Outlookの表示が小さいときの解決策!文字サイズと画面を見やすくする方法

プログラミング・IT

「Outlookの文字が小さくて読みにくい…」

メールを確認するとき、文字が小さすぎて目が疲れたり、読むのに時間がかかったりすることはありませんか?特に、高解像度のディスプレイを使っている場合や、パソコンの設定を変更した後に、突然表示が小さくなってしまうことがあります。

実は、Outlookには表示サイズを調整するさまざまな方法が用意されています。一時的な拡大表示から、恒久的なフォントサイズの変更まで、あなたの目的に合った解決策が必ず見つかるはずです。

この記事では、Outlookの表示が小さくて困っている方のために、文字サイズや画面の拡大方法を詳しく解説します。見やすく快適なメール環境を作って、目の疲れを軽減しましょう。

スポンサーリンク
  1. Outlookの表示が小さくなる原因
    1. 原因1:Windowsのディスプレイ設定
    2. 原因2:Outlookのズーム設定
    3. 原因3:フォントサイズの設定
    4. 原因4:画面解像度の変更
  2. 【一時的】メール本文のズームで拡大表示
    1. ズームスライダーを使う方法
    2. ショートカットキーで素早く拡大
    3. 閲覧ウィンドウでの拡大
  3. 【恒久的】メール本文のデフォルトズームを変更
    1. Outlook 2019/2021/365の場合
    2. 注意点
  4. メール一覧の表示を大きくする方法
    1. Windowsのディスプレイ設定を調整
    2. デスクトップアイコンとテキストのサイズ変更
    3. ビューのコンパクト設定を変更
  5. 予定表(カレンダー)の表示を大きくする
    1. テキストサイズの変更
    2. 表示形式を変更
  6. Outlookの全体的な見た目を調整する
    1. テーマを変更する
    2. ウィンドウ枠の太さを変更
    3. 閲覧ウィンドウの位置を変更
  7. Webブラウザ版Outlook(OWA)の場合
    1. ブラウザのズーム機能を使う
    2. OWAの設定で変更
  8. トラブルシューティング
    1. 変更が反映されない
    2. 表示が崩れてしまった
    3. 一部のメールだけ小さい
    4. 目が疲れる
  9. デバイス別の推奨設定
    1. ノートパソコン(13〜15インチ)
    2. デスクトップ(23インチ以上)
    3. 4Kディスプレイ
    4. タブレット・2 in 1 PC
  10. よくある質問と回答
    1. 設定を変えても元に戻ってしまう
    2. 送信したメールの相手側の表示は?
    3. メールの署名だけ小さくなってしまう
    4. すべてを一度にリセットできる?
    5. スマートフォンのOutlookアプリは?
  11. まとめ:自分に合った見やすい設定を見つけよう

Outlookの表示が小さくなる原因

まず、なぜ表示が小さくなるのか、主な原因を理解しておきましょう。

原因1:Windowsのディスプレイ設定

Windows 10や11では、高解像度ディスプレイに対応するため、表示倍率が自動調整されます。この設定がOutlookに正しく反映されないと、表示が小さくなることがあるんです。

