Slackアプリにワークスペースを追加する方法|複数のチームを簡単に管理

プログラミング・IT

「会社用とプライベート用、2つのSlackワークスペースを使っているけど、毎回ログインし直すのが面倒…」
「新しいプロジェクトでSlackに招待されたけど、どうやって追加すればいいの?」

こんな悩み、ありますよね。

Slackアプリは、1つのアプリで複数のワークスペースを管理できる便利な機能があります。いちいちログインし直す必要はありません。この記事では、Slackアプリに新しいワークスペースを追加する方法を、デバイス別に詳しく解説します。

複数のチームやコミュニティを、スムーズに使い分けられるようになりましょう。


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  1. ワークスペースとは
    1. ワークスペースの基本
    2. 複数ワークスペースの利用例
    3. 1つのアプリで管理できる
  2. ワークスペース追加のメリット
    1. ログインし直す手間が不要
    2. 通知を一元管理
    3. 効率的な作業
    4. 統一された操作感
  3. デスクトップアプリでワークスペースを追加
    1. 方法1:サイドバーから追加
    2. 方法2:招待メールから追加
    3. 方法3:ファイルメニューから追加
  4. モバイルアプリでワークスペースを追加
    1. iPhone(iOS)での追加方法
    2. Android での追加方法
  5. ワークスペース間の切り替え方法
    1. デスクトップアプリでの切り替え
    2. モバイルアプリでの切り替え
  6. ワークスペースの管理
    1. ワークスペースの並び替え
    2. ワークスペース名の確認
    3. 通知設定のカスタマイズ
    4. ワークスペースの削除(サインアウト)
  7. 新しいワークスペースへの参加方法
    1. 招待リンクから参加
    2. メールアドレスドメインで参加
    3. ゲストとして参加
  8. よくあるトラブルと解決方法
    1. 「ワークスペースが見つかりません」エラー
    2. パスワードが分からない
    3. 二段階認証コードが届かない
    4. ワークスペースが追加されない
    5. 複数のアカウントが混在している
  9. 効率的な使い方のヒント
    1. 状態表示の活用
    2. サイドバーの整理
    3. キーワード通知の設定
    4. ワークスペースごとの色分け
    5. 検索機能の活用
  10. セキュリティとプライバシー
    1. 情報の混同に注意
    2. パスワード管理
    3. デバイスの管理
  11. まとめ:複数のワークスペースを快適に管理しよう

ワークスペースとは

まず、Slackの「ワークスペース」について説明しましょう。

ワークスペースの基本

ワークスペースとは、Slackにおけるチームやグループの単位のことです。

1つの会社、1つのプロジェクト、1つのコミュニティが、それぞれ独立した「ワークスペース」として存在します。URLは通常、以下のような形式になります。

会社名.slack.com
プロジェクト名.slack.com

複数ワークスペースの利用例

多くの人が、複数のワークスペースを同時に使っています。

よくある組み合わせ

  • 本業の会社 + 副業のプロジェクト
  • 勤務先 + 業界コミュニティ
  • 複数のクライアント案件
  • 仕事用 + 趣味のグループ
  • メイン企業 + 関連会社

