Android版Chromeでソースコードを表示する方法|スマホでHTML確認の完全ガイド

プログラミング・IT

「スマホでWebページのソースコードを確認したい」
「Android版Chromeにソース表示機能はないの?」
「HTML構造をスマホでチェックする方法を知りたい」

PC版Chromeには「ページのソースを表示」機能がありますが、Android版には標準で搭載されていません。

この記事では、AndroidのChromeブラウザでWebページのソースコード(HTML)を表示する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。Web制作者やプログラミング学習者の方は、ぜひ参考にしてください。


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  1. Webページのソースコードとは?
    1. ソースコードに含まれるもの
    2. なぜソースコードを見るの?
  2. Android版Chromeの制限
    1. PC版との違い
    2. なぜ標準機能がないの?
  3. 方法1:view-sourceプレフィックスを使う
    1. 手順
    2. メリット
    3. デメリット
    4. 便利な使い方
  4. 方法2:専用アプリを使う
    1. おすすめアプリ:View Source
    2. その他のおすすめアプリ
    3. メリット
    4. デメリット
  5. 方法3:ブックマークレットを使う
    1. ブックマークレットとは?
    2. 作成手順
    3. 使い方
    4. メリット
    5. デメリット
  6. 方法4:Chrome共有メニューからアプリに送る
    1. 手順
    2. メリット
    3. デメリット
  7. 方法5:PC版サイトをリクエスト
    1. 手順
    2. 注意点
  8. ソースコードの見方・読み方
    1. 基本構造を理解する
    2. よく確認する箇所
    3. 検索機能を使う
  9. ソースコードをコピーする方法
    1. 手順
    2. 全体をコピーしたい場合
  10. デベロッパーツールの代替
    1. リモートデバッグ
  11. トラブルシューティング
    1. トラブル1:view-sourceで表示されない
    2. トラブル2:ブックマークレットが動作しない
    3. トラブル3:アプリでソースが表示されない
    4. トラブル4:文字化けする
  12. ソースコード確認以外の便利機能
    1. ページ情報の確認
    2. ページを検索
    3. オフライン保存
  13. よくある質問(FAQ)
    1. Q1:PC版のように完全なデベロッパーツールは使えませんか?
    2. Q2:iPhoneのChromeでも同じ方法が使えますか?
    3. Q3:ソースコードを編集できますか?
    4. Q4:動的に生成されたコードも見られますか?
    5. Q5:ソースコードを保存できますか?
    6. Q6:他人のサイトのソースコードを見るのは違法ですか?
  14. まとめ:Androidでもソースコードは確認できる

Webページのソースコードとは?

ソースコードとは、Webページを構成しているHTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミングコードのことです。

「ページのソース」や「HTMLソース」とも呼ばれます。

ソースコードに含まれるもの

HTML
Webページの構造を定義する言語です。

<html>
<head>
  <title>ページタイトル</title>
</head>
<body>
  <h1>見出し</h1>
  <p>本文</p>
</body>
</html>

CSS
デザインやレイアウトを指定します。

<style> タグ内や、外部CSSファイルへのリンクとして含まれます。

JavaScript
動的な動作を実現するコードです。

<script> タグ内や、外部JSファイルへのリンクとして含まれます。

メタ情報

  • ページの説明文
  • キーワード
  • 文字コード
  • viewport設定(スマホ対応)

なぜソースコードを見るの?

ソースコードを確認する理由は、様々です。

Web制作・開発

  • 自分のサイトの確認
  • 他サイトのデザイン参考
  • バグの原因調査
  • SEO対策の確認

学習目的

  • HTMLの勉強
  • CSSの使い方を学ぶ
  • 実例から学習

技術的な確認

  • metaタグの設定確認
  • OGP設定のチェック
  • スクリプトの読み込み確認

セキュリティチェック

  • 怪しいスクリプトの有無
  • フィッシングサイトの確認

Android版Chromeの制限

残念ながら、Android版Chromeには、PC版のような「ページのソースを表示」メニューがありません。

PC版との違い

PC版Chrome

  • 右クリック →「ページのソースを表示」
  • ショートカットキー:Ctrl + U
  • デベロッパーツール(検証機能)

Android版Chrome

  • 標準のソース表示機能なし
  • デベロッパーツールなし
  • 代替方法が必要

なぜ標準機能がないの?

理由

  • スマホでの需要が少ない
  • 画面サイズが小さく見づらい
  • モバイル版は閲覧に特化

しかし、方法はあります!