原因2:Outlookのズーム設定

Outlookには、メール本文の表示倍率を変更するズーム機能があります。誤って縮小表示に設定してしまうと、文字が小さく表示されます。

原因3:フォントサイズの設定

Outlookのデフォルトフォントサイズが小さく設定されていると、すべてのメールが小さく表示されてしまいます。

原因4:画面解像度の変更

モニターを買い替えたり、解像度を変更したりすると、それまでちょうど良かったサイズが小さくなることがあります。

それでは、具体的な解決方法を見ていきましょう。

【一時的】メール本文のズームで拡大表示

まずは、今開いているメールをすぐに見やすくする方法です。

ズームスライダーを使う方法

ステップ1:メールを開く

拡大したいメールをダブルクリックして、別ウィンドウで開きます。

ステップ2:ズームスライダーを操作

画面右下にある「ズーム」スライダーを確認してください。通常は100%になっています。

スライダーを右にドラッグすると、表示が拡大されます。150%や200%にすると、かなり見やすくなりますよ。

ステップ3:閉じる

メールを閉じても、次に開くメールでは元の倍率に戻ります。この方法は一時的な拡大です。

ショートカットキーで素早く拡大

キーボードを使って、さらに素早くズームできます。

拡大する

Ctrl キーを押しながらマウスホイールを上に回すと、表示が拡大されます。

または、Ctrl + プラス(+)キーを押してください。

縮小する

Ctrl キーを押しながらマウスホイールを下に回すと、表示が縮小されます。

または、Ctrl + マイナス(-)キーを押します。

100%に戻す

Ctrl + 0(ゼロ)を押すと、100%表示に戻ります。

閲覧ウィンドウでの拡大

メールを開かずに、閲覧ウィンドウ(プレビューペイン)で見ている場合も、同じようにCtrlキー + マウスホイールで拡大できます。

ただし、メール一覧の文字サイズは変わらないので注意してくださいね。

【恒久的】メール本文のデフォルトズームを変更

すべてのメールを自動的に拡大表示したい場合の設定方法です。

Outlook 2019/2021/365の場合

ステップ1:オプションを開く

「ファイル」タブ→「オプション」をクリックします。

ステップ2:メールの設定を開く

左側のメニューから「メール」を選択してください。

ステップ3:ひな形およびフォントを開く

「メッセージの作成」セクションにある「ひな形およびフォント」ボタンをクリックします。

ステップ4:フォントサイズを変更

「メッセージの作成」タブと「返信または転送メッセージ」タブの両方で、以下の設定を行います。

  1. 「フォント」ボタンをクリック
  2. フォントサイズを大きくする(例:11ポイント→14ポイント)
  3. 「OK」をクリック

ステップ5:設定を保存

すべてのダイアログで「OK」をクリックして、設定を保存してください。

これで、次回からすべてのメールが大きく表示されます。

注意点

この設定は、新規メールや返信メールの作成時のデフォルトフォントを変更するものです。受信したメールの表示サイズを直接変えるものではありません。

受信メールの表示は、送信者が設定したフォントサイズに依存します。

メール一覧の表示を大きくする方法

受信トレイのメール一覧(件名や差出人の表示)を大きくする方法です。

