パソコンでちょっとしたメモを取りたい、簡単なテキスト編集をしたい…そんな時、わざわざ専用のソフトを起動するのは面倒ですよね。
実はChromeブラウザだけで、テキストの作成や編集ができるんです!拡張機能やオンラインツールを使えば、Chromeを開いたまま手軽にテキスト編集ができます。
シンプルなメモから本格的なコーディングまで、用途に合わせて様々なテキストエディタが用意されているんですよ。
この記事では、Chromeで使えるテキストエディタの種類から、おすすめの拡張機能、オンラインツールの使い方まで、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。サクッと使える便利なツールばかりなので、ぜひ参考にしてください!
Chromeでテキスト編集する3つの方法

まず、Chromeでテキストを編集する方法は大きく分けて3つあります。
方法1:Chrome拡張機能を使う
Chromeウェブストアからテキストエディタの拡張機能をインストールする方法です。
メリット
- オフラインでも使える
- ブラウザを開くだけですぐに起動
- 動作が軽快
デメリット
- インストールが必要
- 拡張機能によって機能差がある
ちょっとしたメモや下書きに最適ですね。
方法2:オンラインテキストエディタを使う
ウェブサイトとして提供されているテキストエディタにアクセスする方法です。
メリット
- インストール不要
- 高機能なものが多い
- クラウド保存に対応しているものもある
デメリット
- インターネット接続が必要
- サイトによっては広告が表示される
本格的な編集作業やコーディングに向いています。
方法3:Chrome内蔵機能を使う
Chromeには、実は隠れたテキスト編集機能があるんです。
アドレスバーに「data:text/html, 」と入力すると、シンプルなテキストエディタが開きます。
メリット
- 何もインストール不要
- 即座に使える
デメリット
- 保存機能がない
- 装飾などの機能は使えない
一時的なメモに便利ですが、保存できないので注意してください。
おすすめChrome拡張機能テキストエディタ5選
それでは、特におすすめのテキストエディタ拡張機能を紹介していきます。
1. Text(シンプル派におすすめ)
最もシンプルで使いやすいテキストエディタです。
特徴
- 無駄な機能が一切ない
- 起動が非常に速い
- 自動保存機能あり
- ダークモード対応
こんな人におすすめ
- とにかくシンプルなメモ帳が欲しい
- 装飾などは不要
- サクッとメモを取りたい
Chromeを開いてすぐにメモできるので、思いついたアイデアをパッと書き留められます。
2. Caret(コーディング向け)
プログラミングをする方に最適な高機能エディタです。
特徴
- シンタックスハイライト(コードに色がつく機能)
- 複数のタブを開ける
- ファイルの読み込み・保存に対応
- 様々なプログラミング言語に対応
対応言語
- HTML、CSS、JavaScript
- Python、Ruby、PHP
- Java、C++など多数
コードを書く際の作業効率が大幅に上がりますよ。
3. Writer(執筆作業向け)
文章を書くことに特化したエディタです。
特徴
- 集中モード搭載
- 文字数カウント機能
- Markdown記法に対応
- シンプルで美しいデザイン
こんな人におすすめ
- ブログ記事を書く
- レポートの下書きをする
- 小説や創作活動をする
余計な要素が画面に表示されないので、執筆に集中できる環境が整います。
4. Text Mode(高速起動)
とにかく軽くて速いことが特徴のエディタです。
特徴
- 起動時間が0.1秒以下
- メモリ消費が少ない
- キーボードショートカット充実
- クリップボード履歴機能
使いどころ
- 会議中の素早いメモ
- 一時的なテキスト加工
- コピペ作業の補助
パソコンのスペックが低めでも快適に動作します。
5. Writebox(クラウド保存対応)
Google Driveと連携できる便利なエディタです。
特徴
- Google Driveに自動保存
- 複数デバイスで同期
- バージョン履歴管理
- Markdown対応
メリット
- データの紛失リスクがない
- 外出先でも続きが書ける
- 履歴から以前の状態に戻せる
重要な文書を扱う場合に安心ですね。
Chrome拡張機能エディタのインストール方法
拡張機能のインストールは簡単です。手順を見ていきましょう。
インストール手順
- Chromeウェブストアにアクセス(chrome.google.com/webstore)
- 検索ボックスに「text editor」と入力
- 好みのエディタを選択
- 「Chromeに追加」ボタンをクリック
- 確認画面で「拡張機能を追加」をクリック
数秒でインストールが完了します。