方法1:view-sourceプレフィックスを使う

最も簡単で確実な方法です。

手順

1. ページのURLをコピー

ソースを見たいページを開いた状態で、アドレスバーのURLを長押しします。

「コピー」をタップしてURLをコピーします。

2. 新しいタブを開く

Chrome右上の「︙」→「新しいタブ」をタップします。

3. URLを編集

アドレスバーに、以下の形式で入力します:

view-source:コピーしたURL

具体例

元のURL:

https://www.example.com/

編集後:

view-source:https://www.example.com/

4. 移動

Enterキーまたは「→」ボタンをタップします。

5. ソースコードが表示

ページのHTMLソースが表示されます。

メリット

  • 追加アプリ不要
  • シンプルで確実
  • すべてのページで使える

デメリット

  • URLを手動で編集する手間
  • タイプミスしやすい
  • コピー&ペーストが必要

便利な使い方

ブックマークレットとして登録すると、さらに便利です(後述)。


方法2:専用アプリを使う

Android用のソースコード表示アプリを利用する方法です。

おすすめアプリ:View Source

特徴

  • シンプルな操作
  • URLを入力するだけ
  • 無料で広告なし(基本版)

使い方

1. アプリをインストール

Google Playストアで「View Source」または「HTML Source Viewer」を検索してインストールします。

2. アプリを起動

インストールしたアプリを開きます。

3. URLを入力

ソースを見たいページのURLを入力します。

4. 表示

「View」や「Show Source」ボタンをタップすると、ソースコードが表示されます。

その他のおすすめアプリ

HTML Reader / Viewer

  • ソースコードの表示
  • シンタックスハイライト(色分け)
  • コードのコピー機能

Web Source Viewer

  • URLからソース取得
  • ダウンロード機能
  • オフライン閲覧

Code Viewer for Android

  • 複数言語対応
  • 行番号表示
  • 検索機能

メリット

  • 専用アプリならではの機能
  • シンタックスハイライト
  • 検索やコピーがしやすい

デメリット

  • アプリのインストールが必要
  • 広告が表示される場合がある
  • Chrome内で完結しない

方法3:ブックマークレットを使う

ブックマークにJavaScriptコードを保存して、ワンタップでソース表示する方法です。

ブックマークレットとは?

ブックマークに保存されたJavaScriptコードのことです。

タップするだけで、特定の動作を実行できます。

作成手順

1. 適当なページをブックマーク

まず、任意のページをブックマークします。

Chrome右上の「☆」アイコンをタップして保存します。

2. ブックマークを編集

「︙」→「ブックマーク」→ 先ほど保存したブックマークを長押し → 「編集」

3. 名前を変更

名前を「ソース表示」など分かりやすい名前に変更します。

4. URLを変更

URLの欄に、以下のコードを貼り付けます:

javascript:(function(){window.location='view-source:'+window.location.href;})();

5. 保存

「保存」をタップします。

使い方

1. ソースを見たいページを開く

通常通り、ページを開きます。

2. ブックマークレットをタップ

「︙」→「ブックマーク」→ 作成した「ソース表示」ブックマークをタップ

3. ソースコードが表示

自動的に view-source: が追加され、ソースが表示されます。

メリット

  • Chrome内で完結
  • ワンタップで実行
  • 追加アプリ不要

デメリット

  • 初期設定がやや複雑
  • JavaScriptの知識があると便利

方法4:Chrome共有メニューからアプリに送る

Chromeの共有機能を使って、ソース表示アプリに送る方法です。

手順

1. ソース表示アプリをインストール

「View Source」などのアプリを事前にインストールしておきます。

2. ページを開く

ソースを見たいページをChromeで開きます。

3. 共有メニューを開く

Chrome右上の「︙」→「共有」をタップします。

4. アプリを選択

共有先として「View Source」などのアプリを選択します。

5. ソースコードが表示

アプリが起動し、ソースコードが表示されます。

メリット

  • 素早く操作できる
  • URLのコピー&ペースト不要

デメリット

  • 専用アプリが必要
  • Chrome外のアプリに移動

方法5:PC版サイトをリクエスト

一部のサイトでは、PC版表示にすることでソース表示メニューが使える場合があります。

手順

1. PC版サイトをリクエスト

Chrome右上の「︙」→「PC版サイト」にチェックを入れます。

2. ページが再読み込み

PC版のページが表示されます。

3. ソース表示を試す

一部のサイトでは、長押しメニューに「ページのソースを表示」が出る場合があります。

注意点

この方法は、ほとんどの場合機能しません。

Android版Chromeには、基本的にソース表示機能がないためです。


ソースコードの見方・読み方

ソースコードを表示したら、どこを見ればいいのでしょうか?

基本構造を理解する

DOCTYPE宣言

<!DOCTYPE html>

ページの最初にあり、HTML5であることを示します。

htmlタグ

<html lang="ja">

ページ全体を囲むタグ。lang="ja" は日本語ページを示します。

headタグ

<head>
  <title>ページタイトル</title>
  <meta charset="UTF-8">
</head>

ページの設定情報が入っています。

bodyタグ

<body>
  <!-- 実際に表示される内容 -->
</body>

実際に画面に表示される内容が入っています。

よく確認する箇所

タイトルタグ

<title>ページのタイトル</title>

ブラウザのタブに表示されるタイトルです。

メタディスクリプション

<meta name="description" content="ページの説明文">

検索結果に表示される説明文です。

OGP設定

<meta property="og:title" content="SNSでシェアされる時のタイトル">
<meta property="og:image" content="サムネイル画像のURL">

Facebook、TwitterなどでシェアされるときのOG情報です。

viewport設定

<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">

スマホ対応の設定です。

CSSリンク

<link rel="stylesheet" href="style.css">

外部CSSファイルの読み込みです。

JavaScriptリンク

<script src="script.js"></script>

外部JavaScriptファイルの読み込みです。

検索機能を使う

ソースコード内で特定の文字列を探したい場合:

Chromeの検索機能

  1. ソースを表示した状態で「︙」をタップ
  2. 「ページ内を検索」を選択
  3. キーワードを入力

これで、目的のコードを素早く見つけられます。


ソースコードをコピーする方法

表示したソースコードをコピーしたい場合の方法です。

手順

1. ソースコードを表示

上記のいずれかの方法でソースを表示します。

2. テキストを選択

コピーしたい部分を長押しして選択します。

両端のハンドルをドラッグして範囲を調整します。

3. コピー

「コピー」をタップします。

4. 貼り付け

メモアプリやエディタに貼り付けます。

全体をコピーしたい場合

方法1:全選択

一部のAndroidデバイスでは、Ctrl + A で全選択できる場合があります(外付けキーボード使用時)。

方法2:アプリ経由

ソース表示アプリの多くには、「全体をコピー」機能があります。

方法3:共有機能

ソースを表示した状態で、共有メニューからテキストエディタに送ることもできます。


デベロッパーツールの代替

PC版Chromeのデベロッパーツール(検証機能)は、Android版では使えません。

リモートデバッグ

高度な方法ですが、PCとAndroidデバイスを接続してデバッグできます。

必要なもの

  • PC(Windows、Mac、Linux)
  • USBケーブル
  • Android端末

手順概要

1. Android端末で開発者オプションを有効化

「設定」→「端末情報」→「ビルド番号」を7回タップ

2. USBデバッグを有効化

「設定」→「開発者向けオプション」→「USBデバッグ」をオン

3. PCとUSBで接続

4. PC版Chromeでリモートデバッグ

PC版Chromeで chrome://inspect にアクセス

Android端末で開いているページが表示され、PC上でデベロッパーツールが使えます。

用途

  • 本格的なデバッグ
  • レスポンシブデザインのテスト
  • パフォーマンス測定

トラブルシューティング

ソース表示がうまくいかない場合の対処法です。

トラブル1:view-sourceで表示されない

症状
view-source: を付けても、ソースが表示されない。

原因

  • URLの入力ミス
  • スペースが入っている
  • プロトコル(https://)の入れ忘れ

対処法

正しい形式を確認します:

view-source:https://example.com/
  • view-source: の後にスペースなし
  • https:// または http:// を含める

トラブル2:ブックマークレットが動作しない

症状
ブックマークレットをタップしても何も起こらない。

対処法

1. JavaScriptが正しいか確認

URLの最初が javascript: で始まっているか確認します。

2. Chromeを再起動

一度完全に終了してから、もう一度開きます。

3. 別のブックマークレットを試す

コードにエラーがある可能性があるため、別のコードを試します。

トラブル3:アプリでソースが表示されない

症状
アプリにURLを入力しても、エラーが出る。

原因

  • ネット接続の問題
  • URLが間違っている
  • サイトがアクセスをブロックしている

対処法

1. ネット接続を確認

Wi-FiやモバイルデータがONになっているか確認します。

2. URLを再確認

正しいURLか、もう一度確認します。

3. 別のページで試す

他のページでも同じ問題が起きるか確認します。

トラブル4:文字化けする

症状
ソースコードが文字化けして読めない。

原因
文字コードの問題です。

対処法

1. Chromeの設定を確認

「設定」→「言語」→「日本語」が優先言語になっているか確認

2. ページ側の問題

ページ自体の文字コード設定に問題がある場合、こちらでは対処できません。


ソースコード確認以外の便利機能

Android版Chromeには、他にも便利な機能があります。

ページ情報の確認

手順

  1. ページを開く
  2. アドレスバーの左側にある鍵マーク🔒またはⓘをタップ
  3. 「サイト設定」や「接続は保護されています」などの情報が見られる

確認できる情報

  • SSL証明書の情報
  • Cookie設定
  • 位置情報の許可状況

ページを検索

ページ内の特定の単語を検索できます。

手順

  1. 「︙」→「ページ内を検索」
  2. キーワードを入力
  3. 該当箇所がハイライト表示

オフライン保存

手順

  1. 「︙」→「ダウンロード」アイコンをタップ
  2. ページがオフラインで保存される

これで、ネットがない場所でも閲覧できます。


よくある質問(FAQ)

Q1:PC版のように完全なデベロッパーツールは使えませんか?

A:Android版Chrome単体では使えません。

リモートデバッグでPCと接続すれば、PC版のデベロッパーツールが使えます。

Q2:iPhoneのChromeでも同じ方法が使えますか?

A:基本的には同じです。

view-source: プレフィックスは、iOS版Chromeでも使えます。

Q3:ソースコードを編集できますか?

A:表示するだけで、編集はできません。

編集したい場合は、テキストエディタアプリにコピーしてください。

Q4:動的に生成されたコードも見られますか?

Aview-source: では、サーバーから送られた初期HTMLのみが表示されます。

JavaScriptで後から追加された要素は表示されません。

完全なDOMを見たい場合は、リモートデバッグが必要です。

Q5:ソースコードを保存できますか?

A:直接保存機能はありませんが、以下の方法があります:

  • コピーしてメモアプリに貼り付け
  • スクリーンショット
  • ソース表示アプリの保存機能を使用

Q6:他人のサイトのソースコードを見るのは違法ですか?

A:ソースコードを見ること自体は違法ではありません。

Webページは公開されている情報です。

ただし、以下は違法または規約違反です:

  • コードをそのままコピーして自分のサイトに使う(著作権侵害)
  • セキュリティホールを悪用する
  • 無断で商用利用する

参考にするのはOKですが、丸ごとコピーはNGです。


まとめ:Androidでもソースコードは確認できる

Android版Chromeでソースコードを表示する方法について、重要なポイントをまとめます。

Android版Chromeの制限

  • 標準のソース表示機能なし
  • デベロッパーツールなし
  • 代替方法が必要

表示方法(5つ)

  1. view-sourceプレフィックスview-source:URL
  2. 専用アプリ:View Source、HTML Reader
  3. ブックマークレット:JavaScriptで自動化
  4. 共有メニュー:アプリに送る
  5. リモートデバッグ:PCと接続(上級者向け)

おすすめの方法

  • 簡単:view-sourceプレフィックス
  • 便利:ブックマークレット
  • 高機能:専用アプリ

ソースコードで確認すること

  • HTML構造
  • metaタグ(title、description)
  • OGP設定
  • CSS・JavaScriptのリンク
  • viewport設定

コピー方法

  • テキストを長押しして選択
  • コピーしてメモアプリへ
  • アプリの保存機能

トラブル対処

  • URLの形式を確認
  • スペースや入力ミスをチェック
  • ブックマークレットの再作成
  • ネット接続を確認

代替ツール

  • リモートデバッグ(PC接続)
  • オンラインHTMLビューアー
  • Web開発用アプリ

Android版Chromeには標準のソース表示機能がありませんが、工夫次第でソースコードを確認できます。

最も簡単なのは、URLの前に view-source: を付ける方法です。

頻繁に使う方は、ブックマークレットを作成しておくと便利ですよ。

Web制作者やプログラミング学習者にとって、ソースコードの確認は重要なスキルです。

スマホでも気軽にソースをチェックできれば、外出先でも勉強や作業ができますね。

この記事を参考に、Androidでのソース表示をマスターしてください。HTMLやCSSの学習に、ぜひ活用してくださいね!

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