レンタルサーバー選びって、本当に悩みますよね。
私も長らくConoha WINGを使っていたんですが、サイトが成長するにつれて、いろいろと限界を感じるようになってきました。
特に、アクセスが増えてきた時の不安定さには本当に参ってしまって…。
結論から言うと、Xserverに移行して大正解でした。
今回は、実際に両方のサーバーを使い倒した私の体験談を、包み隠さずお話ししたいと思います。これからサーバー選びをする方の参考になれば嬉しいです。
Conohaの限界を感じた瞬間

速度は速いけど、不安定すぎる現実
Conohaって確かに速いんです。これは認めます。
でも、その速さが安定していないことが最大の問題でした。
私の場合、PageSpeed Insightで測定してみたところ:
Conoha Wing使用時
- アクセスが少ない時間帯:FCP(First Contentful Paint)1.6~2.0秒
- ピーク時:FCP 4~5秒
この差、ヤバくないですか?
アクセスが増えれば増えるほど遅くなるって、成長を目指すサイト運営者にとっては致命的です。最悪の場合、サイトが落ちることもありました。
せっかく来てくれた読者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
月額7,000円払っても解決しない問題
実は私、Conohaのビジネスプラン(上位プラン)まで契約してたんです。
WINGパックのビジネスプランは、サービス維持調整費10%を含んだ料金設定で、私が契約していた時は月額7,000円ちょっとかかっていました。
これだけ払っているのに、ピーク時には結局速度が落ちるし、サイトも不安定。
CPUとメモリが足りなくなったから上位プランにしたのに、結局同じ問題の繰り返し。
これに限界を痛感しました。
サポートの対応に・・・
一番きつかったのがサポート対応です。
ConoHa WINGのサポートは電話、メール、チャットの3種類がありますが、いずれも平日の10時~18時の対応で、土日祝日はサポートが受けられません。
私の経験では:
- 問題が起きた時にメール返信に3日もかかった
- 「共有サーバーだから対応できない」という返答が多い
- 休日・祝日は完全にサポート停止
私の問い合わせの仕方が悪かったのかもしれませんが、共有サーバー理由の制限が多かった。
あと、特に週末にトラブルが起きた時は最悪でした。
月曜日まで待つしかないんですから。
Xserverに移行して変わったこと

速度は少し落ちたけど、安定感が段違い
XserverのBusinessプランに移行後の数値がこちら:
Xserver Business使用時
- アクセスが少ない時間帯:FCP 2.4秒
- ピーク時:FCP 2.4〜2.5秒
見てください、この安定感!
確かに最高速度だけ見ればConohaの方が速かったんです。
でも、安定した速度を維持できることの価値は計り知れません。
ブラウザキャッシュ・サーバーキャッシュも導入しているので、実際の体感速度はもっと速く感じることもあります。
WordPress管理画面がぬるぬる動く快適さ
これ、地味だけどめちゃくちゃ重要です。
Conohaの時は管理画面がよく止まってました。
記事を書いている途中でフリーズとか、画像アップロードで固まるとか、日常茶飯事。
特に、永遠と下書き保存中になってリロード・再起動したらデータが消えてるとか、サーバー落ちて管理者画面が使えなくなったときは・・・
それがXserverに変えてから、管理画面がぬるぬる動くんです。
ストレスフリーで記事投稿に集中できるって、こんなに幸せなことだったんだと実感しています。
サーバー稼働率99.9%は伊達じゃない
XServerビジネスでは、ビジネスプランにSLA(サービス品質保証制度)が付いており、サーバー稼働率99.99%以上を保証しています。
実際、移行してから今まで、サイトが落ちたことは一度もありません。
Conohaも稼働率99.9%を謳っていましたが、私の体験では全然そんなことなかったです。
Conohaのサーバーリソースは限界や混雑による影響があり、ピーク時には本当によく落ちてました。
圧倒的なサーバースペック
Xserverの最大スペックには正直驚きました:
- 最大256vCPU
- 最大メモリ1024GB
全部使えるわけではないですが、この余裕のあるスペック数値が安定性と安心感につながっているんでしょうね。
サポート体制の決定的な違い

レスポンスの速さと質
Xserverは、メールサポートと電話サポートを無料で利用でき、専門のスタッフによるサポートを提供しています。
私の経験では:
- 休日・祝日でも1日以内にメール返信が来る
- 回答内容が具体的で解決につながる
- 専門家らしい的確なアドバイス
一部、こちらの知識・スキルを要求された部分はありましたが、解決できたのは嬉しかった。
「できません」ではなく「こうしてみては?」
Xserverのサポートで感動したのは、単に「できません」で終わらないこと。
代替案を提示してくれたり、別のアプローチを教えてくれたり。
サポート範囲外のことでも、できる限りの情報を提供してくれる姿勢が素晴らしいです。
(Conohaに無いわけではありませんが範囲の広さが違いました。)
料金比較:本当のコストパフォーマンス

