Macでウェブサイトを見ているとき、「もっと画面を広く使いたい」「作業に集中したい」と思ったことはありませんか?Google Chromeには全画面表示モードがあって、画面いっぱいにブラウザを表示できるんです。
でも、全画面表示にすると「タブが見えなくなった!」「どうやって切り替えるの?」と戸惑う方も多いはず。実は、全画面表示中でもタブを快適に操作する方法がちゃんとあるんです。
この記事では、MacでChromeを全画面表示にする方法から、全画面時のタブ操作テクニックまで、すべて解説していきます。ショートカットキーも含めて、作業効率がグッと上がる技をお伝えしますね!
Macでchromeを全画面表示にする3つの方法
方法1: 緑色のボタンをクリック(一番簡単!)
Chromeウィンドウの左上にある緑色の丸ボタンをクリックするだけです。
操作手順:
- Chromeのウィンドウ左上を見る
- 赤・黄・緑の3つの丸ボタンが並んでいる
- 一番右の緑色のボタンをクリック
すると、Chromeが全画面表示になります。とても簡単ですよね!
元に戻す方法:
- 画面上部にマウスカーソルを移動させる
- 表示されるメニューバーの緑色ボタンをもう一度クリック
方法2: メニューバーから操作
Chromeのメニューから全画面表示を選択する方法もあります。
操作手順:
- 画面上部のメニューバーから「表示」をクリック
- 「全画面表示にする」を選択
この方法は、ショートカットキーも一緒に表示されるので、覚えたいときに便利です。
方法3: ショートカットキーを使う(最速!)
キーボードだけで全画面表示と解除を切り替えられます。
ショートカットキー:
⌘ + Control + F
- ⌘(Command) + Control + F を同時に押す
慣れればこの方法が一番速いですね。指をキーボードから離さずに操作できるので、作業の流れを中断しません。
全画面表示中のタブはどこにある?表示方法を解説
タブバーが隠れる仕組み
全画面表示にすると、通常画面上部に表示されていたタブバーが自動的に隠れます。これは画面スペースを最大限に活用するための仕様なんです。
「タブが消えた!」と焦らなくて大丈夫。タブは消えたわけではなく、ただ隠れているだけです。
タブバーを表示させる方法
全画面表示中にタブを見たいときは、マウスカーソルを画面の一番上に移動させてください。
具体的な操作:
- マウスカーソルを画面の上端まで動かす
- 自動的にタブバーがスーッと降りてくる
- タブをクリックして切り替え可能
マウスを下に移動させると、タブバーは自動的に隠れます。シンプルで使いやすい仕組みですよね。
全画面表示中のタブ操作テクニック5選
テクニック1: ショートカットキーでタブを切り替える
マウスを画面上部に動かさなくても、キーボードだけでタブを切り替えられます。
タブ切り替えのショートカット:
右隣のタブに移動:
⌘ + Option + →
左隣のタブに移動:
⌘ + Option + ←
複数のタブを開いているときに、とても便利です!
特定のタブに直接移動:
⌘ + 数字(1〜8)
- ⌘ + 1 で一番左のタブ
- ⌘ + 2 で左から2番目のタブ
- ⌘ + 9 で一番右のタブ
覚えておくと作業効率が大幅にアップしますよ。
テクニック2: 新しいタブを素早く開く
全画面表示中でも、新しいタブをサクッと開けます。
ショートカットキー:
⌘ + T
⌘(Command) + T を押すだけで、新規タブが開いて検索ボックスにカーソルが入ります。すぐに検索やURL入力ができる状態になるので便利ですね。
テクニック3: タブを閉じる
不要なタブを閉じるのもキーボードで完結できます。
ショートカットキー:
⌘ + W
今開いているタブがすぐに閉じられます。間違えて閉じてしまった場合は、次の方法で復元できるので安心してください。
テクニック4: 閉じたタブを復元する
「あ、間違えてタブを閉じちゃった!」というときに使える便利技です。
ショートカットキー:
⌘ + Shift + T
最近閉じたタブを順番に復元できます。複数回押せば、さらに前に閉じたタブも戻ってきますよ。
テクニック5: タブの並び替え
全画面表示を一時的に解除せずに、タブの順序を変更することもできます。
操作方法:
- 画面上部にマウスを移動してタブバーを表示
- 移動させたいタブをドラッグ
- 好きな位置でドロップ
視覚的にわかりやすく、直感的に操作できます。
Mission Control(ミッションコントロール)との連携技
Mission Controlとは?
Mission Controlは、Macの複数のウィンドウやデスクトップを一覧表示できる機能です。全画面表示したChromeも、ここで管理できるんです。
Mission Controlを表示する方法:
- トラックパッド: 3本指または4本指で上にスワイプ
- ショートカット: Control + ↑
- Magic Mouse: 2本指でダブルタップ
複数の全画面アプリを切り替える
ChromeとSafari、Chromeとメモアプリなど、複数のアプリを全画面表示で使い分けられます。
切り替え方法:
トラックパッドで切り替え:
- 3本指または4本指で左右にスワイプ
ショートカットキーで切り替え:
Control + → (右のデスクトップへ)
Control + ← (左のデスクトップへ)
作業内容ごとにアプリを分けると、とても効率的に作業できますよ。
全画面表示のメリットとデメリット
メリット:集中力アップと画面の有効活用
画面スペースが最大化される
メニューバー、Dock、ウィンドウの枠など、余計な要素がすべて隠れるため、コンテンツに集中できます。特に以下の作業に最適です:
- 長文の記事を読む
- 動画を視聴する
- Webデザインの確認
- プレゼンテーション資料の閲覧
- オンライン学習
作業への没入感が高まる
他のウィンドウやアイコンが視界に入らないので、目の前の作業に集中しやすくなります。集中力が途切れにくく、生産性の向上につながるんです。
複数のデスクトップを使い分けられる
全画面表示したChromeは、独立したデスクトップとして扱われます。仕事用とプライベート用、リサーチ用と執筆用など、目的別に画面を分けて使えるので便利ですね。
デメリット:操作に慣れが必要
他のアプリケーションへのアクセスが遅くなる
全画面表示中は、他のアプリを使うために一度全画面を解除するか、デスクトップを切り替える必要があります。頻繁にアプリを切り替える作業には不向きかもしれません。
ドラッグ&ドロップが難しい
ファイルをブラウザにドラッグ&ドロップしたいときなど、2つのウィンドウを同時に見る必要がある作業では不便です。
初心者は戸惑いやすい
タブバーが隠れるため、最初は「どこに行った?」と戸惑うことがあります。ただし、一度慣れれば問題なく使えます。
こんなときどうする?全画面表示のトラブルシューティング
問題1: 全画面表示から抜け出せない
症状: 緑色のボタンが見つからない、全画面が解除できない
解決方法:
方法A: ショートカットキーを使う
⌘ + Control + F
これで確実に全画面表示を解除できます。
方法B: Escキーを押す
Esc
場合によってはEscキーだけで解除できることもあります。
問題2: タブバーが表示されない
症状: マウスを画面上部に持っていってもタブバーが出てこない
解決方法:
- さらに上端まで移動させる: 画面の一番上の端、ギリギリのところまでカーソルを持っていく
- 少し待つ: 表示されるまで1〜2秒かかることがある
- 全画面を一度解除して再度試す
問題3: 全画面表示が勝手に解除される
症状: 全画面表示にしてもすぐに元に戻ってしまう
考えられる原因と対策:
通知の設定を確認:
- システム設定 → 通知
- 「フルスクリーン時のアラートスタイル」を確認
- バナー表示が全画面を解除することがある
他のアプリの干渉:
- 他のアプリが前面に出ようとしている可能性
- 不要なアプリを終了してみる
問題4: ショートカットキーが効かない
症状: ⌘ + Control + F を押しても全画面にならない
解決方法:
- キーの入力設定を確認:
- システム設定 → キーボード → ショートカット
- 他の機能とショートカットが競合していないか確認
- Chromeの設定を確認:
- Chrome右上の「︙」→ 設定 → 詳細設定
- キーボードショートカットの設定を確認
全画面表示をもっと便利に!応用テクニック
Split View(スプリットビュー)との組み合わせ
全画面表示の一種として、2つのアプリを画面に並べて表示する「Split View」という機能があります。
Split Viewの設定方法:
- Chromeウィンドウの緑色ボタンを長押しする
- 画面左側または右側にウィンドウを配置するオプションが表示される
- 左右どちらかを選択
- もう片方に表示したいアプリを選択
これで、ChromeとメモアプリやExcel、PDFビューアーなどを並べて作業できます。資料を見ながらの作業に便利ですね!
