「あれ?いつの間にかCopilotのアイコンが消えてる…」
Windows 11を使っていて、画面右下にあったはずのCopilot(コパイロット)アイコンが突然消えてしまった経験はありませんか?
実は、2024年以降のWindowsアップデートによって、Copilotの表示方法が大きく変更されたんです。多くのユーザーが「消えた」と感じているのは、あなただけではありません。
この記事では、Copilotが消えた原因と、すぐに試せる解決方法を分かりやすく解説していきます。
Copilotが右下から消えた3つの主な原因

原因1:Copilotが単体アプリに変更された
これが最も大きな理由です。
以前のCopilotは「Copilot in Windows(プレビュー版)」として、画面右下からサイドパネルのように開く仕組みでした。しかし、2024年後半からMicrosoftは仕様を変更し、Copilotを通常のアプリとして提供するようになりました。
つまり、右下の専用アイコンは廃止され、タスクバーの通常アプリとして配置されるようになったんですね。
原因2:Windowsアップデートで設定がリセットされた
特に注意が必要なのが、2024年2月から3月にかけてのWindowsアップデートです。
この時期の更新プログラム(KB5034765、KB5035942など)により、以下のような現象が報告されています:
- タスクバー設定でCopilotが自動的にオフになる
- 一部の環境でCopilotアプリ自体がアンインストールされる
- 「デスクトップの表示」ボタンと入れ替わるように消える
原因3:システム要件を満たしていない
Copilotを使用するには、いくつかの条件があります:
- Windows 11のバージョン:23H2以降(一部22H2でも可能)
- アカウントの種類:Microsoftアカウントでのサインイン(ローカルアカウントでは利用不可)
- 地域設定:対応地域に設定されている(日本は対応済み)
【解決方法1】タスクバー設定でCopilotをオンにする
最も簡単で効果的な方法です。まずはこれを試してみましょう。
手順:
- タスクバーの何もない場所を右クリック
- 「タスクバーの設定」を選択
- 「タスクバー項目」のセクションを探す
- 「Copilot」または「Copilot(プレビュー)」のスイッチをオンにする
これだけで、タスクバーにCopilotアイコンが表示されるはずです。
ポイント: すでにオンになっているのに表示されない場合は、一度オフにしてから再度オンにしてみてください。これで解決することも多いです。
【解決方法2】Microsoft StoreからCopilotを再インストールする
タスクバー設定に「Copilot」の項目自体が表示されない場合は、アプリがアンインストールされている可能性があります。
手順:
- Windowsキーを押す
- 「Microsoft Store」と入力して開く
- 検索バーに「Microsoft Copilot」と入力
- Copilotアプリのページを開き、「インストール」または「入手」をクリック
- インストール完了後、パソコンを再起動
再起動後、タスクバー設定を確認して、Copilotをオンにしましょう。
【解決方法3】Windows Updateを最新の状態にする
Copilotの動作には、最新のシステム更新が必要です。
手順:
- Windowsキーを押す
- 「設定」を開く
- 左側メニューから「Windows Update」を選択
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新がある場合は、すべてインストール
- 更新完了後、パソコンを再起動
更新後にタスクバー設定を確認すると、Copilotの項目が現れることがあります。
【解決方法4】Microsoftアカウントでサインインする
ローカルアカウントを使用している場合、Copilotが利用できない仕様になっています。
現在のアカウントタイプを確認する方法:
- 「設定」を開く
- 左上のユーザー名の下を確認
- 「ローカルアカウント」と表示されている場合は切り替えが必要
Microsoftアカウントへの切り替え手順:
- 設定画面で「アカウント」を選択
- 「ユーザーの情報」を開く
- 「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」をクリック
- 画面の指示に従って設定を完了
切り替え後、パソコンを再起動すればCopilotが使えるようになります。
【解決方法5】キーボードショートカットで起動してみる
実は、タスクバーにアイコンが表示されていなくても、Copilotを起動できる方法があります。
ショートカットキー:
Windowsキー + C
このキーを同時に押すと、Copilotが起動します。アイコンは見えなくても、機能自体は有効になっているケースがあるんですね。
起動できた場合は、その後タスクバー設定を確認して、アイコンを表示させるようにしましょう。
補足:「デスクトップの表示」ボタンも消えた場合

Copilotアイコンの追加と同時に、タスクバー右端にあった「デスクトップの表示」ボタンが消えてしまった人もいるかもしれません。
これも簡単に復活できます。
手順:
- タスクバーの設定を開く
- 「タスクバーの動作」セクションを展開
- 「デスクトップを表示するには、タスクバーの隅を選択します」にチェックを入れる
これで右下隅をクリックすると、デスクトップが表示されるようになります。
Windows 10でCopilotが使えない場合
Windows 10でもCopilotは一部利用可能ですが、Windows 11ほど統合されていません。
Windows 10での使用方法:
- Microsoft StoreからCopilotアプリをインストール
- ブラウザ版のCopilotを利用(copilot.microsoft.com)
- Microsoft Edgeに統合されているCopilotを使用
Windows 10の場合、タスクバーへの統合は限定的なので、単体アプリとして使うのが一般的です。
よくある質問
Q1:Copilotは無料で使えますか?
はい、Windows 11に搭載されている基本的なCopilot機能は完全無料です。
有料版の「Copilot Pro」もありますが、通常の利用であれば無料版で十分です。
Q2:Copilotが勝手に消える現象は繰り返されますか?
Windowsアップデートのたびに設定がリセットされる可能性があります。その場合は、タスクバー設定を再度確認するだけで解決できます。
Q3:古いバージョンの「右側に開くCopilot」は使えないの?
残念ながら、プレビュー版の仕様は段階的に廃止されています。現在は単体アプリ版への移行が進んでおり、旧バージョンへの戻し方は公式には提供されていません。
まとめ
Copilotが画面右下から消えた場合の解決方法をおさらいしましょう。
試すべき5つの方法:
- タスクバー設定でCopilotをオンにする ← まずはコレ!
- Microsoft StoreからCopilotを再インストール
- Windows Updateを最新の状態にする
- Microsoftアカウントでサインインする
- ショートカットキー(Windows + C)で起動を試す
多くの場合、タスクバー設定の確認だけで解決します。それでも表示されない場合は、順番に他の方法を試してみてください。
Copilotは日々進化しているAIアシスタントなので、今後も仕様変更があるかもしれません。困ったときは、この記事を参考にして、落ち着いて対処してみてくださいね。
画面右下ではなくなりましたが、タスクバーから素早くアクセスできるようになったCopilot。ぜひ活用して、Windows 11をより便利に使いこなしましょう!

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