楽しみにしていたゲームを購入したのに、ダウンロード速度が異常に遅い。100GBのゲームが何時間も、場合によっては何日もかかる。
「回線速度は速いはずなのに、なんでこんなに遅いの?」と フラストレーションを感じている人も多いはずです。
実は、Steamのダウンロード速度は様々な要因で遅くなります。ダウンロード地域の設定、帯域制限、ネットワーク設定、時間帯など、改善できるポイントがたくさんあるんですよ。
この記事では、Steamのダウンロード速度を劇的に改善する方法を、基本的なものから上級者向けのテクニックまで詳しく解説していきます。
Steamのダウンロード速度が遅くなる主な原因
まずは「なぜ遅いのか」を理解しましょう。
1. ダウンロード地域(サーバー)の設定ミス
Steamは世界中にダウンロードサーバーを持っています。
デフォルトでは自動的に最適なサーバーが選ばれますが、必ずしも最速とは限りません。遠く離れた海外のサーバーに接続していると、当然速度は遅くなるんです。
2. 帯域制限の設定
Steam設定で、ダウンロード速度に上限が設定されている場合があります。
特に初期設定や誤った設定で、本来の回線速度よりずっと遅い制限がかけられていることがあるんですよ。
3. ISP(プロバイダ)による帯域制限
一部のインターネットプロバイダは、特定の時間帯やサービスに対して帯域制限をかけることがあります。
特に夜間のピークタイム(午後8時〜11時頃)は、多くの人が同時にインターネットを使うため、速度が低下しやすいんです。
4. ネットワーク混雑
Wi-Fiルーターに複数のデバイスが接続されていたり、家族が動画配信を見ていたりすると、帯域が分散されます。
ダウンロード中に他のアプリがバックグラウンドで通信していることもありますね。
5. サーバー側の混雑
新作ゲームのリリース直後や、大型セール時期は、多くのユーザーが同時にダウンロードするため、Steamのサーバーが混雑します。
どんなに自分の回線が速くても、サーバー側が詰まっていると速度は出ないんです。
6. 無線(Wi-Fi)接続の不安定性
Wi-Fi接続は、有線LANに比べて速度が不安定になりがちです。
電波の干渉、距離の問題、障害物などが影響して、本来の回線速度が出ないことが多いんですよ。
7. ストレージの書き込み速度
古いHDDにダウンロードしている場合、ネットワーク速度は速くても、ディスクへの書き込みがボトルネックになることがあります。
ダウンロードは速いのに、インストール処理に時間がかかるという現象が起こるんです。
ダウンロード速度の確認方法
まずは現状を把握しましょう。
Steamでのダウンロード速度表示
ダウンロード中、Steamクライアントの下部にダウンロード速度が表示されます。
「5.2 MB/s」や「800 KB/s」といった形式で表示されるはずです。この数値が、実際にダウンロードできている速度ですね。
Mbpsとの違いに注意
インターネット回線の速度は「Mbps」(メガビット毎秒)で表示されることが多いですが、Steamは「MB/s」(メガバイト毎秒)で表示します。
換算方法
1バイト = 8ビットなので、以下の式で変換できます。
Mbps ÷ 8 = MB/s
例えば、100Mbpsの回線なら、理論上の最大値は約12.5MB/sです。
実際には、オーバーヘッド(通信の制御データ)があるので、表示速度の8〜9割程度が実効速度になるんですよ。
自分の回線速度を測定
Steamのダウンロード速度と比較するため、実際の回線速度を測定しましょう。
おすすめの速度測定サイト
- Fast.com(Netflixが提供、シンプル)
- Speedtest.net(詳細なデータが見られる)
- Google スピードテスト(検索で「スピードテスト」と入力)
これらのサイトで、ダウンロード速度(下り速度)を確認してください。Steamのダウンロード速度と大きく乖離していたら、改善の余地があります。
最も効果的!ダウンロード地域(サーバー)を変更する方法
多くの場合、これだけで劇的に改善します。
ダウンロード地域変更の手順
ステップ1:Steam設定を開く
Steamクライアント左上の「Steam」メニューをクリックして、「設定」を選択します。
設定ウィンドウが表示されるはずです。
ステップ2:ダウンロードタブを選択
左側のメニューから「ダウンロード」を選択してください。
ダウンロードに関する設定項目が表示されます。
ステップ3:ダウンロード地域を変更
「ダウンロード地域」というドロップダウンメニューがあります。
ここで、日本国内の別の都市、または近隣国のサーバーを試してみましょう。
おすすめのサーバー(日本在住の場合)
