Chromeがインストールできない問題の解決法|原因別の対処を徹底解説

Web

「Google Chromeをインストールしようとしたら、エラーメッセージが表示された」

「インストーラーが途中で止まってしまう」

「何度やっても失敗してしまう」

Chromeのインストールでつまずいてしまうと、本当に困りますよね。でも安心してください。インストールできない原因は必ず特定でき、ほとんどの場合は解決できます。

この記事では、Chromeがインストールできない主な原因と、それぞれの対処法を分かりやすく解説していきます。

一つずつ順番に試して、Chromeを無事にインストールしましょう!


スポンサーリンク
  1. まず確認すべき基本事項
    1. パソコンのシステム要件
    2. インターネット接続の確認
    3. 管理者権限の確認
  2. よくあるエラーメッセージと対処法
    1. 「インストールに失敗しました」
    2. 「アクセスが拒否されました」
    3. 「インストーラーをダウンロードできません」
    4. 「このアプリはお使いのPCでは実行できません」
    5. エラーコードが表示される場合
  3. 段階的な対処法
    1. ステップ1:ダウンロードファイルを再取得
    2. ステップ2:別のブラウザでダウンロード
    3. ステップ3:オフラインインストーラーを使う
    4. ステップ4:セキュリティソフトを一時無効化
    5. ステップ5:Windows Update を実行
  4. 完全にアンインストールする方法
    1. 標準的なアンインストール
    2. 残存ファイルの削除
    3. パソコンを再起動
  5. 特殊なケースの対処法
    1. ディスク容量が不足している
    2. Windows Defender SmartScreenのブロック
    3. グループポリシーによる制限
    4. ポータブル版を試す
  6. 代替の方法
    1. Microsoft Edge を使う
    2. Chromium をインストール
    3. 別のブラウザを検討
  7. インストール後の確認
    1. 正常に起動するか
    2. 更新を確認
    3. 設定のインポート
  8. トラブル予防のためのヒント
    1. 公式サイトからダウンロード
    2. セキュリティソフトの例外設定
    3. 定期的なメンテナンス
  9. よくある質問
    1. Q1. インストール中にフリーズしたら?
    2. Q2. 32bit版と64bit版、どちらを選ぶ?
    3. Q3. 古いバージョンのChromeをインストールできる?
    4. Q4. インストール先を変更できる?
    5. Q5. インストールにどれくらい時間がかかる?
  10. まとめ:焦らず順番に対処しよう

まず確認すべき基本事項

対処に入る前に、基本的な条件を確認しておきましょう。

パソコンのシステム要件

Chrome が動作するための最低条件です。

Windows の場合

  • Windows 10 以降(Windows 7、8、8.1 は 2023年2月でサポート終了)
  • Intel Pentium 4 以降のプロセッサ
  • 350MB 以上の空き容量
  • RAM 2GB 以上(推奨)

