパネル」をクリック

または、

  1. スタートボタンをクリック
  2. 「すべてのアプリ」をクリック
  3. 下の方にある「Windowsツール」をクリック
  4. 「コントロールパネル」を探してダブルクリック

Windows 10の場合:

  1. スタートボタンを右クリック
  2. メニューから「コントロールパネル」を選択

または、検索ボックスに「コントロールパネル」と入力して開けます。

電源オプションの設定

コントロールパネルが開いたら、以下の手順で進めます。

手順1:電源オプションを開く

  1. コントロールパネルの表示方法を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」に変更
  2. 「電源オプション」をクリック

または、

  1. 表示方法を「カテゴリ」のままにしておく
  2. 「ハードウェアとサウンド」をクリック
  3. 「電源オプション」をクリック

手順2:プラン設定の変更

現在使用している電源プラン(「バランス」や「高パフォーマンス」など)の横にある「プラン設定の変更」をクリックします。

手順3:詳細な電源設定の変更

「詳細な電源設定の変更」をクリックすると、小さなウィンドウが開きます。

手順4:スリープ設定を変更

  1. 一覧から「スリープ」を探してクリックして展開
  2. 「次の時間が経過後スリープする」を展開
  3. 「設定(分)」の数値を「0」(ゼロ)に変更
  4. ノートPCの場合は「バッテリ駆動」と「電源に接続」両方を「0」に変更

手順5:ディスプレイの設定も変更

  1. 「ディスプレイ」の項目を展開
  2. 「次の時間が経過後、ディスプレイの電源を切る」を展開
  3. こちらも「0」に変更

手順6:設定を保存

「OK」ボタンをクリックして、変更を保存します。

高パフォーマンスプランの活用

ゲームをプレイするなら、「高パフォーマンス」プランを選ぶのもおすすめです。

高パフォーマンスプランとは:

  • パソコンの性能を最大限に引き出すモード
  • 省電力機能を抑えて、スリープしにくくなる
  • ゲームの動作が快適になる
  • その代わり、電気代は少し高くなる

設定方法:

  1. 電源オプションの画面で、「追加プランの表示」をクリック
  2. 「高パフォーマンス」にチェックを入れる
  3. 「プラン設定の変更」から、スリープを「なし」にする

【ノートPC向け】蓋を閉じてもスリープしない設定

ノートPCでゲームをプレイする場合、外部モニターにつないで画面を閉じることもありますよね。

でも、デフォルト設定では、蓋を閉じるとスリープしてしまいます。

カバーを閉じたときの動作を変更する

手順1:電源オプションを開く

先ほどと同じように、コントロールパネルから「電源オプション」を開きます。

手順2:カバーを閉じたときの動作を選択

左側のメニューにある「カバーを閉じたときの動作の選択」をクリックします。

手順3:設定を変更

「カバーを閉じたときの動作」という項目で、以下のように変更します:

  • 電源に接続:「何もしない」
  • バッテリ駆動:「何もしない」(またはお好みで「スリープ状態」のまま)

手順4:変更を保存

「変更の保存」ボタンをクリックします。

これで、ノートPCの蓋を閉じても、ゲームが中断されることはありません。


スリープ設定が効かない場合の対処法

「設定を変更したのに、まだスリープしてしまう!」という場合は、以下の原因が考えられます。

原因1:タスクスケジューラで自動スリープが設定されている

Windowsには、「タスクスケジューラ」という機能があり、特定の時間に自動的にスリープさせる設定が入っていることがあります。

確認方法:

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「コンピューターの管理」を選択
  3. 「タスクスケジューラ」をクリック
  4. 「タスクスケジューラライブラリ」を確認
  5. スリープに関するタスクがあれば、無効にする

原因2:ゲームパッドが認識されていない

先ほども触れましたが、コントローラーの操作が「アクティブな操作」として認識されない場合があります。

対処法:

