「Google Meetで会議中に突然切れてしまった…」
「無料版だと何分まで使えるの?」
「時間制限を気にせずに使う方法はある?」
こんな疑問を持っていませんか?
Google Meet(グーグルミート)は、Googleが提供するビデオ会議ツール。仕事の打ち合わせ、オンライン授業、友人とのビデオ通話など、様々な場面で活用されています。
でも、無料版には時間制限があるため、大事な会議が途中で切れてしまうことも。この記事では、Google Meetの時間制限について、詳しく解説します。無料版と有料版の違い、時間切れを防ぐ方法、延長のコツまでお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
Google Meetの時間制限とは

基本的な時間制限のルール
Google Meetには、使用プランによって時間制限が設定されています。
無料版(個人用Googleアカウント)の時間制限
- 1対1のビデオ通話:24時間まで
- 3人以上のグループ通話:60分まで
つまり、2人だけなら丸一日使えますが、3人以上になると1時間で自動的に切断されてしまうんです。
なぜ時間制限があるのか
「なぜ無料版に制限があるの?」と思う方もいるでしょう。
時間制限が設けられている理由
- サーバーの負荷管理のため
- 有料版との差別化
- ビジネス利用者に有料版を促すため
Googleも企業なので、無料で提供できるサービスには限界があります。個人の短時間利用なら無料、長時間のビジネス利用なら有料というのが基本的な考え方ですね。
時間制限の変更履歴
実は、Google Meetの時間制限ルールは過去に変更されています。
2020年~2021年(コロナ禍初期)
新型コロナウイルスの影響で、一時的に時間制限が緩和されました。無料版でも24時間使えた時期があったんです。
2021年以降(現在)
徐々に通常の制限に戻り、現在は3人以上で60分までという制限になっています。
状況によって今後も変更される可能性があるため、最新の情報を確認することが大切です。
プラン別の時間制限詳細
無料版(個人用Googleアカウント)
個人で取得した無料のGoogleアカウントでの制限です。
詳細な制限内容
- 1対1通話:24時間まで連続使用可能
- 3人以上:60分で自動切断
- 参加者数:最大100人まで
- 録画機能:使用不可
友人や家族との通話なら、1対1で使えば時間を気にする必要はありません。でも、複数人でのオンライン飲み会やグループミーティングは1時間という制限がネックになります。
Google Workspace個人版
2021年に登場した個人向けの有料プランです。
Google Workspace Individual(個人版)
- グループ通話:24時間まで
- 参加者数:最大100人まで
- 録画機能:利用可能
- 料金:月額680円程度(地域により変動)
個人でも、頻繁にグループ通話を使う方には便利なプランですね。
Google Workspace(ビジネス版)
企業や組織向けのプランです。いくつかのグレードがあります。
Business Starter(エントリープラン)
- グループ通話:24時間まで
- 参加者数:最大100人まで
- 録画機能:利用可能
- 料金:1ユーザーあたり月額680円程度
Business Standard(スタンダードプラン)
- グループ通話:24時間まで
- 参加者数:最大150人まで
- 録画機能:利用可能
- 料金:1ユーザーあたり月額1,360円程度
Business Plus以上
- グループ通話:24時間まで
- 参加者数:最大500人まで
- 録画機能:利用可能
- その他:高度なセキュリティ機能など
会社の規模や用途に応じて、適切なプランを選べます。
Google Workspace for Education
学校や教育機関向けの特別プランもあります。
Education Fundamentals(無料版)
- グループ通話:24時間まで
- 参加者数:最大100人まで
- 録画機能:利用不可
Education Plus(有料版)
- グループ通話:24時間まで
- 参加者数:最大500人まで
- 録画機能:利用可能
オンライン授業で使う学校が多いプランです。教育機関には特別な優遇措置があるんですね。
時間制限に達するとどうなるか
60分前後の警告
無料版で3人以上の通話をしている場合、時間切れが近づくと警告が表示されます。
警告のタイミング
- 55分経過時点で「あと5分で終了します」という通知
- 画面上部に残り時間のカウントダウンが表示
この警告が出たら、会議を早めに終わらせるか、延長の準備をしましょう。
60分経過後の動作
制限時間を超えると、自動的に会議が終了します。
終了時の状況
- 全員が強制的に退出させられる
- 通話が完全に切断される
- 画面に「時間制限に達しました」というメッセージが表示
