「Slackを開くたびにログインを求められる…」
「一度ログインしたら、ずっとログイン状態を保ちたい」
「勝手にログアウトされて困っている」
こんな悩みはありませんか?
Slack(スラック)は、仕事で毎日使うコミュニケーションツール。それなのに、開くたびにログインを求められると、時間のロスになってストレスが溜まりますよね。
実は、Slackには「ログイン状態を保持する」設定があり、一度ログインすれば次回から自動的にログインできるんです。この記事では、Slackのログイン状態を常に保つ方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。デバイス別の設定方法から、勝手にログアウトされる問題の解決策まで詳しくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Slackのログイン状態保持とは

自動ログインの仕組み
まず、基本的な仕組みを理解しましょう。
ログイン状態の保持とは
一度Slackにログインすると、その情報がデバイスに保存され、次回からパスワードを入力しなくても自動的にログインできる機能のことです。
例えるなら、家の鍵を持っていれば、毎回鍵を作り直さなくても家に入れるのと同じ。一度ログイン情報を保存すれば、スムーズにSlackを使い始められます。
保存される情報
どんな情報が保存されるのでしょうか。
保存されるデータ
- ワークスペースの情報
- ログイン認証トークン
- アカウント設定
- 最後に使っていたチャンネル
パスワード自体は暗号化されて保存されるため、安全性も確保されています。
ログイン状態を保つメリット
常にログイン状態を保つと、どんな利点があるのでしょうか。
メリット
- 時間の節約
- ログインの手間が省ける
- すぐに仕事を始められる
- 通知を逃さない
- ログアウトしていると通知が届かない
- ログイン状態なら即座に通知
- 作業の効率化
- スムーズに会話に参加できる
- 返信が遅れない
- 複数デバイスでの利用
- 各デバイスでログイン状態を保持
- どこからでもアクセス可能
毎日使うツールだからこそ、自動ログインは重要です。
セキュリティとの兼ね合い
便利な反面、セキュリティも考える必要があります。
注意すべきポイント
- 自分専用のデバイスでのみ有効にする
- 共有パソコンでは使わない
- 紛失リスクのあるデバイスは慎重に
セキュリティと利便性のバランスが大切です。
パソコンでのログイン状態保持設定
デスクトップアプリでの設定
最も簡単で確実な方法です。
デスクトップアプリのログイン手順
- Slackデスクトップアプリを起動
- ワークスペースのURLを入力
- メールアドレスとパスワードを入力
- 「ログイン状態を保持する」にチェック(デフォルトで有効)
- 「サインイン」をクリック
これだけで、次回から自動的にログインされます。
ブラウザ版での設定
ブラウザでSlackを使う場合の設定です。
ブラウザ版ログイン手順
- ブラウザでSlackにアクセス
- ワークスペースにサインイン
- 「ログイン状態を保持する」にチェック
- ログイン完了
ブラウザの設定も重要
- Cookieを許可する
- 「ブラウザを閉じる時にCookieを削除」をオフ
- 「パスワードを保存」を許可(任意)
複数ワークスペースの管理
複数のSlackワークスペースを使っている場合です。
複数ワークスペースのログイン保持
- デスクトップアプリで各ワークスペースにサインイン
- すべてのワークスペースでログイン状態が保持される
- 左側のサイドバーから切り替え可能
一度設定すれば、すべてのワークスペースに素早くアクセスできます。
Windows/Macでの自動起動設定
パソコン起動時にSlackも自動で起動させる方法です。
Windows設定
- Slackアプリを開く
- 左上のワークスペース名をクリック
- 「環境設定」を選択
- 「詳細設定」タブ
- 「Windowsの起動時にSlackを起動する」にチェック
Mac設定
- Slackアプリを開く
- メニューバー>Slack>環境設定
- 「詳細設定」タブ
