Steam全画面解除の完全ガイド|フルスクリーンからウィンドウモードに切り替える方法

Steamでゲームをプレイしていると、初期設定で全画面(フルスクリーン)モードになることが多いですよね。でも「ゲームしながらDiscordで通話したい」「攻略サイトを見たい」「動画配信しながらプレイしたい」という時、全画面だと不便に感じませんか?

「Alt+Tabで切り替えると動作が重くなる」「ゲームが固まってしまう」といった悩みを持っている人も多いはずです。

実は、Steamのゲームは簡単にウィンドウモードに変更できます。ショートカットキー、ゲーム内設定、Steam起動オプションなど、複数の方法があるんですよ。

この記事では、全画面モードを解除する様々な方法と、それぞれのメリット・デメリット、トラブル対処法まで詳しく解説していきます。


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  1. 全画面モードとウィンドウモードの違い
    1. 全画面(フルスクリーン)モードとは
    2. ウィンドウモードとは
    3. ボーダーレスウィンドウモード
  2. 最も簡単!ショートカットキーで全画面を解除する方法
    1. Alt + Enter で切り替え
    2. F11 キーで切り替え
    3. Alt + Tab での切り替えの注意点
  3. ゲーム内設定で全画面モードを解除する方法
    1. 一般的な設定手順
  4. Steam起動オプションで全画面を解除する方法
    1. 起動オプションとは?
    2. 設定手順
    3. よく使われる起動オプション一覧
  5. ゲームエンジン別の全画面解除方法
    1. Unityエンジンのゲーム
    2. Unreal Engineのゲーム
    3. Source Engineのゲーム(Valve製ゲーム)
  6. 全画面モードが解除できない場合のトラブルシューティング
    1. 設定ファイルを直接編集する
    2. グラフィックドライバの更新
    3. 管理者権限でゲームを実行
    4. ゲームファイルの整合性確認
    5. セーフモードで起動
  7. 各モードのメリット・デメリット
    1. 全画面(フルスクリーン)モード
    2. ウィンドウモード
    3. ボーダーレスウィンドウモード
  8. マルチモニター環境での全画面設定
    1. プライマリモニターの設定
    2. セカンダリモニターでゲームを起動する方法
    3. マルチモニターでの全画面の問題
  9. パフォーマンスへの影響と最適化
    1. 全画面モードが最も高パフォーマンス
    2. ウィンドウモードはパフォーマンスが低下
    3. ボーダーレスウィンドウは中間
    4. 最適化のヒント
  10. 配信・録画時の画面設定のおすすめ
    1. ボーダーレスウィンドウが最適
    2. OBSでのキャプチャ設定
    3. デュアルPCセットアップの場合
  11. よくある質問
    1. Q1: ウィンドウモードにするとFPSが下がりますか?
    2. Q2: ボーダーレスウィンドウと全画面の見た目の違いは?
    3. Q3: 起動オプションが反映されません
    4. Q4: ウィンドウモードでタスクバーを隠せますか?
    5. Q5: ゲームによって設定方法が違うのはなぜ?
  12. まとめ:目的に応じて最適なモードを選ぼう

全画面モードとウィンドウモードの違い

まずは基本を理解しましょう。

全画面(フルスクリーン)モードとは

全画面モードは、ゲームが画面全体を占有する表示方式です。

タスクバーやウィンドウの枠が表示されず、ゲーム画面だけが映し出されます。没入感が高く、パフォーマンスも良好なのが特徴ですね。

ウィンドウモードとは

ウィンドウモードは、ゲームが通常のアプリケーションウィンドウとして表示される方式です。

タスクバーが表示され、ウィンドウの移動やサイズ変更ができます。他のアプリと同時に使いやすいのが利点なんですよ。

ボーダーレスウィンドウモード

最近のゲームには、第三の選択肢として「ボーダーレスウィンドウ」があります。

見た目は全画面と同じですが、内部的にはウィンドウモードで動作します。Alt+Tabでの切り替えがスムーズで、全画面のメリットとウィンドウモードの利便性を兼ね備えているんです。