起動方法
インストール後は、以下の方法で起動できます:
方法1:ツールバーから起動
- ブラウザ右上の拡張機能アイコンをクリック
- エディタのアイコンを選択
方法2:新しいタブから起動
- 拡張機能によっては新しいタブを開くと自動表示
- 設定で変更可能
方法3:ショートカットキー
- 拡張機能の管理画面でショートカットキーを設定可能
- 例:Ctrl + Shift + E など
よく使うエディタにはショートカットを設定しておくと便利ですよ。
おすすめオンラインテキストエディタ5選

次に、ウェブサイトとして使えるオンラインエディタを紹介します。
1. Dillinger(Markdown特化)
Markdown記法で書きたい方に最適なエディタです。
特徴
- リアルタイムプレビュー
- GitHub、Dropboxと連携可能
- エクスポート機能充実(PDF、HTML等)
- 広告なしで使える
URL
dillinger.io
使い方のコツ
左側で編集、右側でプレビューを確認しながら作業できます。記事執筆やドキュメント作成に最適ですね。
2. JSFiddle(コード実行環境)
HTML、CSS、JavaScriptを実行できるエディタです。
特徴
- コードをその場で実行して確認
- 他の人とコードを共有可能
- ライブラリの読み込みに対応
- コミュニティが活発
URL
jsfiddle.net
こんな用途に
- ウェブ開発の学習
- コードの動作テスト
- バグの再現と共有
初心者がプログラミングを学ぶのにも最適な環境です。
3. Notepad Online(超シンプル)
本当にメモ帳感覚で使えるシンプルエディタです。
特徴
- 登録不要、即使える
- 操作方法の説明が不要なくらいシンプル
- ブラウザに一時保存される
- 完全無料、広告なし
URL
notepad-online.com
急いでメモを取りたい時にブックマークから開くと便利ですよ。
4. StackEdit(高機能Markdown)
プロレベルのMarkdownエディタです。
特徴
- Google DriveやGitHubと同期
- 豊富なテンプレート
- 目次の自動生成
- スライドショー作成機能
URL
stackedit.io
活用シーン
- 技術文書の作成
- ブログ記事の執筆
- プレゼン資料の作成
本格的な文書作成に対応できる機能が揃っています。
5. CodePen(デザイナー向け)
デザインとコードを組み合わせた作品を作れるエディタです。
特徴
- HTML、CSS、JavaScriptを統合
- 他のユーザーの作品を参考にできる
- 作品を公開してフィードバックをもらえる
- プリプロセッサに対応(Sass、Lessなど)
URL
codepen.io
クリエイティブな表現をしたい方にぴったりですね。
Chrome内蔵のテキスト編集機能を活用する
拡張機能やオンラインツールを使わなくても、Chromeだけでテキスト編集ができます。
即席エディタの起動方法
- Chromeのアドレスバーをクリック
- 以下のコードを入力
data:text/html, <html contenteditable>
- Enterキーを押す
真っ白なページが開いて、すぐに文字を入力できる状態になります。
応用:HTMLタグを使った編集
少し応用すると、文字の装飾もできるんです。
背景色を変える例
data:text/html, <html contenteditable style="background:#f0f0f0; padding:20px;">
ダークモードにする例
data:text/html, <html contenteditable style="background:#1e1e1e; color:#d4d4d4; padding:20px; font-size:16px;">
自分好みの見た目にカスタマイズできますよ。
注意点:保存機能がない
この方法の最大の欠点は、保存機能がないことです。
書いた内容を残したい場合は:
- Ctrl + A(すべて選択)
- Ctrl + C(コピー)
- 別の場所に貼り付けて保存
タブを閉じると内容が消えてしまうので、長文には向きません。あくまで一時的なメモ用と考えてください。
テキストファイルをChromeで開いて編集する
パソコンに保存されているテキストファイル(.txt)をChromeで直接開くこともできます。
ファイルを開く方法
方法1:ドラッグ&ドロップ
- テキストファイルをChromeのウィンドウにドラッグ
- ファイルの内容が表示される
方法2:右クリックメニュー
- テキストファイルを右クリック
- 「プログラムから開く」→「Google Chrome」を選択
方法3:Ctrl + O
- Chromeで Ctrl + O キーを押す
- 開きたいファイルを選択
編集はできる?
