「Copilotを使うたびに、スタートメニューから探すのが面倒…」
「もっと簡単に、ワンクリックでCopilotを開けたらいいのに」
そんな悩みを持っている方に朗報です。実は、Copilotをタスクバーにピン留めするだけで、驚くほど快適に使えるようになります。
タスクバーとは、画面の一番下(または横)にある、アプリのアイコンが並んでいるバーのこと。ここにCopilotをピン留めしておけば、いつでもワンクリックで起動できるんです。
この記事では、Windows 11とWindows 10の両方で使える、Copilotのピン留め方法を分かりやすく解説します。パソコンが苦手な方でも大丈夫。手順通りに進めれば、誰でも簡単に設定できますよ。
それでは、さっそく見ていきましょう。
そもそも「ピン留め」って何?なぜ便利なの?

ピン留めとは
「ピン留め」とは、よく使うアプリやツールを、タスクバーに固定しておく機能のことです。
画鋲(ピン)で掲示板に紙を留めるイメージから、この名前がついています。
ピン留めすると何が便利?
Copilotをピン留めすると、以下のメリットがあります。
起動が圧倒的に速くなる
スタートメニューを開いて探す必要がなく、タスクバーのアイコンを1回クリックするだけで起動します。
作業効率が上がる
調べ物や文章作成をしたいとき、思い立ったらすぐにCopilotを開けます。探す時間がゼロになるので、集中力も途切れません。
複数のウィンドウ間を切り替えやすい
タスクバーにアイコンがあれば、他のアプリとの切り替えもスムーズです。
一度ピン留めを設定すれば、パソコンを再起動しても設定は残ります。つまり、一度設定するだけで、ずっと便利に使えるわけです。
【Windows 11】Copilotをタスクバーにピン留めする4つの方法
Windows 11では、複数の方法でCopilotをタスクバーにピン留めできます。お好きな方法を選んでください。
方法1:設定から簡単にピン留め【一番おすすめ】
この方法が最もシンプルで確実です。
手順
- タスクバーの何もないところを右クリックする
- 表示されたメニューから「タスクバーの設定」をクリック
- 設定画面が開くので、下にスクロールする
- 「タスクバー項目」のセクションを探す
- 「Copilot」という項目を見つける
- その横にあるスイッチをオンにする
これだけで、タスクバーにCopilotのアイコンが表示されます。
うまくいかない場合
Windows 11のバージョンによっては、設定に「Copilot」の項目が表示されないことがあります。その場合は、次の方法2または方法3を試してください。
方法2:スタートメニューから直接ピン留め
手順
- 画面左下の「スタート」ボタンをクリック
- 右上の「すべてのアプリ」または「すべて」をクリック
- アプリの一覧から「Copilot」を探す
- Copilotを右クリックする
- 「詳細」→「タスク バーにピン留めする」の順にクリック
タスクバーにCopilotのアイコンが追加されました。
方法3:ドラッグ&ドロップで配置
マウス操作が得意な方におすすめの方法です。
手順
- 「スタート」ボタンをクリック
- 「すべてのアプリ」から「Copilot」を探す
- Copilotのアイコンをクリックしたまま、タスクバーまでドラッグする
- タスクバーの好きな位置でドロップ(マウスから指を離す)
この方法なら、最初から好きな位置にアイコンを配置できます。
方法4:Microsoft EdgeからPWAとしてピン留め
最新のCopilotはPWA(Progressive Web App)として提供されています。
PWAとは、Webサイトをアプリのように使える仕組みのこと。この方法を使うと、より軽快にCopilotを起動できます。
手順
- Microsoft Edgeブラウザを開く
- Bing.comにアクセスする
- 画面右上の「Copilot」アイコンをクリック
- Edgeブラウザの右上にある「…」(設定メニュー)をクリック
- 「アプリ」→「このサイトをアプリとしてインストール」を選択
- 「インストール」をクリック
- インストールされたCopilotアプリを起動
- タスクバーに表示されたアイコンを右クリック
- 「タスクバーにピン留めする」を選択
この方法で作成したCopilotは、EdgeとCopilotのアイコンが組み合わさった特別なアイコンになります。
【Windows 10】Copilotをタスクバーにピン留めする方法
Windows 10でも、ほぼ同じ方法でピン留めできます。
手順
- 「スタート」ボタンをクリック
- すべてのアプリの一覧から「Copilot」を探す
- Copilotを右クリックする
- 「その他」→「タスク バーにピン留めする」の順にクリック
タスクバーにCopilotのアイコンが追加されます。
ピン留めしたCopilotアイコンの位置を変える方法
タスクバーに追加したCopilotのアイコンは、好きな場所に移動できます。
手順
- タスクバーのCopilotアイコンを左クリックしたままにする
- 左右にドラッグして、好きな位置まで移動する
- 希望の位置でマウスから指を離す(ドロップ)
よく使うアプリの隣に配置すると、さらに使いやすくなります。
ピン留めしたCopilotを外す方法【不要になった場合】
「やっぱりピン留めを外したい」と思ったら、簡単に外せます。
方法1:右クリックで外す
- タスクバーのCopilotアイコンを右クリック
- 「タスクバーからピン留めを外す」をクリック
方法2:設定から外す
- タスクバーを右クリック
- 「タスクバーの設定」を開く
- 「Copilot」のスイッチをオフにする
タスクバーにCopilotが表示されない場合の対処法

