iPhoneのSafariでソースコードを見る方法!5つの確実な手順を解説

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パソコンなら簡単に見られるウェブページのソースコード。でも、iPhoneのSafariではどうやって見るの?そんな疑問を持っていませんか?

ウェブデザインの勉強をしている、気になるサイトの作り方を知りたい、自分のサイトがスマホでどう表示されているか確認したい。こんな時、ソースコードを見られると便利ですよね。

実は、iPhoneのSafariには、パソコン版のような「ソースを表示」という機能が標準では用意されていません。でも、いくつかの方法を使えば、iPhoneでもソースコードを確認できるんです。

この記事では、iPhoneのSafariでウェブページのソースコードを表示する5つの方法を、初心者にも分かりやすく解説していきます。

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  1. ソースコードとは?基本を理解しよう
    1. ソースコードを見る理由
  2. iPhoneのSafariでソースコードが見られない理由
  3. 方法1:ブックマークレットを使う【最もシンプル】
    1. ブックマークレットの作成手順
    2. この方法のメリット・デメリット
  4. 方法2:外部サイトを使う【設定不要】
    1. おすすめのサービス
    2. 使い方
    3. この方法のメリット・デメリット
  5. 方法3:専用アプリを使う【高機能】
    1. おすすめアプリ
    2. 基本的な使い方(View Sourceの例)
    3. Safari拡張機能として使う方法
    4. この方法のメリット・デメリット
  6. 方法4:Macとの連携機能を使う【開発者向け】
    1. 必要なもの
    2. 設定手順
    3. 使い方
    4. この方法のメリット・デメリット
  7. 方法5:URLスキームを使う【上級者向け】
    1. Shortcutsアプリを使う
    2. この方法のメリット・デメリット
  8. iPadでの方法
    1. iPadならではの利点
    2. iPadOS 15以降の新機能
  9. ソースコードを見る際の注意点
    1. 著作権の尊重
    2. プライバシーへの配慮
    3. セキュリティ意識
  10. ソースコードの見方・読み方の基本
    1. HTMLの基本構造
    2. CSSの確認方法
    3. JavaScriptの場所
  11. よくある質問
    1. Q1:ソースコードを見るのは違法?
    2. Q2:パスワードで保護されたページのソースも見られる?
    3. Q3:スマホで見るとコードが見にくい
    4. Q4:外部CSSやJavaScriptファイルの中身も見られる?
    5. Q5:動的に生成されたコンテンツも見られる?
    6. Q6:どのくらいプログラミングの知識が必要?
  12. 実用的な活用例
    1. ケース1:自分のサイトの確認
    2. ケース2:他サイトのデザイン研究
    3. ケース3:エラーの原因調査
    4. ケース4:SEO対策の確認
  13. まとめ:自分に合った方法を選ぼう

ソースコードとは?基本を理解しよう

まず、「ソースコード」が何なのか、簡単に説明しておきましょう。

ソースコードとは、ウェブページを作るために書かれたプログラムのコードのことです。主に以下のような言語で書かれています:

HTML(エイチティーエムエル):

  • ウェブページの構造を作る言語
  • 見出し、段落、画像、リンクなどを配置

CSS(シーエスエス):

  • ウェブページの見た目を整える言語
  • 色、サイズ、配置などのデザイン

JavaScript(ジャバスクリプト):

  • ウェブページに動きをつける言語
  • ボタンのクリック動作、アニメーションなど

ソースコードを見る理由

勉強のため:

  • 他のサイトがどう作られているか学べる
  • プログラミングの参考になる

確認のため:

  • 自分のサイトが正しく表示されているか確認
  • エラーの原因を調べる

調査のため:

  • サイトの構造を分析
  • 使われている技術を確認

iPhoneのSafariでソースコードが見られない理由

パソコン版のブラウザには「ページのソースを表示」という機能がありますが、iPhoneのSafariにはこの機能が標準では搭載されていません。

理由:

  1. 画面サイズの制約
  • 小さい画面でコードを見るのは難しい
  • スクロールが大変
  1. ターゲットユーザーの違い
  • 多くのユーザーは閲覧だけが目的
  • 開発者向け機能は優先度が低い
  1. iOS の設計思想
  • シンプルさを重視
  • 一般ユーザーが使わない機能は省略

