【水中から忍び寄る恐怖】妖怪「背中にしがみつく老婆」とは?写真に写り込む怪異の正体を解説!

神話・歴史・伝承

楽しい水遊びのはずだったのに、撮った写真を見返すと、そこには恐ろしいものが写っていた…。

平成の怪談として語り継がれる「背中にしがみつく老婆」は、水辺で起きる不可解な事故の背後に潜む、恐ろしい怪異なんです。

写真に写り込んだその姿を見た人々は、あまりの恐怖に震え上がったといいます。

この記事では、水の事故にまつわる現代の妖怪「背中にしがみつく老婆」について、その恐ろしい特徴と実際に起きたとされる事件を詳しくご紹介します。

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1. 概要

「背中にしがみつく老婆」は、川やプールなどの水辺に現れて、人を水中へ引きずり込むという恐ろしい怪異です。

この妖怪の特徴的なのは、肉眼では見えないけれど、写真には写り込むという点なんですね。

水難事故が起きた後、その瞬間を撮影した写真を現像してみると、犠牲者の背中に老婆がしがみついている姿が確認されるという、なんとも不気味な存在です。

この怪異の主な特徴

  • 水辺に出現:川、湖、プール、海など水がある場所全般
  • 姿は見えない:普通の人の目には見えない
  • 写真にだけ写る:撮影した写真を現像すると姿が現れる
  • 背中にしがみつく:ターゲットの背中に取り憑いて水中へ引きずり込む
  • 老婆の姿:般若のような恐ろしい形相をしている

平成時代に入ってから特に語られるようになった都市伝説的な側面もありますが、実は水辺の怪異としては古くから似たような話が各地に存在しているんです。

2. 伝承

川での悲劇

最も有名な伝承は、若者たちが川遊びをしていた時の話です。

みんなで楽しく泳いでいた時、一人の青年が「じゃあ俺も!」と勢いよく川に飛び込みました。

ところが、いつまで待っても浮かんでこない。仲間たちが必死に探しても、青年の姿はどこにもありませんでした。

恐怖の写真が明かす真実

数日後、偶然撮影されていた飛び込みの瞬間の写真を現像してみると、そこには信じられない光景が写っていたんです。

飛び込む青年の背中に、しわくちゃの老婆がぴったりとしがみついていたのです。

まるで青年を水底へ引きずり込もうとしているかのような、恐ろしい姿でした。

学校のプールで起きた事件

もう一つの有名な話は、ある学校の水泳大会での出来事です。

飛び込み競技中、一人の少年がプールに飛び込んだまま浮かんでこなくなり、そのまま亡くなってしまいました。

段階的に近づく老婆

後日、その大会の写真を詳しく調べてみると、恐ろしいことが判明したんです:

  1. 順番待ちの写真:校舎の屋上に一人の老婆が立っている
  2. 飛び込み台に立った写真:老婆が少年のすぐ後ろまで移動している
  3. 飛び込む瞬間の写真:老婆が少年の背中にしがみついている

つまり、老婆は少年を狙って徐々に近づいていたということなんです。

海での遭遇

海水浴場での話もあります。

男子学生のグループが海で遊んでいた時、一人が突然行方不明になってしまいました。翌日、遺体となって打ち上げられたその学生を見て、発見者は驚愕しました。

なんと、下半身に般若のような恐ろしい顔をした老婆がしがみついていたというのです。

悲しい過去を持つ霊

いくつかの伝承では、この老婆の正体についても語られています。

ある話によると、この老婆は愛する人を水難事故で失い、悲しみのあまり後を追って入水自殺した女性の霊だというんです。

自分と同じように水の中へ引きずり込むことで、寂しさを紛らわせようとしているのかもしれません。

地域による違い

この怪異は地域によって細かい部分が異なります:

  • 写真の要素がない話:昔から伝わる話では、実際に老婆の姿が見えることも
  • 他の妖怪との関連:「首を引き抜く老婆」という似た怪異も存在
  • 場所の違い:川、湖、海、プールなど、水がある場所ならどこでも現れる

3. まとめ

「背中にしがみつく老婆」は、水難事故の恐怖を物語る現代の妖怪です。

重要なポイント

  • 写真にだけ写る不可視の怪異
  • 水辺全般に出現する危険な存在
  • 背中にしがみついて水中へ引きずり込む
  • 段階的に近づいてくることがある
  • 悲しい過去を持つ霊の可能性

水遊びは楽しいものですが、昔から水辺は危険な場所として恐れられてきました。

この怪異の話は、水の事故への警告として語り継がれているのかもしれません。

もし水辺で写真を撮ったら、念のため背景に不審なものが写っていないか確認してみてください。

特に、誰もいないはずの場所に老婆の姿が見えたら…それは危険のサインかもしれませんよ。

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