「さあ音楽を聴こう!」と思ってApple Musicを開いたのに、アプリが起動しない、曲が再生されない、画面が固まってしまう…
そんな経験はありませんか?
実は、Apple Musicが動かなくなる原因はいくつかあり、それぞれに適切な対処法があるんです。
この記事では、Apple Musicが動かない時の症状別の原因と、具体的な解決方法を分かりやすく解説していきます。焦らず一つずつ試していけば、きっと問題は解決できますよ。
まずは症状を確認しよう

Apple Musicの「動かない」状態には、いくつかのパターンがあります。あなたの症状はどれに当てはまりますか?
パターン1:アプリが起動しない
タップしても画面が真っ黒のまま、またはすぐに閉じてしまう状態です。
パターン2:曲が再生できない
アプリは開くけれど、再生ボタンを押しても音楽が流れない、または再生が途中で止まってしまいます。
パターン3:画面が固まる(フリーズ)
操作を受け付けず、画面がまったく動かなくなってしまう状態です。
パターン4:ダウンロードできない
曲をダウンロードしようとしても、進まない、またはエラーが表示されます。
パターン5:読み込みが遅い
アプリは動くものの、曲の読み込みに異常に時間がかかる状態です。
それでは、これらの問題を解決していきましょう。
【基本編】まず試したい5つの対処法
どんな症状でも、まずは以下の基本的な対処法を試してみてください。これだけで解決するケースも多いんです。
1. アプリを完全に終了して再起動する
アプリをバックグラウンドから完全に終了させてから、もう一度起動してみましょう。
iPhoneの場合
- ホーム画面で下から上にスワイプ(ホームボタンがある機種は2回押し)
- Apple Musicの画面を上にスワイプして終了
- ホーム画面からApple Musicを再度起動
Androidの場合
- 画面下部のマルチタスクボタンをタップ
- Apple Musicを見つけて上にスワイプ
- Apple Musicアプリを再度開く
これで一時的な不具合が解消されることがあります。
2. デバイスを再起動する
スマートフォンやタブレット自体を再起動すると、システム全体がリフレッシュされます。
iPhoneの再起動方法
- iPhone X以降:音量ボタンとサイドボタンを同時に長押し
- iPhone 8以前:電源ボタンを長押し
スライダーが表示されたら、スライドして電源を切り、30秒ほど待ってから再度電源を入れましょう。
Androidの再起動方法
電源ボタンを長押しして「再起動」を選択します。
3. インターネット接続を確認する
Apple Musicはストリーミング配信サービスなので、インターネット接続が必須です。
チェックポイント
- Wi-Fiやモバイルデータ通信がオンになっているか
- 機内モードになっていないか
- 電波の届く場所にいるか
- 他のアプリでインターネットが使えるか
Wi-Fiを一度オフにしてから再度オンにするだけで改善することもあります。
4. Apple Musicのサーバー状態を確認する
Apple側のサーバーに問題が発生している可能性もあります。
Appleの「システム状況」ページ(https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/)にアクセスして、Apple Musicに緑色のマークがついているか確認してください。
黄色や赤色のマークが表示されている場合は、Apple側の問題なので復旧を待つしかありません。
5. Apple Musicアプリを最新版に更新する
古いバージョンのアプリは不具合を起こしやすくなります。
iPhone/iPadの場合
- App Storeを開く
- 右上のアカウントアイコンをタップ
- 下にスクロールして「Apple Music」を探す
- 「アップデート」ボタンがあればタップ
Androidの場合
- Google Playストアを開く
- 検索で「Apple Music」を探す
- 「更新」ボタンがあればタップ
【症状別】具体的な解決方法