古いWindows を使っている場合

Windows 7 や 8.1 では、最新版の Chrome はインストールできません。

旧バージョンなら動作する可能性がありますが、セキュリティリスクがあるため、Windows の更新を検討しましょう。

インターネット接続の確認

Chrome のインストーラーは、インターネットから必要なファイルをダウンロードします。

他のウェブサイト(Yahoo!、Googleなど)が開けるか確認してください。開けない場合は、まずネット接続を回復させる必要があります。

管理者権限の確認

Chrome をインストールするには、パソコンの管理者権限が必要です。

自分のパソコンの場合

通常は問題ありませんが、ユーザーアカウントの種類を確認しましょう。

設定 → アカウント → ユーザーの情報、で「管理者」と表示されていればOKです。

会社や学校のパソコンの場合

IT部門が管理している場合、個人ではソフトウェアのインストールができないことがあります。

管理者に相談してみてください。


よくあるエラーメッセージと対処法

表示されるエラーメッセージから原因を特定しましょう。

「インストールに失敗しました」

最も一般的なエラーメッセージです。

原因1:セキュリティソフトがブロックしている

ウイルス対策ソフトやファイアウォールが、Chromeのインストールを阻止している可能性があります。

対処法

  1. セキュリティソフトを一時的に無効にする
  2. Chromeのインストールを実行
  3. インストール完了後、セキュリティソフトを再度有効にする

原因2:既存のChromeが残っている

以前のインストールが不完全な状態で残っていることがあります。

対処法

後述の「完全にアンインストールする方法」を参照してください。

「アクセスが拒否されました」

管理者権限に関するエラーです。

対処法1:管理者として実行

  1. ダウンロードしたインストーラーを右クリック
  2. 「管理者として実行」を選択
  3. ユーザーアカウント制御の画面で「はい」をクリック

対処法2:別の管理者アカウントでログイン

管理者権限がない場合、管理者アカウントでログインしてからインストールしてください。

「インストーラーをダウンロードできません」

ダウンロード段階でのエラーです。

原因1:インターネット接続が不安定

Wi-Fi の電波が弱い、回線が混雑しているなど。

対処法

  • ルーターの近くに移動する
  • 有線LAN接続に切り替える
  • 時間を置いてから再試行

原因2:プロキシ設定の問題

会社や学校のネットワークでは、プロキシ経由で接続することがあります。

対処法

IT部門に確認して、正しいプロキシ設定を適用してください。

「このアプリはお使いのPCでは実行できません」

システム互換性のエラーです。

原因:32bit版Windowsに64bit版Chromeをインストールしようとしている

対処法

  1. 設定 → システム → バージョン情報、でシステムの種類を確認
  2. 「32ビット」と表示されている場合、32bit版のChromeをダウンロード
  3. 通常、公式サイトは自動で適切なバージョンを提供しますが、念のため確認

エラーコードが表示される場合

エラー 4

初期化エラー。Chrome を完全にアンインストールしてから再試行してください。

エラー 7

ダウンロードエラー。インターネット接続とセキュリティソフトを確認しましょう。

エラー 31

インストールパスの問題。Cドライブの空き容量を確認してください。

エラー 103

接続エラー。プロキシ設定やファイアウォールを確認しましょう。


段階的な対処法

エラーメッセージが出ない場合や、原因が特定できない場合の対処です。

ステップ1:ダウンロードファイルを再取得

現在のインストーラーが破損している可能性があります。

手順

  1. ダウンロードフォルダから既存のインストーラーを削除
  2. 公式サイト(google.com/chrome)から再ダウンロード
  3. ダウンロード完了後、すぐにインストールを実行

ブラウザのキャッシュが原因の場合もあるので、Ctrl + Shift + Delete でキャッシュをクリアしてからダウンロードすると確実です。

ステップ2:別のブラウザでダウンロード

現在使っているブラウザに問題がある場合もあります。

手順

  1. Edge や Firefox など、別のブラウザを開く
  2. Chrome 公式サイトからダウンロード
  3. インストールを実行

ステップ3:オフラインインストーラーを使う

通常のインストーラーは、インストール中にファイルをダウンロードします。

オフラインインストーラーは、すべてのファイルが含まれているので、ネット接続が不安定でも大丈夫です。

ダウンロード方法

  1. Google Chrome 公式サイトにアクセス
  2. 「別のプラットフォーム向けの Chrome をダウンロード」をクリック
  3. 「Windows 10/11(64ビット版)」から「Chrome スタンドアロンをダウンロード」を選択

ファイルサイズは約90MBと大きめですが、確実性が高いです。

ステップ4:セキュリティソフトを一時無効化

ウイルス対策ソフトが原因の場合の対処です。

注意点

無効化している間は、怪しいサイトにアクセスしない、メールの添付ファイルを開かないなど、注意してください。インストール後はすぐに再度有効化しましょう。

主なセキュリティソフトの無効化方法

  • Windows Defender:設定 → 更新とセキュリティ → Windows セキュリティ → リアルタイム保護をオフ
  • ノートンやウイルスバスター:タスクトレイのアイコンを右クリック → 無効化または一時停止