1人で3つ、4つのワークスペースを使っている人も珍しくありません。

1つのアプリで管理できる

Slackの便利な点は、これらすべてを1つのアプリで管理できることです。

デスクトップアプリやスマートフォンアプリに、複数のワークスペースを追加しておけば、簡単に切り替えて使えます。


ワークスペース追加のメリット

複数のワークスペースをアプリに追加すると、こんなメリットがあります。

ログインし直す手間が不要

一度追加しておけば、ログイン情報を入力し直す必要がありません。

クリック1つで、別のワークスペースに切り替えられます。

通知を一元管理

すべてのワークスペースからの通知を、1つのアプリでまとめて受け取れます。

重要なメッセージを見逃す心配が減ります。

効率的な作業

複数のブラウザタブを開いたり、アカウントを切り替えたりする必要がないので、作業効率が大幅に向上します。

統一された操作感

どのワークスペースでも、同じインターフェースで操作できます。

慣れた環境で、すべてのチームとコミュニケーションが取れます。


デスクトップアプリでワークスペースを追加

まず、Windows・Macのデスクトップアプリでの追加方法を説明します。

方法1:サイドバーから追加

ステップ1:ワークスペース一覧を表示

Slackアプリを開いて、画面の一番左側を見てください。ここに、現在追加されているワークスペースのアイコンが縦に並んでいます。

ステップ2:追加ボタンをクリック

ワークスペースアイコンの一番下に、「+」マークが表示されています。これをクリックします。

ステップ3:選択肢を選ぶ

2つの選択肢が表示されます。

  • ワークスペースにサインイン:既に招待されているワークスペースに参加する場合
  • 新しいワークスペースを作成:自分で新しいワークスペースを作る場合

通常は「ワークスペースにサインイン」を選びます。

ステップ4:ワークスペースのURLまたはメールアドレスを入力

招待されたワークスペースのURLを入力します。

例:会社名.slack.com

または、登録に使ったメールアドレスを入力することもできます。

ステップ5:ログイン情報を入力

メールアドレスとパスワードを入力します。

Googleアカウントなどでサインインする設定の場合は、それらのアカウントでログインします。

ステップ6:二段階認証(必要な場合)

ワークスペースで二段階認証が有効になっている場合、認証コードの入力を求められます。

スマートフォンに送られてきたコードを入力しましょう。

ステップ7:完了

これで、新しいワークスペースがサイドバーに追加されます。アイコンをクリックするだけで、いつでも切り替えられます。

方法2:招待メールから追加

ステップ1:招待メールを確認

ワークスペースの管理者から送られてくる招待メールを開きます。

ステップ2:「参加する」をクリック

メール本文にある「Join Now」や「今すぐ参加」などのボタンをクリックします。

ステップ3:ブラウザが開く

デフォルトのブラウザで、Slackのサインインページが開きます。

ステップ4:「Slackで開く」を選択

ページ上部に「Slackで開く」というリンクが表示されることがあります。これをクリックすると、自動的にSlackアプリが起動して、ワークスペースが追加されます。

表示されない場合は、ログイン情報を入力して参加します。

方法3:ファイルメニューから追加

ステップ1:メニューを開く

Slackアプリの上部メニューから「ファイル」を選択します。

ステップ2:ワークスペースにサインイン

「ワークスペースにサインイン」を選択します。

ステップ3:情報を入力

ブラウザが開くので、ワークスペースのURLまたはメールアドレスを入力して進めます。


モバイルアプリでワークスペースを追加

次に、スマートフォン(iPhone・Android)での追加方法を説明します。

iPhone(iOS)での追加方法

ステップ1:Slackアプリを開く

ホーム画面からSlackアプリを起動します。

ステップ2:ワークスペース一覧を表示

画面右上にある自分のプロフィール写真(アバター)をタップします。

ステップ3:ワークスペースを追加

表示されたメニューの中から「ワークスペースを追加」をタップします。

ステップ4:方法を選択

いくつかの選択肢が表示されます。

  • ワークスペースのURLを入力:直接URLを入力する
  • メールアドレスで検索:登録メールアドレスで検索する
  • QRコードをスキャン:QRコードで参加する(デスクトップ版のSlackで表示できる)

ステップ5:ログイン情報を入力

選んだ方法に応じて、必要な情報を入力します。

メールアドレスとパスワード、または連携しているアカウント(Google、Appleなど)でサインインします。

ステップ6:完了

追加が完了すると、ワークスペース一覧に新しいワークスペースが表示されます。

Android での追加方法

Androidでの手順も、基本的にiPhoneと同じです。

ステップ1:メニューを開く

画面左上の三本線(ハンバーガーメニュー)をタップするか、画面を右にスワイプします。

ステップ2:ワークスペースを追加

開いたメニューの中から「ワークスペースを追加」をタップします。

ステップ3:情報を入力

ワークスペースのURLまたはメールアドレスを入力して、ログインを進めます。


ワークスペース間の切り替え方法

複数のワークスペースを追加したら、切り替えて使う方法を覚えましょう。

デスクトップアプリでの切り替え

方法1:サイドバーのアイコンをクリック

画面左端のサイドバーに、各ワークスペースのアイコンが並んでいます。

使いたいワークスペースのアイコンをクリックするだけで、即座に切り替わります。

方法2:キーボードショートカット

もっと素早く切り替えたい場合は、キーボードショートカットが便利です。

  • Windows:Ctrl + 数字キー(1、2、3…)
  • Mac:Command + 数字キー(1、2、3…)