実は、Chromeで開いたテキストファイルは閲覧専用です。直接編集することはできません。
編集したい場合は:
- 内容をコピー
- 拡張機能のエディタやオンラインエディタに貼り付け
- 編集後、ダウンロードして上書き保存
ちょっと手間がかかるので、頻繁に編集するファイルは専用のテキストエディタソフトを使った方が効率的です。
用途別おすすめエディタの選び方

目的に合わせて最適なエディタを選びましょう。
ちょっとしたメモ・アイデア記録
おすすめ
- Chrome拡張機能「Text」
- Chrome内蔵機能(data:text/html)
理由
起動が速くて、思いついた瞬間にメモできます。装飾機能は不要なので、シンプルなもので十分ですね。
ブログ記事・長文執筆
おすすめ
- Chrome拡張機能「Writer」
- オンライン「Dillinger」「StackEdit」
理由
文字数カウントやMarkdown対応で、執筆作業がはかどります。クラウド保存があれば、データ紛失の心配もありません。
プログラミング・コーディング
おすすめ
- Chrome拡張機能「Caret」
- オンライン「JSFiddle」「CodePen」
理由
シンタックスハイライトやコード実行機能があると、開発効率が大幅に上がります。バグの確認もすぐにできますよ。
複数デバイスでの作業
おすすめ
- Chrome拡張機能「Writebox」
- オンライン「StackEdit」
理由
Google DriveやDropboxと連携できるので、家のパソコンで書いた続きを外出先のスマホで編集できます。
共同作業・コラボレーション
おすすめ
- オンライン「CodePen」「JSFiddle」
理由
URLを共有するだけで、他の人と同じコードを見ながら作業できます。フィードバックのやり取りもスムーズですね。
よくある質問と回答
Q1:Chromeのテキストエディタでファイルは保存できますか?
A:拡張機能やオンラインエディタによって異なります。
多くの拡張機能は、ローカルにファイルとして保存する機能を持っています。「ダウンロード」や「保存」ボタンから、.txtファイルなどで保存できますよ。
オンラインエディタの場合、クラウドサービスへの自動保存や、ローカルへのダウンロードに対応しているものが多いです。
Q2:オフラインでも使えますか?
A:拡張機能はオフラインで使えますが、オンラインエディタはインターネット接続が必要です。
ただし、一部のオンラインエディタ(StackEditなど)には、オフラインモードを搭載しているものもあります。
外出先で使う予定がある方は、拡張機能をインストールしておくと安心ですね。
Q3:スマホのChromeでも使えますか?
A:残念ながら、スマホ版Chromeでは拡張機能が使えません。
オンラインエディタはスマホのブラウザからもアクセスできますが、画面が小さいので長文編集には向きません。
スマホでテキスト編集をしたい場合は、専用のメモアプリやテキストエディタアプリを使うことをおすすめします。
Q4:セキュリティは大丈夫ですか?
A:Chromeウェブストアで公開されている拡張機能は、Googleの審査を通過しているので基本的に安全です。
ただし、念のため以下を確認しましょう:
- ユーザー評価が高い(星4つ以上)
- ダウンロード数が多い
- 最近更新されている
機密情報や個人情報を含む文書は、信頼できるエディタやローカル環境で編集することをおすすめします。
まとめ:用途に合わせて使い分けよう
Chromeで使えるテキストエディタについて、様々な選択肢を紹介してきました。
手軽さ重視なら
- Chrome内蔵機能(data:text/html)
- シンプルな拡張機能
機能重視なら
- 高機能な拡張機能(Caret、Writeboxなど)
- オンラインエディタ(Dillinger、StackEditなど)
コーディングするなら
- JSFiddle、CodePen
- Caret拡張機能
わざわざ専用ソフトを起動しなくても、Chromeだけで快適にテキスト編集ができるんです。
普段よく使うブラウザの中で完結するので、作業の流れが途切れることもありません。まずは簡単な拡張機能から試してみて、自分に合ったエディタを見つけてくださいね!

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