ステップ5:Windows Update を実行

システムが古いと、互換性の問題が起きることがあります。

手順

  1. 設定 → 更新とセキュリティ → Windows Update
  2. 「更新プログラムのチェック」をクリック
  3. 利用可能な更新がある場合、すべてインストール
  4. パソコンを再起動
  5. 再度 Chrome のインストールを試す

完全にアンインストールする方法

既存の Chrome が中途半端に残っている場合の対処です。

標準的なアンインストール

手順

  1. 設定 → アプリ → インストールされているアプリ
  2. 「Google Chrome」を探す
  3. 三点メニューをクリック → アンインストール
  4. 確認画面で「アンインストール」をクリック
  5. 「閲覧データも削除しますか?」のチェックを入れる(推奨)
  6. 「アンインストール」をクリック

残存ファイルの削除

アンインストールしても、一部のファイルが残ることがあります。

削除すべきフォルダ

  1. エクスプローラーを開く
  2. アドレスバーに以下を入力(1つずつ)
C:\Program Files\Google\Chrome
C:\Program Files (x86)\Google\Chrome
%LOCALAPPDATA%\Google\Chrome
%APPDATA%\Google\Chrome

これらのフォルダがあれば、削除してください。

レジストリのクリーンアップ(上級者向け)

  1. Win + R キーを押す
  2. 「regedit」と入力してEnter
  3. 以下の場所を探して削除
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Google\Chrome
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Google\Chrome

注意:レジストリ操作は慎重に行ってください。間違えるとシステムに影響が出ます。不安な場合は、この手順はスキップしても大丈夫です。

パソコンを再起動

ファイルを削除したら、必ず再起動してから再インストールしましょう。

これで、システムがリフレッシュされます。


特殊なケースの対処法

上記の方法で解決しない場合の対処です。

ディスク容量が不足している

Chrome には最低350MBの空き容量が必要です。

確認方法

  1. エクスプローラーを開く
  2. 「PC」をクリック
  3. Cドライブの空き容量を確認

対処法

  • 不要なファイルを削除
  • ディスククリーンアップを実行
  • 大きなファイル(動画など)を外付けHDDに移動

設定 → システム → ストレージ → 一時ファイル、から不要なファイルをまとめて削除できます。

Windows Defender SmartScreenのブロック

Windowsの保護機能が、Chromeをブロックすることがあります。

対処法

  1. ダウンロードしたファイルを右クリック
  2. プロパティを選択
  3. 「全般」タブの下部に「許可する」のチェックボックスがあればチェック
  4. 「OK」をクリック
  5. インストールを実行