- 「Macの起動時にSlackを起動する」にチェック
これで、パソコンを開くと同時にSlackも使える状態になります。
スマホでのログイン状態保持設定
iPhoneでの設定
iPhoneアプリでログイン状態を保つ方法です。
iPhone設定手順
- Slackアプリをダウンロード
- ワークスペースにサインイン
- 通常、自動的にログイン状態が保持される
- アプリを閉じても、次回起動時はログイン済み
iPhoneでは、アプリをアンインストールしない限り、ログイン状態が続きます。
Androidでの設定
Androidスマホでの設定です。
Android設定手順
- Slackアプリをインストール
- ワークスペースにサインイン
- 自動的にログイン状態が保存される
- バックグラウンドでアプリが動作していれば、常にログイン状態
注意点
- バッテリー最適化設定でSlackを除外する
- バックグラウンドでの動作を許可する
プッシュ通知の設定
ログイン状態を保つには、通知設定も重要です。
通知設定の確認
- Slackアプリで「あなた」タブを開く
- 「通知」をタップ
- 通知をオンにする
- スマホの設定でもSlackの通知を許可
通知が有効なら、ログイン状態が維持されやすくなります。
バックグラウンドでの動作許可
アプリがバックグラウンドで動き続ける設定です。
iPhone設定
- 設定>一般>Appのバックグラウンド更新
- Slackをオンにする
Android設定
- 設定>アプリ>Slack
- バッテリー>バックグラウンドでの制限なし
- または「最適化しない」を選択
これで、アプリを閉じてもログイン状態が保たれます。
ログアウトされてしまう原因と対処法
ブラウザのCookie設定
ブラウザで頻繁にログアウトされる場合の原因です。
Cookie設定の確認(Chrome)
- 設定>プライバシーとセキュリティ
- 「Cookieと他のサイトデータ」
- 「Cookieをすべて受け入れる」または「サードパーティのCookieをブロックする」を選択
- 「すべてのCookieをブロックする」はオフに
Slackドメインを例外に追加
- 同じ画面で「すべてのCookieとサイトデータを表示」
- 「例外の追加」
- 「[*.]slack.com」を追加して「許可」
ブラウザのキャッシュクリア問題
キャッシュをクリアすると、ログアウトされます。
対処方法
- キャッシュクリア時に「Cookie」のチェックを外す
- またはSlackのログイン情報だけは残す設定に
定期的にキャッシュをクリアする習慣がある方は、注意が必要です。
セキュリティソフトの影響
セキュリティソフトがログイン状態をブロックすることがあります。
確認ポイント
- セキュリティソフトの設定を確認
- Slackを信頼済みアプリに追加
- Cookie保護機能を調整
特に、企業用のセキュリティソフトでは厳しい制限がかかることがあります。
会社のセキュリティポリシー
組織の設定でログアウトが強制される場合があります。
よくある制限
- 一定時間後に自動ログアウト
- 定期的な再認証を要求
- 特定のデバイスからのアクセス制限
この場合、IT管理者に確認が必要です。
複数デバイスでの同時ログイン
多すぎるデバイスでログインすると、古いものがログアウトされることがあります。
Slackのセッション管理
- 複数デバイスでの同時ログインは可能
- ただし、異常に多い場合はセキュリティのため制限される
- 使わないデバイスはログアウトする
定期的にセッション管理をすると良いでしょう。
パスワード変更後のログアウト
パスワードを変更すると、すべてのデバイスでログアウトされます。
対処方法
- 変更後、各デバイスで再ログイン
- 新しいパスワードでサインイン
- 再度ログイン状態を保持する設定
これはセキュリティのための仕様なので、正常な動作です。
セッション管理とセキュリティ

アクティブセッションの確認
どのデバイスでログインしているか確認できます。
セッション確認手順
- デスクトップアプリまたはブラウザでSlackを開く
- 左上のワークスペース名をクリック