参加者全員が同時に切断されるため、会議の途中でも容赦なく終了してしまいます。大事な話の最中だと困りますよね。
切断後の対処
時間切れで切断された後も、すぐに対処できます。
再接続の方法
- 同じ会議リンクを使って再入室
- または、新しい会議を作成して参加者を招待
ただし、また最初から60分のカウントが始まります。頻繁に切断と再接続を繰り返すのは面倒なので、できれば時間内に終わらせるか、有料版を検討しましょう。
時間制限を回避・延長する方法
会議を複数回に分ける
最もシンプルな方法は、会議を分割することです。
分割のコツ
- 1時間ごとに休憩を挟む
- 議題ごとに会議を分ける
- 時間切れ前に一度終了し、すぐに再開
例えば、2時間の会議なら、1時間×2回に分けます。間に5分程度の休憩を入れれば、参加者のリフレッシュにもなりますね。
ホスト(主催者)を交代する
少し裏技的ですが、ホストを変更することで時間を延長できる場合があります。
手順
- 55分経過したら、別の参加者に会議の作成を依頼
- 新しい会議リンクを共有
- 全員で新しい会議に移動
ただし、これは本来の使い方ではないため、あまり推奨されません。頻繁に使うなら、素直に有料版を検討した方が良いでしょう。
Google Workspaceに加入する
根本的な解決策は、有料プランへのアップグレードです。
個人向けの選択肢
- Google Workspace Individual:月額680円程度
- 個人でも気軽に加入できる価格
法人向けの選択肢
- Business Starterから:月額680円/ユーザー
- 複数人で使う場合は法人契約がお得
月に数回以上、1時間を超える会議をする場合は、有料版を検討する価値があります。
他のツールと併用する
Google Meetにこだわらず、他のツールも選択肢に入れましょう。
時間制限の緩いツール
- Zoom:無料版は40分(3人以上)だが、2人なら無制限
- Microsoft Teams:無料版は60分(3人以上)
- Skype:無料で時間制限なし
用途に応じて、最適なツールを選ぶのも一つの方法です。
時間を効率的に使うコツ

事前準備を徹底する
限られた時間を有効活用するには、準備が大切です。
会議前にすべきこと
- アジェンダ(議題)を作成
- 話す内容を明確にする
- 優先順位をつける
- 資料を事前共有
- 参加者に目を通してもらう
- 会議中の説明時間を短縮
- 所要時間を見積もる
- 各議題に何分使うか決める
- 60分以内に収まるか確認
準備をしっかりすれば、ダラダラと長引くことを防げます。
タイムキーパーを設ける
会議中に時間管理をする人を決めましょう。
タイムキーパーの役割
- 各議題の時間を計測
- 予定時間を超えそうなら警告
- 残り時間を適宜アナウンス
誰かが時間を意識することで、会議全体がスムーズに進みます。
結論を先に話す
ビジネス会議では、結論から話す習慣をつけると効率的です。
PREP法の活用
- Point(結論):まず結論を述べる
- Reason(理由):なぜそうなのか説明
- Example(具体例):事例を示す
- Point(結論):再度結論を強調
この順序で話せば、仮に時間切れになっても、最も重要な部分は伝えられます。
不要な参加者を減らす
本当に必要な人だけを招待しましょう。
参加者を絞るメリット
- 発言の機会が増える
- 意思決定が早くなる
- 時間内に終わりやすい
「念のため」「一応」という理由で参加者を増やすと、会議が長引く原因になります。
時間制限に関するよくあるトラブル
カウントダウンが表示されない
時間制限が近づいても、警告が表示されないことがあります。
原因と対処法
- ブラウザの通知設定がオフになっている
- 古いブラウザを使っている
- 画面共有中で通知が隠れている
念のため、自分で時間を計測しておくと安心です。スマホのタイマーなどを使いましょう。
時間制限が予想より短い
「まだ60分経っていないのに切れた」という場合があります。
考えられる理由
- 実際には開始時刻を勘違いしている
- 待機時間(参加者を待っている時間)もカウントされる
- システムの時刻がずれている
正確な残り時間を知りたい場合は、会議開始時に時計を確認しておきましょう。
再接続できない
時間切れ後、同じリンクで再接続できないことがあります。
対処方法
- ページを再読み込みする
- ブラウザのキャッシュをクリアする
- 新しい会議を作成する
どうしても再接続できない場合は、主催者が新しい会議を作り直すのが確実です。
有料版なのに制限される
有料プランに加入しているのに、60分で切れるケースもあります。
チェックポイント
- 正しいアカウントでログインしているか確認
- 支払いが完了しているか確認
- 組織のアカウント設定を管理者に確認
特に、複数のGoogleアカウントを持っている場合、無料アカウントでログインしていないか確認しましょう。
スマホでの時間制限
モバイルアプリでも同じ制限