日本国内のサーバーが複数あります。
- Tokyo(東京)
- Osaka(大阪)
- Nagoya(名古屋)
まずは自分の住んでいる地域に近いサーバーを選んでください。それでも遅い場合は、他の都市も試してみましょう。
時間帯やサーバーの混雑状況によって、東京より大阪の方が速いこともあるんですよ。
ステップ4:Steamを再起動
設定を変更したら、Steamを完全に終了して再起動します。
タスクトレイのSteamアイコンを右クリック→「終了」を選んでから、再度Steamを起動してください。
ステップ5:ダウンロードを再開して速度確認
ゲームのダウンロードを開始して、速度が改善されたか確認しましょう。
改善されていなければ、別のサーバーに変更して再試行してくださいね。
意外と速い海外サーバー
場合によっては、近隣国のサーバーの方が速いこともあります。
- South Korea(韓国)
- Hong Kong(香港)
- Singapore(シンガポール)
ただし、物理的な距離があるため、pingが高くなる可能性もあります。ダウンロード専用として試してみる価値はありますよ。
帯域制限を解除する方法
Steam側で速度制限がかかっていないか確認しましょう。
帯域制限の設定確認
ステップ1:ダウンロード設定を開く
「設定」→「ダウンロード」と進みます。
帯域制限に関する項目があるはずです。
ステップ2:制限を確認
「ダウンロード速度を制限する」という項目があります。
ここにチェックが入っていて、具体的な数値(例: 1 MB/s)が設定されていると、その速度以上は出ません。
ステップ3:制限を解除
チェックを外すか、十分に高い値(例: 100 MB/s)に設定してください。
「制限なし」にするのが最もシンプルですね。
スケジュール設定の確認
Steamには、時間帯によってダウンロード速度を制限する機能もあります。
「ダウンロードを次の期間に制限」という項目で、特定の時間帯だけ遅くなるように設定されていないか確認しましょう。必要なければ、この設定もオフにしてください。
ダウンロードスロットリングを無効化する
Steamの内部設定を調整する方法です。
コンソールコマンドでの設定変更
Steamには隠しコンソールがあり、高度な設定を変更できます。
ステップ1:Steamのコンソールを開く
Windowsの「ファイル名を指定して実行」(Windowsキー + R)で、以下を入力してEnterを押します。
steam://nav/console
Steamクライアント内にコンソール画面が表示されるはずです。
ステップ2:コマンドを入力
コンソールに以下のコマンドを入力してEnterを押してください。
@nClientDownloadEnableHTTP2PlatformWindows 0
このコマンドは、HTTP/2のダウンロード最適化を無効化します。環境によっては、これで速度が改善することがあるんです。
注意点
この方法は高度なテクニックなので、効果がなかったり、逆に遅くなったりする場合もあります。
元に戻したい場合は、数値を「0」から「1」に変更してください。
ネットワーク設定の最適化
Windows側の設定も見直しましょう。
Windowsのネットワーク設定最適化
アダプター設定の確認
「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワーク接続」を開きます。
使用している接続(Wi-Fiまたはイーサネット)を右クリックして「プロパティ」を選択してください。
「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」を選択して「プロパティ」をクリックします。
DNSサーバーの変更
「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択し、以下を入力してみましょう。
Googleパブリック DNS
- 優先DNSサーバー: 8.8.8.8
- 代替DNSサーバー: 8.8.4.4
Cloudflare DNS
- 優先DNSサーバー: 1.1.1.1
- 代替DNSサーバー: 1.0.0.1
プロバイダのDNSサーバーが遅い場合、これらの公開DNSに変更すると、名前解決が高速化されることがあるんですよ。
MTU値の調整(上級者向け)
MTU(Maximum Transmission Unit)は、一度に送信できるデータの最大サイズです。
最適な値に設定すると、通信効率が上がることがあります。
MTU値の確認
コマンドプロンプトを開いて、以下を入力します。
netsh interface ipv4 show subinterfaces
