iPadとWindowsでデータ転送する方法!写真・動画・ファイルを簡単に移動

プログラミング・IT

「iPadの写真をWindowsパソコンに保存したい」「パソコンの資料をiPadに送りたい」そんな悩みはありませんか?

iPadとWindows PCの間でデータを転送する方法はいくつかあります。USBケーブルで直接つなぐ方法、iCloudやGoogleドライブなどのクラウドを使う方法、iTunesを使う方法など、目的やデータの種類によって最適な方法が異なります。

この記事では、iPadとWindowsパソコンの間でデータを転送する方法を、目的別にわかりやすく解説します。写真・動画・PDFなど、それぞれのデータに適した転送方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。


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  1. 転送方法の比較一覧
  2. 【方法1】USBケーブルでiPadの写真・動画をパソコンに転送
    1. 必要なもの
    2. 転送手順
  3. 【方法2】Windowsフォトアプリで写真を取り込む
    1. 転送手順
  4. 【方法3】Appleデバイスアプリを使う(Windows 10/11)
    1. インストール方法
    2. 写真・動画を転送する手順
    3. ファイル共有機能を使う手順
  5. 【方法4】iTunesを使ってファイルを転送する
    1. iTunesのインストール
    2. 事前準備:自動同期をオフにする
    3. iPadからパソコンにファイルを転送する
    4. パソコンからiPadにファイルを転送する
  6. 【方法5】iCloudを使ってワイヤレスで転送
    1. iCloud Driveの設定(iPad側)
    2. Windows用iCloudのインストール
    3. ファイルを転送する方法
    4. iCloud写真を使う
  7. 【方法6】Googleドライブ・Dropboxなどのクラウドストレージを使う
    1. Googleドライブを使う方法
    2. その他のクラウドストレージ
  8. 【方法7】メールやLINEで送る
    1. メールで送る方法
    2. LINEで送る方法
  9. 【方法8】Snapdropでワイヤレス転送(AirDrop代替)
    1. Snapdropの使い方
  10. 目的別おすすめの転送方法
    1. iPadの写真・動画をパソコンに保存したい
    2. パソコンの資料(PDF・Word等)をiPadに送りたい
    3. アプリのデータをバックアップしたい
    4. ケーブルなしで手軽に転送したい
    5. 常に最新の状態を同期したい
  11. よくあるトラブルと対処法
    1. トラブル1:パソコンがiPadを認識しない
    2. トラブル2:「このコンピュータを信頼しますか?」が表示されない
    3. トラブル3:写真フォルダが空で表示される
    4. トラブル4:iTunesでファイル共有が表示されない
  12. よくある質問(Q&A)
    1. Q1:iPadからパソコンに音楽を転送できる?
    2. Q2:パソコンからiPadに写真を送る方法は?
    3. Q3:WindowsでAirDropは使える?
    4. Q4:iCloudの容量が足りない場合は?
    5. Q5:大容量のファイル(動画など)を転送するのに最適な方法は?
    6. Q6:iPadのバックアップ全体をパソコンに保存するには?
  13. まとめ

転送方法の比較一覧

まずは、各転送方法の特徴を比較してみましょう。

方法対応データメリットデメリット
USBケーブル(エクスプローラー)写真・動画シンプル、高速写真・動画のみ
iTunes音楽・動画・ファイル幅広いデータ対応操作がやや複雑
Appleデバイスアプリ写真・動画・ファイル公式アプリで安心Windows 10以降のみ
iCloud写真・ファイル全般自動同期、ワイヤレス無料は5GBまで
Googleドライブ等ファイル全般無料で使いやすいネット環境必要
メール添付小さいファイル手軽容量制限あり

【方法1】USBケーブルでiPadの写真・動画をパソコンに転送

最もシンプルな方法です。USBケーブルでiPadとパソコンをつなぐだけで、写真や動画をコピーできます。

必要なもの

  • iPadとパソコンをつなぐUSBケーブル(Lightning または USB-C)
  • Windows 7以降のパソコン

転送手順

ステップ1:iPadとパソコンを接続する

  1. USBケーブルでiPadとWindowsパソコンを接続
  2. iPadの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたら「信頼」をタップ
  3. iPadのパスコードを入力