  • Xboxコントローラーなど、公式ドライバがあるものを使う
  • 時々マウスやキーボードに触れて、スリープを防ぐ
  • 後述する「スリープ防止ツール」を使う

原因3:グラフィックボードの省電力機能

NVIDIAやAMDのグラフィックボードには、独自の省電力機能があります。

NVIDIA GeForce Experienceの設定:

  1. GeForce Experienceアプリを開く
  2. 設定(歯車アイコン)をクリック
  3. 「バッテリーブースト」や「Whisper Mode」がオンになっていたらオフにする

AMD Radeon設定:

  1. Radeon Softwareを開く
  2. 省電力関連の設定を確認し、必要に応じてオフにする

原因4:Windows Updateで設定がリセットされた

大型のWindows Updateの後、電源設定が初期化されることがあります。

対処法:

アップデート後は、もう一度スリープ設定を確認しましょう。

原因5:メーカー製PCの独自ユーティリティ

Dell、HP、Lenovo、ASUSなどのメーカー製PCには、独自の電源管理ソフトが入っていることがあります。

確認方法:

スタートメニューから、メーカー名のついたアプリ(例:「ASUS Battery Health Charging」など)を探して、省電力設定を確認します。

原因6:熱暴走によるシャットダウン

実は「スリープ」ではなく、「熱暴走」が原因で勝手にシャットダウンしている可能性もあります。

確認方法:

  • パソコンが熱くなっていないか確認
  • ファンの音が異常に大きくないか確認
  • 温度監視ソフト(HWMonitorなど)で温度をチェック

対処法:

  • パソコンの通風孔(空気の出入り口)を掃除する
  • 冷却台(クーリングパッド)を使う
  • ゲームの画質設定を下げる

【便利ツール】スリープを防ぐフリーソフト

「設定を変更するのが面倒」「一時的にスリープを防ぎたい」という場合は、専用のツールを使うのも手です。

1. Microsoft PowerToys Awake(無料・公式)

MicrosoftがWindows向けに提供している公式ツール集「PowerToys」の中に、「Awake」という機能があります。

特徴:

  • Microsoft公式なので安心
  • スリープを一時的に無効にできる
  • 時間指定で自動的に元に戻せる
  • 無料で使える

使い方:

  1. Microsoftの公式サイトからPowerToysをダウンロード
  2. インストールする
  3. PowerToysを起動して「Awake」タブを開く
  4. 「Awakeを有効にする」をオンにする
  5. モードを選択:
  • 「無期限で起動状態を維持」
  • 「一定時間起動状態を維持」(時間を指定)

システムトレイ(画面右下)にアイコンが表示されるので、そこから簡単にオン・オフを切り替えられます。

注意点:

  • ロック画面(Windowsキー + L)を表示すると、Awakeは機能しなくなります
  • あくまで一時的な使用を想定しているので、ずっとつけっぱなしにするより、電源設定を変更する方がおすすめ

2. Insomnia(無料)

シンプルで軽量なスリープ防止ツールです。

特徴:

  • 起動するだけで使える
  • インストール不要
  • ウィンドウを開いている間だけ有効
  • 完全無料

使い方:

  1. 公式サイトからダウンロード
  2. 実行ファイルをダブルクリック
  3. 「This computer can not go to sleep while this window is open」というメッセージが表示される
  4. ウィンドウを最小化しておけばOK
  5. 終了したいときはウィンドウを閉じる

デメリット:

画面のオフまでは防げないので、画面も消したくない場合は他のツールを使いましょう。

3. Don’t Sleep(無料)

より多機能なスリープ防止ツールです。

特徴:

  • スリープだけでなく、シャットダウンや再起動も防げる
  • 画面のオフも防げる
  • タイマー機能付き
  • ポータブル版あり(インストール不要)

使い方:

  1. 公式サイトからダウンロード
  2. 起動する
  3. 「Please Don’t Sleep」にチェックを入れる
  4. 必要に応じて他のオプションもチェック:
  • Block Standby(スタンバイをブロック)
  • Block Hibernate(休止状態をブロック)
  • Block Turn Off Monitor(モニターオフをブロック)
  • Block Shutdown(シャットダウンをブロック)

メリット:

日本語にも対応していて、初心者でも使いやすいです。

4. Caffeine(無料)

マウスカーソルを定期的に動かすことで、スリープを防ぐツールです。

特徴:

  • 非常にシンプル
  • システムトレイに常駐
  • クリックするだけでオン・オフ
  • マウスを少しだけ動かすので、画面も消えない

使い方:

  1. ダウンロードしてインストール
  2. システムトレイ(タスクバーの右端)のコーヒーカップアイコンをクリック
  3. アイコンが「満杯のカップ」になれば有効

もう一度クリックすると、「空のカップ」になって無効になります。


ゲーム中にスリープさせない設定の注意点

スリープを無効にすることには、いくつか注意すべき点があります。

1. 電気代が上がる

パソコンをつけっぱなしにすると、当然電気代がかかります。

電気代の目安:

  • デスクトップPC(通常):1時間あたり約5〜15円
  • ゲーミングPC(高性能):1時間あたり約15〜30円
  • ノートPC:1時間あたり約2〜5円

1日8時間ゲームをプレイした場合、月に数千円の電気代がかかることもあります。

2. パソコンの寿命が短くなる可能性

ずっと動かし続けると、パーツの劣化が早まる可能性があります。

特に以下の部品に影響があります:

  • ファン(冷却装置)
  • ハードディスク(HDDの場合)
  • 電源ユニット
  • 液晶画面

適度に休ませることも大切です。

3. セキュリティリスク

スリープせずに席を離れると、他の人に勝手にパソコンを操作されるリスクがあります。

対策:

  • 席を離れるときは、手動でロック(Windowsキー + L)をかける
  • スクリーンセーバーにパスワード保護をかける
  • ゲーム中だけスリープを無効にして、普段は有効にしておく

4. 熱の問題

長時間動かし続けると、パソコン内部に熱がこもります。

対策:

  • 部屋の温度を適度に保つ
  • パソコンの周りに物を置かない
  • 定期的に掃除する
  • 冷却台を使う(ノートPCの場合)

5. 環境への影響

電力消費が増えると、二酸化炭素の排出も増えます。

できるだけ、本当に必要なときだけスリープを無効にするようにしましょう。


ゲームごとの対処法

ゲームの種類によって、最適な対処法が異なります。

オンラインゲーム・MMORPGの場合

オンラインゲームでは、接続が切れると困りますよね。

おすすめ設定:

  • スリープを完全に「なし」にする
  • または、スリープ時間を「4〜5時間」など長めに設定
  • ゲーム側の「自動ログアウト防止」機能も確認

放置系ゲーム・クリッカーゲームの場合

プレイヤーが操作しなくても進むゲームは、特にスリープ対策が重要です。

おすすめ設定:

  • スリープを「なし」にする
  • または、Insomniaなどの簡単なツールを使う
  • 長時間放置する場合は、発熱に注意

Steamなどのゲームダウンロード中

大容量のゲームをダウンロードするときも、スリープは邪魔です。

おすすめ設定:

  • ダウンロード中だけPowerToys Awakeを使う
  • ダウンロード完了後に自動でシャットダウンする設定を使う
  • または、スリープを「4時間」など長めに設定して、ダウンロード完了を待つ

Steamの設定:

Steamには「ダウンロード完了後にシャットダウン」という機能があります。

  1. Steamを開く
  2. 左上の「Steam」メニュー→「設定」
  3. 「ダウンロード」タブを開く
  4. 「すべてのダウンロードが完了したらコンピューターをシャットダウンする」にチェック

ムービーが長いゲームの場合

RPGやアドベンチャーゲームなど、長いムービーシーンがあるゲームの場合。

おすすめ設定:

  • ムービー中だけマウスを少し動かす
  • スリープ時間を「30分」など、ムービーより長めに設定
  • または、スリープを「なし」にしておく

よくある質問(FAQ)

Q1. ゲーム中だけスリープを無効にできますか?