でも、方法がないわけではありません。次から具体的な方法を紹介していきます。

方法1:ブックマークレットを使う【最もシンプル】

ブックマークレットとは、ブックマークに保存できる小さなプログラムのことです。タップするだけでソースコードを表示できる便利な方法です。

ブックマークレットの作成手順

ステップ1:準備するコード

以下のコードを使います(これをブックマークに保存します):

javascript:(function(){var a=document.documentElement.outerHTML,b=window.open("about:blank").document;b.write("<!DOCTYPE html><html><head><title>ソースコード</title></head><body></body></html>");b.close();var c=b.body;c.textContent=a;})();

このコードは、現在のページのHTMLを新しいウィンドウで表示するものです。

ステップ2:ダミーのブックマークを作成

  1. Safariで適当なサイト(例:apple.com)を開く
  2. 画面下部の共有ボタン(四角に上矢印のアイコン)をタップ
  3. 「ブックマークを追加」をタップ
  4. 名前を「ソースを表示」に変更
  5. 保存場所を「お気に入り」にする
  6. 「保存」をタップ

ステップ3:ブックマークを編集

  1. Safariでブックマーク一覧を開く
  • 画面下部の本のアイコンをタップ
  1. 「お気に入り」または保存した場所を開く
  2. 「編集」をタップ
  3. 作成した「ソースを表示」ブックマークを選択
  4. URLの欄を長押し→「すべてを選択」→「削除」
  5. 先ほどのJavaScriptコードをコピー&ペースト
  • パソコンからメールで送信すると便利
  • または、メモアプリに保存しておく
  1. 「完了」をタップ

ステップ4:使い方

  1. ソースコードを見たいサイトを開く
  2. アドレスバーをタップ
  3. 「ソースを表示」ブックマークをタップ
  4. 新しいタブでソースコードが表示される

この方法のメリット・デメリット

メリット:

  • 追加アプリ不要
  • ワンタップで表示
  • オフラインでも使える

デメリット:

  • 初回の設定がやや複雑
  • コードのコピーが必要
  • 見やすさは限定的

方法2:外部サイトを使う【設定不要】

オンラインのツールを使ってソースコードを確認する方法です。

おすすめのサービス

1. CodeBeautify HTML Viewer

  • URL:codebeautify.org/htmlviewer

2. FreeFormatter HTML Viewer

  • URL:freeformatter.com/html-viewer.html

使い方

  1. 上記のサービスのサイトをSafariで開く
  2. 「URL」タブまたは「Enter URL」を選択
  3. 確認したいサイトのURLを入力
  4. 「View」または「表示」ボタンをタップ
  5. ソースコードが表示される

この方法のメリット・デメリット

メリット:

  • 設定不要ですぐ使える
  • 初心者にも分かりやすい
  • きれいに整形されて表示される

デメリット:

  • インターネット接続が必須
  • 外部サービスに依存
  • プライベートなページには使えない

方法3:専用アプリを使う【高機能】

App Storeには、ソースコードを見るための専用アプリがあります。

おすすめアプリ

1. View Source

  • シンプルで使いやすい
  • ソースコードのハイライト表示
  • 無料版あり

2. HTML Source Code Viewer

  • HTML、CSS、JavaScriptを分けて表示
  • コードの検索機能
  • 無料で使える

3. Web Inspector

  • より高度な機能
  • デベロッパーツール風
  • 一部有料機能あり

基本的な使い方(View Sourceの例)

  1. App StoreでView Sourceをダウンロード
  2. アプリを起動
  3. 上部のアドレスバーにURLを入力
  4. ページが読み込まれる
  5. 画面下部の「<>」アイコンをタップ
  6. ソースコードが表示される

Safari拡張機能として使う方法

一部のアプリはSafari拡張機能として動作します。

設定手順:

  1. アプリをインストール後、設定アプリを開く
  2. 「Safari」→「拡張機能」をタップ
  3. インストールしたアプリを有効化
  4. Safariで任意のページを開く
  5. 共有ボタン→拡張機能を選択
  6. ソースコードを表示

この方法のメリット・デメリット

メリット:

  • 見やすく整形される
  • コードのハイライト表示
  • 検索機能が使える
  • オフラインでも使える(一部)

デメリット:

