深夜の電車で眠ってしまい、目が覚めたら見たこともない駅に停まっていた…そんな経験はありませんか?
もしかしたら、それは現実世界とは違う「異次元の駅」だったかもしれません。
2010年頃からインターネット上で語られるようになった「高九奈駅(たかくなえき)」と「敷草谷駅(しきさやえき)」は、一度迷い込んだら二度と戻れないかもしれない恐怖の異界駅として知られています。
この記事では、甲信越地方に現れるという謎の駅「高九奈駅・敷草谷駅」について、その不気味な特徴と恐ろしい体験談を詳しくご紹介します。
概要

高九奈駅と敷草谷駅は、深夜の電車で迷い込んでしまうという異次元に存在する駅なんです。
この都市伝説が広まったのは2010年末頃で、ある女性の恐怖体験がきっかけでした。普通に電車に乗っていただけなのに、気がついたら存在しないはずの駅に到着してしまったという話です。
この駅の特徴
- 深夜2時過ぎに現れることが多い
- 駅名の読み方すら正確には分からない(便宜上「たかくなえき」「しきさやえき」と呼ばれる)
- 改札を出ると建物も街灯も何もない異界の風景
- GPS機能も使えない謎の空間
- 死後の世界への入り口という説もある
「きさらぎ駅」などの都市伝説と似ていますが、この駅の恐ろしさは一度迷い込んだら、本当の父親と偽物の区別がつかなくなるという点にあります。
伝承

恐怖の体験談
ある女性が夜遅くに電車に乗って、いつの間にか眠ってしまいました。目が覚めると、車内には誰もいません。
電車は「高九奈駅」という聞いたことのない田舎の駅に停車していたんです。
不気味な少年との出会い
女性が先頭車両へ移動すると、そこには小学校低学年くらいの少年が一人、携帯ゲーム機で遊んでいました。
恐る恐る話しかけてみると、少年はこう答えたそうです。
「どこに行くか、きまってねぇ」
そして意味深な笑みを浮かべながら、こう続けました。
「まだここに来ちゃダメだったんだよ。でもどうしても来たいなら降りなよ」
敷草谷駅での恐怖
電車は次に「敷草谷駅」に到着しました。少年もその駅で降りたので、女性も続いて降りてみることに。
しかし、そこで見た光景は想像を絶するものでした。
- 駅名の看板は錆びていて読めない
- 駅の外には建物も街灯も何もない
- ただ暗闇が広がるだけの異様な空間
女性は父親に電話で助けを求めましたが、GPS機能を使っても居場所が特定できなかったといいます。
偽物の父親
ここからが本当の恐怖の始まりです。
しばらくして、父親が車で迎えに来てくれました。安心した女性は車に乗り込み、疲れてすぐに眠ってしまいました。
ところが、携帯電話が鳴って目を覚ますと…
運転席にいるはずの父親が、電話の向こうから話しかけてきたんです。
驚いた女性が運転席の「父親」に声をかけても、その人物は無表情のまま何も答えません。
そして長い沈黙の後、父親とは全く違う声でこうつぶやき始めました。
「早く行かないと、俺のせいで…」
恐怖に耐えきれなくなった女性は、走る車から飛び降りました。
その後の結末
翌朝、女性は病院のベッドで目を覚ましました。
本物の父親によると、前の晩に電話で話しただけで、車で迎えに行ったことはないというんです。
では、あの運転していた「何か」は一体何だったのでしょうか…?
まとめ
高九奈駅・敷草谷駅は、現実と異界の境目にある恐ろしい場所です。
重要なポイント
- 深夜の電車で眠ると迷い込む危険がある
- 不気味な少年が異界への案内人
- 駅の外は建物も街灯もない異様な世界
- GPS機能も効かない異次元空間
- 本物と偽物の区別がつかなくなる恐怖
- 死後の世界への入り口という説も
もし深夜の電車で見知らぬ駅に着いてしまったら、それは高九奈駅かもしれません。
そんな時は絶対に降りずに、次の駅まで乗り続けることをおすすめします。
でも、もし降りてしまって誰かが迎えに来たら…それが本当に知っている人なのか、よく確認してくださいね。


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