Microsoft Edgeが動かない!困ったときの7つの解決方法

「あれ?Microsoft Edgeが開かない…」
朝パソコンを立ち上げたら、いつも使っているブラウザが突然動かなくなった経験はありませんか?

Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)は、Windows 10以降のパソコンに標準で入っているインターネットを見るためのソフトです。Internet Explorer(インターネット エクスプローラー)の後継として作られました。

でも、便利なEdgeも時々トラブルを起こすことがあります。
この記事では、Edgeが動かなくなったときに試してほしい解決方法を、初心者の方でもわかるように順番に説明していきますね。

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Edgeが動かない主な原因

まず、どうしてEdgeが動かなくなるのか、その原因を知っておきましょう。

Windowsシステムのエラー

パソコン本体のシステムに問題が起きると、Edgeだけでなく他のアプリも動かなくなることがあります。
これは、パソコン全体の調子が悪くなっている状態ですね。

Edge自体の不具合

Edgeというアプリそのものに問題が発生している場合です。
他のアプリは正常に動くのにEdgeだけ起動しない、というときはこちらが原因かもしれません。

メモリ不足

パソコンのメモリ(作業スペースのようなもの)が足りなくなると、新しいアプリを開けなくなります。
たくさんのアプリを同時に開いているときに起こりやすいです。

拡張機能の問題

Edgeに追加した便利な機能(拡張機能)が、逆にEdgeの動作を邪魔していることがあります。
広告ブロックや翻訳ツールなど、追加した機能が古かったり相性が悪かったりすると問題を起こします。

キャッシュの蓄積

キャッシュとは、一度見たウェブページの情報を保存しておく仕組みです。
次に同じページを開くとき速く表示できるのですが、このデータがたまりすぎるとEdgeの動きが悪くなります。

解決方法1:パソコンを再起動する

難易度:★☆☆☆☆

最初に試してほしいのが、パソコンの再起動です。
「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、実はこれだけで問題が解決することがとても多いんです。

再起動の手順

  1. 画面左下の「スタート」ボタンをクリック
  2. 「電源」マークをクリック
  3. 「再起動」を選ぶ

パソコンが自動的に閉じて、もう一度起動します。
再起動が終わったら、Edgeを開いてみてください。

なぜ再起動で直るの?

パソコンを再起動すると、メモリがリセットされて一時的なエラーが解消されます。
まるで、疲れた頭を休めるとスッキリするのと同じような感じですね。

解決方法2:Edgeを修復する

難易度:★★☆☆☆

パソコンを再起動しても直らない場合は、Edgeの「修復機能」を使ってみましょう。
これは、Edgeのデータや設定を残したまま、アプリ自体を直してくれる便利な機能です。

Windows 11の場合

  1. 「スタート」ボタンを右クリック
  2. 「インストールされているアプリ」を選択
  3. 検索窓に「Microsoft Edge」と入力
  4. Edgeの右側にある「…」(3つの点)をクリック
  5. 「変更」を選ぶ
  6. 「修復」ボタンをクリック

Windows 10の場合

  1. 「スタート」ボタンをクリック
  2. 歯車マーク(設定)をクリック
  3. 「アプリ」を選ぶ
  4. 「アプリと機能」をクリック
  5. 「Microsoft Edge」を探してクリック
  6. 「変更」を選ぶ
  7. 「修復」ボタンをクリック

修復には数分かかります。
終わったら自動的にEdgeが起動するので、正常に動くか確認してみてください。

注意点

修復を行うには、インターネットに接続されている必要があります。
お気に入りやパスワードは消えないので安心してくださいね。

解決方法3:キャッシュとCookieを削除する

難易度:★★☆☆☆

Edgeが開ける場合は、たまったデータを削除してみましょう。

キャッシュとCookieって何?

キャッシュ:一度見たページの画像や情報を保存しておく場所
Cookie(クッキー):ウェブサイトがあなたの情報を覚えておくための小さなファイル

これらがたまりすぎると、Edgeの動きが重くなります。

削除の手順

  1. Edgeを開く
  2. 右上の「…」(3つの点)をクリック
  3. 「設定」を選ぶ
  4. 左側の「プライバシー、検索、サービス」をクリック
  5. 「閲覧データをクリア」の「クリアするデータの選択」をクリック
  6. 「時間の範囲」で「すべての期間」を選ぶ
  7. 「閲覧履歴」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れる
  8. 「今すぐクリア」をクリック

削除が終わったら、Edgeを再起動してみてください。
ページの読み込みが速くなっているはずです。

解決方法4:Edgeを最新版にアップデートする

難易度:★★☆☆☆

古いバージョンのEdgeを使っていると、バグ(プログラムの不具合)が残ったままになっていることがあります。

アップデートの手順

  1. Edgeを開く
  2. 右上の「…」をクリック
  3. 「設定」を選ぶ
  4. 左側の「Microsoft Edgeについて」をクリック
  5. 自動的に更新プログラムのチェックが始まる
  6. 更新があれば自動的にダウンロードされる
  7. 「再起動」ボタンが表示されたらクリック

「Microsoft Edgeは最新です」と表示されたら、すでに最新版を使っているということです。

解決方法5:拡張機能を無効にする

難易度:★★★☆☆

Edgeに追加した拡張機能が原因で動かなくなっている可能性があります。

拡張機能って何?