タブグループを活用する
全画面表示中でも、タブグループ機能を使えば、タブの管理がより簡単になります。
タブグループの作り方:
- タブを右クリック
- 「タブを新しいグループに追加」を選択
- グループ名と色を設定
関連するタブをグループ化しておけば、全画面表示中でも迷わずにタブを探せますよ。
ピクチャー・イン・ピクチャーで動画を見る
YouTubeなどの動画を小窓で表示しながら、他のタブで作業できる機能です。
使い方:
- 動画を再生中に右クリック
- もう一度右クリック(2回必要)
- 「ピクチャー イン ピクチャー」を選択
全画面表示中でも、動画を見ながら調べ物ができるので便利です。
よくある質問と回答
Q1: 全画面表示中にDockは使える?
A: はい、使えます。
マウスカーソルを画面の下端まで移動させると、Dockが自動的に表示されます。タブバーと同じ仕組みですね。
ただし、よりスピーディーにアプリを切り替えたいなら、⌘ + Tab のショートカットがおすすめです。
Q2: 複数のChromeウィンドウを全画面表示にできる?
A: はい、できます。
それぞれのChromeウィンドウを個別に全画面表示にすれば、複数の独立したデスクトップとして使えます。
操作方法:
- 1つ目のChromeウィンドウを全画面表示
- Mission Controlを開く
- 「+」ボタンで新しいデスクトップを作成
- そこで新しいChromeウィンドウを開いて全画面表示
仕事用とプライベート用など、用途別に分けると便利です。
Q3: 外部ディスプレイでも全画面表示できる?
A: はい、問題なく使えます。
外部ディスプレイに表示しているChromeも、同じ方法で全画面表示にできます。Macの画面と外部ディスプレイの両方で全画面表示を使えば、作業スペースが大幅に広がりますよ。
Q4: 全画面表示中に印刷できる?
A: はい、できます。
⌘ + P で印刷ダイアログが開きます。全画面表示を解除する必要はありません。
印刷プレビューを見ながら設定できるので、とても便利です。
Q5: 全画面表示のままスクリーンショットを撮れる?
A: はい、撮れます。
スクリーンショットのショートカット:
画面全体:
⌘ + Shift + 3
選択範囲:
⌘ + Shift + 4
ウィンドウ単位:
⌘ + Shift + 4 → スペースキー
全画面表示のまま、メニューバーやタブバーも含めて撮影できます。
まとめ:全画面表示を使いこなして快適なブラウジング!
MacでChromeを全画面表示にすることで、画面スペースを最大限に活用して、集中力を高めながら作業できます。
今日から使える操作まとめ:
全画面表示の切り替え:
- 緑色のボタンをクリック
- ⌘ + Control + F
タブの操作:
- タブバー表示:マウスを画面上部へ
- タブ切り替え:⌘ + Option + ← or →
- 新規タブ:⌘ + T
- タブを閉じる:⌘ + W
デスクトップの切り替え:
- Control + ← or →
- トラックパッドで3本指スワイプ
便利な応用技:
- Split Viewで2つのアプリを並べる
- タブグループで整理
- ピクチャー・イン・ピクチャーで動画視聴
最初は「タブが見えない!」と戸惑うかもしれませんが、一度慣れてしまえば、むしろ全画面表示の方が快適に感じられるはずです。
ショートカットキーを少しずつ覚えていけば、マウスを動かす回数が減って、作業効率がグッと上がりますよ。まずは⌘ + Control + Fと⌘ + Option + 矢印だけでも覚えてみてください!
集中したい作業のときは全画面表示、複数のアプリを行き来する作業のときは通常表示と、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
快適なブラウジングライフを楽しんでくださいね!

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