Outlookのキーボードショートカット一覧|作業効率が劇的に上がる必須テクニック

プログラミング・IT

「毎日大量のメールを処理していると、もっと早く作業できないかな…」と思ったことはありませんか?

Outlookには、マウスを使わずにキーボードだけでメール送信や予定表操作ができるキーボードショートカットという便利な機能があります。

この記事では、Outlookで使える200以上のショートカットの中から、実際の業務で本当に役立つものを厳選してカテゴリ別に紹介します。

ショートカットを覚えれば、メール処理の時間を大幅に短縮できますよ!

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  1. キーボードショートカットとは
    1. 基本的な仕組み
    2. なぜショートカットが便利なの?
  2. ショートカットの表記について
  3. 【基本操作】よく使うショートカット
    1. 新規作成系
    2. コピー・貼り付け・削除
    3. 送信・保存
  4. 【メール操作】受信トレイで使うショートカット
    1. メールの開閉・移動
    2. 返信・転送
    3. メールの管理
  5. 【ナビゲーション】画面切り替えショートカット
    1. 主要画面への切り替え
    2. 検索とフィルター
    3. フォルダ・ペインの操作
  6. 【文字編集】メール作成で使うショートカット
    1. 基本の書式設定
    2. テキスト操作
    3. フォント・サイズ
  7. 【予定表】カレンダー操作のショートカット
    1. 表示の切り替え
    2. 予定の操作
  8. 【連絡先】People(連絡先)のショートカット
  9. 【印刷・その他】便利なショートカット
    1. 印刷・ヘルプ
    2. ウィンドウ操作
    3. アイテムの分類
  10. 【応用テクニック】さらに効率を上げる活用法
    1. クイックステップ機能と組み合わせる
    2. ショートカットを組み合わせて使う
    3. よく使うショートカットから覚える
  11. ショートカットが動作しないときの対処法
    1. 対処法1:ショートカット機能が有効か確認
    2. 対処法2:他のアプリとキーの競合を確認
    3. 対処法3:Outlookのバージョンを確認
  12. よくある質問
    1. Q1:ショートカットをカスタマイズできる?
    2. Q2:Mac版Outlookでもショートカットは使える?
    3. Q3:ショートカットを覚えるコツは?
    4. Q4:ショートカット一覧を印刷できる?
    5. Q5:新しいOutlookと従来のOutlookでショートカットは違う?
  13. まとめ

キーボードショートカットとは

基本的な仕組み

キーボードショートカットとは、キーボードの特定のキーを組み合わせて押すことで、マウス操作なしに様々な機能を実行できる機能です。

例えば「Ctrl + N」キーを押すだけで、新しいメールを作成できます。

なぜショートカットが便利なの?

作業時間の短縮
マウスでクリックする代わりにキーを押すだけなので、1回の操作は数秒の節約でも、1日に何十回も繰り返すと大きな時短になります。

作業の流れが途切れない
キーボードから手を離してマウスを操作する必要がないため、メール作成や返信の流れがスムーズになるんですね。

疲労軽減
マウスの繰り返し操作による手首や肩の疲労を軽減できます。長時間の作業でも体への負担が少なくなるのは嬉しいポイントです。

ショートカットの表記について

この記事では、以下のように表記します。

同時に押す場合
「Ctrl + N」→CtrlキーとNキーを同時に押す

順番に押す場合
「Ctrl + 1, 2」→Ctrlキーと1を押してから、2を押す

3つ以上のキーの組み合わせ
「Ctrl + Shift + M」→Ctrl、Shift、Mの3つを同時に押す

【基本操作】よく使うショートカット

まずは、Outlookで最もよく使う基本的なショートカットから紹介します。

新規作成系

ショートカット機能
Ctrl + N新しいメール作成(メール画面)/ 新しい予定作成(予定表画面)
Ctrl + Shift + Mどの画面からでも新しいメールを作成
Ctrl + Shift + A新しい予定を作成
Ctrl + Shift + Q新しい会議出席依頼を作成
Ctrl + Shift + C新しい連絡先を作成
Ctrl + Shift + K新しいタスクを作成

特に「Ctrl + N」は最重要ショートカットです。メール画面では新規メール、予定表画面では新規予定が作成されます。

コピー・貼り付け・削除

ショートカット機能
Ctrl + Cコピー
Ctrl + V貼り付け
Ctrl + X切り取り
Delete削除(ごみ箱へ移動)
Shift + Delete完全に削除(復元不可)
Ctrl + Z元に戻す

これらはWindowsの標準ショートカットなので、すでに使っている方も多いでしょう。

送信・保存

ショートカット機能
Ctrl + Enterメールを送信
Ctrl + S下書き保存
F12名前を付けて保存

「Ctrl + Enter」でメール送信は、メール作成の最後に必ず使うショートカットなので、真っ先に覚えましょう!

【メール操作】受信トレイで使うショートカット

受信トレイでメールを管理するときに便利なショートカットです。

メールの開閉・移動

ショートカット機能
Enter選択したメールを開く
Esc開いているウィンドウを閉じる
↑ / ↓上下のメールに移動
Ctrl + .次の未読メールに移動
Ctrl + ,前の未読メールに移動
Shift + Enterメールを新しいウィンドウで開く

「Enter」でメールを開き、内容を確認したら「Esc」で閉じる。この2つだけでメール確認がとてもスムーズになります。

返信・転送

ショートカット機能
Ctrl + R返信
Ctrl + Shift + R全員に返信
Ctrl + F転送
Alt + Sメール作成画面で送信(送信ボタンのクリック)

メールを開いた状態で「Ctrl + R」を押せば、すぐに返信画面が立ち上がります。

メールの管理

ショートカット機能
Ctrl + Q既読にする
Ctrl + U未読にする
Insertフラグを設定 / 解除
Ctrl + Shift + Vメールをフォルダに移動
Ctrl + Shift + Gフラグの設定

大量のメールを一気に既読にしたいときは、該当メールを選択して「Ctrl + Q」を連打すると効率的です。

【ナビゲーション】画面切り替えショートカット

Outlookの各機能を素早く切り替えるショートカットです。

主要画面への切り替え

ショートカット機能
Ctrl + 1メール画面
Ctrl + 2予定表画面
Ctrl + 3連絡先(People)画面
Ctrl + 4タスク画面
Ctrl + 5メモ画面

この数字キーの並びは絶対に覚えておきたいショートカットです。メールから予定表に移動したいときは「Ctrl + 2」を押すだけ。とても便利ですね!

検索とフィルター

ショートカット機能
Ctrl + E検索ボックスにカーソルを移動
F3検索ボックスにカーソルを移動
Ctrl + Shift + F高度な検索
Esc検索を終了

メールを探したいときは「Ctrl + E」で検索ボックスに移動し、キーワードを入力して検索できます。

フォルダ・ペインの操作

ショートカット機能
Ctrl + Y別のフォルダに移動
Ctrl + 6フォルダリストに移動
F6ペイン間を移動(ナビゲーション→メール一覧→閲覧ウィンドウ)

「F6」キーで、左側のフォルダ一覧、中央のメール一覧、右側の閲覧ウィンドウを順番に移動できます。

【文字編集】メール作成で使うショートカット

メール本文を書くときに使える書式設定のショートカットです。

基本の書式設定

ショートカット機能
Ctrl + B太字
Ctrl + I斜体
Ctrl + U下線
Ctrl + Shift + K文字を小文字にする
Ctrl + Shift + L箇条書き

重要な部分を強調したいときは「Ctrl + B」で太字にするのが効果的です。

テキスト操作

ショートカット機能
Ctrl + Aすべて選択
Ctrl + Kハイパーリンクを挿入
Ctrl + Shift + C書式のコピー
Ctrl + Shift + V書式のみ貼り付け
Shift + F3大文字・小文字の切り替え

「Ctrl + K」でURLをハイパーリンクにできるので、リンクを送るときに便利ですよ。

フォント・サイズ

ショートカット機能
Ctrl + Shift + >フォントサイズを大きく
Ctrl + Shift + <フォントサイズを小さく
Ctrl + ]フォントサイズを1ポイント大きく
Ctrl + [フォントサイズを1ポイント小さく

プレゼン資料をメールで送るときなど、見やすいサイズに調整できます。

【予定表】カレンダー操作のショートカット

予定表(カレンダー)画面で使えるショートカットです。

表示の切り替え

ショートカット機能
Ctrl + Alt + 1日表示
Ctrl + Alt + 2週表示(稼働日)
Ctrl + Alt + 3週表示(全日)
Ctrl + Alt + 4月表示
Alt + –前の日/週/月に移動
Alt + =次の日/週/月に移動

週表示で予定を確認したいときは「Ctrl + Alt + 2」が便利です。

予定の操作

ショートカット機能
Ctrl + G指定した日付に移動
Alt + Home今日に移動
Ctrl + T今日に移動
Ctrl + N新しい予定を作成(予定表画面で)

「Alt + Home」で今日の予定に一発で戻れるのは、とても使いやすい機能ですね。

【連絡先】People(連絡先)のショートカット

連絡先管理で使えるショートカットです。

ショートカット機能
Ctrl + Shift + Bアドレス帳を開く
Ctrl + Shift + L連絡先グループを作成
F11次の連絡先を表示
Shift + F11前の連絡先を表示

「Ctrl + Shift + B」でアドレス帳がすぐに開けるので、宛先を選ぶときに便利です。

【印刷・その他】便利なショートカット

その他の便利なショートカットをまとめました。

印刷・ヘルプ

ショートカット機能
Ctrl + P印刷
F1ヘルプを開く
Shift + ?すべてのショートカットを表示(新しいOutlook)

メールや予定表を印刷したいときは「Ctrl + P」が定番です。

ウィンドウ操作

ショートカット機能
Alt + F4Outlookを終了
Ctrl + Wウィンドウを閉じる
F5送受信(全フォルダ)
Shift + F9現在のフォルダを送受信

