Googleカレンダーを閲覧のみで共有する方法|権限設定を理解して安全に使おう

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「自分のスケジュールを家族に見せたいけど、勝手に変更されたくない」「チームメンバーに予定を共有したいけど、編集権限は与えたくない」

そんなときに便利なのが、Googleカレンダーの「閲覧のみ」権限です。

この記事では、閲覧のみ権限とは何か、どうやって設定するのか、どんな場面で使うと便利なのかを詳しく解説していきます。

権限の変更方法や、よくあるトラブルの解決方法も紹介しますので、安心して共有できるようになりますよ。

パソコンでもスマホでも使える方法を説明するので、自分の環境に合わせて活用してくださいね。


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  1. 閲覧のみ権限とは?基本を理解しよう
    1. 閲覧のみでできること
    2. 閲覧のみではできないこと
    3. 閲覧のみ権限が適している場面
  2. パソコンで閲覧のみ権限を設定する方法
    1. 特定の人に閲覧のみで共有する
    2. 権限レベルの選択
    3. 既存の共有権限を閲覧のみに変更
  3. スマートフォンで閲覧のみ権限を設定する
    1. ブラウザでの設定(推奨)
    2. Googleカレンダーアプリでの制限
  4. 閲覧のみで共有されたカレンダーの使い方
    1. 共有カレンダーを受け取る
    2. 閲覧のみカレンダーの表示
    3. 予定の詳細を確認
    4. 自分用の通知を追加
  5. 時間枠のみを表示する権限について
    1. 時間枠のみとは
    2. どんなときに使う?
    3. 設定方法
  6. 閲覧のみから編集可能への権限変更
    1. 権限のアップグレード
    2. 権限のダウングレード
    3. 共有の完全解除
  7. よくある質問と問題の解決方法
    1. 閲覧のみで共有された人は、さらに他の人に共有できる?
    2. 相手が閲覧のみで見ていることを確認できる?
    3. 閲覧のみの相手に、予定の招待は送れる?
    4. 閲覧のみカレンダーをiPhoneの標準カレンダーで見られる?
    5. 閲覧のみでも、予定の時間を変更できるという話を聞いたけど?
  8. 閲覧のみ権限の実用的な活用例
    1. 家族間でのスケジュール共有
    2. チームリーダーのスケジュール公開
    3. 先生と保護者のコミュニケーション
    4. フリーランスとクライアントの予約管理
    5. 施設や会議室の予約状況公開
  9. 閲覧のみと編集可能、どちらを選ぶべき?
    1. 閲覧のみを選ぶべきケース
    2. 編集可能を選ぶべきケース
    3. 段階的な権限付与がおすすめ
  10. セキュリティとプライバシーの考慮事項
    1. 個人情報の確認
    2. 予定の時間枠のみ表示の活用
    3. 定期的な共有リストの見直し
  11. まとめ:閲覧のみ権限で安全かつ便利に共有しよう