スマホやタブレットのGoogle Meetアプリでも、時間制限は同じです。
モバイルでの制限
- 無料版:3人以上で60分
- 有料版:24時間まで
パソコンと変わりませんが、モバイルならではの注意点もあります。
バッテリー消費に注意
長時間のビデオ通話は、スマホのバッテリーを大量に消費します。
バッテリー対策
- 充電しながら使う
- 画面の明るさを下げる
- ビデオをオフにする(音声のみにする)
- 他のアプリを終了しておく
60分でも、バッテリーが30~40%消費されることがあります。長時間使う場合は、充電環境を確保しましょう。
データ通信量への配慮
Wi-Fiがない環境でモバイルデータを使うと、通信量が気になります。
60分のビデオ通話で消費するデータ量
- ビデオあり:約500MB~1GB
- 音声のみ:約50~100MB
データ容量に制限がある場合は、Wi-Fi環境での使用をおすすめします。
ビジネスでの活用戦略
社内会議での使い分け
会社で使う場合、会議の種類によって使い分けましょう。
短時間の会議(60分以内)
- 無料版でも十分
- 朝礼やデイリースタンドアップ
- 簡単な進捗報告
長時間の会議(60分超)
- 有料版が必須
- プロジェクトミーティング
- 研修やワークショップ
無理に無料版で済まそうとせず、必要なら有料版を導入するのがビジネス的に賢明です。
クライアントとの打ち合わせ
取引先との会議で時間切れになると、印象が悪くなります。
対策
- 重要な商談では有料版を使う
- 事前に時間を確認し、60分以内に収める
- 万が一に備えて、Zoomなど別ツールも準備
プロフェッショナルとして、確実に会議を完遂できる環境を整えましょう。
録画機能の必要性
会議を録画したい場合、有料版が必要です。
録画が役立つ場面
- 議事録代わりに保存
- 欠席者への共有
- 研修内容のアーカイブ
録画機能を使いたい場合は、無料版では実現できないため、有料版への加入が必須となります。
教育現場での対応
オンライン授業での時間管理
学校の先生にとって、時間制限は大きな課題です。
授業時間との関係
- 小中学校の1コマ:45~50分(60分以内なので大丈夫)
- 高校の1コマ:50分(同じく問題なし)
- 大学の1コマ:90分(無料版では難しい)
小中高の授業なら、無料版でも対応可能です。でも大学の講義は、有料版か複数回に分ける必要がありますね。
Education版の活用
学校として契約する場合、Education版がお得です。
メリット
- 無料版でも時間制限が緩い
- 教育機関向けの特別価格
- 管理者による一元管理
学校全体で導入を検討する場合は、IT担当の先生や管理者に相談しましょう。
生徒・保護者との面談
個別面談でGoogle Meetを使う場合は問題ありません。
1対1なら24時間OK
- 保護者面談
- 生徒との個別相談
- 進路指導
複数の保護者と同時に話す場合を除けば、時間を気にせず使えます。
よくある質問
時間制限はいつカウントされ始める?
会議室を作成した時点ではなく、2人目が参加した時点からカウントされます。
1人で待機している時間は含まれないので、早めに入室しても大丈夫です。
参加者が途中で減ったらどうなる?
3人以上で始まった会議は、途中で2人になっても60分制限が適用されます。
逆に、2人で始めて途中で3人目が参加した場合は、その時点から60分のカウントが始まります。
海外の参加者がいる場合は?
時間制限は、主催者(ホスト)のアカウントタイプによって決まります。
主催者が無料版なら60分制限、有料版なら24時間利用可能です。参加者のアカウントタイプは関係ありません。
1日に何回でも使える?
はい、回数制限はありません。
60分の会議を1日に何回でも開催できます。ただし、毎回60分でリセットされるので、長時間会議には向きません。
Googleカレンダーから予約した場合は?
Googleカレンダーから会議を予約しても、時間制限は変わりません。
カレンダーに「2時間の会議」と入力しても、無料版なら60分で切れてしまいます。予約時間と実際の制限時間は別物です。
まとめ
Google Meetの時間制限について、詳しく解説しました。
この記事のポイント
- 無料版は1対1なら24時間、3人以上なら60分
- 有料版(Google Workspace)なら24時間まで使える
- 60分経過すると自動的に切断される
- 会議を分割するか、有料版を検討するのが対策
- 事前準備と時間管理で効率的に使える
個人的な使用で、短時間の会議が中心なら無料版で十分。でも、ビジネスや長時間の会議が多い場合は、有料版への投資を考える価値があります。
まずは無料版で試してみて、必要に応じてアップグレードする。これが賢い使い方ですね。Google Meetを上手に活用して、快適なオンラインコミュニケーションを楽しんでください!


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