「設定を確認したけど、Copilotの項目が見つからない…」
そんなときは、以下の原因が考えられます。
原因1:Windowsのバージョンが古い
Copilotは、比較的新しいバージョンのWindowsでしか使えません。
対応バージョン
- Windows 10:バージョン22H2以降
- Windows 11:バージョン23H2以降
確認方法
- 「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開く
- 「Windowsの仕様」でバージョンを確認
古いバージョンの場合は、Windows Updateで最新版にアップデートしてください。
原因2:Copilotアプリがインストールされていない
最近のWindows更新で、Copilotがアプリとして提供されるようになりました。
確認方法
- 「スタート」→「すべてのアプリ」を開く
- 一覧に「Copilot」があるか確認
ない場合は、Microsoft Storeから「Copilot」を検索してインストールしてください。
原因3:地域設定の問題
Copilotは、一部の地域では利用できない場合があります。
日本国内で、言語を「日本語」に設定していれば問題ありませんが、念のため確認してみましょう。
確認方法
- 「設定」→「時刻と言語」→「地域」を開く
- 「国または地域」が「日本」になっているか確認
もっと便利に!Copilotの起動ショートカット
タスクバーにピン留めするだけでなく、キーボードショートカットを覚えるとさらに便利です。
Copilotキーで起動(新しいパソコンの場合)
2024年以降に発売された「Copilot+ PC」には、専用のCopilotキーが搭載されています。
このキーを押すだけで、すぐにCopilotが起動します。
Alt + 数字で起動
タスクバーにピン留めしたアプリは、Alt + 数字で起動できます。
数字は、タスクバーの左から数えた位置です。
例
タスクバーの左から4番目にCopilotがある場合:Alt + 4で起動
音声起動(Windows + Cの長押し)
設定で有効にすると、Windowsキー + Cを1~2秒間押し続けることで、音声会話モードでCopilotを起動できます。
音声起動を有効にする方法
- Copilotを開く
- 右上のアカウントアイコンをクリック
- 「設定」を選択
- 「Copilotキーボードショートカット」を開く
- 「長押し」を有効にする
企業や学校でCopilotを使う場合の注意点
Microsoft 365 Copilotの場合
職場や学校でMicrosoft 365 Copilotを使う場合、ピン留めの設定は管理者が一括で行うことがあります。
個人で設定を変更できない場合は、IT管理者に相談してください。
職場アカウントと個人アカウントの使い分け
Copilotには「個人用」と「職場・学校用」の2種類があります。
- 個人用:無料で使えるWeb検索ベースのCopilot
- 職場・学校用:有料のMicrosoft 365 Copilot(企業データにアクセス可能)
間違ったアカウントでログインしないよう注意しましょう。
よくある質問
Q1:タスクバーにピン留めしたCopilotは、どのCopilotが開くの?
A:ピン留めの方法によって異なります。
- 設定からピン留め:Windows標準のCopilotアプリ
- EdgeからPWAでピン留め:Web版のCopilot
どちらも基本的な機能は同じですが、EdgeからインストールしたPWA版の方が軽量で動作が速いことがあります。
Q2:ピン留めしたアイコンをクリックしても反応しません
A:以下を試してください。
- パソコンを再起動する
- Windows Updateで最新版にアップデートする
- Copilotアプリを再インストールする
- 別の方法(PWA版)でピン留めし直す
Q3:タスクバーの右端に小さいCopilotアイコンが表示されています
A:古いバージョンのWindowsでは、Copilotがシステムトレイ(右端)に表示されることがあります。
設定から「オフ」にして、改めてスタートメニューから正式にピン留めしてください。
Q4:会社のパソコンで、Copilotの項目が設定に表示されません
A:企業や組織によっては、管理者がCopilotを無効化していることがあります。
IT部門に確認してください。
Q5:ピン留めしたら、複数のCopilotアイコンが表示されてしまいました
A:異なる方法で複数回ピン留めすると、重複することがあります。
不要なアイコンを右クリックして「タスクバーからピン留めを外す」で削除してください。
まとめ:ピン留めでCopilotをもっと便利に使おう
Copilotをタスクバーにピン留めすると、素早く簡単にアクセスできるようになります。
この記事のポイント
- ピン留めのメリット:ワンクリックで起動、作業効率アップ
- Windows 11の設定方法:タスクバー右クリック→設定、または右クリックでピン留め
- Windows 10の設定方法:スタートメニューから右クリック→ピン留め
- アイコンの位置変更:ドラッグ&ドロップで自由に配置
- 表示されない場合:Windowsのバージョンとアプリのインストール状況を確認
おすすめの方法
初めての方は、方法1:設定から簡単にピン留めが一番分かりやすいです。
より軽量に使いたい方は、方法4:EdgeからPWAとしてピン留めを試してみてください。
一度設定してしまえば、ずっと快適に使えます。まだピン留めしていない方は、ぜひ今すぐ設定してみましょう!

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