もし誰かから「絶対に聞いてはいけない夢の話」があると言われたら、あなたは聞きたくなりますか?
実は、一度聞いてしまうと必ずその夢を見てしまい、選択を間違えると永遠に夢から出られなくなるという恐ろしい都市伝説があるんです。
それが「そうぶんぜ」と呼ばれる、日本のネット上で語り継がれる不思議な夢の怪談なんです。
この記事では、聞くだけで呪われるという都市伝説「そうぶんぜ」について、その恐怖の内容と隠された真実を詳しくご紹介します。
概要

「そうぶんぜ」は、話を聞いただけでその夜必ず同じ夢を見てしまうという、日本の都市伝説です。
この話は主にインターネット上で広まり、『怪異古物語10』などの怪談本にも収録されるようになりました。
特徴的なのは、夢の中での選択を一つでも間違えると、現実世界に戻れなくなるという設定なんですね。
そうぶんぜの基本情報
この都市伝説の恐ろしさは、以下の点にあります:
- 話を聞くだけで「感染」してしまう
- 夢の中で正しい選択をしないと脱出できない
- 一見普通の夢に見えて、実は巧妙な罠が仕掛けられている
- 名前自体に秘密が隠されている
似たような「夢の怪談」として、エレベーターの夢や階段の夢なども存在しますが、そうぶんぜは特に具体的な手順と脱出方法が語られているのが特徴的です。
伝承

悪夢の内容
そうぶんぜの夢は、ある駅から始まります。
夢の中のあなたは、なぜか見知らぬ駅にいるんです。その駅前には一匹の黒猫がじっと座っていて、まるであなたを待っているかのよう。
その黒猫について行くと、やがて分かれ道にたどり着きます。ここで重要な選択が待っているんです。
正しい脱出方法
夢から無事に脱出するための正確な手順は次の通りです:
- 黒猫について行く(駅前から移動)
- 分かれ道では右の道を選ぶ(左は危険)
- 「そうぶんぜ」という名前の寺を見つける
- 寺の扉を右→左の順番で開ける(順番が重要)
- 三つの巻物から右の巻物を選ぶ
- 来た道を戻る
この手順を一つでも間違えると、永遠に夢の中をさまようことになるという恐ろしい結末が待っているそうです。
バリエーション
実は、この都市伝説にはいくつかのバージョンが存在します。
『わたしが見た!怪奇現象1000』という本では、少し違う展開も紹介されています。例えば、寺の中で暗号を解読する必要があったり、「そうぶんせん(草文千)」という別の名前で呼ばれることもあるんです。
また、松山ひろし著『カシマさんを追って』では、「そうぶんぜ」が別の都市伝説「カシマさん」を撃退する呪文として登場することもあります。
緊急脱出の呪文
もし夢の中で迷ってしまった時の最終手段があります。
それは、「そうぶんぜ」という名前を逆さまに3回唱えること。つまり「ぜんぶうそ、ぜんぶうそ、ぜんぶうそ」と唱えるんです。
でも、ここで気づきましたか?「そうぶんぜ」を逆さにすると…「ぜんぶうそ(全部嘘)」になるんです!
まとめ
そうぶんぜは、巧妙な言葉遊びが隠された都市伝説です。
重要なポイント
- 話を聞くと必ずその夢を見てしまう「感染型」の都市伝説
- 駅→黒猫→分かれ道→寺という具体的な夢のストーリー
- 正しい選択をしないと夢から脱出できない
- 名前を逆さにすると「ぜんぶうそ」になる言葉遊び
- 複数のバリエーションが存在する
この都市伝説の面白いところは、最初から「全部嘘」だと教えてくれているところなんですね。
でも、もしかしたら「全部嘘」というのも罠の一部で、本当は…なんて考えると、ちょっと背筋が寒くなりませんか?
今夜、もしあなたが駅にいる夢を見たら、黒猫を探してみてください。そして分かれ道では必ず右を選ぶことを忘れずに。念のため、ね。


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