Windowsのディスプレイ設定を調整

Outlook全体の表示を大きくするには、Windowsのディスプレイ設定を変更するのが効果的です。

ステップ1:設定を開く

Windows 10/11で、「設定」→「システム」→「ディスプレイ」を開きます。

ステップ2:拡大縮小とレイアウトを調整

「拡大縮小とレイアウト」セクションで、推奨されているパーセンテージより大きい値を選択してください。

例:100%(推奨)→125%または150%

ステップ3:適用

設定が即座に反映されます。Outlookを含むすべてのアプリケーションが大きく表示されるようになります。

この方法なら、メール一覧も本文も、すべてが大きくなりますよ。

デスクトップアイコンとテキストのサイズ変更

Windowsの表示倍率を変えたくない場合は、テキストサイズだけを変更することもできます。

Windows 10の場合

「設定」→「簡単操作」→「ディスプレイ」→「文字を大きくする」

スライダーを調整して、テキストサイズを大きくしてください。

Windows 11の場合

「設定」→「アクセシビリティ」→「テキストのサイズ」

スライダーを右に動かして、文字を大きくします。

ビューのコンパクト設定を変更

Outlook 365では、コンパクト表示と通常表示を切り替えられます。

ステップ1:表示タブを開く

Outlookのリボンメニューで「表示」タブをクリックします。

ステップ2:ビューの設定

「現在のビュー」グループにある設定を確認してください。

ステップ3:コンパクト表示をオフにする

「コンパクト」や「密度」の設定がある場合、これをオフにすると、メール一覧の行間が広くなり、見やすくなります。

バージョンによって設定項目の名前が異なるので、「ビューの設定」や「その他の設定」も確認してみましょう。

予定表(カレンダー)の表示を大きくする

Outlookのカレンダー機能の表示が小さい場合の対処法です。

テキストサイズの変更

予定表の文字が小さい場合、以下の方法で拡大できます。

方法1:ズームを使う

カレンダー画面でも、Ctrl + マウスホイール または Ctrl + プラス(+)キーで拡大できます。

方法2:フォントサイズを変更

「ファイル」→「オプション」→「予定表」→「フォント」ボタンで、予定表のデフォルトフォントを大きくできます。

表示形式を変更

カレンダーの表示形式を変えることで、見やすくなることもあります。

週表示や日表示にする

月表示だと文字が小さくなりがちです。週表示や日表示に切り替えると、一つ一つの予定が大きく表示されますよ。

リボンメニューの「ホーム」タブ→「日」「稼働日」「週」から選択してください。

Outlookの全体的な見た目を調整する

その他、Outlookを見やすくするための設定をいくつか紹介します。

テーマを変更する

Outlookのカラーテーマを変更すると、コントラストが良くなって読みやすくなることがあります。

ステップ1:オプションを開く

「ファイル」→「オプション」→「全般」を選択します。

ステップ2:Officeテーマを変更

「Officeテーマ」ドロップダウンから、以下のいずれかを選択してください。

  • カラフル:標準的な表示
  • 濃い灰色:ダークモード風
  • :明るく見やすい
  • :完全なダークモード(目に優しい)

