Slackでメッセージにリアクションするとき、「普通のスタンプじゃ物足りない…」って思ったことはありませんか?
実は、Slackでは動くアニメーションスタンプ(カスタム絵文字)を自分で作って追加できるんです。チームの内輪ネタやお気に入りのキャラクターを動かせば、コミュニケーションがもっと楽しくなりますよ。
この記事では、Slackでアニメーションスタンプを作成してアップロードする方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
Slackのカスタム絵文字ってどんなもの?

カスタム絵文字とは、Slackのワークスペース(チームの作業空間のこと)に自分たちで追加できるオリジナルのスタンプのことです。
標準で用意されている絵文字だけでなく、自分たちで作った画像をスタンプとして使えるようになります。静止画だけでなく、GIF形式のアニメーション画像も登録できるんです。
アニメーションスタンプでできること
- メッセージへのリアクション
- チャット内での感情表現
- チーム独自の文化づくり
- 会話を視覚的に盛り上げる演出
アニメーションスタンプの作成に必要な条件
Slackでアニメーションスタンプを使うには、いくつかの技術的な条件があります。
ファイル形式と仕様
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| ファイル形式 | GIF(ジフ)形式 |
| 推奨サイズ | 128×128ピクセル以下 |
| ファイル容量 | 128KB以下 |
| アニメーション | ループ再生に対応 |
GIF形式というのは、パラパラ漫画のように複数の画像を連続表示させることで動いて見えるファイル形式のことです。
ファイルサイズが大きすぎるとアップロードできないので、容量には注意が必要ですね。
アニメーションGIFの作成方法
それでは、実際にアニメーションGIFを作る方法を見ていきましょう。
方法1:オンラインGIF作成ツールを使う
初心者の方におすすめなのが、ブラウザ上で使える無料のGIF作成ツールです。
代表的なツール
- GIPHY(ジフィー):動画や画像からGIFを作成できるサービス
- ezgif.com:画像の編集やGIF変換ができる多機能ツール
- Canva:デザインツールとしても使えて、GIF作成機能も搭載
これらのツールでは、複数の画像をアップロードするだけで簡単にアニメーションGIFが作れます。
方法2:画像編集ソフトを使う
より細かい調整をしたい場合は、専用の画像編集ソフトを使いましょう。
よく使われるソフト
- Photoshop(フォトショップ):プロ向けの本格的な画像編集ソフト
- GIMP(ギンプ):無料で使える高機能な画像編集ソフト
これらのソフトでは、フレームごとの表示時間やループ設定など、細かい調整が可能です。
作成時のコツ
アニメーションスタンプを作るときは、以下のポイントを意識すると効果的です。
シンプルな動きにする
複雑な動きは小さいサイズでは見づらくなります。単純な動作の繰り返しがおすすめです。
ループを意識する
最後のフレームと最初のフレームが自然につながるように作ると、スムーズに繰り返し再生されます。
色数を抑える
ファイルサイズを小さくするために、使う色の数を減らすのも有効な手段です。
動きのスピード調整
速すぎると目が疲れるので、ちょうどいいテンポを探りましょう。
Slackへのアップロード手順
作成したアニメーションGIFをSlackに追加する方法を説明します。
ステップ1:ワークスペースの設定を確認
まず、あなたのワークスペースでカスタム絵文字の追加が許可されているか確認しましょう。
ワークスペースの設定によっては、管理者だけが絵文字を追加できる場合があります。メンバー全員が追加できる設定になっていれば、誰でも自由にアップロードできますよ。
ステップ2:カスタム絵文字の追加画面を開く
- Slackの左上にあるワークスペース名をクリック
- メニューから「設定と管理」を選択
- 「ワークスペースをカスタマイズ」をクリック
- 「絵文字を追加する」のセクションに移動
ステップ3:GIFファイルをアップロード
- 「絵文字をアップロード」ボタンをクリック
- 作成したGIFファイルを選択
- 絵文字の名前を入力(この名前がスタンプを呼び出すときのキーワードになります)
- 「保存」ボタンをクリック
絵文字の名前の付け方のコツ
- 覚えやすい短い名前にする
- 英数字とハイフン、アンダースコアが使える
- 既存の絵文字名と重複しないようにする
例::neko-walk:、:happy-dance:、:loading-anime:など
アップロード後の確認
アップロードが完了したら、実際にチャットで使ってみましょう。
メッセージ入力欄で「:」(コロン)を入力すると、絵文字の候補が表示されます。追加した絵文字の名前を入力すれば、アニメーションスタンプが使えるはずです。
アニメーションスタンプを効果的に使うアイデア

せっかく作ったアニメーションスタンプ、上手に活用してチームのコミュニケーションを盛り上げましょう。
チーム文化に合わせたスタンプ
- 承認スタンプ:「いいね!」の代わりに使える動くサムズアップ
- 処理中スタンプ:「対応中です」を伝えるローディングアニメーション
- お祝いスタンプ:成果を祝う紙吹雪やクラッカー
- リマインダースタンプ:注意を引く動くベルや時計
季節やイベントに合わせる
季節の行事や会社のイベントに合わせたスタンプを作ると、タイムリーで楽しいコミュニケーションができます。
- 年末年始:動くお正月飾りや雪だるま
- プロジェクト完了:花火や万歳する人
- 誕生日:ケーキのろうそくが消えるアニメーション
使いすぎには注意
アニメーションスタンプは目を引きますが、多用しすぎると逆に読みづらくなることも。大切な場面やここぞというときに使うのが効果的です。
トラブルシューティング
アニメーションスタンプの作成やアップロードで困ったときの対処法です。
アップロードできない場合
ファイルサイズが大きすぎる
128KBを超えている可能性があります。GIF圧縮ツールを使ってファイルサイズを小さくしましょう。
権限がない
ワークスペースの管理者に連絡して、カスタム絵文字の追加権限をもらう必要があります。
アニメーションが動かない
GIF形式になっていない
ファイルの拡張子が「.gif」になっているか確認してください。
フレーム数が多すぎる
フレーム数を減らすか、表示時間を調整してファイルサイズを小さくしましょう。
まとめ
Slackのアニメーションスタンプ作成について解説してきました。
重要なポイント
- GIF形式で128×128ピクセル以下、128KB以下のファイルを作成する
- オンラインツールや画像編集ソフトでアニメーションGIFを作れる
- ワークスペースの設定からカスタム絵文字として追加できる
- シンプルな動きとループを意識すると効果的
- チーム文化に合わせたスタンプで楽しくコミュニケーション
オリジナルのアニメーションスタンプを作れば、チャットがもっと楽しくなります。最初は既存の画像を加工するだけでもOKなので、ぜひチャレンジしてみてください。
あなたのチームならではの個性的なスタンプで、Slackライフを充実させましょう!

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