サイトマップの送信方法を完全解説!GoogleサーチコンソールへのXMLサイトマップ登録手順

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「サイトマップを作ったけど、Googleに送信するにはどうすればいいの?」

Webサイトを運営していると、「サイトマップを送信してください」という言葉をよく見かけますよね。サイトマップは、検索エンジンにサイトの構造を伝える重要なファイルです。

実は、サイトマップを作成しただけでは不十分で、Googleなどの検索エンジンに「送信」する必要があるんです。この送信作業をすることで、検索エンジンがあなたのサイトを効率的にクロール(巡回)し、検索結果に表示しやすくなります。

この記事では、サイトマップの基本から、Googleサーチコンソールへの送信方法、WordPressでの設定、トラブルシューティングまで、初心者にも分かりやすく解説します。SEO対策の第一歩として、ぜひ参考にしてください。

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  1. サイトマップとは?基本を理解しよう
    1. サイトマップの役割
    2. サイトマップの種類
    3. サイトマップを送信するメリット
  2. サイトマップを作成する方法
    1. WordPressでのサイトマップ作成
    2. 静的サイト(HTMLサイト)でのサイトマップ作成
    3. 手動でサイトマップを作成
  3. Googleサーチコンソールへのサイトマップ送信方法
    1. 事前準備:Googleサーチコンソールに登録
    2. サイトマップの送信手順
  4. サイトマップのステータスと対処法
    1. 成功しました
    2. 取得できませんでした
    3. サイトマップを読み込めませんでした
    4. 一部のURLをインデックスできませんでした
  5. 複数のサイトマップを送信する
    1. サイトマップインデックス
    2. WordPressの場合
  6. その他の検索エンジンへの送信
    1. Bing Webmaster Tools
    2. Yahoo! JAPAN
    3. その他の検索エンジン
  7. robots.txtとサイトマップ
    1. robots.txtへの記載方法
  8. サイトマップの更新と再送信
    1. WordPressの場合
    2. 静的サイトの場合
  9. サイトマップのベストプラクティス
    1. 1. すべてのページを含める
    2. 2. 優先度と更新頻度を適切に設定
    3. 3. サイズ制限を守る
    4. 4. 正規URLを使用
    5. 5. 定期的に確認
  10. よくある質問と回答
    1. サイトマップは必須?
    2. 送信後、すぐに効果が出る?
    3. サイトマップを何度も送信してもいい?
    4. HTMLサイトマップも必要?
    5. サイトマップがなくてもクロールされる?
  11. まとめ:サイトマップを送信してSEO対策を強化しよう

サイトマップとは?基本を理解しよう

まず、サイトマップの基本について説明しておきましょう。

サイトマップの役割

サイトマップとは、Webサイト内のページ一覧を示すファイルのことです。サイトの地図のようなもので、検索エンジンに「このサイトにはどんなページがあるか」を伝える役割があります。

検索エンジンのクローラー(ロボット)は、このサイトマップを参考にして、サイト内のすべてのページを効率的に見つけられるんです。

サイトマップの種類

サイトマップには、主に2種類あります。

XMLサイトマップ

検索エンジン向けのサイトマップ。XML形式で記述され、人間には読みにくいですが、検索エンジンには最適な形式です。今回の記事で扱うのは、主にこのXMLサイトマップになります。

HTMLサイトマップ

人間の訪問者向けのサイトマップ。Webページとして表示され、サイト内のページ一覧を分かりやすく見せることができます。

サイトマップを送信するメリット

サイトマップを検索エンジンに送信すると、以下のようなメリットがあります。

  • 新しいページがすぐにインデックス(検索結果に登録)される
  • サイトの全体構造が正確に伝わる
  • 深い階層のページも見つけてもらいやすい
  • 更新頻度や優先度を伝えられる
  • 検索順位の向上に寄与する可能性がある