- 「環境設定」を選択
- 「セキュリティ」タブ
- 「アクティブなセッション」を確認
ここで、すべてのログイン中のデバイスが表示されます。
不要なセッションのログアウト
使っていないデバイスのセッションを終了します。
セッション削除手順
- アクティブなセッション一覧を開く
- 削除したいセッションを探す
- 「ログアウト」をクリック
- 確認して削除
定期的に整理すると、セキュリティが向上します。
2段階認証との組み合わせ
セキュリティを高めながら、ログイン状態を保つ方法です。
2段階認証の設定
- 環境設定>セキュリティ
- 「2要素認証」を有効にする
- 認証アプリを設定
2段階認証を有効にしても、ログイン状態の保持は可能です。初回ログイン時に認証すれば、その後は自動でログインできます。
信頼できるデバイスの登録
特定のデバイスを「信頼済み」として登録できます。
信頼済みデバイスの利点
- 2段階認証のコードが不要になる
- より長期間ログイン状態が保持される
- セキュリティを保ちながら利便性も確保
自宅や会社のメインPCは、信頼済みデバイスにしておくと便利です。
トラブルシューティング
ログイン状態が保持されない
設定しても、すぐにログアウトされる場合です。
チェックポイント
- ブラウザのCookie設定
- Cookieが有効か確認
- シークレットモードを使っていないか
- アプリのバージョン
- 最新版にアップデートする
- 古いバージョンでは不具合がある
- デバイスの設定
- 自動ログアウトが設定されていないか
- セキュリティソフトの確認
- ネットワーク環境
- VPN使用時は注意
- 企業ネットワークの制限
「セッションの有効期限が切れました」エラー
このメッセージが頻繁に表示される場合です。
原因と対処
- 長期間使用していない
- セキュリティのため、一定期間後に期限切れ
- 再ログインすればOK
- システム時刻のずれ
- パソコンやスマホの時刻設定を確認
- 自動設定をオンにする
- ネットワークの問題
- 不安定な接続
- Wi-Fiを再接続
特定のデバイスだけログアウトされる
一部のデバイスでのみ問題が起きる場合です。
対処方法
- そのデバイスでアプリを再インストール
- ブラウザのキャッシュとCookieをクリア
- デバイスを再起動
- 別のブラウザを試す
特にスマホの場合、アプリの再インストールが効果的です。
ワークスペースが表示されない
ログインしているはずなのに、ワークスペースが見えない場合です。
確認事項
- 正しいアカウントでログインしているか
- ワークスペースから削除されていないか
- ネットワーク接続が安定しているか
管理者にワークスペースへのアクセス権があるか確認してもらいましょう。
複数アカウントの管理
複数アカウントの同時ログイン
仕事用とプライベート用など、複数のアカウントを使い分ける方法です。
デスクトップアプリでの管理
- 左側のサイドバーにワークスペースが並ぶ
- それぞれ異なるアカウントでログイン可能
- クリックで簡単に切り替え
ブラウザでの管理
- Chromeのプロフィール機能を使う
- 各プロフィールで異なるアカウントにログイン
- またはブラウザの複数ウィンドウで開く
アカウント切り替えのコツ
スムーズに切り替える方法です。
効率的な切り替え方
- デスクトップアプリ:Ctrl + Tab(Windows)、Cmd + Tab(Mac)でワークスペース切り替え
- ブラウザ:Alt + ←/→でタブ移動
- スマホ:アプリ内でスワイプして切り替え
ログイン状態をすべて保持
すべてのアカウントで、常にログイン状態を保ちます。
設定のポイント
- 各アカウントで「ログイン状態を保持」をオン
- デバイスごとに設定が必要
- 一度設定すれば、それぞれ独立して保持される
おすすめの運用方法
デバイス別の使い分け
効率的なログイン管理の方法です。
推奨する運用
メインPC(会社・自宅)
- デスクトップアプリで常時ログイン
- 自動起動をオン
- すべてのワークスペースを追加
スマホ
- アプリで常時ログイン
- 通知を有効に
- 緊急連絡用
外出先のPC
- ブラウザでログイン