最も簡単!ショートカットキーで全画面を解除する方法

まずは一番手軽な方法から試してみましょう。

Alt + Enter で切り替え

多くのSteamゲームでは、Alt + Enter キーの同時押しで全画面とウィンドウモードを切り替えられます。

ゲームプレイ中に Alt キーを押しながら Enter キーを押すだけです。すぐに反映されるので、最も簡単な方法ですね。

対応しているゲーム例

  • Stardew Valley
  • Terraria
  • Don’t Starve Together
  • 多くのインディーゲーム

ただし、すべてのゲームが対応しているわけではないので、効かない場合は別の方法を試してください。

F11 キーで切り替え

一部のゲームでは、F11 キーで全画面とウィンドウモードを切り替えられます。

ブラウザの全画面表示と同じ感覚で使えるので、覚えやすいですよ。

Alt + Tab での切り替えの注意点

Alt + Tab でデスクトップに戻ることもできますが、これは全画面モードの解除ではありません。

ゲームは全画面モードのまま一時的に最小化されているだけなので、戻る時に画面がチラついたり、重くなったりすることがあるんです。頻繁に切り替える場合は、最初からウィンドウモードにしておく方が快適ですね。


ゲーム内設定で全画面モードを解除する方法

各ゲームの設定メニューから変更できます。

一般的な設定手順

ステップ1:ゲームのオプションメニューを開く

ゲームを起動して、「設定」「オプション」「環境設定」などのメニューを探します。

通常、タイトル画面やゲーム内のメニューからアクセスできますよ。

ステップ2:ビデオ・グラフィック設定を選択

「ビデオ設定」「グラフィック設定」「ディスプレイ設定」といった項目を探してください。

画面表示に関する設定がここにまとまっています。

ステップ3:ウィンドウモードを選択

「ディスプレイモード」「画面モード」「ウィンドウ設定」などの項目で、以下のいずれかを選択します。

  • ウィンドウモード(Windowed)
  • ボーダーレスウィンドウ(Borderless Windowed / Fullscreen Windowed)
  • ウィンドウ化フルスクリーン

ボーダーレスウィンドウが選べる場合、これが最もおすすめです。

ステップ4:解像度の調整

ウィンドウモードに変更したら、必要に応じて解像度も調整しましょう。

1920×1080(フルHD)など、モニターの解像度に合わせた設定が一般的ですね。

ステップ5:設定を保存

「適用」「OK」「保存」などのボタンをクリックして、設定を確定します。

ゲームによっては再起動が必要な場合もあるので、指示に従ってください。


Steam起動オプションで全画面を解除する方法

ゲームを起動する前に設定できる方法です。

起動オプションとは?

起動オプションは、ゲームを起動する際に特定のコマンドを追加する機能です。

ゲーム内設定にアクセスできない場合や、起動時から確実にウィンドウモードにしたい時に便利なんですよ。

設定手順

ステップ1:Steamライブラリを開く

Steamクライアントを起動して、ライブラリタブを選択します。

ゲームの一覧から、設定を変更したいゲームを探してください。

ステップ2:ゲームのプロパティを開く

ゲームを右クリックして、「プロパティ」を選択します。

設定画面が表示されるはずです。

ステップ3:起動オプションを入力

「一般」タブの下部に「起動オプション」という入力欄があります。

ここに以下のコマンドを入力してください。

ウィンドウモードにする基本的なコマンド

-windowed

または

-window

解像度も指定する場合

-windowed -w 1920 -h 1080

これで、横1920ピクセル、縦1080ピクセルのウィンドウモードで起動します。

ボーダーレスウィンドウにする場合

-windowed -noborder

または

-fullscreen -noborder

ゲームによって有効なコマンドが異なるので、いくつか試してみてくださいね。

ステップ4:ゲームを起動

設定を保存したら、ゲームを起動してみましょう。

起動オプションが正しく適用されていれば、ウィンドウモードで立ち上がるはずです。

よく使われる起動オプション一覧

他にも便利なオプションがあります。

  • -fullscreen: 全画面モードで起動(デフォルト)
  • -w [数値]: ウィンドウの横幅を指定
  • -h [数値]: ウィンドウの縦幅を指定
  • -noborder: ウィンドウの枠を非表示
  • -popupwindow: ポップアップウィンドウとして起動
  • -screen-fullscreen 0: 全画面を無効化(Unityエンジンのゲーム)

複数のオプションを組み合わせることもできますよ。


ゲームエンジン別の全画面解除方法

エンジンによって特有の方法があります。

Unityエンジンのゲーム

Unityで作られたゲームは、以下の起動オプションが有効です。

-screen-fullscreen 0 -screen-width 1920 -screen-height 1080

「-screen-fullscreen 0」が全画面を無効化するコマンドで、「0」はオフ、「1」はオンを意味します。

Unreal Engineのゲーム

Unreal Engineのゲームでは、以下が一般的です。

-windowed -ResX=1920 -ResY=1080

「ResX」と「ResY」で解像度を指定できるんです。

Source Engineのゲーム(Valve製ゲーム)

