iPhoneで「すべてを選択」が出ないときの解決策!確実に全選択する方法

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「文章をコピーしたいのに、すべてを選択が出てこない…」

iPhoneでテキストを選択しようとしたとき、こんな経験はありませんか?選択メニューに「コピー」や「ペースト」は出るのに、肝心の「すべてを選択」が表示されないことがあるんです。

実は、この問題には明確な原因があります。そして、ちょっとしたコツを知っていれば、確実に全選択できるようになるんですよ。

この記事では、iPhoneで「すべてを選択」が出ない理由と、状況別の対処法を分かりやすく解説します。メモアプリ、Safari、メール、SNSなど、あらゆる場面で使えるテクニックを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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なぜ「すべてを選択」が表示されないの?

まず、「すべてを選択」が出ない主な原因を理解しておきましょう。

原因1:選択範囲が広すぎる

すでに一部のテキストを選択している状態だと、「すべてを選択」が表示されないことがあります。iPhoneは「もう選択してるよね?」と判断してしまうわけです。

原因2:選択方法が間違っている

テキストを長押しする位置やタイミングによって、表示されるメニューが変わります。適切な場所を選択しないと、目的のメニューが出てきません。

原因3:アプリの仕様による制限

一部のアプリでは、セキュリティやデザインの都合で「すべてを選択」機能が制限されていることがあります。特に、読み取り専用のコンテンツでは選択自体ができない場合もあるでしょう。

原因4:選択可能な範囲を超えている

編集可能な範囲と、閲覧だけの範囲が混在しているページでは、全選択の挙動が不安定になることがあります。

それでは、具体的な解決方法を見ていきましょう。

【基本テクニック】確実に「すべてを選択」を出す方法

まずは、どんな場面でも使える基本的な方法から紹介します。

方法1:何も選択していない状態から始める

ステップ1:テキスト領域をタップ

文章が書いてある部分を1回タップして、カーソル(点滅する縦線)を表示させます。このとき、まだ文字を選択しないでください。

ステップ2:もう一度タップ

カーソルが出ている状態で、もう一度その場所をタップしましょう。

ステップ3:メニューから選択

「選択」「すべてを選択」「ペースト」などのメニューが出てきます。ここで「すべてを選択」をタップすれば完了です。

この方法なら、ほとんどのアプリで「すべてを選択」を表示できますよ。

方法2:長押しからのメニュー表示

ステップ1:テキストを長押し

選択したい文章の上で、1〜2秒ほど指を押し続けます。

ステップ2:メニューを確認

虫眼鏡のような拡大表示が出た後、指を離すとメニューが表示されます。

ステップ3:すべてを選択をタップ

メニューに「すべてを選択」があればタップしてください。

もし表示されない場合は、次の方法を試してみましょう。

方法3:一度選択してから全選択する

ステップ1:一部を選択

テキストを長押しして、適当な単語や文を選択します。青い選択範囲が表示されるはずです。

ステップ2:選択範囲をタップ

青くなっている部分をもう一度タップしてください。

ステップ3:すべてを選択

メニューが再表示されるので、「すべてを選択」を選びます。

この方法は、最初のタップで「すべてを選択」が出なかった場合に有効です。

アプリ別:全選択のコツと注意点

アプリによって、選択の挙動が少し違います。よく使うアプリごとに、最適な方法を見ていきましょう。

メモアプリでの全選択

Appleの標準メモアプリは、全選択がとても簡単です。

  1. メモを開いて編集モードにする
  2. テキスト部分をタップしてカーソルを表示
  3. もう一度タップして「すべてを選択」

メモアプリは編集を前提に作られているので、選択機能が充実していますね。

Safariでの全選択

Webページのテキストを選択する場合は、少しコツが必要です。

通常のページ

  1. 選択したいテキストを長押し
  2. 選択範囲が表示されたら、青い丸(ハンドル)をドラッグして範囲を調整
  3. 選択範囲をタップして「すべてを選択」

入力フォーム内

入力欄の中のテキストなら、タップしてカーソルを出してから「すべてを選択」が使えます。

ただし、Webページによってはコピー防止機能があり、選択自体ができないこともあるので注意しましょう。

メールアプリでの全選択

受信したメールや作成中のメールで全選択する方法です。

受信メール

  1. メール本文を長押し
  2. 「すべてを選択」が出ない場合は、一部を選択してからタップ
  3. メニューから「すべてを選択」

メール作成中

  1. 本文欄をタップ
  2. もう一度タップして「すべてを選択」

作成中のメールは編集可能なので、選択がスムーズにできますよ。

LINEやSNSアプリでの全選択

自分のメッセージ

自分が送信する前のメッセージなら、通常の方法で全選択できます。

相手のメッセージ

すでに送信されたメッセージは、アプリによって選択が制限されていることがあります。LINEの場合、メッセージを長押しして「コピー」を選ぶと、そのメッセージ全体がコピーされる仕様です。