ステップ2:エクスプローラーでiPadを開く

  1. パソコンでエクスプローラー(フォルダアイコン)を開く
  2. 左側のメニューから「PC」をクリック
  3. 「Apple iPad」をダブルクリック

ステップ3:写真・動画をコピーする

  1. 「Internal Storage」「DCIM」フォルダを開く
  2. 年月ごとのフォルダが表示される
  3. 転送したい写真・動画を選択
  4. パソコンの任意のフォルダにドラッグ&ドロップでコピー

ポイント:

  • 大量のファイルを探すときは、エクスプローラーの検索窓に「*」(アスタリスク)を入力すると、すべてのファイルが一覧表示されて便利です。
  • この方法で転送できるのは写真と動画のみです。PDFやその他のファイルは別の方法を使います。

【方法2】Windowsフォトアプリで写真を取り込む

Windows 10/11に標準搭載されている「フォト」アプリを使うと、iPadの写真を簡単に取り込めます。

転送手順

  1. USBケーブルでiPadとパソコンを接続
  2. iPadで「信頼」をタップ
  3. Windowsの「フォト」アプリを開く
  4. 右上の「インポート」「接続されているデバイスから」をクリック
  5. 取り込みたい写真を選択
  6. 「選択した項目のインポート」をクリック

写真はピクチャフォルダに保存されます。


【方法3】Appleデバイスアプリを使う(Windows 10/11)

Windows 10以降では、Microsoft Storeから「Appleデバイス」アプリをインストールして使えます。iTunesの代わりに、よりシンプルにファイル転送ができます。

インストール方法

  1. Microsoft Storeを開く
  2. 「Appleデバイス」で検索
  3. 「入手」をクリックしてインストール

写真・動画を転送する手順

  1. USBケーブルでiPadとパソコンを接続
  2. Appleデバイスアプリを起動
  3. iPadが認識されたら、画面の指示に従って操作
  4. 写真・動画を選択してパソコンに保存

ファイル共有機能を使う手順

アプリ内のファイルをパソコンに転送できます。

  1. Appleデバイスアプリでipadを選択
  2. 「ファイル」タブをクリック
  3. 転送したいアプリを選択(Pages、Keynote、GoodNotesなど)
  4. ファイルを選択して「保存」をクリック

【方法4】iTunesを使ってファイルを転送する

iTunesの「ファイル共有」機能を使うと、対応アプリのファイルをパソコンとiPad間で転送できます。

iTunesのインストール

Windows 10/11では、Microsoft StoreまたはApple公式サイトからiTunesをダウンロードできます。

Microsoft Store版: 検索で「iTunes」→「入手」

Apple公式サイト版: https://www.apple.com/jp/itunes/ からダウンロード

事前準備:自動同期をオフにする

iTunesの自動同期がオンになっていると、データが意図せず上書きされる可能性があります。

設定手順:

  1. iTunesを起動
  2. 「編集」「環境設定」をクリック
  3. 「デバイス」タブを選択
  4. 「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」にチェック
  5. 「OK」をクリック

iPadからパソコンにファイルを転送する

  1. USBケーブルでiPadとパソコンを接続
  2. iTunesを起動
  3. 左上のiPadアイコンをクリック
  4. 左メニューの「ファイル共有」をクリック
  5. 転送したいアプリを選択(GoodNotes、Pages、Keynoteなど)
  6. 転送したいファイルを選択
  7. 「保存」をクリック
  8. 保存先を選択して「フォルダーの選択」をクリック

パソコンからiPadにファイルを転送する

  1. 上記と同様にiTunesでiPadを選択
  2. 「ファイル共有」をクリック
  3. 転送先のアプリを選択
  4. 「追加」をクリック
  5. 転送したいファイルを選択
  6. 「追加」をクリック

対応アプリの例:

  • Pages、Numbers、Keynote
  • GoodNotes、Notability
  • PDF Expert、Documents
  • VLC、Infuse

注意: ファイル共有に対応していないアプリのファイルは転送できません。


【方法5】iCloudを使ってワイヤレスで転送

iCloudを使えば、USBケーブルなしでデータを同期できます。iPadでファイルをアップロードすると、パソコンからも自動的にアクセスできるようになります。

iCloud Driveの設定(iPad側)

  1. 「設定」アプリを開く
  2. Apple ID(自分の名前)をタップ
  3. 「iCloud」をタップ
  4. 「iCloud Drive」をオンにする

Windows用iCloudのインストール

  1. Microsoft Storeで「iCloud」を検索
  2. 「入手」をクリックしてインストール
  3. Apple IDでサインイン
  4. 同期する項目(写真、iCloud Driveなど)を選択

ファイルを転送する方法

iPadからパソコンへ:

  1. iPadの「ファイル」アプリでiCloud Driveにファイルを保存
  2. パソコンのエクスプローラーで「iCloud Drive」フォルダを開く
  3. ファイルをパソコンにコピー

パソコンからiPadへ:

  1. パソコンの「iCloud Drive」フォルダにファイルをコピー
  2. iPadの「ファイル」アプリ→「iCloud Drive」でファイルを確認

iCloud写真を使う

写真を自動同期したい場合は、iCloud写真を有効にします。

iPad側: 「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「写真」→「iCloud写真」をオン

Windows側: iCloudアプリで「写真」にチェック

注意点:

  • iCloudの無料容量は5GBまで
  • それ以上は有料プラン(50GB:月額130円〜)が必要
  • 大量の写真・動画がある場合は容量に注意

【方法6】Googleドライブ・Dropboxなどのクラウドストレージを使う

iCloud以外のクラウドストレージを使う方法もあります。特にGoogleドライブは15GBまで無料で使えるのでおすすめです。

Googleドライブを使う方法

iPadからパソコンへ:

  1. iPadにGoogleドライブアプリをインストール
  2. Googleアカウントでログイン
  3. 「+」ボタンをタップ→「アップロード」
  4. 転送したいファイルを選択してアップロード
  5. パソコンでGoogleドライブ(https://drive.google.com)にアクセス
  6. ファイルをダウンロード

パソコンからiPadへ:

  1. パソコンでGoogleドライブにアクセス
  2. ファイルをアップロード
  3. iPadのGoogleドライブアプリでファイルをダウンロード

その他のクラウドストレージ

サービス無料容量特徴
Googleドライブ15GB大容量、Googleアカウントで使える
Dropbox2GBシンプルで使いやすい
OneDrive5GBWindowsとの相性◎
Box10GBビジネス向け機能が充実

【方法7】メールやLINEで送る

少量のファイル(写真数枚、PDFなど)であれば、メールやLINEで自分宛てに送るのが手軽です。

メールで送る方法

  1. iPadのメールアプリで新規メール作成
  2. 宛先に自分のメールアドレスを入力
  3. ファイルを添付
  4. 送信
  5. パソコンでメールを開いて添付ファイルをダウンロード

注意: メールの添付ファイルには容量制限があります(通常10〜25MB程度)。

LINEで送る方法

  1. iPadのLINEで「Keepメモ」を開く
  2. ファイルを送信
  3. パソコン版LINEまたはLINE(https://line.me)でファイルをダウンロード

【方法8】Snapdropでワイヤレス転送(AirDrop代替)

WindowsではAirDropが使えませんが、SnapdropというWebサービスを使えば、同じWi-Fi内でワイヤレス転送ができます。

Snapdropの使い方

  1. iPadとパソコンを同じWi-Fiに接続
  2. 両方のデバイスでhttps://snapdrop.net にアクセス
  3. 画面に相手のデバイスが表示される
  4. 相手のアイコンをタップしてファイルを選択
  5. 相手のデバイスで「ダウンロード」をタップ

メリット:

  • アプリのインストール不要
  • 無料で使える
  • ファイルサイズの制限なし
  • インターネットにファイルがアップロードされない(ローカル転送)

目的別おすすめの転送方法

iPadの写真・動画をパソコンに保存したい

おすすめ: USBケーブル + エクスプローラー

最もシンプルで高速です。大量の写真・動画を一度に転送する場合に最適。

パソコンの資料(PDF・Word等)をiPadに送りたい

おすすめ: iCloud Drive または Googleドライブ

クラウドにアップロードすれば、すぐにiPadからアクセスできます。

アプリのデータをバックアップしたい

おすすめ: iTunes(ファイル共有機能)