Half-LifeシリーズやPortalなどのSource Engineゲームでは、コンソールコマンドも使えます。

ゲーム内でコンソールを開いて(通常は「~」キー)、以下を入力してください。

mat_setvideomode 1920 1080 0

最後の「0」がウィンドウモード、「1」が全画面モードを意味しますね。


全画面モードが解除できない場合のトラブルシューティング

うまくいかない時の対処法です。

設定ファイルを直接編集する

ゲーム内設定や起動オプションが効かない場合、設定ファイルを直接編集する方法があります。

設定ファイルの場所

多くのゲームは、以下のフォルダに設定ファイルを保存しています。

  • C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\[ゲーム名]
  • C:\Users\[ユーザー名]\Documents\My Games\[ゲーム名]
  • C:\Users\[ユーザー名]\Saved Games\[ゲーム名]

設定ファイルの名前は、「config.ini」「settings.cfg」「prefs.xml」などゲームによって異なります。

編集方法

メモ帳などのテキストエディタで設定ファイルを開き、以下のような項目を探します。

Fullscreen=1

または

WindowMode=Fullscreen

これを以下のように変更してください。

Fullscreen=0

または

WindowMode=Windowed

保存してからゲームを起動すると、ウィンドウモードになっているはずですよ。

グラフィックドライバの更新

古いグラフィックドライバでは、全画面の切り替えがうまくいかないことがあります。

NVIDIA、AMD、Intelの公式サイトから、最新のドライバをダウンロードしてインストールしてください。

管理者権限でゲームを実行

一部のゲームは、管理者権限がないと設定変更が保存されません。

Steamライブラリでゲームを右クリック→「管理」→「ローカルファイルを閲覧」を選択し、ゲームの実行ファイル(.exe)を右クリック→「管理者として実行」を試してみましょう。

