Outlookのページ設定はどこ?印刷・表示設定の場所を完全ガイド

Outlookでメールを印刷しようとしたり、画面表示を調整しようとしたりするときに、「ページ設定ってどこにあるの?」と困ったことはありませんか?

実は、Outlookの「ページ設定」は、目的によって場所が違うんです。しかも、他のOfficeアプリ(WordやExcelなど)とは配置が異なるため、探すのに苦労する方も多いはず。

この記事では、Outlookのページ設定がどこにあるのか、目的別に分かりやすく解説していきます。


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  1. Outlookの「ページ設定」は3種類ある
    1. 1. 印刷時のページ設定
    2. 2. メール表示のページ設定
    3. 3. メール作成時の書式設定
  2. 印刷時のページ設定の場所
    1. 基本的な開き方
    2. ページ設定で変更できる項目
  3. カレンダー印刷のページ設定
    1. カレンダーのページ設定手順
  4. 連絡先印刷のページ設定
    1. 連絡先のページ設定手順
  5. メール表示の設定(閲覧ウィンドウ設定)
    1. 閲覧ウィンドウの設定場所
    2. より詳細な表示設定
  6. メール作成時の既定書式設定
    1. 既定のフォント設定の場所
    2. 設定できる項目
  7. ページ設定が見つからないときのチェックポイント
    1. チェック1:正しいビューにいるか
    2. チェック2:リボンが折りたたまれていないか
    3. チェック3:アイテムが選択されているか
  8. バージョンによる違いに注意
    1. Outlook 2019/2021/Microsoft 365
    2. Outlook 2016以前
    3. Web版Outlook(Outlook.com)
  9. 印刷プレビューで確認する習慣を
    1. プレビュー確認のポイント
  10. よく使う設定は「クイックアクセスツールバー」に追加
    1. クイックアクセスツールバーとは
    2. 追加方法
  11. その他の便利な表示設定
    1. ズーム機能
    2. 会話ビューの設定
    3. コンパクトビュー
  12. トラブルシューティング:設定が保存されない場合
    1. 原因1:Outlookが正常終了していない
    2. 原因2:プロファイルに問題がある
    3. 原因3:レジストリに問題がある
  13. まとめ:目的に応じて設定場所を使い分けよう

Outlookの「ページ設定」は3種類ある

まず知っておきたいのは、Outlookには目的別に複数の「ページ設定」があるということです。

1. 印刷時のページ設定

メールやカレンダーを印刷する際のレイアウトや余白を調整する設定です。

2. メール表示のページ設定

受信したメールを画面で見るときの表示方法を変える設定です。

3. メール作成時の書式設定

新しいメールを書くときのフォントやレイアウトを決める設定です。

それぞれ設定場所が違うので、順番に見ていきましょう。


印刷時のページ設定の場所

最もよく探されるのが、この「印刷時のページ設定」です。

基本的な開き方

手順1:印刷プレビューを開く

  1. 印刷したいメールを開く、または選択する
  2. 「ファイル」タブをクリック
  3. 「印刷」を選択

手順2:ページ設定を開く

  1. 画面右側に印刷プレビューが表示される
  2. 「印刷オプション」ボタンをクリック
  3. 表示されたダイアログの下部にある「ページ設定」ボタンをクリック

これで、ページ設定のウィンドウが開きます。

ページ設定で変更できる項目

ページ設定ウィンドウでは、以下の項目を調整できます:

「用紙」タブ

  • 用紙サイズ(A4、B5など)
  • 用紙の向き(縦、横)
  • 給紙方法

「余白」タブ

  • 上下左右の余白
  • ヘッダー・フッターの位置

「ヘッダー/フッター」タブ

  • ページ番号の表示
  • 印刷日時の表示
  • カスタムテキストの挿入

カレンダー印刷のページ設定

カレンダーを印刷する場合は、少し手順が異なります。

カレンダーのページ設定手順

ステップ1:カレンダービューに切り替え

  1. 画面左下の「カレンダー」アイコンをクリック

ステップ2:印刷画面を開く

  1. 「ファイル」→「印刷」を選択
  2. または、Ctrl + P を押す

ステップ3:印刷スタイルを選択

カレンダーの場合、「設定」の中に複数の印刷スタイルが用意されています:

  • 日単位スタイル
  • 週単位スタイル
  • 月単位スタイル
  • 三つ折りスタイル
  • カレンダー詳細スタイル

これらを選択すると、自動的に最適なページレイアウトが適用されます。

ステップ4:詳細設定(必要な場合)

  1. 選択したスタイルの下にある「印刷オプション」をクリック
  2. 「ページ設定」ボタンから細かい調整が可能

連絡先印刷のページ設定

連絡先リストを印刷する際も、専用の設定があります。

連絡先のページ設定手順

  1. 画面左下の「連絡先」(人型のアイコン)をクリック
  2. 「ファイル」→「印刷」を選択
  3. 印刷スタイルを選ぶ:
  • カード形式
  • 小さいしおり形式
  • 中くらいのしおり形式
  • メモ形式
  • 電話帳形式
  1. 「印刷オプション」→「ページ設定」で詳細調整

連絡先の場合、選んだスタイルによって名刺サイズやリストレイアウトなど、様々な形式で印刷できますよ。


メール表示の設定(閲覧ウィンドウ設定)

画面上でメールを読むときの表示方法も変更できます。

閲覧ウィンドウの設定場所

手順

  1. 「表示」タブをクリック
  2. 「閲覧ウィンドウ」グループを探す
  3. 以下から選択:
  • 右(メール一覧の右側に内容を表示)
  • 下(メール一覧の下部に内容を表示)
  • オフ(閲覧ウィンドウを非表示)

より詳細な表示設定

ビューの設定を開く

  1. 「表示」タブをクリック
  2. 「ビューの変更」→「ビューの管理」を選択
  3. 使用中のビューを選択して「変更」をクリック

ここから、表示する列や並び順、フィルターなどを細かく調整できます。


メール作成時の既定書式設定

新しいメールを書くときのフォントや色を設定する場所です。

既定のフォント設定の場所

手順

  1. 「ファイル」タブをクリック
  2. 「オプション」を選択
  3. 左側のメニューから「メール」をクリック
  4. 「メッセージの作成」セクションにある「ひな形およびフォント」ボタンをクリック

設定できる項目

「個人用ひな形」タブで設定できること:

  • 新しいメッセージのフォント
  • 返信/転送時のフォント
  • テキスト形式メッセージのフォント

それぞれ「フォント」ボタンをクリックして、以下を設定できます:

  • フォントの種類(メイリオ、游ゴシックなど)
  • フォントサイズ(10pt、11ptなど)
  • フォントの色
  • 太字・斜体・下線などのスタイル

ページ設定が見つからないときのチェックポイント

それでも「ページ設定」が見つからない場合、以下を確認してみましょう。

チェック1:正しいビューにいるか

Outlookでは、メール、カレンダー、連絡先、タスクなど、複数のビューがあります。

印刷したい対象のビューに切り替わっていないと、正しいページ設定が表示されません。

画面左下のアイコンで、現在のビューを確認しましょう:

  • 📧 メール
  • 📅 カレンダー
  • 👤 連絡先
  • ✓ タスク

チェック2:リボンが折りたたまれていないか

Outlookの上部にあるリボン(メニューバー)が折りたたまれていると、設定項目が見つけにくくなります。

リボンの展開方法:

  • 画面右上の「^」マークをクリック
  • または、Ctrl + F1 を押す

チェック3:アイテムが選択されているか

印刷設定を開くには、メールや予定などのアイテムが選択されている必要があります。

何も選択していない状態だと、印刷メニュー自体がグレーアウトすることもあるんです。


バージョンによる違いに注意

Outlookのバージョンによって、メニューの配置が少し違うことがあります。

Outlook 2019/2021/Microsoft 365

最新版では、「ファイル」→「印刷」→「印刷オプション」→「ページ設定」という流れが基本です。

Outlook 2016以前

古いバージョンでは、「ファイル」タブではなく、リボン上に「ページ設定」ボタンが直接配置されている場合もあります。

Web版Outlook(Outlook.com)

