「会議の時間を忘れていた」「友達との約束をすっぽかしてしまった」そんな失敗を防ぐために、Googleカレンダーの通知機能はとても重要です。
でも、「通知ってどうやって追加するの?」「複数の通知を設定できるの?」と疑問に思っている方もいるかもしれませんね。
この記事では、Googleカレンダーに通知を追加する方法を、基本から応用まで詳しく解説していきます。
予定作成時の設定方法はもちろん、既存の予定への通知追加、デフォルト設定、効果的な使い方まで網羅しますよ。
パソコンでもスマホでも使える方法を紹介するので、自分の環境に合わせて活用してくださいね。
Googleカレンダーの通知とは?基本を知ろう

まず、通知機能の基本を理解しておきましょう。
通知の種類
Googleカレンダーには、主に3つの通知方法があります。
デスクトップ通知
パソコンの画面に小さなポップアップが表示される通知。ブラウザでGoogleカレンダーを開いているときに機能します。
メール通知
指定した時間に、登録しているメールアドレスに通知メールが届く方法。外出先でも確認できるのが便利ですね。
モバイル通知
スマートフォンのGoogleカレンダーアプリから、プッシュ通知として届く方法。音やバイブレーションで知らせてくれます。
通知のタイミング
通知は、予定の開始時刻から何分前(または何時間前、何日前)に表示するか設定できます。
よく使われるタイミングは以下の通り:
- 予定の開始時刻
- 5分前
- 10分前
- 15分前
- 30分前
- 1時間前
- 1日前
カスタム設定で、任意の時間を指定することも可能ですよ。
複数の通知を設定できる
一つの予定に対して、複数の通知を追加できるのがGoogleカレンダーの便利なポイント。
例えば、重要な会議には「1日前にメール」と「30分前にデスクトップ通知」の2つを設定するといった使い方ができます。
新しい予定を作成するときに通知を設定する
予定を作成する際に、同時に通知も設定する方法を見ていきましょう。
パソコンでの操作方法
ブラウザでGoogleカレンダー(https://calendar.google.com)を開きます。
カレンダー上の任意の日時をクリックすると、簡易入力画面が表示されます。
予定のタイトルを入力したら、「その他のオプション」をクリックして詳細画面を開きましょう。
詳細画面を開くと、予定の詳細情報を入力できます。
下にスクロールすると「通知を追加」という項目があるはず。
ここには、デフォルトで1つの通知が設定されていることが多いです(例:「30分前に通知」)。
通知の時間を変更する
デフォルトの通知時間を変更したい場合は、時間が表示されている部分をクリック。
ドロップダウンメニューから希望の時間を選べます。
- 0分(予定開始時刻)
- 5分
- 10分
- 15分
- 30分
- 1時間
- 2時間
- 1日
- 2日
- 1週間
この中から選ぶか、「カスタム」を選択して任意の時間を設定できますよ。
通知方法を選択
通知時間の左側に、通知方法を選択するドロップダウンメニューがあります。
「通知」または「メール」から選びましょう。
「通知」を選ぶと、デスクトップ通知とモバイル通知の両方が有効になります。
「メール」を選ぶと、指定した時間にメールで通知が届きますよ。
複数の通知を追加
一つの予定に複数の通知を設定したい場合は、「通知を追加」リンクをクリック。
新しい通知設定欄が追加されるので、同じように時間と方法を選択してください。
例えば、こんな組み合わせが便利です:
- 1日前にメール通知(前日に確認)
- 1時間前に通知(準備を始める)
- 10分前に通知(最終リマインダー)
必要なだけ通知を追加できるので、重要度に応じて設定しましょう。
通知を削除
追加した通知が不要になった場合は、その通知設定の右側にある「×」をクリックすれば削除できます。
既存の予定に通知を追加・変更する
すでに作成した予定にも、後から通知を追加できます。
パソコンでの編集方法
Googleカレンダーで、通知を追加したい予定をクリック。
予定の詳細がポップアップで表示されます。
右上の鉛筆アイコン(編集)をクリックしましょう。
予定の編集画面が開くので、下にスクロールして「通知」のセクションを探します。
新しい予定を作成するときと同じように、「通知を追加」から通知を設定できますよ。
変更が終わったら、「保存」ボタンをクリックして完了です。
繰り返しの予定の通知設定
毎週開催される会議など、繰り返しの予定の通知を変更するときは注意が必要。
予定を編集すると、「この予定のみ」「今後のすべての予定」「すべての予定」のどれを変更するか選択できます。
通知設定を変更する範囲を適切に選びましょう。
「今後のすべての予定」を選ぶと、過去の予定は変更せず、これから先の予定だけに新しい通知設定が適用されます。
スマートフォンアプリで通知を設定する
外出先でスマホから通知を設定する方法も確認しておきましょう。
iPhoneのGoogleカレンダーアプリ
App StoreからインストールしたGoogleカレンダーアプリを開きます。
新しい予定を作成する場合は、右下の「+」ボタンをタップ。
予定のタイトルや日時を入力しましょう。
下にスクロールすると「通知を追加」という項目があります。
タップすると、通知のタイミングを選択できる画面が表示されますよ。
プリセットの時間から選ぶか、「カスタム」で任意の時間を設定できます。
複数の通知を追加したい場合は、再度「通知を追加」をタップして繰り返します。
既存の予定をiPhoneアプリで編集
カレンダー画面で予定をタップして詳細を表示。
右上の鉛筆アイコンをタップして編集モードに入ります。