ゲームファイルの整合性確認

ゲームファイルが破損していると、設定が正常に機能しないことがあります。

Steamライブラリでゲームを右クリック→「プロパティ」→「インストール済みのファイル」→「ゲームファイルの整合性を確認」を実行してください。

セーフモードで起動

一部のゲームには、セーフモードや設定リセット機能があります。

起動オプションに「-safe」や「-reset」を追加すると、初期設定で起動することがあるんです。


各モードのメリット・デメリット

それぞれの特徴を理解して選びましょう。

全画面(フルスクリーン)モード

メリット

  • パフォーマンスが最も良い
  • 没入感が高い
  • 画面のちらつきが少ない
  • 入力遅延が最小限

デメリット

  • 他のアプリに切り替えにくい
  • マルチモニター環境で不便
  • Alt+Tabでの切り替えが遅い
  • 配信や録画で問題が起きやすい

全画面モードは、競技性の高いゲームやシングルプレイに集中したい時におすすめですね。

ウィンドウモード

メリット

  • 他のアプリと同時に使いやすい
  • ウィンドウの移動やサイズ変更が自由
  • 配信や録画がしやすい
  • マルチモニター環境で便利

デメリット

  • パフォーマンスがやや低下する
  • タスクバーやウィンドウ枠が表示される
  • 画面サイズが小さくなる
  • 没入感が損なわれる

ウィンドウモードは、攻略サイトを見ながらプレイしたり、配信をしたりする時に便利です。

ボーダーレスウィンドウモード

メリット

  • 見た目は全画面と同じ
  • Alt+Tabがスムーズ
  • マルチモニター対応が良い
  • 配信や録画に最適

デメリット

  • パフォーマンスが全画面より若干低い
  • すべてのゲームで対応していない
  • 一部のゲームで入力遅延が増える

ボーダーレスウィンドウは、全画面とウィンドウモードの良いとこ取りで、多くの人におすすめできるモードですよ。


マルチモニター環境での全画面設定

複数のモニターを使っている場合の注意点です。

プライマリモニターの設定

ゲームは通常、プライマリ(メイン)モニターで起動します。

Windowsの「設定」→「システム」→「ディスプレイ」で、どのモニターをプライマリにするか選択できるんです。

セカンダリモニターでゲームを起動する方法

ゲームをセカンダリモニターで起動したい場合、ボーダーレスウィンドウモードにしてから、ウィンドウを移動させる方法が確実です。

一部のゲームは、起動オプションで表示モニターを指定できることもありますね。

マルチモニターでの全画面の問題

全画面モードでは、セカンダリモニターをクリックすると、ゲームが最小化してしまうことがあります。

ボーダーレスウィンドウモードを使えば、この問題を回避できますよ。


パフォーマンスへの影響と最適化

モードによるFPSの違いを理解しましょう。

全画面モードが最も高パフォーマンス

技術的には、全画面モードが最もGPUリソースを効率的に使えます。

Windowsのデスクトップ合成(DWM)をバイパスできるため、入力遅延が最小限になり、フレームレートも高くなるんです。

ウィンドウモードはパフォーマンスが低下

ウィンドウモードでは、デスクトップ合成を通すため、オーバーヘッドが発生します。

高性能なPCなら気にならないレベルですが、古いPCやノートPCでは、数フレーム落ちることもありますね。

ボーダーレスウィンドウは中間

ボーダーレスウィンドウは、ウィンドウモードと同様の処理を行います。

全画面に比べると若干パフォーマンスは落ちますが、体感できる差は少ないことが多いです。配信や録画をする場合、この選択肢がベストバランスと言えるでしょう。

最適化のヒント

パフォーマンスを重視する場合は以下を試してください。

  • 不要なバックグラウンドアプリを終了する
  • ゲーム内の画質設定を下げる
  • GPUドライバを最新版に更新する
  • Windowsの「ゲームモード」を有効化する

配信・録画時の画面設定のおすすめ

コンテンツ制作者向けの情報です。

ボーダーレスウィンドウが最適

配信や録画をする場合、ボーダーレスウィンドウモードが最もおすすめです。

OBS StudioやStreamlabs OBSなどの配信ソフトで、「ゲームキャプチャ」や「ウィンドウキャプチャ」が安定して動作します。全画面モードだと、キャプチャに失敗したり、黒画面になったりすることがあるんですよ。

OBSでのキャプチャ設定

ゲームキャプチャを使う場合

ソースに「ゲームキャプチャ」を追加し、モードを「特定のウィンドウをキャプチャ」に設定します。

ボーダーレスウィンドウなら、ほぼ確実にキャプチャできますね。

ウィンドウキャプチャを使う場合

ウィンドウモードまたはボーダーレスウィンドウで、「ウィンドウキャプチャ」を使うのも安定します。

複数のゲームを切り替えながら配信する場合に便利です。

デュアルPCセットアップの場合

配信用のPCとゲーム用のPCを分けている場合、ゲーム側は全画面モードでも問題ありません。

キャプチャボードで映像を取り込むため、ウィンドウモードにする必要がないんです。


よくある質問

疑問を解消しましょう。

Q1: ウィンドウモードにするとFPSが下がりますか?

A: 多少は下がる可能性がありますが、最近のPCなら体感できる差は少ないです。

高性能なGPUを搭載していれば、ほとんど影響はありません。古いPCやノートPCの場合、5〜10fps程度下がることもありますね。

Q2: ボーダーレスウィンドウと全画面の見た目の違いは?

A: 見た目はほぼ同じですが、Alt+Tabでの切り替え速度が大きく異なります。

ボーダーレスウィンドウは瞬時に切り替えられますが、全画面は数秒かかることもあります。

Q3: 起動オプションが反映されません

A: 起動オプションの書き方が間違っているか、ゲームが対応していない可能性があります。

コマンドの前後に余計なスペースがないか確認してください。また、ゲームによって有効なコマンドが異なるので、そのゲーム専用の起動オプションを調べてみましょう。

Q4: ウィンドウモードでタスクバーを隠せますか?

A: ボーダーレスウィンドウモードにすれば、タスクバーも含めて全画面表示されます。

または、Windowsのタスクバー設定で「自動的に隠す」を有効にする方法もありますよ。

Q5: ゲームによって設定方法が違うのはなぜ?

A: ゲームエンジンや開発者によって、実装方法が異なるためです。

Steamのゲームは統一された規格ではないので、それぞれのゲームで最適な方法を探す必要があります。


まとめ:目的に応じて最適なモードを選ぼう

Steam全画面モードの解除は、Alt+Enter、ゲーム内設定、起動オプションなど、複数の方法があります。

集中してプレイしたい時は全画面、他の作業も並行したい時はウィンドウ、バランスを取りたい時はボーダーレスウィンドウと、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。

この記事のポイント

  • Alt+Enterで簡単に切り替えられることが多い
  • ゲーム内設定で恒久的に変更できる
  • Steam起動オプションで起動時から設定可能
  • ボーダーレスウィンドウが万能で便利
  • 全画面モードが最もパフォーマンスが良い
  • 配信や録画ではボーダーレスウィンドウを推奨
  • 設定ファイルの直接編集も可能
  • マルチモニター環境ではボーダーレスが快適

自分のプレイスタイルや目的に合わせて、最適な画面モードを選んでください。快適なSteamゲームライフを楽しんでくださいね!

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