Pagesやワープロアプリでの全選択

文書作成アプリでは、より高度な選択機能が使えます。

  1. 文書をタップして編集モードに
  2. 画面上部のメニューから「…」(その他)をタップ
  3. 「すべてを選択」のオプションが見つかることも

または、通常の長押しメニューからも選択可能です。

「すべてを選択」が絶対に出ないときの対処法

どうしても「すべてを選択」が表示されない場合は、これらの方法を試してみてください。

対処法1:手動で範囲を広げる

「すべてを選択」を使わなくても、選択範囲を手動で広げることができます。

  1. テキストを長押しして一部を選択
  2. 青い丸(選択ハンドル)が表示される
  3. 丸をドラッグして、選択範囲を広げる
  4. 始点と終点を調整して、すべてのテキストを含める

少し手間はかかりますが、確実にすべてのテキストを選択できますよ。

対処法2:トリプルタップを使う

一部のアプリでは、テキストを3回連続でタップすると段落全体が選択されます。

  1. 選択したい段落を素早く3回タップ
  2. 段落全体が選択される
  3. 必要に応じてハンドルを調整

この方法は、長い文章の一部分を素早く選択したいときに便利です。

対処法3:コピー可能かどうか確認する

Webページやアプリによっては、著作権保護のため選択やコピーが禁止されていることがあります。

  • 画像として表示されているテキスト
  • DRM(デジタル著作権管理)で保護されたコンテンツ
  • 特定のニュースサイトやアプリ

これらの場合、技術的に選択できないので、スクリーンショットを撮って必要な情報を保存する方法を検討しましょう。

対処法4:アプリを再起動する

アプリの一時的な不具合で選択機能が動作しないこともあります。

  1. アプリを完全に終了する(ホーム画面に戻ってアプリスイッチャーから削除)
  2. もう一度アプリを起動
  3. 再度選択を試す

これで解決することも多いですよ。

キーボードのショートカットを活用する方法

外部キーボードを接続している場合、キーボードショートカットで全選択できます。

Command + A で全選択

MacやWindowsのキーボードをiPhoneに接続している場合、Command + A(Windowsキーボードなら Ctrl + A の場合も)を押すと、一発で全選択できます。

この方法は、iPadでも同じように使えるので覚えておくと便利でしょう。

選択したテキストの活用方法

全選択ができたら、次はそのテキストをどう使うかも知っておきましょう。

コピー&ペースト

選択した後、メニューから「コピー」をタップすれば、クリップボード(一時保存場所)にテキストが保存されます。他のアプリに移動して「ペースト」すれば、同じテキストを貼り付けられますね。

共有機能を使う

選択範囲をタップして「共有」を選べば、メールやメッセージで直接送信することもできます。

検索や翻訳

選択したテキストをタップして「調べる」を選ぶと、辞書検索やWeb検索が可能です。「翻訳」を選べば、他の言語に変換することもできますよ。

よくある疑問と解決策

一部だけ選択されてしまう

選択範囲が意図したものより狭い場合、青いハンドルをドラッグして範囲を調整してください。始点と終点の丸をそれぞれ動かせば、正確に範囲を指定できます。

選択が解除されてしまう

画面の別の場所をタップすると選択が解除されます。選択状態を維持したまま操作したい場合は、選択範囲の上のメニューだけをタップするようにしましょう。

選択メニューが消えてしまう

メニューが消えても、選択範囲が青いままなら大丈夫。もう一度選択範囲をタップすれば、メニューが再表示されます。

縦に長い文章を一気に選択したい

画面をスクロールしながら選択範囲を広げることもできます。選択ハンドルを画面の端までドラッグすると、自動的にスクロールが始まりますよ。

選択がうまくいかないときのチェックポイント

それでもうまくいかない場合は、以下を確認してみてください。

iOSのバージョンは最新?

古いバージョンのiOSでは、選択機能に不具合があることがあります。「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で最新版にアップデートしてみましょう。

画面保護フィルムの問題

厚い保護フィルムやガラスフィルムが、タッチ操作の精度を下げていることがあります。フィルムの気泡を抜いたり、必要に応じて交換を検討してください。

タッチ操作の設定

「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」で、タッチの感度や長押しの時間を調整できます。自分に合った設定に変更してみるのも一つの方法です。

まとめ:状況に応じた選択方法を使い分けよう

iPhoneで「すべてを選択」が出ないときの対処法をたくさん紹介しましたが、覚えておくべき基本は次の3つです。

ポイントのおさらい

  • タップ→もう一度タップで「すべてを選択」を表示
  • 一部選択してから、選択範囲をタップして全選択
  • どうしても出ないときは、ハンドルをドラッグして手動で範囲を広げる

アプリやコンテンツの種類によって最適な方法は変わりますが、これらの基本を押さえておけば、ほとんどの場面で対応できるはずです。

普段からよく使う操作だからこそ、スムーズに全選択できると作業効率が格段に上がります。この記事で紹介した方法を、ぜひ試してみてくださいね。

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