ブラウザに追加できる便利な機能のことです。
例えば、広告をブロックしたり、ページを翻訳したり、スクリーンショットを撮ったりできます。

無効にする手順

  1. Edgeを開く
  2. 右上の「…」をクリック
  3. 「拡張機能」を選ぶ
  4. 「拡張機能の管理」をクリック
  5. 各拡張機能のスイッチをオフにする

全部オフにしたら、Edgeを再起動してみてください。
もし問題が解決したら、どの拡張機能が原因か一つずつオンにして確認しましょう。

解決方法6:設定をリセットする

難易度:★★★☆☆

Edgeの設定に問題がある場合は、設定を初期状態に戻してみましょう。

リセットの手順

  1. Edgeを開く
  2. 右上の「…」をクリック
  3. 「設定」を選ぶ
  4. 左側の「設定のリセット」をクリック
  5. 「設定を復元して既定値に戻します」を選ぶ
  6. 「リセット」ボタンをクリック

何が残って何が消える?

残るもの

  • お気に入り
  • 閲覧履歴
  • 保存したパスワード

消えるもの

  • 拡張機能(無効になる)
  • Cookie
  • 一時的なデータ
  • カスタマイズした設定

リセット後、再度Edgeを起動して動作を確認してください。

解決方法7:Edgeを再インストールする

難易度:★★★★☆

ここまでの方法で直らない場合は、Edgeを一度削除して入れ直してみましょう。

再インストールの手順

ステップ1:修復機能で再インストール

実は、「解決方法2」で紹介した修復機能は、実質的にEdgeを再インストールしています。
もう一度試してみる価値があります。

ステップ2:公式サイトからダウンロード

  1. 別のブラウザ(ChromeやFirefoxなど)を使う
  2. Microsoftの公式サイトにアクセス
  3. Edgeの最新版をダウンロード
  4. ダウンロードしたファイルを実行
  5. 画面の指示に従ってインストール

※「Microsoft Edgeは既にインストールされています」と表示されても、「ダウンロードを続ける」を選んでください。

注意点

再インストール中はインターネット接続が必要です。
作業前に重要なお気に入りはバックアップしておくと安心ですね。

それでも直らないときは?

ここまでの方法を全部試しても直らない場合、以下の可能性が考えられます。

ウイルスやマルウェアの感染

パソコンがウイルスに感染していると、Edgeが正常に動かないことがあります。
Windowsセキュリティでスキャンを実行してみましょう。

  1. 「スタート」ボタンをクリック
  2. 「設定」を開く
  3. 「更新とセキュリティ」を選ぶ
  4. 「Windowsセキュリティ」をクリック
  5. 「ウイルスと脅威の防止」を選ぶ
  6. 「スキャンのオプション」から「フルスキャン」を実行

Windowsのシステムエラー

Windows自体に問題がある場合は、Windowsのアップデートを確認してください。
システムの復元を使って、Edgeが正常に動いていた時点に戻すのも一つの方法です。

ハードウェアの問題

パソコンの部品(メモリやハードディスクなど)に問題がある可能性もあります。
この場合は、パソコンメーカーのサポートに相談することをおすすめします。

予防策:今後同じトラブルを避けるために

Edgeのトラブルを防ぐために、日頃から以下のことを心がけましょう。

定期的にアップデートする

月に1回くらい、Edgeが最新版になっているか確認しましょう。
自動更新がオンになっていれば基本的には大丈夫です。

キャッシュを定期的に削除する

月に1回程度、ブラウザのキャッシュとCookieを削除すると快適に使えます。
ただし、ログイン情報が消えることもあるので注意してください。

拡張機能は必要最小限に

便利な拡張機能ですが、入れすぎるとトラブルの原因になります。
本当に必要なものだけを厳選しましょう。

複数のタブを開きすぎない

たくさんのタブを同時に開くと、メモリを圧迫してEdgeが重くなります。
使わないタブはこまめに閉じる習慣をつけましょう。

まとめ

Microsoft Edgeが動かなくなったときの解決方法を7つ紹介しました。

簡単な順番でまとめると:

  1. パソコンを再起動する(まずはこれ!)
  2. Edgeの修復機能を使う
  3. キャッシュとCookieを削除する
  4. Edgeを最新版にアップデートする
  5. 拡張機能を無効にする
  6. 設定をリセットする
  7. Edgeを再インストールする

ほとんどの場合、1〜3の方法で解決できるはずです。
焦らず、順番に試してみてくださいね。

もし全部試しても直らない場合は、ウイルスチェックやWindowsのアップデート、最終的にはパソコンメーカーのサポートに相談するのがおすすめです。

普段から定期的なメンテナンスを心がけることで、トラブルを未然に防げます。
快適なインターネット生活を楽しんでくださいね!

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