現在のMTU値が表示されます。通常は1500ですが、環境によって異なるんです。
MTU値の最適化
一般的に、PPPoE接続の場合は1454、フレッツ光の場合は1454〜1492が最適とされています。
変更する場合は、以下のコマンドを使います。
netsh interface ipv4 set subinterface "イーサネット" mtu=1454 store=persistent
「イーサネット」の部分は、自分の接続名に置き換えてくださいね。
ルーター・モデムの再起動
シンプルですが効果的な方法です。
再起動の手順
ステップ1:すべてのデバイスの電源を切る
モデム、ルーター、PCの順で電源を切ります。
ルーターとモデムが一体型の場合は、その機器だけでOKです。
ステップ2:30秒待つ
完全に電気が抜けるまで、最低30秒は待ちましょう。
内部のキャッシュやセッション情報がリセットされます。
ステップ3:順番に電源を入れる
モデム → ルーター → PCの順で電源を入れてください。
それぞれのデバイスが完全に起動するまで、1〜2分待つのがコツですよ。
ステップ4:Steamを起動して確認
ネットワークが安定してから、Steamを起動してダウンロード速度を確認しましょう。
一時的な不具合がリセットされて、速度が改善することがよくあります。
なぜ再起動で改善するのか
ルーターやモデムは、長時間稼働していると、接続情報やキャッシュが溜まって動作が不安定になることがあります。
再起動することで、これらがクリアされ、最適な状態に戻るんです。月に1〜2回は再起動するのがおすすめですね。
有線LAN接続に切り替える
最も確実に速度を改善する方法です。
Wi-Fiと有線LANの速度差
Wi-Fiは便利ですが、以下の要因で速度が低下します。
- 電波の干渉(他のWi-Fi、電子レンジ、Bluetooth)
- 距離や障害物による減衰
- 接続デバイス数による帯域の分散
- 規格の制限(古いルーターだとWi-Fi 5以下)
有線LAN(イーサネット)なら、これらの問題がないため、安定した高速通信ができるんですよ。
有線LAN接続の方法
必要なもの
- LANケーブル(Cat5e以上、できればCat6以上)
- PCのLANポート(ない場合はUSB-LANアダプター)
接続手順
LANケーブルをルーターのLANポートとPCのLANポートに接続するだけです。
Windowsが自動的に認識して、有線接続に切り替わります。接続されると、タスクバーのネットワークアイコンがLANのマークに変わるはずです。
Wi-Fiを完全に無効化
有線接続しているのに速度が出ない場合、Wi-Fiが干渉している可能性があります。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」で、Wi-Fiをオフにしてみてください。有線接続だけにすることで、より安定しますよ。
ファイアウォールとセキュリティソフトの設定確認
セキュリティソフトがダウンロードを妨げていることがあります。
Windows Defenderファイアウォールの確認
Steamを許可リストに追加
「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「Windows Defender ファイアウォール」→「アプリケーションの許可」を開きます。
リストの中に「Steam Client Service」や「Steam」があるか確認し、ない場合は「別のアプリの許可」から追加してください。「プライベート」と「パブリック」の両方にチェックを入れましょう。
サードパーティ製セキュリティソフト
ノートン、ウイルスバスター、カスペルスキーなどを使用している場合、それぞれの設定でSteamを除外します。
多くのセキュリティソフトには「ゲームモード」や「サイレントモード」があり、これを有効にするとスキャンが一時停止されて、パフォーマンスが向上することもあるんです。
一時的な無効化テスト
原因を特定するため、一時的にセキュリティソフトを無効化してダウンロード速度を確認する方法もあります。
速度が改善されたら、そのソフトが原因だと分かりますね。ただし、無効化している間はセキュリティリスクが高まるので、テスト後はすぐに有効に戻してください。
バックグラウンドアプリを終了する
他のアプリが帯域を使っていないか確認しましょう。
よく帯域を使用するアプリ
以下のアプリは、バックグラウンドで大量のデータ通信を行うことがあります。
- Windows Update(自動更新)
- OneDrive、Dropbox、Google Drive(クラウド同期)
- Discord、Skype(ビデオ通話や画面共有)
- トレントクライアント(P2P通信)
- 他のゲームランチャー(Origin、Epic Games、Ubisoft Connect)
- 動画配信アプリ(YouTube、Netflix、Prime Video)
これらを一時的に終了してから、Steamのダウンロードを試してみてください。
タスクマネージャーで確認
Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開き、「パフォーマンス」タブの「イーサネット」または「Wi-Fi」を見ると、どのアプリが通信しているか分かります。
「プロセス」タブで「ネットワーク」列を見れば、帯域を使っているアプリが一目瞭然ですよ。
Windows Updateの一時停止
Windows Updateがバックグラウンドでダウンロードしていると、大きく速度が低下します。
「設定」→「Windows Update」→「更新を7日間一時停止」を選択すれば、ダウンロード中は更新が止まります。
ダウンロード時間帯を工夫する
混雑する時間帯を避けましょう。
ピークタイムを避ける
一般的に、以下の時間帯はインターネットが混雑します。
- 平日夜間(午後8時〜午後11時)
- 休日の昼間から夕方(午前11時〜午後10時)
- 新作ゲームのリリース直後
- Steamのセール初日
可能であれば、早朝(午前3時〜午前7時)や平日の昼間(午後1時〜午後5時)にダウンロードすると、比較的空いているんですよ。
スケジュールダウンロードの活用
Steamには、指定した時間帯だけダウンロードする機能があります。
「設定」→「ダウンロード」→「ダウンロードを次の期間のみ許可」で、深夜時間帯を指定しておけば、寝ている間に自動でダウンロードされます。
朝起きたらダウンロード完了している、という使い方ができますね。
SSDの空き容量を確保する
ストレージの書き込み速度がボトルネックになっている場合があります。
空き容量とパフォーマンスの関係
SSDは、空き容量が少なくなると書き込み速度が低下します。
目安として、容量の20%以上は空けておくのが理想です。500GBのSSDなら、100GB以上の空きを確保しましょう。
不要なファイルの削除
以下の方法で空き容量を増やせます。
- ディスククリーンアップを実行
- 一時ファイルを削除
- 古いゲームをアンインストール
- 大きなファイルを外付けドライブに移動
「設定」→「システム」→「記憶域」で、何が容量を使っているか確認できますよ。
ダウンロード先を別ドライブに変更
SSDの容量が厳しい場合、ダウンロード先を別のドライブ(HDDなど)に変更する方法もあります。
「設定」→「ダウンロード」→「Steamライブラリフォルダ」で、別のドライブを追加できます。HDDは書き込み速度が遅いですが、容量の心配はなくなりますね。
ISPの帯域制限を確認する
プロバイダ側の制限がないか疑ってみましょう。
帯域制限の種類
一部のISPは、以下のような制限をかけることがあります。
- 時間帯による速度制限(夜間のみ遅い)
- 特定サービスへの制限(P2P、動画配信など)
- データ使用量による制限(月間100GBを超えると遅くなる)
契約プランを確認して、こうした制限がないかチェックしてください。
VPNで帯域制限を回避
ISPが特定のトラフィックを制限している場合、VPNを使うと回避できることがあります。
VPNを使うと、ISPからは暗号化されたトラフィックしか見えないため、Steamのダウンロードだと判別できなくなるんです。
ただし、VPN自体が遅い場合もあるので、信頼できる高速なVPNサービスを選びましょう。
プロバイダの変更を検討
どうしても改善しない場合、プロバイダ自体を変更するのも選択肢です。
光回線なら、フレッツ光から光コラボ(NURO光、auひかりなど)に変更すると、劇的に速くなることもありますよ。
Steamキャッシュをクリアする
Steam側のキャッシュが原因のこともあります。
ダウンロードキャッシュのクリア
ステップ1:設定を開く
「Steam」メニュー→「設定」→「ダウンロード」と進みます。
キャッシュに関する項目があるはずです。
ステップ2:キャッシュをクリア
「ダウンロードキャッシュをクリア」ボタンをクリックします。
確認ダイアログが表示されるので、「OK」を選択してください。
ステップ3:再ログイン
キャッシュをクリアすると、Steamからログアウトされます。
再度ログインして、ダウンロードを試してみましょう。古いキャッシュが削除されて、速度が改善することがあるんですよ。
ルーターの設定を最適化する
ルーター側でできる改善もあります。
QoS(Quality of Service)設定
多くのルーターには、QoS機能があります。
これは、特定のアプリやデバイスに優先的に帯域を割り当てる機能です。Steamのダウンロードを最優先に設定すれば、他のデバイスが接続していても速度が確保されます。
ルーターの管理画面(通常は192.168.1.1や192.168.0.1)にアクセスして、QoS設定を探してくださいね。
ポート開放
Steamは特定のポートを使用します。ルーターでこれらのポートを開放すると、通信がスムーズになることがあります。
Steamで使用するポート
- UDP 27015-27030
- TCP 27015-27030
ルーターの管理画面で「ポートフォワーディング」または「ポート開放」の設定を探し、これらのポートをPCのローカルIPアドレスに転送してください。
ファームウェアの更新
ルーターのファームウェアが古いと、パフォーマンスが低下することがあります。
メーカーの公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードして、ルーターを更新しましょう。手順はメーカーによって異なるので、マニュアルを参照してくださいね。
それでも遅い場合の最終手段
上記の方法を試しても改善しない場合です。
Steamサポートに問い合わせ
特定のゲームだけ異常に遅い場合、そのゲームのダウンロードに問題がある可能性があります。
Steamサポートに問い合わせて、状況を説明してみましょう。サーバー側の問題なら、対応してくれることもありますよ。
ダウンロードを一時停止して再開
ダウンロードが詰まっている場合、一度停止してから再開すると、別のサーバーに接続されることがあります。
数回繰り返すと、速いサーバーに当たることもあるんです。
ゲームファイルをバックアップから復元
友達や家族がすでにそのゲームを持っている場合、外付けHDDでファイルをコピーしてもらう方法もあります。
Steam のバックアップ機能を使えば、合法的にゲームファイルを移動できます。ただし、ライセンスは各自で購入する必要があるので注意してくださいね。
よくある質問
疑問を解消しましょう。
Q1: ダウンロード速度の単位「MB/s」と「Mbps」の違いは?
A: MB/s(メガバイト毎秒)は、Mbps(メガビット毎秒)の約1/8です。
100Mbpsの回線なら、理論上の最大は約12.5MB/sになります。実際にはオーバーヘッドがあるので、10〜11MB/s程度が現実的ですね。
Q2: ダウンロード地域を変更すると、他の設定に影響しますか?
A: いいえ、ダウンロードサーバーの選択だけが変わります。
ストアの表示言語や価格、利用可能なゲームなどには影響しません。自由に変更して、最速のサーバーを見つけてくださいね。
Q3: 複数のゲームを同時にダウンロードできますか?
A: できますが、帯域が分散されるため、個別の速度は遅くなります。
1本ずつダウンロードした方が、トータルでは速く終わることが多いです。キューに入れておけば、自動的に順番にダウンロードされますよ。
Q4: 夜間は遅いのに、昼間は速いのはなぜ?
A: ISPやSteamサーバーの混雑が原因です。
多くの人が同時にインターネットを使う時間帯(夜間)は、どうしても速度が低下します。深夜や早朝にダウンロードするのがおすすめですね。
Q5: ダウンロード中にゲームをプレイできますか?
A: オフラインゲームなら可能ですが、速度は低下します。
オンラインゲームをプレイすると、pingが高くなったり、ダウンロードが遅くなったりするので、どちらかを優先した方が良いでしょう。
まとめ:複数の対策を組み合わせて最大の効果を
Steamのダウンロード速度を改善する方法はたくさんあります。
すべてを一度に試す必要はなく、まずは簡単な方法から順番に試していくのがおすすめです。多くの場合、ダウンロード地域の変更だけで劇的に改善しますよ。
この記事のポイント
- ダウンロード地域(サーバー)を変更すると効果大
- 帯域制限の設定を確認・解除する
- 有線LAN接続に切り替えるのが最も確実
- ルーター・モデムの再起動は意外と効果的
- ピークタイムを避けてダウンロードする
- バックグラウンドアプリを終了する
- ファイアウォールやセキュリティソフトの設定を確認
- SSDの空き容量を確保する
- DNSサーバーをGoogleやCloudflareに変更
- 複数の対策を組み合わせると効果倍増
ダウンロード速度が改善されれば、新作ゲームをすぐに楽しめるようになります。この記事の方法を試して、快適なSteamライフを送ってくださいね!

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