Xserverの料金体系を整理してみる
まず、Xserverの料金プランを見てみましょう(36ヶ月契約の場合):
Xserver通常プラン
- スタンダード:月額990円
- プレミアム:月額1,980円
Xserverビジネス(法人向け)
- スタンダード:月額3,762円から
私は最終的にXserverビジネスを選びましたが、実は多くの方には通常のスタンダードプランで十分だと思います。
私の実体験:最安値が良いとは限らない
私もConohaの最安値プランから始めました。
でも、サイトが成長するにつれて:
- ベーシックプラン(月額678円〜) → 速度低下
- スタンダードプラン → まだ不安定で遅くなる
- プレミアムプラン → それでも不安定
- ビジネスプラン → さらに問題は続く…
ここで注意したいのが、Conohaのビジネスプランは3段階あることです:
- Bizライト:一番安いビジネスプラン
- Bizスタンダード:中間のビジネスプラン
- Bizエンタープライズ:最上位のビジネスプラン
私は安定を求めて最終的にBizエンタープライズまで上げて月7,000円以上払っていましたが、それでも問題は解決しませんでした。
Conohaのサーバーの限界を痛感した瞬間でした。
トータルで見たコストパフォーマンス(通常プラン基準)
実は、Xserverのスタンダードプラン(月額990円)でも、Conohaの上位プランより安定しているんです。
比較してみると:
Conoha WINGで月7,000円払った結果
- 速度は不安定のまま
- サイトは時々落ちる
- サポートは平日のみ
- 管理画面は重い
Xserver スタンダード(月額990円)で得られるもの
- 安定した速度(常に一定)
- 落ちない安心感
- 迅速で質の高いサポート
- ストレスフリーな管理画面
- 300GBの十分なディスク容量
つまり、7分の1の価格で、より良いパフォーマンスが得られるんです。
私がXserverビジネスを選んだのは、サポート・SLA保証と更なる安定性を求めたからですが、正直、通常のスタンダードプランでも十分だったかもしれません。
PageSpeed Insightのスコア比較

実際の数値も載せておきますね。
モバイルのパフォーマンススコア
- Conoha:97〜99
- Xserver:94〜95
デスクトップ
- どちらも99
スコアだけ見るとConohaの方が高いです。
ただ、速度だけに焦点を絞ると、Xserverの方が安定して実用的でした。
移行・新規契約を検討している方へのアドバイス

こんな人にはXserverがおすすめ
実は、Xserverのスタンダードプラン(月額990円)で十分なケースがほとんどです:
- 安定性を重視したい個人ブロガー
- サポートの質と速さを求める方
- 管理画面の快適さを重視する方
- 長期的な成長を見据えている方
プレミアムプラン(月額1,980円)を検討すべき人:
- 容量500GB(スタンダードプラン)じゃ足りない人
ビジネスプラン・Xserverビジネスを検討すべき人:
- 安定性とセキリュティを重視
- サイトを落としたくない
- もしもの時のサポートが欲しい
- SLA保証が欲しい
- ECサイトなど落ちると損失が大きいサイト
- 最高レベルの安定性が必要な方
Conohaでも良いかもしれない人
- とにかく初期費用を抑えたい
- 月間PV数が1万未満の個人ブログ
- 速度の変動を許容できる
- 平日のみのサポートで問題ない
- 短期的な利用を考えている
移行のタイミング
私の経験から言うと、以下のサインが出たら移行を検討すべきです:
- ピーク時の速度低下が顕著になった
- 管理画面の動作が重くなってきた
- サイトが時々落ちるようになった
- サポートの対応に不満を感じる
- 上位プランでも問題が解決しない
まとめ:安定性とサポートには対価を払う価値がある

正直言って、Conohaも悪いサーバーではありません。
国内最速を謳うだけあって、調子が良い時の速度は本当に速いです。
最安値プランの存在も、初心者にとってはありがたいでしょう。
使ったら分かりますがConohaのWEXALは侮れないです(これのおかげで高速化プラグインは必要なかった)。
でも、サイトが成長してアクセスが増えてくると、速度よりも安定性の方が重要になってきます。
私の結論:通常プランで十分すぎる
実際のところ、Xserverのスタンダードプラン(月額990円)があれば、ほとんどのサイトは快適に運営できます。
私がXserverビジネスを選んだのは、より高い安定性・サポート・SLA保証を求めたからですが、振り返ってみると通常プランでも十分だったかもしれません。
重要なのは:
- いつでも同じ速度という安心感
- 落ちないという信頼性
- 困った時に頼れるサポート
- 快適な作業環境による生産性向上
これらは、Xserverのスタンダードプランでも十分に得られます。
Conohaで月7,000円払うなら…
私のように、Conohaで段階的にプランを上げていって、結局月7,000円も払うことになるくらいなら、最初からXserverのスタンダードプラン(月額990円)を選んだ方が圧倒的にコスパが良いです。
特に、ビジネス利用や収益化を目指すサイトなら、サーバーの安定性は死活問題です。
サイトが落ちている間の機会損失と、信頼性の低下を考えれば、安定したサーバーへの投資は必須だと思います。
最後に、サーバー選びで悩んでいる方へ。
最安値だけで選ぶと、結局高くつくことがあります。
総合的なパフォーマンス、安定性、サポート体制を含めて判断することをおすすめします。
私のように、最終的に月7,000円払っても解決しない…なんてことにならないように。
Xserverなら、通常のスタンダードプランでも十分な価値があります。
まずはそこから始めて、必要に応じて上位プランに変更するのが賢い選択だと思います。
安定したサイト運営で、読者さんにも、自分自身にもストレスのない環境を作りましょう!
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