数字は、サイドバーの上から順に対応しています。

方法3:クイックスイッチャー

  • Windows:Ctrl + K
  • Mac:Command + K

このショートカットで検索窓が開き、ワークスペース名を入力して切り替えることもできます。

モバイルアプリでの切り替え

iPhone・Androidでの切り替え

  1. 画面を右にスワイプ、またはハンバーガーメニューをタップ
  2. ワークスペース一覧から、使いたいワークスペースをタップ

または、画面を左右にスワイプすることで、ワークスペース間を素早く移動できます。


ワークスペースの管理

追加したワークスペースを、効率的に管理する方法を紹介します。

ワークスペースの並び替え

デスクトップアプリでは、サイドバーのワークスペースアイコンをドラッグ&ドロップすることで、順序を変更できます。

よく使うワークスペースを上に配置すると便利です。

ワークスペース名の確認

アイコンにマウスカーソルを合わせると、ワークスペース名がポップアップで表示されます。

アイコンだけでは区別しにくい場合に役立ちます。

通知設定のカスタマイズ

各ワークスペースごとに、通知設定を変えられます。

設定方法

  1. 該当するワークスペースを開く
  2. 画面左上のワークスペース名をクリック
  3. 「環境設定」→「通知」を選択
  4. そのワークスペース専用の通知設定を調整

活用例

  • 仕事用ワークスペース:すべての通知をオン
  • 趣味のコミュニティ:メンション時のみ通知
  • あまり使わないワークスペース:通知オフ

ワークスペースの削除(サインアウト)

使わなくなったワークスペースは、アプリから削除できます。

デスクトップアプリ

  1. 削除したいワークスペースのアイコンを右クリック
  2. 「[ワークスペース名]からサインアウト」を選択
  3. 確認画面で「サインアウト」をクリック

モバイルアプリ

  1. ワークスペース一覧を表示
  2. 削除したいワークスペースを左にスワイプ
  3. 「サインアウト」をタップ

注意:サインアウトしても、ワークスペースのメンバーシップは維持されます。いつでも再度サインインできます。


新しいワークスペースへの参加方法

ワークスペースに参加するには、いくつかの方法があります。

招待リンクから参加

ステップ1:招待リンクをクリック

管理者から送られてきた招待リンク(slack.com/join/…という形式)をクリックします。

ステップ2:アカウント作成またはサインイン

既にSlackアカウントを持っている場合は、そのアカウントでサインインします。

初めての場合は、メールアドレスを入力してアカウントを作成します。

ステップ3:プロフィール設定

名前や表示名を設定します。プロフィール写真も設定できますが、後からでも変更可能です。

ステップ4:ワークスペースに参加

設定が完了すると、自動的にワークスペースに参加できます。

メールアドレスドメインで参加

一部のワークスペースでは、特定のメールアドレスドメイン(例:@会社名.com)を持っている人なら、自由に参加できる設定になっています。

参加方法

  1. Slackの参加ページにアクセス
  2. 会社のメールアドレスを入力
  3. 送られてくる確認メールのリンクをクリック
  4. ワークスペースに参加

ゲストとして参加

一部のチャンネルだけにゲストとして招待されることもあります。

この場合、ワークスペース全体ではなく、特定のチャンネルだけにアクセスできます。参加方法は、通常の招待と同じです。


よくあるトラブルと解決方法

ワークスペース追加時によくある問題と、その対処法を紹介します。

「ワークスペースが見つかりません」エラー

原因

  • ワークスペースのURLが間違っている
  • まだ招待されていない
  • ワークスペースが削除された

解決方法

  1. URLのスペルを確認する(特にハイフンやアンダースコア)
  2. 招待メールを再確認する
  3. ワークスペースの管理者に連絡して、招待状況を確認する

パスワードが分からない

原因

パスワードを忘れてしまった、または設定していない。

解決方法

  1. サインイン画面で「パスワードをお忘れですか?」をクリック
  2. 登録しているメールアドレスを入力
  3. 送られてくるメールのリンクから、パスワードをリセット

二段階認証コードが届かない

原因

認証アプリの設定が間違っている、または携帯電話の受信設定に問題がある。

解決方法

認証アプリを使っている場合

  • 認証アプリ(Google Authenticator、Authyなど)を開いて、正しいコードを確認
  • スマートフォンの時刻設定が正確か確認(時刻がずれていると正しいコードが生成されない)