グループポリシーによる制限

会社のパソコンでは、管理者がソフトウェアのインストールを制限していることがあります。

確認方法

  1. Win + R キーで「gpedit.msc」と入力(Home版では使えません)
  2. グループポリシーエディタが開きます
  3. ソフトウェアのインストール制限が有効になっていないか確認

対処法

個人では変更できないので、IT部門に相談してください。

ポータブル版を試す

どうしても通常のインストールができない場合、ポータブル版という選択肢もあります。

注意点

公式のポータブル版は存在しないので、サードパーティ製を使うことになります。

信頼できる提供元から入手し、セキュリティリスクを理解した上で使用してください。基本的には、正式なインストールを推奨します。


代替の方法

Chromeがどうしてもインストールできない場合の選択肢です。

Microsoft Edge を使う

Windows 10/11 に標準搭載されている Edge は、Chrome と同じ技術(Chromium)をベースにしています。

操作感も非常に似ているので、Chrome の代替として十分使えますよ。

Edgeのメリット

  • すでにインストールされている
  • Chrome の拡張機能が使える
  • Googleサービスとも連携可能

Chromium をインストール

Chrome のオープンソース版である Chromium を試す方法もあります。

ただし、自動更新がない、一部の機能が使えないなどの制限があります。上級者向けの選択肢ですね。

別のブラウザを検討

  • Firefox:プライバシー重視
  • Brave:広告ブロック機能が強力
  • Opera:VPN内蔵

どれも優れたブラウザなので、Chrome にこだわる必要がなければ、これらも検討してみてください。


インストール後の確認

無事にインストールできたら、以下を確認しましょう。

正常に起動するか

デスクトップやスタートメニューから Chrome を起動してみてください。

Google のトップページが表示されれば成功です。

更新を確認

  1. Chrome の右上メニュー → ヘルプ → Google Chrome について
  2. 「Google Chrome は最新版です」と表示されるか確認

更新が必要な場合、自動的にダウンロードが始まります。

設定のインポート

他のブラウザから設定を移行できます。

  1. 設定 → あなたと Google
  2. 「ブックマークと設定をインポート」
  3. 移行元のブラウザを選択
  4. インポートする項目にチェックを入れて実行

トラブル予防のためのヒント

今後のために、覚えておきたいポイントです。

公式サイトからダウンロード

必ず google.com/chrome からダウンロードしましょう。

検索結果の広告や、怪しいサイトからダウンロードすると、マルウェアが混入している危険性があります。

セキュリティソフトの例外設定

Chrome をセキュリティソフトの「信頼するアプリケーション」リストに追加しておくと、今後のアップデートもスムーズです。

定期的なメンテナンス

  • 不要なファイルの削除
  • ディスク容量の確保
  • Windows Update の実行

これらを習慣にすると、様々なソフトウェアのインストールで問題が起きにくくなります。


よくある質問

Q1. インストール中にフリーズしたら?

5分以上反応がない場合、タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)から強制終了してください。

その後、パソコンを再起動してから、再度インストールを試みましょう。

Q2. 32bit版と64bit版、どちらを選ぶ?

お使いのWindows に合わせて選んでください。

設定 → システム → バージョン情報、で確認できます。通常、公式サイトが自動で適切なバージョンを提供してくれます。

Q3. 古いバージョンのChromeをインストールできる?

技術的には可能ですが、セキュリティリスクがあるため推奨しません。

どうしても必要な場合、自己責任で古いバージョンを探してください。

Q4. インストール先を変更できる?

標準インストールでは変更できません。

Cドライブ以外にインストールしたい場合は、レジストリを編集する必要がありますが、上級者向けの操作なので、通常は推奨しません。

Q5. インストールにどれくらい時間がかかる?

ネット環境にもよりますが、通常は5〜10分程度です。

30分以上かかる場合は、何か問題が起きている可能性があります。


まとめ:焦らず順番に対処しよう

Chromeがインストールできない問題について、重要なポイントをまとめます。

まず確認すること

  • システム要件を満たしているか
  • インターネットに接続できているか
  • 管理者権限があるか

よくある原因

  • セキュリティソフトのブロック
  • 既存の Chrome が残っている
  • ダウンロードファイルの破損
  • システムの古さや不具合

試す順番

  1. インストーラーを再ダウンロード
  2. 管理者として実行
  3. セキュリティソフトを一時無効化
  4. オフラインインストーラーを使用
  5. 既存の Chrome を完全削除
  6. Windows Update を実行
  7. パソコンを再起動してから再試行

それでもダメなら

  • Edge など代替ブラウザを使う
  • IT管理者に相談(会社や学校の場合)
  • Windows の再インストールを検討

予防策

  • 公式サイトからダウンロード
  • セキュリティソフトの例外設定
  • 定期的なメンテナンス

インストールできないと焦ってしまいますが、原因は必ずあります。この記事の手順を一つずつ試せば、ほとんどの場合は解決できます。落ち着いて対処してくださいね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました