楽しみにしていたゲームを予約購入したけど、発売が延期されてしまった。または、発売前の情報を見て「思っていたのと違う…」と感じることってありますよね。
そんなとき、Steamなら予約購入のキャンセルが可能なんです。しかも、手続きはとても簡単。数分で完了します。
この記事では、Steamで予約購入したゲームをキャンセルする方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。返金条件や注意点もしっかり押さえているので、安心してキャンセル手続きができますよ。
Steamの予約購入キャンセルの基本ルール

まずは、Steamの予約購入(プリオーダー)に関する返金ルールを確認しましょう。
発売前ならいつでもキャンセル可能
重要なポイント:予約購入したゲームは、発売日前ならいつでもキャンセルして全額返金してもらえます。
これがSteamの予約購入における最大のメリット。購入から何か月経っていても、ゲームがまだ発売されていなければ、理由を問わずキャンセルできるんです。
例えば:
- 6か月前に予約購入したゲームでもキャンセルOK
- 発売日が延期されても、新しい発売日前ならキャンセルOK
- 「やっぱり必要ないかも」という理由でもキャンセルOK
発売後は通常の返金ルールが適用される
ゲームが発売された後は、通常の返金条件が適用されます。
通常の返金条件:
- 購入から14日以内であること
- プレイ時間が2時間未満であること
この2つの条件を両方満たしていれば、発売後でも返金可能です。
「予約購入」と「プリパーチャス」の違い
Steamでは、厳密には「予約購入(プリオーダー)」ではなく「プリパーチャス(事前購入)」という呼び方をしています。
プリパーチャスとは、発売前にお金を支払ってゲームを購入すること。予約と同時に代金を支払う形式です。
日本では「予約購入」という言葉が一般的なので、この記事では分かりやすく「予約購入」と表現していますが、Steamの公式ヘルプを見る際は「プリパーチャス」という言葉が使われていることを覚えておきましょう。
予約購入をキャンセルする手順【図解付き】
それでは、実際に予約購入をキャンセルする手順を見ていきましょう。非常に簡単なので、PCに詳しくない方でも大丈夫です。
方法1:Steamサポートページから手続き
最も一般的で確実な方法です。
手順:
- Steamクライアントを開く
デスクトップのSteamアプリを起動します。 - ヘルプメニューにアクセス
画面左上の「ヘルプ」→「Steamサポート」をクリック。 - 購入履歴を表示
「購入」という項目をクリックすると、過去の購入履歴が表示されます。 - キャンセルしたいゲームを選択
返金したいゲームをリストから見つけてクリックします。
最近購入したゲームは「最近の製品」に表示されるので見つけやすいですよ。 - 問題の種類を選択
「間違えて購入しました」「予想と違いました」など、該当する理由を選びます。
(理由は何を選んでも返金には影響しません) - 「返金をリクエストする」をクリック
画面に表示される「返金をリクエストする」ボタンをクリック。 - 返金先を選択
- Steamウォレットへの返金
- 元の支払い方法への返金(クレジットカードなど) どちらかを選びます。
- 返金理由を選択して送信
最後にもう一度、返金理由を選択し、必要であればコメントを入力。
「リクエスト送信」をクリックして完了です。
これで手続きは終わりです。簡単ですよね。
方法2:アカウント詳細ページから手続き
こちらの方法も覚えておくと便利です。
手順:
- Steamクライアント右上の「アカウント名」をクリック
- 「アカウント詳細」を選択
- 「ストアでの取引」をクリック
- キャンセルしたいゲームの下にある「アイテムを返金」をクリック
- 画面の指示に従って手続き
こちらの方法は、より直接的に購入履歴にアクセスできるので、慣れている方はこちらが早いかもしれません。
返金されるまでの時間と返金先
キャンセル手続きをした後、気になるのは「いつ返金されるの?」ということですよね。
返金承認までの時間
通常、返金リクエストが承認されるまでには、数時間~1日程度かかります。
実際の事例では:
- 早ければ40分~1時間で承認される
- 混雑時は24時間程度かかることもある
- 週末や休日は少し時間がかかる傾向
承認されると、Steamに登録しているメールアドレスに通知が届きます。
返金が完了するまでの期間
返金リクエストが承認されてから、実際にお金が返ってくるまでの期間は以下の通りです。
Steamウォレットへの返金:
- 承認後、すぐにウォレットに反映
- ただし、「Pending(保留中)」として表示されることがある
- 12~48時間で通常のクレジットとして使用可能になる
元の支払い方法への返金:
- クレジットカード:3~7日程度
- デビットカード:3~7日程度
- PayPal:3~5日程度
返金先の処理状況によっては、さらに時間がかかる場合もあります。
返金先の選択肢
返金先は、元々の支払い方法によって選択肢が変わります。
元の支払い方法に返金できる場合:
- クレジットカード
- デビットカード
- PayPal
Steamウォレットのみに返金される場合:
- コンビニ払い
- 銀行振込
- ペイジー
- WebMoney
- Steamプリペイドカード
- nanacoギフト
- キオスク決済
プリペイド式の支払い方法は、元の方法への返金ができないため、必然的にSteamウォレットへの返金となります。
ベータテストやアーリーアクセスをプレイした場合の注意点

予約購入特典として、発売前にベータテストやアーリーアクセスができる場合があります。この場合の返金ルールには注意が必要です。
ベータテストのプレイ時間
基本的に、ベータテストのプレイ時間は2時間制限にカウントされません。
例えば:
- ベータテストを3時間プレイ
- 正式版は未プレイ
- 発売前にキャンセル → 返金OK
ただし、自動返金システムでは正しく判定されないことがあります。その場合は、サポートに直接問い合わせることで対応してもらえる可能性が高いです。
アーリーアクセスのプレイ時間
アーリーアクセス(正式発売の数日前から遊べる特典)のプレイ時間は、2時間制限にカウントされます。
例えば:
- アーリーアクセスで2時間プレイ
- 発売前にキャンセルしようとしても、自動では承認されない可能性
- サポートに問い合わせれば対応してもらえることも
正式発売前であっても、プレイ可能な状態のゲームは「使用した」とみなされるため注意が必要です。
自動承認されない場合の対処法
自動返金システムで承認されなかった場合は、手動でサポートに問い合わせましょう。
手動問い合わせの手順:
- Steamサポートページにアクセス
- 該当のゲームを選択
- 「この製品について質問があります」を選択
- 状況を説明するメッセージを記入
- 送信
「発売前に予約購入し、ベータテストのみプレイしました。発売前なので返金をお願いします」といった内容を簡潔に説明すれば、対応してもらえるケースが多いです。
予約購入の返金でよくある質問
Q1. 予約購入から数か月経っていてもキャンセルできる?
A. はい、発売日前ならいつでもキャンセル可能です。
予約購入から6か月経っていても、1年経っていても、ゲームが発売されていなければ全額返金してもらえます。これがSteamの予約購入の大きなメリットですね。
Q2. 発売日が延期された場合は?
A. 新しい発売日前ならキャンセルできます。
発売日が延期されても、新しい発売日の前日までなら問題なくキャンセル可能です。
Q3. 予約特典を受け取った後でもキャンセルできる?
A. ケースバイケースです。
単なる予約特典(壁紙、サウンドトラックなど)なら、通常はキャンセルできます。ただし、以下の場合は返金できない可能性があります。
- 別のゲームが付いてくる場合(そのゲームを起動すると返金不可)
- DLCが含まれている場合(使用すると返金不可)
- ゲーム内アイテムが付属し、それを使用した場合
購入前に、返金条件を確認しておくと安心です。
Q4. 返金理由は何を選べばいい?
A. どの理由を選んでも返金には影響しません。
「間違えて購入した」「予想と違った」「技術的な問題」など、いくつかの選択肢がありますが、どれを選んでも返金の可否には関係ありません。正直に該当する理由を選びましょう。
Q5. 返金をキャンセルしたい場合は?
A. 返金リクエストが承認される前なら、サポートに連絡すればキャンセルできる可能性があります。
ただし、返金処理が進んでしまうと取り消せないこともあります。誤って返金リクエストを送ってしまった場合は、すぐにサポートに連絡しましょう。
Q6. 何度も返金を繰り返すとどうなる?
A. 返金機能の悪用とみなされる可能性があります。
Steamの返金システムは非常に寛容ですが、明らかに悪用している場合(ゲームをクリアしてから返金する、を繰り返すなど)は、返金を承認してもらえなくなる可能性があります。
常識的な範囲での利用を心がけましょう。
Q7. 発売後14日以上経ってからでも返金できる?
A. 原則としてはできませんが、特別な事情がある場合は例外もあります。
購入から14日以上経過していても、以下のような場合は返金が認められることもあります。
- 技術的な問題でゲームが動かない
- 商品説明と実際の内容が大きく異なる
- その他、正当な理由がある場合
ダメ元でサポートに問い合わせてみる価値はあります。
予約購入のキャンセルができない場合の対処法
通常は簡単にキャンセルできるのですが、まれにうまくいかないケースもあります。
自動返金システムで承認されない場合
自動返金システムでリクエストが却下された場合、以下の方法を試してみてください。
1. 購入日と発売日を確認する
予約購入から14日以上経過していると、自動システムが誤って「通常の返金条件(購入から14日以内)」を適用してしまうことがあります。
この場合、手動でサポートに連絡すれば対応してもらえます。
2. 手動チケットを作成する
Steamサポートページで、手動で問い合わせチケットを作成しましょう。
手順:
- Steamサポートにアクセス
- 該当ゲームを選択
- 「この製品について質問があります」を選択
- 詳細を説明して送信
説明文の例:
「こちらのゲームを○月○日に予約購入しましたが、発売日は○月○日です。発売前のため返金をお願いしたいのですが、自動システムで承認されませんでした。ご確認をお願いいたします。」
エラーメッセージが表示される場合
返金リクエストを送信しようとするとエラーが出る場合は、以下を確認してください。
考えられる原因:
- Steamのサーバーが混雑している
- 一時的なシステムエラー
- ブラウザのキャッシュの問題
対処法:
- 時間を置いて再度試す
- ブラウザのキャッシュをクリアする
- 別のブラウザで試す
- Steamクライアントを再起動する
それでも解決しない場合は、サポートに直接問い合わせましょう。
予約購入前に知っておきたいポイント
最後に、予約購入する前に知っておくと便利なポイントをまとめました。
Steamクラウド対応ゲームを選ぶ
Steamクラウド対応のゲームなら、セーブデータがクラウド上に保存されます。万が一、返金してから「やっぱりもう一度買いたい」となった場合でも、セーブデータが残っているので続きから遊べますよ。
予約特典の内容を確認
予約購入には魅力的な特典が付いていることが多いですが、特典の内容によっては返金できなくなる可能性があります。
返金できなくなる可能性がある特典:
- 別のゲームが含まれるバンドル
- 使用すると消費されるゲーム内アイテム
- DLCを含むパッケージ
購入前に、特典の内容と返金条件をよく確認しましょう。
レビューや評判をチェック
発売前でも、ベータテストやメディア先行レビューが公開されていることがあります。予約購入する前に、できるだけ多くの情報を集めておくと、後悔を減らせますよ。
- Steamのフォーラムをチェック
- YouTubeでゲームプレイ動画を見る
- ゲームメディアのプレビュー記事を読む
ウィッシュリストを活用
すぐに予約購入するのではなく、まずウィッシュリストに追加しておくのもおすすめです。
ウィッシュリストに追加しておくと:
- 発売日が近づくと通知が来る
- セール情報を受け取れる
- じっくり考える時間ができる
予約特典が魅力的でなければ、発売後のレビューを見てから購入しても遅くありません。
まとめ:Steamの予約購入キャンセルは簡単で安心
Steamの予約購入キャンセルについて、詳しく解説してきました。
重要ポイントのおさらい:
- 発売前ならいつでもキャンセル可能
予約購入から何か月経っていても、発売日前なら全額返金してもらえます。 - キャンセル手順は簡単
Steamサポートページから、数クリックで完了。英語も不要です。 - 返金は数時間~1日で承認される
実際にお金が返ってくるまでは、返金先によって3~7日程度。 - ベータテストのプレイ時間は通常カウントされない
発売前のベータテストは、基本的に2時間制限の対象外です。 - 自動で承認されない場合は手動で問い合わせ
サポートに連絡すれば、ほとんどの場合対応してもらえます。
Steamの返金システムは非常に良心的で、ユーザーフレンドリーです。「予約購入したけど、やっぱりキャンセルしたい」というときも、安心して手続きできますね。
ただし、返金制度を悪用するのは絶対にやめましょう。常識的な範囲で利用することで、今後もこの便利なシステムが維持されていきます。
気になるゲームがあれば、安心して予約購入してみてはいかがでしょうか。万が一のときは、この記事を参考にキャンセル手続きをしてくださいね!

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