「通知を追加」から新しい通知を設定し、右上の「保存」をタップすれば完了です。
Androidのスマートフォンの場合
Androidでも基本的な操作は同じです。
Google Playストアから最新版のGoogleカレンダーアプリをインストールしましょう。
予定作成時や編集時に、「通知」または「リマインダー」という項目から設定できます。
Androidの場合、端末の設定でアプリの通知許可を確認することも忘れずに。
「設定」→「アプリと通知」→「Googleカレンダー」から、通知がオンになっているか確認してください。
カレンダー全体のデフォルト通知を設定する

毎回手動で通知を追加するのは面倒ですよね。カレンダー全体のデフォルト通知を設定しておくと便利です。
パソコンでのデフォルト設定
Googleカレンダーの画面右上にある歯車アイコンをクリック。
「設定」を選択します。
左側のメニューから、設定したいカレンダー名をクリック。複数のカレンダーを使っている場合、それぞれに個別の設定が可能ですよ。
「予定の通知」というセクションを見つけましょう。
ここで、新しく作成する予定に自動的に追加される通知を設定できます。
例えば:
- 通知:30分前
- メール:1日前
このように設定しておけば、新しい予定を作るたびに自動的にこの通知が追加されます。
終日の予定の通知設定
同じ設定画面に「終日の予定の通知」という項目もあります。
終日イベント(誕生日や祝日など)の通知タイミングは、時間が決まっている予定とは別に設定できますよ。
通常は「1日前の午前9時」などに設定すると便利です。
設定の適用範囲
デフォルト通知の設定は、設定後に作成する新しい予定にのみ適用されます。
既存の予定には影響しないので、必要に応じて個別に編集しましょう。
カスタム通知時間の設定方法
プリセットの時間以外にも、自由に通知タイミングを設定できます。
パソコンでカスタム時間を設定
予定の編集画面で、通知時間のドロップダウンメニューを開きます。
一番下にある「カスタム」を選択しましょう。
新しいウィンドウが開いて、詳細な時間設定ができます。
設定できる項目:
- 数値:任意の数字を入力
- 単位:分、時間、日、週から選択
- タイミング:「前」または「後」を選択
例えば:
- 「90分前」:数値に「90」、単位を「分」、「前」を選択
- 「2週間前」:数値に「2」、単位を「週」、「前」を選択
「完了」をクリックすれば、カスタム時間の通知が設定されます。
よく使うカスタム時間の例
通勤時間を考慮した通知
会社の会議が10時開始で、通勤に1時間かかる場合、90分前に通知を設定すれば、家を出る準備を始められます。
前日の夕方に確認
翌日の午前中の予定について、前日の夕方(例:16時間前)に通知を設定すれば、帰宅前に準備を確認できますよ。
長期プロジェクトのマイルストーン
大きなプロジェクトの締め切りには、2週間前、1週間前、3日前など、複数のマイルストーン通知を設定するのが効果的です。
通知方法の使い分けと活用テクニック
通知の種類を上手に使い分けると、より効率的にスケジュール管理ができます。
デスクトップ通知が適している場面
パソコンで作業中に気づきやすいので、仕事の会議やオンラインミーティングに最適。
画面に直接表示されるため、すぐに気づけます。
ただし、パソコンから離れていると気づかないのが欠点ですね。
メール通知が適している場面
前日や数日前の通知として設定すると便利。
メールなので、後で確認できるのが利点です。
複数の関係者に事前確認してもらいたい予定にも向いています。
メールボックスに記録が残るので、予定の詳細を見返したいときにも使えますよ。
モバイル通知が適している場面
外出時や移動中でも確実に気づけるのが最大の利点。
音やバイブレーションで知らせてくれるので、見逃しにくいです。
プライベートの予定や、急ぎの予定に適しています。
組み合わせ活用の例
重要な会議の場合:
- 1日前:メール通知(準備確認)
- 1時間前:デスクトップ通知(準備開始)
- 15分前:モバイル通知(最終確認)
外出予定の場合:
- 1時間前:モバイル通知(出発準備)
- 予定開始時刻:モバイル通知(確認)
締め切りの場合:
- 1週間前:メール通知(余裕を持って着手)
- 3日前:デスクトップ通知(進捗確認)
- 1日前:メール+モバイル通知(最終確認)
通知が届かない場合のチェックポイント
通知を設定したのに届かない場合、いくつかの原因が考えられます。
通知が本当に設定されているか確認
まず、予定を開いて通知が正しく設定されているか確認しましょう。
予定を作成したつもりでも、保存し忘れていることがあります。
デスクトップ通知の場合
ブラウザの通知許可設定を確認してください。
ChromeやEdgeの設定で、Googleカレンダーの通知が許可されているか見直しましょう。
詳しくは、以前の記事「Googleカレンダーのデスクトップ通知が来ない問題」を参考にしてくださいね。
メール通知の場合
メール通知が届かない場合、迷惑メールフォルダに入っていないか確認。
Googleアカウントのメールアドレスが正しく設定されているかも確認してください。
Googleカレンダーの設定画面で、メール通知が有効になっているかもチェックしましょう。
モバイル通知の場合
スマホの設定で、Googleカレンダーアプリの通知が許可されているか確認。
iPhoneの場合:「設定」→「通知」→「Googleカレンダー」
Androidの場合:「設定」→「アプリと通知」→「Googleカレンダー」
スマホの「おやすみモード」や「集中モード」がオンになっていないかも確認しましょう。
よくある質問と回答

通知設定でよくある疑問にお答えします。
通知はいくつまで追加できる?
制限はほぼありません。必要なだけ通知を追加できますよ。
ただし、あまり多すぎると通知疲れを起こすので、本当に必要なものだけに絞るのがおすすめです。
予定の開始後に通知を設定できる?
はい、できます。カスタム設定で「後」を選択すれば、予定開始後の通知も設定可能。
例えば、30分後に通知を設定すれば、会議終了の目安時間を知らせることもできますね。
他の人が作成した予定の通知を変更できる?
共有カレンダーの予定でも、自分のアカウントで通知設定を追加できます。
ただし、その通知は自分にだけ適用され、他の参加者には影響しません。
通知をすべて削除したい
予定を開いて編集画面に入り、すべての通知設定の右側にある「×」をクリックして削除。
通知なしの予定にすることも可能です。
予定のリマインダーと通知の違いは?
Googleカレンダーでは、「通知」と「リマインダー」はほぼ同じ意味で使われます。
一部のインターフェースでは「リマインダー」という表記になっていますが、機能は同じですよ。
通知を効果的に使うためのベストプラクティス
最後に、通知機能を最大限に活用するコツを紹介します。
予定の種類によって通知を使い分ける
すべての予定に同じ通知を設定する必要はありません。
重要度の高い予定: 複数の通知を設定
日常的な予定: 10分前の通知1つで十分
締め切り系: 余裕を持った事前通知を複数設定
移動が必要な予定: 移動時間を考慮した通知
通知疲れを防ぐ
通知が多すぎると、逆に無視するようになってしまいます。
本当に必要な通知だけに絞り、重要度の低い予定には最小限の通知を設定しましょう。
通知音やバイブレーションを活用
スマホの通知設定で、Googleカレンダー専用の通知音を設定すると、音だけで予定の通知だと判別できます。
重要な予定には特別な通知音を設定するのも効果的ですね。
週次レビューで通知設定を見直す
週に一度、来週の予定を確認して、通知設定が適切か見直す習慣をつけましょう。
特に重要な予定には、追加の通知を設定することを忘れずに。
家族や同僚との予定は余裕を持った通知
他の人が関わる予定には、早めの通知を設定すると安心。
1日前や数時間前の通知で、事前に準備や確認ができますよ。
繰り返しの予定のデフォルト設定を活用
毎週開催される会議など、繰り返しの予定には最初に適切な通知を設定しておきましょう。
繰り返し設定をすれば、毎回手動で設定する手間が省けます。
まとめ:通知を味方につけて予定を完璧に管理
Googleカレンダーに通知を追加する方法について、詳しく解説しました。
この記事の重要ポイント:
予定作成時も既存の予定も、簡単に通知を追加・変更できます。
一つの予定に複数の通知を設定して、段階的にリマインドすることが可能。
デフォルト通知を設定しておけば、毎回手動で追加する手間が省けます。
カスタム時間設定で、任意のタイミングに通知を設定できます。
デスクトップ、メール、モバイルの3つの通知方法を使い分けることが大切。
パソコンでもスマホでも、同じように通知を管理できます。
通知設定は予定の重要度に応じて調整し、通知疲れを防ぎましょう。
通知機能を上手に使えば、大切な予定を見逃すことはほとんどなくなります。
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、習慣化すれば自然と適切な通知を設定できるようになりますよ。
この記事を参考に、自分に合った通知設定を見つけて、ストレスフリーなスケジュール管理を実現してくださいね。
予定を見逃さず、余裕を持って行動できる毎日を過ごしましょう!


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