SMSを使っている場合

  • 迷惑メッセージフォルダを確認
  • 携帯電話の受信設定を確認
  • ワークスペース管理者に連絡して、二段階認証を一時的に解除してもらう

ワークスペースが追加されない

原因

Slackアプリまたはブラウザのキャッシュの問題。

解決方法

  1. Slackアプリを完全に終了して、再起動
  2. パソコンまたはスマートフォンを再起動
  3. アプリを最新版にアップデート
  4. キャッシュをクリアして再試行

複数のアカウントが混在している

原因

同じメールアドレスで複数のワークスペースに参加していて、どれがどれか分からなくなっている。

解決方法

  1. 各ワークスペースを開いて、画面左上のワークスペース名を確認
  2. 必要に応じて、使っていないワークスペースからサインアウト
  3. ワークスペースごとに異なるプロフィール写真を設定すると見分けやすくなる

効率的な使い方のヒント

複数のワークスペースを使いこなすためのコツを紹介します。

状態表示の活用

各ワークスペースで、自分の状態(ステータス)を設定できます。

活用例

  • 仕事用ワークスペース:「会議中」「集中作業中」など
  • 趣味のワークスペース:絵文字で気分を表現

ワークスペースごとに異なるステータスを設定できます。

サイドバーの整理

サイドバーには、チャンネルやダイレクトメッセージが表示されます。

整理のコツ

  • スター機能で重要なチャンネルを上部に固定
  • 使わないチャンネルはミュートする
  • セクション機能で、チャンネルをカテゴリ分け

キーワード通知の設定

特定のキーワードが投稿された時だけ通知を受け取る設定ができます。

設定方法

  1. 「環境設定」→「通知」を開く
  2. 「キーワードハイライト」を設定
  3. 自分の名前や重要なプロジェクト名を登録

これにより、本当に重要なメッセージだけを見逃さずに済みます。

ワークスペースごとの色分け

デスクトップアプリでは、ワークスペースごとにサイドバーの色を変えられます。

設定方法

  1. 該当するワークスペースを開く
  2. 画面左上のワークスペース名をクリック
  3. 「環境設定」→「サイドバー」→「テーマ」を選択
  4. 好みの色を選択

視覚的に区別しやすくなり、間違ったワークスペースにメッセージを送るミスを防げます。

検索機能の活用

複数のワークスペースを使っていると、「あのメッセージはどこで見たっけ?」となりがちです。

Slackの検索機能は非常に強力で、以下のような検索ができます:

  • in:#チャンネル名:特定のチャンネル内を検索
  • from:@ユーザー名:特定のユーザーのメッセージを検索
  • has:リンク:リンクを含むメッセージを検索
  • after:2025-01-01:特定の日付以降のメッセージを検索

セキュリティとプライバシー

複数のワークスペースを使う際の、セキュリティに関する注意点です。

情報の混同に注意

異なるワークスペース間で、機密情報を誤って共有しないよう注意しましょう。

予防策

  • メッセージを送る前に、正しいワークスペースか確認
  • 機密情報は慎重に扱う
  • ワークスペースごとに色分けして視覚的に区別

パスワード管理

複数のワークスペースを使う場合でも、強固なパスワードを使いましょう。

推奨される対策

  • 各ワークスペースで異なるパスワードを使用
  • パスワードマネージャーを活用
  • 二段階認証を有効にする

デバイスの管理

どのデバイスでどのワークスペースにサインインしているか、定期的に確認しましょう。

確認方法

  1. ワークスペースの設定を開く
  2. 「セキュリティ」または「セッション」を確認
  3. 使っていないデバイスからはサインアウト

まとめ:複数のワークスペースを快適に管理しよう

Slackアプリへのワークスペース追加は、一度覚えてしまえば簡単です。

この記事のポイント

  • 1つのSlackアプリで複数のワークスペースを管理できる
  • デスクトップ・モバイル両方で簡単に追加可能
  • サイドバーのアイコンクリックで即座に切り替え
  • 招待メールまたは招待リンクから参加できる
  • ワークスペースごとに通知設定をカスタマイズ
  • キーボードショートカットで効率的に操作
  • ワークスペースの色分けで視覚的に区別

複数のチームやコミュニティで活動している現代では、複数のワークスペースを使いこなすことが必須のスキルになっています。

この記事を参考に、ワークスペースを追加して、すべてのコミュニケーションを1つのアプリで効率的に管理しましょう。切り替えも簡単なので、いつでもスムーズに会話に参加できますよ。

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