Google Meetの録画機能を完全解説!使い方から保存場所まで徹底ガイド

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Google Meetで重要な会議やプレゼンテーションを録画したいと思ったことはありませんか?

「後で見返したい」「参加できなかった人に共有したい」「議事録の代わりに使いたい」など、録画機能があると本当に便利ですよね。

でも、「録画ボタンが見つからない」「無料アカウントでも使えるの?」「録画したファイルはどこに保存されるの?」といった疑問を持つ方も多いはず。実は、Google Meetの録画機能には、いくつかの制限や条件があるんです。

この記事では、Google Meetの録画機能について、基本的な使い方から保存場所、注意点まで、分かりやすく解説していきます。


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Google Meetの録画機能とは?

Google Meetの録画機能は、ビデオ会議の内容をそのまま動画ファイルとして保存できる機能です。

何が録画されるのか

録画すると、以下の内容が記録されます。

録画される内容:

  • 画面に表示されている参加者の映像
  • 会議中の音声(全参加者の発言)
  • 画面共有されているコンテンツ
  • プレゼンテーション資料
  • チャットメッセージは録画されません(重要!)

つまり、会議中に見えているもの・聞こえているものが、そのまま動画として保存されるイメージです。

録画の画質と形式

録画されたファイルは、MP4形式で保存されます。

画質は会議の状況によって自動調整されますが、基本的には720p(HD画質)または1080p(フルHD画質)で録画されます。参加者が多い場合や通信環境が悪い場合は、画質が下がることもあるんです。

音声は通常、クリアに録音されます。

保存場所はGoogle Drive

録画されたファイルは、自動的にGoogle Driveの「マイドライブ」内に保存されます。

具体的には「Meet Recordings」という専用フォルダが作成され、そこに保存される仕組みです。録画を開始した人のGoogle Driveに保存されるので、覚えておきましょう。


録画機能を使える条件

実は、Google Meetの録画機能は、誰でも使えるわけではありません。

無料アカウントでは使えない

残念ながら、個人の無料Googleアカウントでは、録画機能は利用できません。

以前は一時的に無料開放されていた時期もありましたが、現在は有料プランのみの機能となっています。これは多くの人が勘違いしやすいポイントですね。

使える有料プラン

録画機能が使えるのは、以下のGoogle Workspaceプランです。

録画機能が使えるプラン:

  • Google Workspace Business Standard
  • Google Workspace Business Plus
  • Google Workspace Enterprise(全エディション)
  • Google Workspace for Education(一部のライセンスタイプ)
  • Google Workspace Essentials

Google Workspace Individual(個人向け有料プラン)では、残念ながら録画機能は使えません。

組織の設定による制限

有料プランでも、組織の管理者が録画機能を無効にしている場合があります。

会社や学校のアカウントでは、管理者がポリシー設定で録画を制限していることがあるんです。使えない場合は、IT管理者に確認してみましょう。

録画できる人の条件

会議に参加している全員が録画できるわけではありません。

録画できる人:

  • 会議の主催者(会議を作成した人)
  • 主催者と同じ組織のユーザー
  • 主催者から録画権限を付与された人

外部のゲスト参加者は、基本的に録画できません。


Google Meetで録画する方法

それでは、実際の録画手順を見ていきましょう。

PC(ブラウザ版)での録画方法

録画開始の手順:

  1. Google Meetの会議に参加します
  2. 画面右下または下部のメニューから「アクティビティ」アイコン(3つの点)をクリック
  3. メニューから「録画を開始」を選択
  4. 確認ダイアログが表示されたら「開始」をクリック
  5. 全参加者に「録画が開始されました」という通知が表示されます

録画が始まると、画面の左上に赤い「REC」マークが表示されます。

録画停止の手順:

  1. 画面下部のメニューから「アクティビティ」をクリック
  2. 「録画を停止」を選択
  3. 確認ダイアログで「停止」をクリック
  4. 録画が自動的に処理され、Google Driveに保存されます

会議を終了すると、録画も自動的に停止します。

スマホアプリでの録画

残念ながら、iPhoneやAndroidのGoogle Meetアプリからは、現時点では録画機能を使えません。

録画が必要な場合は、PCのブラウザ版を使うか、他の参加者に録画を依頼する必要があります。ただし、スマホから参加していても、他の人が録画すれば自分の映像や音声も記録されますよ。

会議中に途中から録画を開始

会議の途中からでも、録画を開始できます。

「あ、この内容は録画しておいたほうが良さそうだ」と思ったタイミングで、いつでも録画をスタートできるんです。ただし、それ以前の内容は録画されないので、重要な会議では最初から録画しておくのが安心ですね。

複数回の録画

1つの会議で、録画を停止してから再度開始することもできます。

その場合、別々のファイルとして保存されます。会議全体を1つのファイルにしたい場合は、録画を止めずに継続しましょう。


録画ファイルの保存と共有

録画が完了すると、どこに保存されて、どうやって共有するのでしょうか。

保存場所の確認

録画ファイルは、録画を開始した人のGoogle Driveに保存されます。

保存場所:

  1. Google Driveを開きます
  2. 「マイドライブ」を表示
  3. Meet Recordings」フォルダを探します
  4. その中に、録画ファイルが保存されています

ファイル名は「会議名 – 日付 – 時刻」といった形式で自動的に付けられます。

処理時間について

録画停止後、すぐにはファイルが表示されません。

Google側で動画の処理(エンコード)が行われるため、通常は数分から数十分かかります。1時間の会議なら、処理に15〜30分程度かかることもあるんです。

焦らず待ちましょう。処理が完了すると、自動的にGoogle Driveに表示されます。

メール通知

録画ファイルの処理が完了すると、録画を開始した人にメール通知が届きます。

メールにはGoogle Driveへのリンクが含まれているので、すぐにアクセスできて便利です。会議の主催者や、会議に招待されていた人にも通知が届くことがあります。

ファイルの共有方法

録画ファイルを他の人と共有するには、Google Driveの共有機能を使います。

共有手順:

  1. Google Driveで録画ファイルを見つけます
  2. ファイルを右クリック(またはファイル名の横の三点リーダー)
  3. 「共有」を選択
  4. 共有したい相手のメールアドレスを入力
  5. 閲覧権限または編集権限を設定
  6. 「送信」をクリック

または、リンクを取得して、メールやチャットで共有することもできます。

ダウンロード

録画ファイルは、Google Driveからダウンロードすることもできます。

ファイルを右クリックして「ダウンロード」を選ぶと、MP4ファイルとしてパソコンに保存されます。これをUSBメモリに入れたり、別のクラウドストレージにアップロードしたりすることも可能です。


録画時の注意点とマナー

録画機能を使うときには、いくつかの重要な注意点があります。

必ず参加者に事前に伝える

録画を開始すると、全参加者に通知が表示されますが、それだけでは不十分です。

会議の開始時に「この会議は録画させていただきます」と口頭で伝え、参加者の了承を得るのがマナーです。特にビジネスシーンでは、事前のアナウンスが重要になります。

録画されることを知らなかった参加者が、後からトラブルになることを避けるためですね。

プライバシーへの配慮

録画には、参加者の顔、声、発言内容がすべて記録されます。

個人的な話題や、公開したくない情報が含まれる可能性もあるので、録画ファイルの取り扱いには十分注意しましょう。不用意に第三者に共有したり、SNSにアップロードしたりするのは避けるべきです。

法的な考慮事項

日本の法律では、録音・録画には原則として相手の同意が必要とされています。

特にビジネス会議や重要な打ち合わせでは、参加者全員から明確な同意を得てから録画を開始しましょう。会議の冒頭で「録画に同意いただけますか?」と確認するのが安全です。

同意なく録画すると、後々トラブルになる可能性があります。

チャットは録画されない

Google Meetのチャット機能で送信されたメッセージは、録画に含まれません。

重要な情報がチャットでやり取りされた場合は、別途スクリーンショットを撮るか、議事録として残す必要があります。録画だけでは、会議の全内容を記録できないことを覚えておきましょう。

ブレイクアウトルームは録画されない

ブレイクアウトルーム(小グループでの分科会)での会話は、メイン会議室の録画には含まれません。

小グループでの議論も記録したい場合は、各ブレイクアウトルームで別途録画を開始する必要があります(権限があれば)。


録画ファイルの管理と容量

録画ファイルは意外と大きなサイズになるので、管理に注意が必要です。

ファイルサイズの目安

録画ファイルのサイズは、会議の長さと画質によって変わります。

おおよその目安:

  • 30分の会議:約200〜400MB
  • 1時間の会議:約400〜800MB
  • 2時間の会議:約800MB〜1.6GB

参加者が多かったり、画面共有が多用されたりすると、さらに大きくなることもあります。

Google Driveの容量に注意

録画ファイルは、あなたのGoogle Driveの容量を消費します。

無料のGoogleアカウントだと15GBまでしか使えないので、長時間の会議を何本も録画すると、すぐに容量がいっぱいになってしまいます。有料プランでも、容量には限りがあるので注意が必要です。

定期的に古い録画を削除するか、別の場所にバックアップを取りましょう。

保存期間

Google Driveに保存された録画ファイルに、自動的な削除期限はありません。

つまり、あなたが削除しない限り、ずっと保存され続けます。ただし、組織のポリシーによっては、一定期間後に自動削除される設定になっていることもあるので、確認しておきましょう。

整理のコツ

録画ファイルが増えてきたら、整理しておくと後で探しやすくなります。

整理方法:

  • プロジェクトごとにフォルダを作る
  • ファイル名を分かりやすく変更する(「2025年1月 営業会議」など)
  • 重要度に応じてスター(お気に入り)を付ける
  • 不要な録画は定期的に削除する

特に重要な録画は、別のクラウドサービスやハードディスクにバックアップしておくと安心です。


録画ができない場合の対処法

録画ボタンが表示されない、録画が開始できない場合の解決策です。

録画ボタンが見つからない

原因1:無料アカウントを使っている

無料のGoogleアカウントでは、録画機能は使えません。

有料のGoogle Workspaceプランにアップグレードするか、組織アカウントで会議を開催する必要があります。どうしても録画したい場合は、後述する代替手段を検討しましょう。

原因2:外部参加者として招待されている

他の組織が主催する会議に外部ゲストとして参加している場合、録画権限がありません。

主催者に録画を依頼するか、自分で画面録画ソフトを使う必要があります。

原因3:管理者が機能を無効にしている

組織の管理者が、録画機能をオフにしている可能性があります。

IT部門やシステム管理者に確認して、録画機能を有効にしてもらえないか相談してみましょう。

録画が途中で止まる

原因1:通信が不安定

インターネット接続が途切れると、録画も停止してしまいます。

Wi-Fi環境を確認して、可能なら有線LANに切り替えましょう。通信が復帰しても、録画は自動的に再開されないので、手動で再開する必要があります。

原因2:ブラウザの問題

古いブラウザや、メモリ不足でブラウザが重くなっていると、録画が失敗することがあります。

Chromeを最新版に更新して、不要なタブを閉じてから再度録画してみてください。

録画ファイルが保存されない

原因:Google Driveの容量不足

Google Driveの空き容量が足りないと、録画ファイルが保存できません。

Google Driveの容量を確認して、不要なファイルを削除するか、ストレージを追加購入する必要があります。

原因:処理中にエラーが発生

まれに、録画ファイルの処理中にエラーが起こることがあります。

しばらく待っても表示されない場合は、Googleサポートに問い合わせてみましょう。


録画の代替手段

Google Meetの録画機能が使えない場合の代替方法をご紹介します。

画面録画ソフトを使う

パソコンの画面録画ソフトを使えば、Google Meetの会議を録画できます。

Windows:

  • Xbox Game Bar(標準搭載)
  • OBS Studio(無料)
  • Bandicam(有料)

Mac:

  • QuickTime Player(標準搭載)
  • OBS Studio(無料)
  • ScreenFlow(有料)

ただし、この方法だとあなたの画面に表示されているものしか録画されません。自分が見ていない参加者の映像は記録されないので注意しましょう。

Zoomなどの他サービスを検討

Zoomは、無料プランでもローカル録画(自分のPCに保存)ができます。

会議の主催者と相談して、Google MeetではなくZoomを使うことも一つの選択肢です。ただし、全参加者がZoomアカウントを持っている必要がある場合もあります。

スマホで録画

最終手段として、別のスマホやタブレットで、会議の様子を動画撮影する方法もあります。

画質や音質は劣りますが、記録を残すという目的は達成できます。ただし、この方法も参加者の了承が必要ですよ。


録画の活用方法

録画ファイルを効果的に活用するアイデアをご紹介します。

議事録作成に活用

録画を見返しながら、正確な議事録を作成できます。

「誰が何を言ったか」を確認できるので、聞き逃した部分や、曖昧だった点を明確にできます。特に重要な決定事項や、数字などの具体的な情報を記録するときに便利ですね。

欠席者への共有

会議に参加できなかった人に、録画ファイルを共有しましょう。

後から視聴してもらうことで、会議の内容を正確に伝えられます。ただし、共有する前に参加者の了承を得ることを忘れずに。

トレーニング資料として保存

社内研修や製品説明会などの録画は、トレーニング資料として保存しておくと便利です。

新入社員の教育や、同じ内容を複数回説明する必要があるときに、録画を共有すれば効率的ですね。

プレゼンの練習や改善

自分のプレゼンテーションを録画して、後で見返すことで、改善点を見つけられます。

話し方、ジェスチャー、資料の見せ方などをチェックして、次回のプレゼンに活かしましょう。これはプレゼンスキル向上に非常に効果的な方法です。


まとめ

Google Meetの録画機能は、会議の内容を記録し、後で活用するための便利なツールです。

この記事のポイント:

  • 録画機能は有料のGoogle Workspaceプランでのみ利用可能
  • 無料アカウントでは録画できない
  • 録画ファイルはMP4形式で、Google Driveに自動保存される
  • 会議の主催者または権限を持つ人のみが録画できる
  • 録画開始時には全参加者に通知が表示される
  • チャットメッセージは録画されないので注意
  • 必ず参加者の同意を得てから録画を開始する
  • 録画ファイルは容量が大きいので、定期的に整理が必要
  • 録画できない場合は、画面録画ソフトなどの代替手段を検討

録画機能を使う際は、プライバシーと法的な配慮を忘れずに、参加者全員の同意を得ることが最も重要です。

適切に活用すれば、会議の効率化や情報共有の向上につながります。この記事を参考に、Google Meetの録画機能を上手に使いこなしてくださいね!

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