特に、新しいサイトや大規模なサイトでは、サイトマップが重要ですよ。

サイトマップを作成する方法

送信する前に、まずサイトマップを作成する必要があります。

WordPressでのサイトマップ作成

WordPress 5.5以降では、XMLサイトマップが自動的に生成されます。

自動生成されたサイトマップの確認方法

ブラウザで以下のURLにアクセスしてください。

https://あなたのサイトURL/wp-sitemap.xml

例:https://example.com/wp-sitemap.xml

サイトマップが表示されれば、自動生成されています。

プラグインを使う方法

より高機能なサイトマップが必要な場合は、プラグインを使いましょう。

Yoast SEO

最も人気のあるSEOプラグインの一つ。サイトマップも自動生成されます。

  1. プラグインをインストール・有効化
  2. 「SEO」→「一般」→「機能」タブ
  3. 「XMLサイトマップ」がオンになっているか確認
  4. サイトマップのURLは、設定画面に表示されます

通常は https://あなたのサイトURL/sitemap_index.xml になります。

XML Sitemaps(旧Google XML Sitemaps)

シンプルでサイトマップ専用のプラグインです。

  1. プラグインをインストール・有効化
  2. 「設定」→「XML-Sitemap」を開く
  3. 自動的にサイトマップが生成される
  4. サイトマップのURLは設定画面の上部に表示

All in One SEO

Yoast SEOと並ぶ人気のSEOプラグイン。こちらもサイトマップ機能があります。

静的サイト(HTMLサイト)でのサイトマップ作成

WordPressを使っていない場合は、以下の方法があります。

オンラインのサイトマップ生成ツール

XML Sitemaps Generator

URLを入力するだけで、サイトマップを自動生成してくれる無料ツールです。

  1. https://www.xml-sitemaps.com/ にアクセス
  2. サイトのURLを入力
  3. 「Start」ボタンをクリック
  4. 生成が完了したら、sitemap.xmlファイルをダウンロード
  5. サーバーのルートディレクトリにアップロード

Screaming Frog SEO Spider

より高度な分析ができるデスクトップアプリ(無料版は500URLまで)。

  1. アプリをダウンロード・インストール
  2. サイトのURLを入力してクロール
  3. 「Sitemaps」→「XML Sitemap」で生成
  4. ファイルをサーバーにアップロード

手動でサイトマップを作成

小規模なサイトなら、手動で作成することもできます。

基本的なXMLサイトマップの例

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
  <url>
    <loc>https://example.com/</loc>
    <lastmod>2024-01-01</lastmod>
    <changefreq>daily</changefreq>
    <priority>1.0</priority>
  </url>
  <url>
    <loc>https://example.com/about/</loc>
    <lastmod>2024-01-01</lastmod>
    <changefreq>monthly</changefreq>
    <priority>0.8</priority>
  </url>
</urlset>

このXMLファイルを「sitemap.xml」という名前で保存し、サーバーにアップロードします。

Googleサーチコンソールへのサイトマップ送信方法

それでは、本題のGoogleサーチコンソールへの送信方法を見ていきましょう。

事前準備:Googleサーチコンソールに登録

サイトマップを送信する前に、Googleサーチコンソールにサイトを登録しておく必要があります。

ステップ1:サーチコンソールにアクセス

https://search.google.com/search-console にアクセスしてください。

ステップ2:プロパティを追加

「プロパティを追加」をクリックして、サイトのURLを入力します。

ステップ3:所有権の確認

いくつかの確認方法から選んで、サイトの所有権を証明します。HTMLファイルのアップロード、メタタグの追加、Google Analyticsの利用などの方法があります。

WordPress、特にYoast SEOやAll in One SEOを使っている場合は、プラグインの設定画面で確認コードを入力するだけで完了しますよ。

サイトマップの送信手順

サーチコンソールへの登録が完了したら、サイトマップを送信します。

ステップ1:サーチコンソールにログイン

Googleサーチコンソールにログインして、対象のプロパティ(サイト)を選択してください。

ステップ2:サイトマップのページを開く

左側のメニューから「サイトマップ」をクリックします。

ステップ3:サイトマップのURLを入力

「新しいサイトマップの追加」という欄に、サイトマップのURLを入力します。

重要:ドメイン部分は入力不要

サイトのドメイン部分はすでに表示されているので、サイトマップのパス(ファイル名)だけを入力してください。

例:

  • サイトマップのURL:https://example.com/sitemap.xml
  • 入力する内容:sitemap.xml

または

  • サイトマップのURL:https://example.com/sitemap_index.xml
  • 入力する内容:sitemap_index.xml

ステップ4:送信

「送信」ボタンをクリックすると、サイトマップがGoogleに送信されます。

ステップ5:ステータスを確認

送信されたサイトマップの一覧に、今送信したサイトマップが表示されます。ステータスが「成功しました」になれば完了です。

最初は「取得できませんでした」と表示されることもありますが、しばらく待ってから再度確認してみてください。

サイトマップのステータスと対処法

サイトマップを送信した後のステータスについて理解しておきましょう。

成功しました

正常にサイトマップが読み込まれた状態です。特に対応は不要ですが、定期的に確認することをおすすめします。

取得できませんでした

Googleがサイトマップにアクセスできなかった状態です。

原因と対処法

  • サイトマップのURLが間違っている→正しいURLを再送信
  • サイトマップファイルが存在しない→ファイルがサーバーにアップロードされているか確認
  • robots.txtでブロックされている→robots.txtを確認
  • サーバーエラー→サーバーの状態を確認

サイトマップを読み込めませんでした

サイトマップファイルは見つかったけれど、内容に問題がある状態です。

原因と対処法

  • XML形式が間違っている→XMLバリデーターでチェック
  • 文字コードの問題→UTF-8で保存されているか確認
  • ファイルサイズが大きすぎる→サイトマップを分割

一部のURLをインデックスできませんでした

サイトマップ内の一部のURLに問題がある状態です。

詳細を確認して、該当するURLの問題を修正してください。よくある原因は、404エラー(ページが存在しない)やnoindexタグの設定です。

複数のサイトマップを送信する

大規模なサイトでは、サイトマップを複数に分割することがあります。

サイトマップインデックス

複数のサイトマップを管理するために、サイトマップインデックスを使います。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<sitemapindex xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
  <sitemap>
    <loc>https://example.com/sitemap-posts.xml</loc>
    <lastmod>2024-01-01</lastmod>
  </sitemap>
  <sitemap>
    <loc>https://example.com/sitemap-pages.xml</loc>
    <lastmod>2024-01-01</lastmod>
  </sitemap>
</sitemapindex>

このインデックスファイルをGoogleサーチコンソールに送信すれば、すべてのサイトマップが認識されます。

WordPressの場合

Yoast SEOなどのプラグインは、自動的にサイトマップインデックスを生成してくれます。

sitemap_index.xml というファイルが、各種サイトマップへのリンクを含んでいますよ。

その他の検索エンジンへの送信

Googleだけでなく、他の検索エンジンにもサイトマップを送信できます。

Bing Webmaster Tools

MicrosoftのBing検索エンジン向けのツールです。

送信手順

  1. https://www.bing.com/webmasters にアクセス
  2. サイトを登録
  3. 「サイトマップ」メニューを開く
  4. サイトマップのURLを入力して送信

Googleサーチコンソールのアカウントでインポートすることもできます。

Yahoo! JAPAN

日本では、Yahoo! JAPANの検索エンジンもGoogleの検索技術を使っているため、Googleサーチコンソールへの送信で対応できます。

その他の検索エンジン

世界的には、DuckDuckGo、Yandex、Baiduなどの検索エンジンもありますが、一般的な日本のサイトでは、GoogleとBingへの送信で十分でしょう。

robots.txtとサイトマップ

robots.txtファイルにサイトマップの場所を記載することもできます。

robots.txtへの記載方法

サイトのルートディレクトリにある robots.txt ファイルに、以下の行を追加してください。

Sitemap: https://example.com/sitemap.xml

複数のサイトマップがある場合は、複数行記載できます。

Sitemap: https://example.com/sitemap.xml
Sitemap: https://example.com/sitemap-news.xml