ブラウザで使うWeb版Outlookでは、印刷設定がシンプル化されています。

  1. メールを開く
  2. 右上の「…」(その他の操作)をクリック
  3. 「印刷」を選択
  4. ブラウザの印刷ダイアログが開く

Web版では、詳細なページ設定はできず、ブラウザ側の印刷設定に依存します。


印刷プレビューで確認する習慣を

ページ設定を変更したら、必ず印刷プレビューで確認することをおすすめします。

プレビュー確認のポイント

余白は適切か:

  • 文字が切れていないか
  • 余白が広すぎたり狭すぎたりしないか

向きは正しいか:

  • 表が多い場合は横向きの方が見やすいことも
  • カレンダーは月単位なら横向きが一般的

ページ数は適切か:

  • 不要な空白ページが入っていないか
  • 1枚に収めたいのに複数ページになっていないか

よく使う設定は「クイックアクセスツールバー」に追加

頻繁にページ設定を変更する人には、この方法がおすすめです。

クイックアクセスツールバーとは

Outlook画面の一番上、タイトルバーの近くにある小さなアイコン群のことです。

ここによく使う機能を追加しておくと、ワンクリックでアクセスできて便利なんですね。

追加方法

  1. 「ファイル」→「オプション」を開く
  2. 「クイックアクセスツールバー」を選択
  3. 左側のリストから「印刷プレビューと印刷」を探す
  4. 「追加」ボタンをクリック
  5. 「OK」をクリック

これで、いつでもワンクリックで印刷画面にアクセスできます。


その他の便利な表示設定

ページ設定に関連して、知っておくと便利な設定を紹介します。

ズーム機能

メールの文字が小さくて読みづらいときは、ズーム機能を使いましょう。

設定方法:

  1. メールを開いた状態で「表示」タブをクリック
  2. 「ズーム」グループの「ズーム」ボタンをクリック
  3. 任意の倍率を選択(50%〜200%)

または、Ctrl キーを押しながらマウスホイールを回すことでも調整できますよ。

会話ビューの設定

関連するメールをまとめて表示する「会話ビュー」も、見やすさに影響します。

切り替え方法:

  1. 「表示」タブをクリック
  2. 「会話」グループの「会話別に表示」をクリック

これで、やり取りの流れが一目で分かるようになります。

コンパクトビュー

メール一覧を見やすくする設定もあります。

設定方法:

  1. 「表示」タブをクリック
  2. 「メッセージ」グループを探す
  3. 「メッセージのプレビュー」から選択:
  • オフ(件名のみ表示)
  • 1行(本文の最初の1行を表示)
  • 2行(本文の最初の2行を表示)
  • 3行(本文の最初の3行を表示)

トラブルシューティング:設定が保存されない場合

ページ設定を変更しても、次回開いたときに元に戻ってしまう…そんなトラブルの対処法です。

原因1:Outlookが正常終了していない

解決策:

  • 必ず「ファイル」→「終了」でOutlookを閉じる
  • ×ボタンで閉じるだけでは設定が保存されないことがある

原因2:プロファイルに問題がある

解決策:

  1. Outlookを完全に終了
  2. コントロールパネルを開く
  3. 「Mail(Microsoft Outlook)」を選択
  4. 「プロファイルの表示」をクリック
  5. 新しいプロファイルを作成して試してみる

原因3:レジストリに問題がある

解決策:
専門的な操作が必要になるため、IT管理者に相談することをおすすめします。自己解決が難しい場合は、Microsoftサポートへの問い合わせも検討しましょう。


まとめ:目的に応じて設定場所を使い分けよう

Outlookのページ設定は、目的によって場所が異なります。

この記事のポイント:

  • 印刷設定は「ファイル」→「印刷」→「印刷オプション」→「ページ設定」
  • メール表示は「表示」タブから変更
  • 作成時の書式は「ファイル」→「オプション」→「メール」
  • カレンダー、連絡先にはそれぞれ専用の印刷設定がある
  • Web版Outlookでは詳細設定ができない
  • 設定後は必ず印刷プレビューで確認する

特に覚えておきたいのは、「ファイル」タブからアクセスする印刷関連の設定です。ここを押さえておけば、ほとんどのページ設定にたどり着けますよ。

日々のメール作業が、より快適になりますように!

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