基本的な対処法で解決しなかった場合は、症状に応じた対処法を試してみましょう。
アプリが起動しない場合の対処法
対処法1:iOSまたはAndroid OSを最新版にする
古いOSでは新しいアプリが正常に動作しないことがあります。
iPhoneの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「ソフトウェア・アップデート」をタップ
- 更新がある場合はダウンロードしてインストール
更新には時間がかかるので、Wi-Fi環境で充電しながら行うのがおすすめです。
対処法2:ストレージ容量を確保する
容量不足でアプリが正常に動作しないケースも多くあります。
空き容量の確認方法(iPhone)
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「iPhoneストレージ」をタップ
- 使用状況を確認
空き容量が1GB未満の場合は、不要な写真や動画、アプリを削除して容量を確保しましょう。
対処法3:アプリを再インストールする
アプリのデータが破損している可能性があります。
注意点
再インストールすると、ダウンロードした曲はすべて削除されます。プレイリストやライブラリは残るので安心してください。
手順
- ホーム画面でApple Musicアイコンを長押し
- 「Appを削除」をタップ
- App Storeから再度インストール
曲が再生できない場合の対処法
対処法1:サブスクリプションの状態を確認
Apple Musicの利用期限が切れていないか確認しましょう。
確認方法
- 「設定」アプリを開く
- 一番上の自分の名前をタップ
- 「サブスクリプション」をタップ
- Apple Musicの状態を確認
期限切れの場合は、再度サブスクリプションを開始する必要があります。
対処法2:Apple IDからサインアウト&サインイン
アカウント情報を一度リセットすることで問題が解決することがあります。
手順
- Apple Musicアプリを開く
- 「今すぐ聴く」タブの右上にあるアカウントアイコンをタップ
- 「サインアウト」を選択
- 再度サインイン
サインアウトしてもダウンロードした曲やプレイリストは消えないので安心です。
対処法3:モバイルデータ通信の設定を確認
Wi-Fiが使えない環境では、モバイルデータ通信の設定が必要です。
設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「ミュージック」をタップ
- 「モバイルデータ通信」をオンにする
ただし、データ通信量が増えるので、通信制限には注意してください。
ダウンロードできない場合の対処法
対処法1:ダウンロード中の曲をクリアする
複数の曲を同時にダウンロードしていると、処理が止まってしまうことがあります。
手順
- 「設定」アプリを開く
- 「ミュージック」→「ダウンロード済み」をタップ
- 編集モードでダウンロード中の曲を削除
- 改めて少しずつダウンロードし直す
対処法2:iCloudミュージックライブラリをオフ/オンする
同期の問題が原因の場合、この方法が効果的です。
手順
- 「設定」アプリを開く
- 「ミュージック」をタップ
- 「iCloudミュージックライブラリ」を一度オフに
- 数秒待ってから再度オンにする
同期には時間がかかる場合があるので、Wi-Fi環境で行いましょう。
画面が固まる(フリーズ)場合の対処法
対処法1:バックグラウンドアプリを終了する
他のアプリがメモリを圧迫している可能性があります。
マルチタスク画面を開いて、使っていないアプリをすべて終了させてみてください。
対処法2:設定をリセットする
アプリの設定が原因でフリーズしている場合は、設定を初期化してみましょう。
Apple Musicアプリの設定から、イコライザや音質設定を一度デフォルト(初期状態)に戻してみてください。
【上級編】それでも解決しない時の最終手段
ここまでの方法を試しても解決しない場合は、以下の対処法を検討してください。
1. ネットワーク設定をリセットする
ネットワーク関連の設定に問題がある可能性があります。
注意
この操作を行うと、保存されているWi-Fiのパスワードがすべて削除されます。
手順(iPhone)
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」を選択
- パスコードを入力して実行
2. すべての設定をリセットする
デバイス全体の設定をリセットします。データは削除されませんが、各種設定は初期状態に戻ります。
手順(iPhone)
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 「リセット」→「すべての設定をリセット」を選択
3. Appleサポートに問い合わせる
どうしても解決しない場合は、Appleの公式サポートに相談しましょう。
- Appleサポートアプリから問い合わせ
- Appleサポートの公式サイトからチャットや電話で相談
- Apple StoreのGenius Barで直接相談
専門スタッフが丁寧に対応してくれます。
予防のためにできること
トラブルを未然に防ぐために、日頃から以下のことを心がけましょう。
定期的にアップデートする
アプリとOSは常に最新版に保つようにしてください。不具合の修正やパフォーマンスの改善が含まれています。
ストレージに余裕を持たせる
空き容量が少ないと、様々な不具合が発生しやすくなります。最低でも3GB以上の空き容量を確保しておくのが理想的です。
安定したネットワーク環境を使う
不安定なWi-Fiや弱い電波の場所では、トラブルが起きやすくなります。可能な限り、安定したネットワーク環境で使用しましょう。
ダウンロードは計画的に
一度に大量の曲をダウンロードすると、処理が追いつかなくなることがあります。少しずつダウンロードするのがおすすめです。
よくある質問

Q: 急に音楽が止まってしまうのはなぜ?
A: バックグラウンド再生の設定、通信状態の不安定さ、バッテリー節約モードなどが原因として考えられます。設定を見直してみてください。
Q: 特定の曲だけ再生できないのはなぜ?
A: その曲が配信停止になっている、または地域制限がかかっている可能性があります。別の曲は再生できるか確認してみましょう。
Q: ファミリー共有で使えなくなったのはなぜ?
A: ファミリー共有の管理者が設定を変更した、またはサブスクリプションが更新されていない可能性があります。管理者に確認してください。
Q: 曲が途切れ途切れになる原因は?
A: 通信速度が遅い、または不安定な場合に発生します。Wi-Fiに切り替えるか、曲をダウンロードしてオフライン再生を試してみてください。
まとめ
Apple Musicが動かない時の対処法をご紹介しました。
重要なポイントをもう一度確認しておきましょう。
- まずは基本的な対処法(再起動、接続確認)を試す
- 症状に合わせた具体的な解決方法を実践する
- ストレージ容量とネットワーク環境を整える
- アプリとOSは常に最新版に保つ
- 解決しない場合はAppleサポートに相談
ほとんどの問題は、この記事で紹介した方法で解決できるはずです。
焦らず一つずつ試していけば、きっと快適に音楽を楽しめるようになりますよ。
それでは、楽しい音楽ライフをお過ごしください!

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