A. PowerToys Awakeのような一時的なツールを使うか、ゲームを起動する前に手動でスリープ設定を変更する方法があります。完全に自動化したい場合は、プログラミングの知識が必要になります。

Q2. バッテリー駆動時もスリープを無効にして大丈夫?

A. ノートPCでバッテリー駆動時にスリープを無効にすると、バッテリーがすぐに切れてしまいます。充電しながらゲームをプレイするか、バッテリー駆動時はスリープを有効にしておくことをおすすめします。

Q3. スリープ設定を戻すのを忘れそうです

A. PowerToys Awakeなら、時間指定で自動的に元に戻せます。また、システムトレイにアイコンが表示されるので、忘れにくくなっています。

Q4. 勝手にスリープするのがゲームの問題か、Windowsの問題か分かりません

A. まず、ゲーム以外のソフト(動画プレイヤーなど)を長時間動かして、スリープするか確認してみましょう。それでもスリープするなら、Windows側の設定に問題がある可能性が高いです。

Q5. スリープではなく画面だけ消したい場合は?

A. Windows設定で「画面」だけを「なし」にして、「スリープ」は時間を設定しておけば、画面は消えるけどパソコンは動き続ける状態になります。

Q6. コントローラーでプレイしているとスリープしやすい気がします

A. その通りです。コントローラーの入力が「アクティブな操作」として認識されない場合があります。時々マウスに触れるか、スリープ防止ツールを使いましょう。


まとめ

Windowsのゲーム中にスリープさせない方法について、重要なポイントをおさらいしましょう。

スリープとは

  • パソコンを省電力状態にする機能
  • 電気代節約のために自動的に発動する
  • ゲーム中は邪魔になることが多い

スリープしやすい状況

  • ムービーシーンを見ているとき
  • 放置系ゲームをプレイ中
  • コントローラーで操作しているとき
  • ゲームのダウンロード中

基本的な設定方法

  1. Windows設定アプリを開く
  2. 「システム」→「電源とバッテリー」(または「電源とスリープ」)
  3. 画面とスリープを「なし」に設定

詳細な設定方法

  1. コントロールパネルを開く
  2. 「電源オプション」を開く
  3. 「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」
  4. スリープとディスプレイを「0」に設定

ノートPC特有の設定

  • カバーを閉じたときの動作を「何もしない」に変更
  • バッテリー駆動時の設定に注意

便利なツール

  • PowerToys Awake(Microsoft公式、無料)
  • Insomnia(シンプル、無料)
  • Don’t Sleep(多機能、無料)
  • Caffeine(マウス操作型、無料)

注意点

  • 電気代が上がる
  • パソコンの寿命への影響
  • セキュリティリスク
  • 発熱の問題
  • 環境への配慮

設定が効かない場合

  • タスクスケジューラを確認
  • グラフィックボードの設定を確認
  • メーカー製ユーティリティを確認
  • 熱暴走の可能性をチェック

ゲーム別の対策

  • オンラインゲーム:スリープを完全に無効化
  • 放置系ゲーム:ツールを活用
  • ダウンロード中:時間指定でスリープ防止
  • ムービーが長いゲーム:スリープ時間を長めに設定

ゲームの種類や自分のプレイスタイルに合わせて、最適な方法を選んでください。

一時的にスリープを防ぎたい場合はツールを使い、長期的に使う場合はWindows設定を変更するのがおすすめです。

また、ゲームをプレイしないときは、節電のためにスリープ設定を元に戻すことも忘れずに。

これで、ゲーム中にスリープして困ることはなくなります。快適なゲームライフを楽しんでください!

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