これにより、検索エンジンがrobots.txtを読んだときに、サイトマップの場所も自動的に認識してくれます。

ただし、Googleサーチコンソールへの手動送信の方が確実なので、両方設定しておくのがおすすめですよ。

サイトマップの更新と再送信

サイトが更新されたら、サイトマップも更新する必要があります。

WordPressの場合

プラグインを使っている場合、サイトマップは自動的に更新されます。新しい記事を公開すると、自動的にサイトマップに追加されるんです。

再送信の必要はなく、Googleが定期的にサイトマップをチェックしてくれます。

静的サイトの場合

新しいページを追加したり、既存のページを削除したりした場合は、サイトマップを再生成して、サーバーにアップロードしてください。

Googleサーチコンソールでは、同じサイトマップURLで再送信する必要はありません。Googleが次回クロール時に更新を検出します。

ただし、サイトマップのURLそのものを変更した場合は、新しいURLを送信する必要があります。

サイトマップのベストプラクティス

効果的なサイトマップを作成・管理するためのポイントです。

1. すべてのページを含める

重要なページはすべてサイトマップに含めましょう。ただし、以下のページは除外してください。

  • noindexタグが設定されたページ
  • 404エラーページ
  • リダイレクトされているページ
  • 重複コンテンツのページ

2. 優先度と更新頻度を適切に設定

優先度(priority)は0.0〜1.0の範囲で設定します。重要なページほど高い値を設定しましょう。

更新頻度(changefreq)は、実際の更新頻度に合わせて設定してください。

  • daily:毎日更新(トップページ、ニュースページなど)
  • weekly:週1回程度(ブログ記事など)
  • monthly:月1回程度(サービス紹介ページなど)
  • yearly:年1回程度(会社概要など)

3. サイズ制限を守る

XMLサイトマップには制限があります。

  • 最大50,000URL
  • 最大ファイルサイズ:50MB(非圧縮時)

これを超える場合は、サイトマップを複数に分割して、サイトマップインデックスを使ってください。

4. 正規URLを使用

URLは正規化された形式で記載しましょう。

  • HTTPSを使っているならHTTPSのURL
  • wwwあり/なしを統一
  • 末尾のスラッシュを統一

5. 定期的に確認

Googleサーチコンソールで、定期的にサイトマップのステータスを確認しましょう。エラーがあれば、速やかに修正してください。

よくある質問と回答

サイトマップは必須?

必須ではありませんが、強く推奨されます。特に、新しいサイト、大規模なサイト、内部リンクが少ないサイトでは重要です。

送信後、すぐに効果が出る?

サイトマップを送信しても、すぐに検索順位が上がるわけではありません。Googleがサイトを効率的にクロールできるようになり、中長期的にSEO効果が期待できます。

サイトマップを何度も送信してもいい?

同じサイトマップを何度も送信する必要はありません。一度送信すれば、Googleが定期的にチェックしてくれます。

HTMLサイトマップも必要?

XMLサイトマップとは別に、HTMLサイトマップ(人間向け)を作成することも推奨されます。ユーザビリティの向上に役立ちますよ。

サイトマップがなくてもクロールされる?

はい、内部リンクをたどってクロールされます。ただし、サイトマップがあった方が効率的で、すべてのページが確実にクロールされる可能性が高まります。

まとめ:サイトマップを送信してSEO対策を強化しよう

サイトマップの送信方法について、詳しく解説しました。

重要なポイントをおさらい

  • サイトマップはXML形式で作成
  • WordPressならプラグインで自動生成が便利
  • Googleサーチコンソールから送信(ドメイン部分を除いたパスだけを入力)
  • ステータスが「成功しました」になれば完了
  • robots.txtにも記載すると効果的
  • 定期的にエラーがないか確認

サイトマップの送信は、SEO対策の基本中の基本です。難しそうに見えますが、一度設定してしまえば、あとは自動的に更新されるので手間はかかりません。

この記事を参考に、あなたのサイトもGoogleにしっかりと認識されるようになることを願っています!

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