閲覧のみ権限とは?基本を理解しよう

まず、「閲覧のみ」がどういう権限なのか確認しておきましょう。

閲覧のみでできること

閲覧のみ権限で共有されたカレンダーでは、以下のことができます。

予定の詳細を見る
予定のタイトル、日時、場所、説明などすべての情報を確認できます。

カレンダー全体を表示
自分のカレンダーと一緒に、相手のカレンダーを同じ画面に表示可能。

カレンダーを検索
共有されたカレンダー内の予定を検索して探せます。

通知を設定
自分用に、共有カレンダーの予定に対する通知を追加できますよ。

閲覧のみではできないこと

一方で、以下のことは一切できません。

予定の追加
新しい予定を作成することはできません。

予定の編集
既存の予定のタイトル、時間、場所などを変更できません。

予定の削除
どんな予定も削除する権限がありません。

カレンダー設定の変更
カレンダーの名前や色、共有設定などを変更できません。

他の人への共有
閲覧のみ権限では、さらに別の人に共有する権限もありません。

閲覧のみ権限が適している場面

閲覧のみは、こんな状況で役立ちます。

個人のスケジュールを家族に見せる
仕事の予定を家族に知らせたいけど、変更はされたくない場合。

上司や管理者のスケジュール公開
部下やチームメンバーが上司の予定を確認できるように。

イベントや講座の予定を参加者に共有
主催者だけが編集でき、参加者は確認だけできる状態。

営業担当の外出予定を社内共有
同僚が営業担当者の予定を確認できるけど、勝手に変更はできない設定。


パソコンで閲覧のみ権限を設定する方法

ブラウザを使った、閲覧のみ権限の設定方法を見ていきましょう。

特定の人に閲覧のみで共有する

ブラウザでGoogleカレンダー(https://calendar.google.com)を開きます。

画面左側のカレンダーリストから、共有したいカレンダーを探しましょう。

カレンダー名の右側にある「︙」(3点リーダー)をクリック。

「設定と共有」を選択してください。

設定画面が開いたら、下にスクロールして「特定のユーザーとの共有」というセクションを見つけます。

「ユーザーを追加」ボタンをクリックしましょう。

権限レベルの選択

共有したい相手のメールアドレスを入力します。Gmailアドレスでなくても大丈夫ですよ。

メールアドレス入力欄の右側に、権限を選択するドロップダウンメニューが表示されます。

ここで「すべての予定の詳細を閲覧」を選択してください。

これが「閲覧のみ」に相当する権限です。

他の選択肢も確認しておきましょう:

予定の時間枠のみを表示(詳細は非表示)
予定の時間だけが表示され、タイトルや詳細は見えない設定。

すべての予定の詳細を閲覧
すべての情報を見られるけど、編集はできない「閲覧のみ」権限。

予定の変更
予定の追加・編集・削除ができる権限。

変更および共有の管理権限
カレンダーのすべての設定を変更でき、他の人への共有もできる最高権限。

「すべての予定の詳細を閲覧」を選んだら、「送信」ボタンをクリック。

相手にメールで招待が送られ、承認すると閲覧のみでカレンダーが共有されます。

既存の共有権限を閲覧のみに変更

すでに共有している相手の権限を、閲覧のみに変更することもできます。

「設定と共有」画面の「特定のユーザーとの共有」セクションに、現在共有している人のリストが表示されています。

権限を変更したい人の名前の右側にある、現在の権限(例:「予定の変更」)をクリック。

ドロップダウンメニューから「すべての予定の詳細を閲覧」を選択すれば、権限が変更されますよ。

変更は即座に反映され、相手には編集権限がなくなります。


スマートフォンで閲覧のみ権限を設定する

スマホから設定する方法も確認しておきましょう。

ブラウザでの設定(推奨)

スマホでも、ブラウザ(SafariやChrome)からGoogleカレンダーにアクセスするのが確実です。

https://calendar.google.com を開きます。

画面が小さいので少し操作しにくいですが、パソコン版と同じ手順で設定できますよ。

左上のメニューアイコン(≡)をタップしてカレンダーリストを表示。

共有したいカレンダーの「︙」をタップして「設定と共有」に進みます。

「特定のユーザーとの共有」から「ユーザーを追加」をタップし、メールアドレスと権限を設定しましょう。

Googleカレンダーアプリでの制限

残念ながら、Googleカレンダーのスマホアプリからは、詳細な共有権限の設定ができません。

アプリでカレンダーを管理している方も、共有設定にはブラウザを使う必要があります。

これはiPhoneでもAndroidでも同じですよ。


閲覧のみで共有されたカレンダーの使い方

逆に、自分が閲覧のみで共有されたカレンダーを受け取った場合の使い方を見ていきましょう。

共有カレンダーを受け取る

カレンダーを共有してもらうと、メールで通知が届きます。

メール内の「このカレンダーを追加」ボタンをクリックすれば、自動的に追加されますよ。

または、Googleカレンダーを開くと、左側の「他のカレンダー」セクションに自動的に追加されているはず。

閲覧のみカレンダーの表示

追加された共有カレンダーは、自分のカレンダーと同じ画面に表示されます。

左側のカレンダーリストで、チェックボックスをオン・オフすることで表示を切り替えられますよ。

カレンダーごとに色分けされているので、どの予定がどのカレンダーのものか分かりやすいです。

予定の詳細を確認

共有カレンダーの予定をクリックすると、詳細情報がポップアップで表示されます。

タイトル、日時、場所、説明、参加者などすべての情報を見られますよ。

ただし、編集ボタンは表示されません。閲覧のみなので、変更はできないんです。

自分用の通知を追加

閲覧のみの共有カレンダーでも、自分用に通知を設定できます。

予定をクリックして、自分のGoogleカレンダーに「コピー」することで、自分のカレンダーに同じ予定を作成。

そこに通知を追加すれば、相手のカレンダーを変更せずに、自分だけ通知を受け取れますよ。


時間枠のみを表示する権限について

閲覧のみには、もう一つのオプション「予定の時間枠のみを表示」があります。

時間枠のみとは

この権限では、予定が入っている時間帯だけが表示されます。

予定のタイトル、場所、説明などの詳細はすべて「予定あり」と表示され、内容は見えません。

どんなときに使う?

プライバシーを守りながら、空き時間を共有したい場合に便利。

例:

  • 仕事の予定を家族に見せたいけど、会議の内容は知らせたくない
  • 個人的な予定が入っていることだけを伝えたい
  • 空き時間を確認してもらいたいけど、予定の詳細は秘密にしたい

設定方法

通常の閲覧のみと同じ手順で、権限選択時に「予定の時間枠のみを表示(詳細は非表示)」を選ぶだけ。

相手には、あなたが予定で埋まっている時間だけが見え、具体的な内容は表示されません。


閲覧のみから編集可能への権限変更

状況が変わって、編集権限を与えたくなることもありますよね。

権限のアップグレード

「設定と共有」画面で、該当する人の権限をクリック。

「予定の変更」を選択すれば、編集権限を付与できます。

変更は即座に反映され、相手は予定の追加・編集・削除ができるようになりますよ。

権限のダウングレード

逆に、編集権限から閲覧のみに戻すことも可能。

同じように権限をクリックして、「すべての予定の詳細を閲覧」を選択すれば、閲覧のみに戻ります。

相手が作成した予定も、変更できなくなるので注意してください。

共有の完全解除

もし共有自体をやめたい場合は、該当する人の右側にある「×」または「削除」アイコンをクリック。

確認画面が出たら「削除」を選択すれば、その人との共有が完全に解除されますよ。


よくある質問と問題の解決方法

閲覧のみ権限についてのよくある疑問に答えます。

閲覧のみで共有された人は、さらに他の人に共有できる?

いいえ、できません。

閲覧のみ権限には、他の人への共有権限は含まれていません。

カレンダーを共有できるのは、元の所有者と「変更および共有の管理権限」を持つ人だけです。

相手が閲覧のみで見ていることを確認できる?

「設定と共有」画面の「特定のユーザーとの共有」リストで、各ユーザーの権限レベルを確認できます。

「すべての予定の詳細を閲覧」と表示されていれば、閲覧のみ権限ですよ。

閲覧のみの相手に、予定の招待は送れる?

はい、送れます。

予定を作成するとき、ゲスト(参加者)として閲覧のみ権限の人を招待することは可能。

招待された人は、その特定の予定について返信したり、自分のカレンダーに追加したりできます。

ただし、あなたのカレンダー全体を編集する権限は変わりません。

閲覧のみカレンダーをiPhoneの標準カレンダーで見られる?

はい、見られます。

iPhoneの設定からGoogleアカウントを追加すると、閲覧のみで共有されているカレンダーも自動的に同期されます。

標準カレンダーアプリでも、編集はできず閲覧だけができる状態になりますよ。

閲覧のみでも、予定の時間を変更できるという話を聞いたけど?

それは誤解です。

閲覧のみ権限では、いかなる変更もできません。

もし変更できたとしたら、権限が「予定の変更」以上に設定されている可能性があります。設定を再確認してください。


閲覧のみ権限の実用的な活用例

実際の生活やビジネスで、閲覧のみ権限をどう活用できるか見てみましょう。

家族間でのスケジュール共有

夫婦それぞれが仕事のカレンダーを閲覧のみで共有。

相手の予定を確認して、家族の予定を調整できます。

ただし、お互いの仕事の予定を勝手に変更されることはありません。

プライバシーを保ちながら、必要な情報は共有できる理想的な関係ですね。

チームリーダーのスケジュール公開

チームリーダーや上司が、自分のカレンダーをメンバーに閲覧のみで共有。

メンバーは上司が忙しい時間帯を確認して、適切なタイミングで相談できます。

上司の予定が勝手に変更される心配もありませんよ。

先生と保護者のコミュニケーション

学校の先生が、クラスの行事予定を保護者に閲覧のみで共有。

保護者はいつでも予定を確認でき、先生は予定管理の主導権を保てます。

誤って予定が変更されるリスクもありません。

フリーランスとクライアントの予約管理

フリーランサーが、自分の空き状況をクライアントに閲覧のみで公開。

クライアントは空いている時間を確認して、メールで予約依頼を送れます。

直接予定を追加されることはないので、ダブルブッキングを防げますよ。

施設や会議室の予約状況公開

会議室の予約カレンダーを、社員全員に閲覧のみで共有。

誰でも空き状況を確認できますが、予約は管理者だけが行う方式。

無秩序な予約を防ぎ、適切な管理を維持できます。


閲覧のみと編集可能、どちらを選ぶべき?

共有する際に、どの権限を選ぶか迷うことがありますよね。

閲覧のみを選ぶべきケース

情報提供が目的
相手に予定を知らせるだけで、変更してもらう必要がない場合。

カレンダーの所有権を保ちたい
自分が完全な管理者として、すべての予定をコントロールしたい場合。

多くの人に共有する
不特定多数や、あまり親しくない人に共有する場合。

ミスを防ぎたい
誤って予定が変更・削除されるリスクを避けたい場合。

編集可能を選ぶべきケース

共同作業が必要
チームメンバーや家族が、一緒にスケジュールを管理する場合。

柔軟性が重要
相手にも予定の追加・変更をしてもらいたい場合。

信頼できる相手
配偶者や親しい同僚など、信頼関係がある相手との共有。

効率を優先
いちいち自分が予定を入力するより、相手に直接入力してもらう方が早い場合。

段階的な権限付与がおすすめ

迷ったら、まず閲覧のみから始めましょう。

必要に応じて、後から編集権限にアップグレードすることは簡単にできます。

一度編集権限を与えてから取り上げるより、最初は制限的にする方が安全ですよ。


セキュリティとプライバシーの考慮事項

閲覧のみでも、予定の内容は完全に見えてしまいます。

個人情報の確認

カレンダーを共有する前に、以下の情報が含まれていないか確認しましょう。

機密情報:

  • 自宅の住所
  • 電話番号
  • クレジットカード情報
  • パスワード

プライベートな詳細:

  • 健康診断や病院の具体的な内容
  • 面接やプライベートな会議の詳細
  • 個人的な悩み相談の予定

必要に応じて、共有用のカレンダーを別途作成することも検討してください。

予定の時間枠のみ表示の活用

詳細を見せたくないけど、忙しさは伝えたい場合は「予定の時間枠のみを表示」が便利。

プライバシーを守りながら、必要最小限の情報を共有できます。

定期的な共有リストの見直し

時々、誰とカレンダーを共有しているか確認しましょう。

もう必要のない共有は解除することで、情報漏洩のリスクを減らせます。

「設定と共有」画面で、現在の共有リストを確認できますよ。


まとめ:閲覧のみ権限で安全かつ便利に共有しよう

Googleカレンダーの閲覧のみ権限について、詳しく解説しました。

この記事の重要ポイント:

閲覧のみ権限では、予定の詳細を見られるけど編集はできません。

特定の人に対して、閲覧のみで安全にカレンダーを共有できます。

時間枠のみ表示を使えば、詳細を隠しながら空き時間を伝えられます。

パソコンのブラウザから簡単に権限設定ができます。

スマホアプリからは設定できないので、ブラウザを使いましょう。

権限は後からいつでも変更可能です。

家族、職場、教育現場など、様々な場面で活用できます。

閲覧のみ権限は、プライバシーを守りながら必要な情報を共有できる、とてもバランスの良い設定です。

「見せたいけど、勝手に変更されたくない」という場面で、ぜひ活用してください。

最初は閲覧のみから始めて、必要に応じて権限をアップグレードする使い方がおすすめ。

この記事を参考に、安全で便利なカレンダー共有を実現してくださいね。

適切な権限設定で、スムーズなコミュニケーションと効率的なスケジュール管理を楽しみましょう!

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