「F5」キーで手動送受信ができるので、すぐに新着メールをチェックしたいときに使えます。

アイテムの分類

ショートカット機能
Ctrl + Shift + 1~9分類項目を設定(1~9番目)

色分けでメールやタスクを管理している方には便利な機能です。

【応用テクニック】さらに効率を上げる活用法

クイックステップ機能と組み合わせる

Outlookには「クイックステップ」という、複数の操作をまとめて実行できる機能があります。

クイックステップの設定方法

  1. ホームタブの「クイックステップ」をクリック
  2. 「新しいクイックステップ」→「カスタム」を選択
  3. 実行したいアクションを設定
  4. ショートカットキーを割り当てる(Ctrl + Shift + 1~9)

例えば、「既読にしてフォルダに移動」という一連の操作を、1つのショートカットで実行できるようになります。

ショートカットを組み合わせて使う

単独のショートカットも便利ですが、組み合わせるとさらに効果的です。

例:大量のメールを効率的に処理

  1. 「Ctrl + 1」でメール画面に移動
  2. 「↓」キーでメールを選択
  3. 「Enter」でメールを開く
  4. 「Ctrl + R」で返信を作成
  5. 本文を入力後「Ctrl + Enter」で送信
  6. 「Esc」で元の画面に戻る

マウスを一切使わずに、キーボードだけで一連の作業が完結します!

よく使うショートカットから覚える

200個以上あるショートカットをすべて覚える必要はありません。

優先度が高いショートカット(これだけは覚えよう)

  • Ctrl + N(新規作成)
  • Ctrl + Enter(送信)
  • Ctrl + R(返信)
  • Ctrl + 1(メール画面)
  • Ctrl + 2(予定表画面)
  • Ctrl + E(検索)
  • Enter(開く)
  • Esc(閉じる)

まずはこの8つから始めて、徐々に使えるショートカットを増やしていきましょう。

ショートカットが動作しないときの対処法

対処法1:ショートカット機能が有効か確認

Outlook on the web(Webブラウザ版)では、ショートカットのオン/オフを切り替えられます。

確認方法

  1. 設定(歯車アイコン)を開く
  2. 「すべての設定を表示」をクリック
  3. 「全般」→「キーボードショートカット」を確認
  4. オンになっているか確認

オフになっている場合は、オンに切り替えましょう。

対処法2:他のアプリとキーの競合を確認

他のソフトウェアが同じショートカットキーを使っている場合、正常に動作しないことがあります。

一時的に他のアプリを終了して、Outlookのショートカットが動くか試してみてください。

対処法3:Outlookのバージョンを確認

Outlookのバージョンによって、使えるショートカットが異なります。

「ファイル」→「Officeアカウント」→「Outlookのバージョン情報」で確認できます。古いバージョンの場合、最新版にアップデートすることで使えるショートカットが増えることもあります。

よくある質問

Q1:ショートカットをカスタマイズできる?

一部のショートカットは変更できます。

「ファイル」→「オプション」→「クイックアクセスツールバーのカスタマイズ」から、よく使う機能をツールバーに追加し、独自のショートカットを設定することが可能です。

Q2:Mac版Outlookでもショートカットは使える?

はい、Mac版にも多くのショートカットがあります。

ただし、Windowsの「Ctrl」キーが、Macでは「Command(⌘)」キーになるなど、一部キーの組み合わせが異なります。

Q3:ショートカットを覚えるコツは?

毎日の作業で頻繁に使う操作から覚えましょう。

最初は「新規作成」「送信」「返信」など、使用頻度の高い5〜10個に絞って練習するのがおすすめです。1週間も使えば自然に指が覚えますよ。

Q4:ショートカット一覧を印刷できる?

Microsoft公式サイトからPDF版のショートカット一覧をダウンロードできます。

印刷してデスク周りに貼っておくと、すぐに確認できて便利です。

Q5:新しいOutlookと従来のOutlookでショートカットは違う?

ほとんどは同じですが、一部に違いがあります。

新しいOutlookでは「Shift + ?」でショートカット一覧を表示できるので、実際に確認してみるのが確実です。

まとめ

Outlookのキーボードショートカットを使いこなせば、メール処理や予定管理が驚くほど効率化されます。

この記事のポイント

  • キーボードショートカットでマウス操作を大幅に削減
  • 基本操作は「Ctrl + N」「Ctrl + Enter」「Ctrl + R」から
  • 画面切り替えは「Ctrl + 1〜5」で一瞬
  • 検索は「Ctrl + E」、送受信は「F5」
  • まずは使用頻度の高い5〜10個から覚える
  • クイックステップと組み合わせるとさらに効率的

すべてのショートカットを一度に覚える必要はありません。毎日の作業で「これ、よく使うな」という操作から少しずつショートカット化していきましょう。

1つのショートカットで数秒の時短でも、1日に何十回も使えば数分、1年では数時間もの時間を節約できます。

この記事を参考に、ぜひOutlookのショートカットを活用して、作業効率をアップさせてくださいね!

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