パソコンやスマホでウェブサイトを見ていると、突然「通知を許可しますか?」というメッセージが表示されたことはありませんか?
これはGoogle Chromeの「通知機能」によるものです。便利な反面、不要な通知が多すぎて困っている人も少なくありません。
この記事では、Chrome通知の基本から、設定のオン・オフ、サイトごとの管理方法まで詳しく解説します。通知に悩まされている方も、上手に活用したい方も、ぜひ参考にしてください。
Chrome通知とは?

Chrome通知とは、ウェブサイトからお知らせが届く機能のことです。
例えば、ニュースサイトなら速報が届いたり、SNSなら新着メッセージが通知されたりします。アプリを開いていなくても、デスクトップやスマホの画面に通知が表示される仕組みです。
この機能は「プッシュ通知」や「ウェブ通知」とも呼ばれています。サイト側が許可をもらった人に対して、リアルタイムで情報を届けられるのが特徴です。
通知機能のメリットとデメリット
通知機能には良い面と悪い面があります。
メリット
重要な情報を見逃さない
ニュース速報やセール情報など、タイムリーな情報をすぐに受け取れます。サイトを開いていなくても通知が届くので便利です。
効率的な情報収集
複数のサイトから通知を受け取れば、わざわざサイトを巡回しなくても最新情報をキャッチできます。
アプリ不要
専用アプリをインストールしなくても、ブラウザだけで通知を受け取れるのも魅力でしょう。
デメリット
通知が多すぎて煩わしい
いろいろなサイトで許可してしまうと、通知が増えすぎて逆に不便になります。
集中力が削がれる
作業中に頻繁に通知が来ると、集中力が途切れてしまいがちです。
不要な広告通知も
一部のサイトでは、広告目的の通知を大量に送ってくることもあります。
通知の許可・ブロック設定方法
通知の設定方法を、パソコンとスマホそれぞれで説明します。
パソコン版Chrome(Windows・Mac)
個別サイトで許可・ブロックする方法
ウェブサイトから「通知を許可しますか?」と聞かれた時:
- 許可する場合:「許可」ボタンをクリックします
- ブロックする場合:「ブロック」ボタンをクリックします
- 後で決めたい場合:「×」で閉じるか、ポップアップの外をクリックします
設定画面から管理する方法
- Chromeの右上にある「︙」(三点メニュー)をクリックします
- 「設定」を選択します
- 左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」をクリックします
- 「サイトの設定」を選択します
- 「通知」をクリックします
- ここで通知の全体設定を変更できます
スマホ版Chrome(Android・iPhone)
Android版の設定方法
- Chromeアプリを開きます
- 右上の「︙」をタップします
- 「設定」をタップします
- 「通知」をタップします
- 「サイトの設定」をタップします
- 「通知」を選択して設定できます
iPhone版の設定方法
- Chromeアプリを開きます
- 右下の「…」をタップします
- 「設定」をタップします
- 「コンテンツの設定」をタップします
- 「通知をブロック」のスイッチで設定できます
通知を完全にオフにする方法
すべての通知を受け取りたくない場合の設定方法です。
パソコン版で全通知をオフにする
- Chrome設定画面を開きます
- 「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「通知」と進みます
- 「サイトから通知の送信を求めることができる」のスイッチをオフにします
これで、どのサイトからも通知の許可を求められなくなります。
スマホ版で全通知をオフにする
Android版
- 端末の「設定」アプリを開きます
- 「アプリと通知」または「通知」を選択します
- 「Chrome」アプリを探します
- 通知設定をすべてオフにします
iPhone版
- 端末の「設定」アプリを開きます
- 「Chrome」を探してタップします
- 「通知」をタップします
- 「通知を許可」をオフにします
許可した通知を後から削除する方法