GoodNotesやPagesなど、アプリ内のファイルをパソコンに保存できます。

ケーブルなしで手軽に転送したい

おすすめ: Snapdrop

同じWi-Fi内なら、Webブラウザだけでワイヤレス転送できます。

常に最新の状態を同期したい

おすすめ: iCloud

一度設定すれば、自動的に同期されるので手間がかかりません。


よくあるトラブルと対処法

トラブル1:パソコンがiPadを認識しない

対処法:

  1. USBケーブルを抜き差しする
  2. 別のUSBポートに接続する
  3. iPadで「信頼」をタップしたか確認
  4. iPadを再起動する
  5. 純正または認証済みのケーブルを使用する

トラブル2:「このコンピュータを信頼しますか?」が表示されない

対処法:

  1. iPadのロックを解除した状態で接続する
  2. 「設定」→「一般」→「転送またはリセット」→「リセット」→「位置情報とプライバシーをリセット」を実行
  3. 再度接続して「信頼」をタップ

トラブル3:写真フォルダが空で表示される

対処法:

  1. しばらく待つ(読み込みに時間がかかる場合あり)
  2. ケーブルを抜き差しする
  3. iPadの写真アプリに写真があるか確認

トラブル4:iTunesでファイル共有が表示されない

対処法:

  1. iTunesを最新版にアップデート
  2. iPadOSを最新版にアップデート
  3. 対応アプリがインストールされているか確認

よくある質問(Q&A)

Q1:iPadからパソコンに音楽を転送できる?

A:iTunes Storeで購入した音楽は転送できます。iTunes→「ファイル」→「デバイス」→「購入した項目を転送」で可能です。ただし、Apple Music(サブスク)の曲は著作権の関係で転送できません。

Q2:パソコンからiPadに写真を送る方法は?

A:iTunesの「写真」同期機能を使います。iTunesでiPadを選択→「写真」→「写真を同期」にチェック→同期するフォルダを選択→「適用」をクリック。または、iCloud写真やGoogleドライブを使う方法もあります。

Q3:WindowsでAirDropは使える?

A:使えません。AirDropはAppleデバイス間専用の機能です。代わりに、Snapdropや「Intel Unison」などを使えば、同様のワイヤレス転送が可能です。

Q4:iCloudの容量が足りない場合は?

A:有料プランにアップグレードするか、他のクラウドサービスを併用しましょう。Googleドライブ(15GB無料)やOneDrive(5GB無料)を使えば、追加費用なしで容量を確保できます。

Q5:大容量のファイル(動画など)を転送するのに最適な方法は?

A:USBケーブル接続が最速です。クラウド経由だとアップロード・ダウンロードに時間がかかりますが、USBなら直接コピーできるので高速です。

Q6:iPadのバックアップ全体をパソコンに保存するには?

A:iTunesまたはAppleデバイスアプリでバックアップできます。iPadを接続→iTunesでiPadを選択→「概要」→「このコンピュータ」を選択→「今すぐバックアップ」をクリック。


まとめ

iPadとWindowsパソコン間でデータを転送する方法を解説しました。

目的別おすすめ方法:

目的おすすめ方法
写真・動画をパソコンに保存USBケーブル + エクスプローラー
PDFや資料をiPadに送るiCloud Drive / Googleドライブ
アプリのファイルをバックアップiTunes(ファイル共有)
ケーブルなしで転送Snapdrop
自動で同期したいiCloud

覚えておきたいポイント:

✅ 写真・動画はUSBケーブル接続が最もシンプルで高速
✅ PDFなどのファイルはiCloudやGoogleドライブが便利
✅ アプリ内のファイルはiTunesのファイル共有機能を使う
✅ Snapdropを使えばWindowsでもAirDropのような転送が可能
✅ 大容量データはUSB接続、小さいファイルはクラウドやメールが手軽

用途に合わせて最適な方法を選んで、iPadとWindowsパソコンを便利に連携させましょう!

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