- 使用後はログアウト
- ログイン状態の保持はオフ
自動ログアウトの設定(任意)
一定時間後に自動でログアウトさせたい場合です。
自動ログアウトが有効な場面
- 共有スペースで作業
- 一時的に席を離れることが多い
- セキュリティを最優先したい
ただし、Slack自体には自動ログアウト機能がないため、OSやブラウザの機能を使います。
通知の最適化
ログイン状態を保ちながら、通知を管理する方法です。
おすすめの通知設定
- 営業時間内:すべての通知
- 営業時間外:メンションのみ
- 就寝時:通知オフ
Slackの「おやすみモード」機能を活用しましょう。
セキュリティを保ちながらログイン状態を維持
パスワード管理の重要性
ログイン状態を保つなら、強固なパスワードが必須です。
安全なパスワードの条件
- 12文字以上
- 大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる
- 他のサービスと使い回さない
- 定期的に変更(3~6ヶ月ごと)
パスワードマネージャーの利用もおすすめです。
公共の場での注意
カフェや図書館など、公共の場でSlackを使う時の注意点です。
セキュリティ対策
- 公共Wi-Fiは避ける(または強制的にHTTPS接続)
- 画面を覗かれないよう注意
- 席を離れる時はロック画面に
- 使用後は必ずログアウト
便利さとセキュリティのバランスが大切です。
デバイスの紛失・盗難時の対応
スマホやノートPCを紛失した場合の対処法です。
緊急時の手順
- 別のデバイスからSlackにログイン
- 環境設定>セキュリティ
- 紛失したデバイスのセッションを削除
- パスワードを変更
これで、紛失したデバイスからアクセスできなくなります。
よくある質問
ログイン状態はいつまで続く?
基本的に、手動でログアウトしない限り続きます。
例外
- パスワード変更時
- 長期間(数ヶ月以上)使用していない場合
- セキュリティ上の理由でSlack側が強制ログアウト
通常の使用なら、ログアウトされることはほとんどありません。
毎回ログインを求められるのはなぜ?
いくつかの原因が考えられます。
よくある原因
- ブラウザのCookie設定
- シークレットモード(プライベートブラウズ)を使っている
- 会社のセキュリティポリシー
- アプリが古いバージョン
上記の対処法を順番に試してみてください。
複数のパソコンで同時にログインできる?
はい、できます。
何台のデバイスからでも、同時にログインして使えます。会社のPC、自宅のPC、スマホなど、すべてでログイン状態を保持できます。
ログイン状態を保持するとセキュリティリスクは?
適切に管理すれば、問題ありません。
安全に使うためのポイント
- 自分専用のデバイスのみで有効化
- 強固なパスワードを使用
- 2段階認証を有効に
- 定期的なセッション確認
これらを守れば、リスクは最小限に抑えられます。
ログアウトせずにSlackを終了していい?
はい、問題ありません。
アプリを閉じるだけで、ログアウトされるわけではありません。次回起動時も、ログイン状態が保たれています。
会社のPCと個人のスマホ、両方で保持できる?
はい、できます。
デバイスごとに独立してログイン状態が保持されます。会社のPCでログインしたからといって、スマホでの設定に影響はありません。
まとめ
Slackのログイン状態を常に保つ方法について、詳しく解説しました。
この記事のポイント
- 「ログイン状態を保持する」をオンにすれば、自動ログイン可能
- デスクトップアプリが最も安定している
- ブラウザ版はCookie設定が重要
- 複数デバイスで同時にログイン状態を保てる
- セキュリティと利便性のバランスが大切
一度設定すれば、毎日のログイン作業から解放されます。時間の節約になり、大事なメッセージも逃しません。
ただし、自分専用のデバイスでのみ有効にして、共有パソコンでは使わないようにしましょう。セキュリティを保ちながら、Slackを快適に使ってください!


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