一度許可してしまった通知を解除したい場合はこうします。
特定のサイトだけ削除
- Chrome設定から「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「通知」と進みます
- 「許可」リストに表示されているサイトを確認します
- 削除したいサイトの右側にある「︙」をクリックします
- 「削除」または「ブロック」を選択します
アドレスバーから直接変更
- 通知を止めたいサイトを開きます
- アドレスバーの左側にある鍵マークまたは「ⓘ」をクリックします
- 「通知」の項目を見つけます
- 「ブロック」に変更します
この方法が一番簡単で早いですね。
通知が来ない時の対処法
通知を許可したのに届かない場合の確認ポイントです。
Chromeの通知設定を確認
- Chrome設定の「通知」が「許可」になっているか確認します
- 該当サイトが「ブロック」リストに入っていないか確認します
OS側の通知設定を確認
Windows
- Windowsの「設定」を開きます
- 「システム」→「通知」と進みます
- Chromeの通知が許可されているか確認します
Mac
- 「システム環境設定」を開きます
- 「通知と集中モード」をクリックします
- Chromeの通知設定を確認します
スマホ
前述の端末設定から、Chrome通知が許可されているか確認してください。
集中モードやおやすみモードを確認
パソコンやスマホの「集中モード」「おやすみモード」がオンになっていると、通知が表示されません。これらの設定も確認しましょう。
通知の賢い使い方
通知機能を上手に活用するコツを紹介します。
本当に必要なサイトだけ許可する
通知を許可するのは、以下のようなサイトに限定するのがおすすめです。
- よく使うメールサービス
- 仕事で使うチャットツール
- 重要なニュースサイト
- オンラインショップのセール情報(欲しい場合)
娯楽系やあまり見ないサイトは、基本的にブロックしておきましょう。
定期的に整理する
数ヶ月に一度、通知の許可リストを見直すといいでしょう。もう使っていないサイトの通知は削除して、リストをスッキリさせておくことが大切です。
作業時間は通知をオフに
集中して作業したい時は、一時的に通知をすべてオフにする方法もあります。パソコンやスマホの「集中モード」を活用すると便利です。
サイトの通知頻度を確認
通知を許可する前に、そのサイトがどれくらいの頻度で通知を送るのか考えてみましょう。1日に何十件も送ってくるサイトは避けた方が無難です。
よくあるトラブルと解決方法
通知に関するよくある問題と、その対処法をまとめました。
怪しい通知が来る
身に覚えのないサイトから通知が来る場合、誤って許可してしまった可能性があります。
対処法:
- 通知の許可リストを確認します
- 不審なサイトをすべてブロックまたは削除します
- 今後は慎重に許可するようにしましょう
通知が消せない
通知が画面に表示され続ける場合の対処法です。
パソコン:
通知をクリックするか、通知の「×」ボタンで消せます。
スマホ:
通知を左右にスワイプすると消えます。
通知音がうるさい
通知音を変更・オフにする方法です。
Windows・Mac:
OSの通知設定から、Chrome通知の音量を調整できます。
スマホ:
端末の通知設定から、Chromeの通知音を変更またはオフにできます。
許可した覚えがないのに通知が来る
誤って「許可」ボタンを押してしまった可能性があります。前述の方法で、該当サイトをブロックしてください。
まとめ
Chrome通知は便利な機能ですが、適切に管理しないと煩わしくなります。
この記事のポイント:
- Chrome通知はウェブサイトからお知らせが届く機能
- 便利だが、多すぎると集中力が削がれる
- 許可・ブロックは設定画面やアドレスバーから変更できる
- すべての通知をオフにすることも可能
- 本当に必要なサイトだけ許可するのがコツ
- 定期的に許可リストを見直すと良い
通知は「受け取らなければ困る情報」だけに絞るのが基本です。
ニュースやメール、仕事のツールなど、本当に必要なものだけを厳選して許可しましょう。それ以外はブロックしておけば、快適なブラウジング環境を保てます。
まずは今日、Chrome設定を開いて通知の許可リストをチェックしてみてください。不要な通知をオフにするだけで、作業効率が上がりますよ!

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