好みのテーマを選んで、見やすさを確認してみましょう。

ウィンドウ枠の太さを変更

Windows側の設定で、ウィンドウ枠や境界線を太くすることもできます。

「設定」→「個人用設定」→「色」→「透明効果」をオフにすると、境界がはっきりします。

閲覧ウィンドウの位置を変更

閲覧ウィンドウ(プレビューペイン)の位置を変えることで、メール本文が見やすくなることがあります。

ステップ1:表示タブを開く

リボンメニューの「表示」タブをクリックします。

ステップ2:閲覧ウィンドウを選択

「レイアウト」グループにある「閲覧ウィンドウ」をクリックしてください。

ステップ3:位置を変更

  • :標準的な配置(縦に長く表示)
  • :横幅が広く使える(長い件名が見やすい)
  • オフ:閲覧ウィンドウを非表示にして、メールをダブルクリックで開く

下配置にすると、メール本文の横幅が広くなるので、拡大したときに見やすいですよ。

Webブラウザ版Outlook(OWA)の場合

ブラウザでOutlookを使っている場合の拡大方法です。

ブラウザのズーム機能を使う

Chromeの場合

画面右上の「⋮」(三点メニュー)をクリック→「ズーム」の「+」をクリックして拡大します。

または、Ctrl + プラス(+)キーを押してください。

Edgeの場合

画面右上の「…」(三点メニュー)→「ズーム」で拡大率を変更します。

Firefoxの場合

画面右上のメニュー→「ズーム」で調整できます。

OWAの設定で変更

Outlook on the web(OWA)では、設定からメールのフォントサイズを変更できます。

ステップ1:設定を開く

画面右上の歯車アイコン→「すべてのOutlook設定を表示」をクリックします。

ステップ2:メール作成の設定

「メール」→「作成と返信」を選択してください。

ステップ3:フォントサイズを変更

「メッセージの書式」セクションで、フォントとサイズを変更できます。

大きめのフォント(14ポイントや16ポイント)を選んでおくと、作成するメールが見やすくなります。

トラブルシューティング

表示サイズを変更してもうまくいかない場合の対処法です。

変更が反映されない

対処法1:Outlookを再起動

設定を変更した後、Outlookを一度完全に終了して、再起動してください。

タスクトレイにOutlookのアイコンが残っている場合は、右クリック→「終了」で完全に閉じましょう。

対処法2:Windowsを再起動

Windowsのディスプレイ設定を変更した場合、パソコン全体を再起動すると確実に反映されます。

表示が崩れてしまった

ズームや拡大設定をしすぎると、画面のレイアウトが崩れることがあります。

対処法

  • ズームを100%に戻す(Ctrl + 0)
  • Windowsの表示倍率を推奨値に戻す
  • Outlookのウィンドウサイズを変更してみる

一部のメールだけ小さい

特定のメールだけ文字が小さい場合、そのメールが小さいフォントで作成されている可能性があります。

対処法

そのメールを開いたときに、個別にズーム(Ctrl + プラス)で拡大してください。

目が疲れる

表示を大きくしても目が疲れる場合は、以下も試してみましょう。

  • ディスプレイの明るさを下げる
  • ブルーライトカット機能を使う(Windowsの「夜間モード」など)
  • 定期的に休憩を取る
  • ディスプレイとの距離を適切に保つ(50〜70cm程度)

デバイス別の推奨設定

使用している環境に応じた、おすすめの設定を紹介します。

ノートパソコン(13〜15インチ)

  • Windowsの表示倍率:125%〜150%
  • Outlookのズーム:100%〜110%
  • フォントサイズ:11〜12ポイント

デスクトップ(23インチ以上)

  • Windowsの表示倍率:100%〜125%
  • Outlookのズーム:100%
  • フォントサイズ:11ポイント

4Kディスプレイ

  • Windowsの表示倍率:150%〜200%
  • Outlookのズーム:100%
  • フォントサイズ:11〜12ポイント

タブレット・2 in 1 PC

  • Windowsの表示倍率:150%以上
  • Outlookのズーム:100%〜120%
  • タッチ操作しやすいように、ボタンやアイコンも大きめに

よくある質問と回答

設定を変えても元に戻ってしまう

Outlookのズーム設定は、メールごとに記憶されないことがあります。恒久的に大きくしたい場合は、フォントサイズやWindowsの表示倍率を変更してください。

送信したメールの相手側の表示は?

あなたが設定したフォントサイズで、相手にも表示されます。14ポイントで作成すれば、相手も14ポイントで見ることができますよ。

メールの署名だけ小さくなってしまう

署名のフォントサイズが個別に設定されている可能性があります。

「ファイル」→「オプション」→「メール」→「署名」で、署名のフォントサイズを確認してください。

すべてを一度にリセットできる?

Outlookの表示設定をすべてリセットしたい場合は、ビューをリセットします。

「表示」タブ→「ビューのリセット」をクリックすると、デフォルトの表示に戻ります。

スマートフォンのOutlookアプリは?

スマートフォンアプリでは、端末の「フォントサイズ」設定に従います。

iPhone:「設定」→「画面表示と明るさ」→「テキストサイズ」
Android:「設定」→「ディスプレイ」→「フォントサイズ」

まとめ:自分に合った見やすい設定を見つけよう

Outlookの表示が小さいときの解決策を詳しく解説しました。

重要なポイントをおさらい

  • 一時的な拡大:Ctrl + マウスホイール または Ctrl + プラス
  • 恒久的な拡大:フォントサイズの変更、Windowsの表示倍率調整
  • メール一覧も大きく:Windowsのディスプレイ設定で拡大
  • ブラウザ版:ブラウザのズーム機能を活用
  • 設定変更後は、Outlookの再起動を忘れずに

目が疲れにくい快適な環境作りは、日々のメール作業の効率を大きく左右します。この記事で紹介した方法を試して、あなたにとって最適な表示サイズを見つけてくださいね。

見やすいOutlook環境で、快適にメールを管理できることを願っています!

コメント

タイトルとURLをコピーしました