  • アプリのダウンロードが必要
  • 一部機能が有料のこともある
  • アプリの切り替えが必要

方法4:Macとの連携機能を使う【開発者向け】

MacとiPhoneを連携させて、Mac上でiPhoneのSafariの内容を確認する方法です。

必要なもの

  • Mac(macOS Monterey以降推奨)
  • iPhone(iOS 14以降推奨)
  • USBケーブルまたは同じWi-Fiネットワーク

設定手順

iPhoneの設定:

  1. 設定→Safari→詳細
  2. 「Webインスペクタ」をオンにする

Macの設定:

  1. Safariを開く
  2. メニューバーの「Safari」→「環境設定」
  3. 「詳細」タブを選択
  4. 「メニューバーに”開発”メニューを表示」にチェック

使い方

  1. iPhoneをMacにUSBケーブルで接続
  • または、同じWi-Fiに接続
  1. iPhoneのSafariで確認したいページを開く
  2. Mac版Safariのメニューバーで「開発」をクリック
  3. デバイス名(例:○○のiPhone)を選択
  4. 開いているページのタイトルをクリック
  5. Webインスペクタが開く
  6. 「要素」タブでHTMLが確認できる
  7. 「ソース」タブでJavaScriptが確認できる
  8. 「スタイル」でCSSが確認できる

この方法のメリット・デメリット

メリット:

  • 最も高機能
  • リアルタイムで確認・編集可能
  • プロの開発者レベルの機能
  • ネットワーク通信も確認できる

デメリット:

  • Macが必要
  • 設定がやや複雑
  • 初心者には難しい

方法5:URLスキームを使う【上級者向け】

iPhoneのURLスキームという機能を使って、他のアプリからソースを確認する方法です。

Shortcutsアプリを使う

iOSの「ショートカット」アプリで、ソースコード表示の自動化ができます。

作成手順:

  1. ショートカットアプリを開く
  2. 「+」で新規ショートカット作成
  3. アクションを追加:
  • 「Webの内容を取得」を追加
  • 「テキストを表示」を追加
  1. 「Webの内容を取得」の設定:
  • URL:「ショートカットの入力」を選択
  1. 「テキストを表示」の設定:
  • 入力:「Webページの内容」を選択
  1. ショートカットに名前をつける(例:ソース表示)
  2. 「完了」をタップ

使い方:

  1. Safariでページを開く
  2. 共有ボタンをタップ
  3. 「ショートカット」を選択
  4. 作成した「ソース表示」を選択
  5. ソースコードが表示される

この方法のメリット・デメリット

メリット:

  • 完全にカスタマイズ可能
  • アプリ不要
  • Safariから直接実行できる

デメリット:

  • 設定が複雑
  • 表示が簡易的
  • 上級者向け

iPadでの方法

iPadでも基本的に同じ方法が使えますが、いくつか違いがあります。

iPadならではの利点

Split Viewが使える:

  • ソースコードと実際のページを並べて表示
  • 比較しながら確認できる

画面が大きい:

  • コードが見やすい
  • スクロールが少なくて済む

キーボードショートカット:

  • 外部キーボードでコピー&ペーストが楽

iPadOS 15以降の新機能

デスクトップ版サイトの表示:

  1. Safariでページを開く
  2. アドレスバー左側の「ぁあ」をタップ
  3. 「デスクトップ用Webサイトを表示」を選択

一部のサイトでは、デスクトップ版でより詳細な情報が見られることがあります。

ソースコードを見る際の注意点

著作権の尊重

ソースコードを見ることは合法ですが、以下の点に注意しましょう:

してはいけないこと:

  • コードをそのままコピーして自分のサイトで使う
  • 商業目的で無断利用する
  • 他人の技術を盗用する

問題ないこと:

  • 勉強のために参考にする
  • 自分のサイトのバグを確認する
  • 技術を学ぶための分析

プライバシーへの配慮

注意すべき点:

  • ソースコードには個人情報が含まれることがある
  • APIキーなどの機密情報が見えることも
  • 悪用は絶対にしない

セキュリティ意識

自分のサイトを確認する際:

  • 機密情報がソースに含まれていないか確認
  • パスワードやAPIキーが露出していないか
  • セキュリティホールがないか

ソースコードの見方・読み方の基本

HTMLの基本構造

ソースコードを見ると、以下のような構造が分かります:

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <title>ページのタイトル</title>
</head>
<body>
    <h1>見出し</h1>
    <p>本文</p>
</body>
</html>

主要な要素:

  • <head>:ページの情報(タイトル、CSS、メタ情報)
  • <body>:実際に表示される内容
  • <div>:まとまりを作る
  • <p>:段落
  • <a>:リンク

CSSの確認方法

スタイル情報は、以下の場所にあります:

インラインスタイル:

<div style="color: red;">赤い文字</div>

内部スタイルシート:

<head>
    <style>
        p { color: blue; }
    </style>
</head>

外部スタイルシート:

<link rel="stylesheet" href="style.css">

JavaScriptの場所

スクリプトは以下の場所に記述されます:

インラインスクリプト:

<button onclick="alert('こんにちは')">クリック</button>

内部スクリプト:

<script>
    function sayHello() {
        alert('こんにちは');
    }
</script>

外部スクリプト:

<script src="script.js"></script>

よくある質問

Q1:ソースコードを見るのは違法?

いいえ、違法ではありません。ブラウザで表示されている情報を見ることは、誰でも自由にできます。ただし、コピーして無断使用することは著作権侵害になります。

Q2:パスワードで保護されたページのソースも見られる?

ログイン後に表示されるページなら、自分がアクセスできる範囲で見られます。ただし、サーバー側のコードやデータベースの内容は見られません。

Q3:スマホで見るとコードが見にくい

画面を横向きにする、フォントサイズを調整する、iPadを使う、または最終的にMacで確認するのがおすすめです。

Q4:外部CSSやJavaScriptファイルの中身も見られる?

はい。ソースコード内のリンクをタップすれば、外部ファイルの内容も確認できます。

Q5:動的に生成されたコンテンツも見られる?

はい。JavaScriptで追加された要素も、その時点でのHTMLとして確認できます。

Q6:どのくらいプログラミングの知識が必要?

基本的なHTMLの知識があれば十分です。完全に理解できなくても、構造を確認するだけでも勉強になります。

実用的な活用例

ケース1:自分のサイトの確認

確認すべきポイント:

  • モバイル表示が正しいか
  • 画像のalt属性が設定されているか
  • メタタグが適切か
  • 不要なコードが残っていないか

ケース2:他サイトのデザイン研究

学べること:

  • レイアウトの作り方
  • CSSのテクニック
  • レスポンシブデザインの実装方法
  • アニメーションの実装

ケース3:エラーの原因調査

確認できること:

  • 404エラーになっている画像
  • 読み込まれていないCSSファイル
  • JavaScriptのエラー
  • リンク切れ

ケース4:SEO対策の確認

チェック項目:

  • タイトルタグ
  • メタディスクリプション
  • 見出しタグの階層
  • 構造化データの実装

まとめ:自分に合った方法を選ぼう

iPhoneのSafariでソースコードを確認する方法を5つ紹介しました。

初心者におすすめ:

  1. 外部サイトを使う方法
  • 設定不要
  • すぐに使える
  • 分かりやすい

バランスが良い方法:

  1. 専用アプリを使う方法
  • 見やすい
  • 機能が充実
  • オフラインでも使える

上級者向け:

  1. Macとの連携
  • プロレベルの機能
  • 開発に最適
  • 詳細な分析が可能

それぞれの方法のまとめ:

方法難易度機能性おすすめ度
ブックマークレット★★★☆☆
外部サイト★★★★☆
専用アプリ★★★★★
Mac連携最高★★★★☆
Shortcuts★★☆☆☆

選び方のポイント:

  • とりあえず試したい:外部サイト
  • 定期的に使う:専用アプリ
  • 本格的な開発:Mac連携
  • カスタマイズしたい:ブックマークレット

学習の進め方:

  1. まずは外部サイトで体験
  2. 慣れたら専用アプリを試す
  3. 本格的に学ぶならMacの環境を整える

注意点の再確認:

  • 著作権を尊重する
  • コードの無断使用は禁止
  • セキュリティに配慮
  • プライバシーを侵害しない

iPhoneでソースコードを見る方法は、一見難しそうに感じるかもしれません。でも、一度設定してしまえば、意外と簡単に使えるようになります。

ウェブ開発の勉強や、自分のサイトの確認に、ぜひこの方法を活用してみてください。実際にコードを見ながら学ぶことで、プログラミングのスキルも大きく向上しますよ!

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