Google Driveの埋め込み完全ガイド!Webサイトやブログに表示する方法

google

「Google Driveのファイルを、自分のWebサイトに表示したい」

「ブログ記事にPDFや動画を埋め込みたいけど、やり方が分からない…」

そんな要望はありませんか?

Google Driveには、ファイルをWebサイトやブログに「埋め込む」機能があります。訪問者はページ上で直接ファイルを閲覧でき、ダウンロードする手間がかかりません。

この記事では、Google Driveのファイル埋め込み方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。HTMLコードのコピペだけで実装できるので、プログラミング知識がなくても大丈夫です!


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  1. Google Driveの埋め込みとは?
    1. 埋め込み機能の基本
    2. 埋め込みのメリット
  2. 埋め込み可能なファイル形式
    1. 主な対応ファイル
  3. 【基本編】Google Driveファイルの埋め込み手順
    1. ステップ1:ファイルの共有設定を変更
    2. ステップ2:埋め込みコードを取得
    3. ステップ3:Webサイトに貼り付け
  4. ファイル形式別の埋め込み方法
    1. Googleドキュメントの埋め込み
    2. Googleスプレッドシートの埋め込み
    3. Googleスライドの埋め込み
    4. PDFファイルの埋め込み
    5. 動画ファイルの埋め込み
    6. 画像ファイルの埋め込み
  5. 埋め込みコードのカスタマイズ
    1. サイズの変更
    2. 枠線の削除
    3. スクロールバーの制御
  6. WordPressでの埋め込み方法
    1. クラシックエディタの場合
    2. ブロックエディタ(Gutenberg)の場合
    3. プラグインを使う方法
  7. 埋め込みできない時のトラブル対処法
    1. ケース1:「アクセス権限がありません」と表示
    2. ケース2:埋め込みメニューが表示されない
    3. ケース3:真っ白・何も表示されない
    4. ケース4:スマホで表示されない
    5. ケース5:ダウンロードボタンを非表示にしたい
  8. セキュリティとプライバシーの考慮事項
    1. 公開範囲の注意点
    2. 編集権限の管理
    3. 定期的な権限見直し
  9. よくある質問(Q&A)
    1. Q1:埋め込んだファイルを更新したらどうなりますか?
    2. Q2:埋め込みに容量制限はありますか?
    3. Q3:複数のファイルをまとめて埋め込めますか?
    4. Q4:埋め込みファイルのダウンロードを禁止できますか?
    5. Q5:共有を停止したら埋め込みはどうなりますか?
    6. Q6:Google Driveの無料プランでも埋め込めますか?
  10. まとめ:Google Drive埋め込みで効率的な情報共有を

Google Driveの埋め込みとは?

埋め込み機能の基本

埋め込みとは、Google Driveに保存されているファイルを、自分のWebサイトやブログに直接表示させる機能です。

通常の共有との違い:

  • リンク共有: クリックするとGoogle Driveのページが開く
  • 埋め込み: サイト内で直接ファイルを表示・閲覧できる

訪問者は別ページに移動せず、そのまま閲覧できます。

埋め込みとは?
他のサイトのコンテンツを、自分のWebページ内に表示させる技術のこと。YouTubeの動画埋め込みと同じ仕組みです。

埋め込みのメリット

主な利点:

  1. ユーザー体験の向上
  • ページを離れずに閲覧可能
  • ダウンロードの手間が不要
  1. 常に最新版を表示
  • Google Drive上のファイルを更新すれば、埋め込み先も自動更新
  • 再アップロードの必要なし
  1. 容量の節約
  • サーバーに直接アップロードしなくてOK
  • Google Driveの容量を活用
  1. セキュリティ管理
  • 閲覧権限をコントロール可能
  • いつでも共有を停止できる

埋め込み可能なファイル形式

Google Driveから埋め込めるファイル形式は多岐にわたります。

主な対応ファイル

Google形式:

  • Googleドキュメント(文書)
  • Googleスプレッドシート(表計算)
  • Googleスライド(プレゼンテーション)
  • Googleフォーム

一般ファイル:

  • PDF
  • Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)
  • 動画(MP4、MOV、AVIなど)
  • 音声(MP3、WAVなど)
  • 画像(JPEG、PNG、GIFなど)

注意:
ファイル形式によっては、プレビュー機能が限定的な場合があります。


【基本編】Google Driveファイルの埋め込み手順

ステップ1:ファイルの共有設定を変更

埋め込む前に、ファイルを「リンクを知っている全員」に共有する必要があります。

設定手順:

  1. Google Driveを開く
  • drive.google.com にアクセス
  1. ファイルを選択
  • 埋め込みたいファイルを右クリック
  1. 共有設定を開く
  • 「共有」をクリック
  1. リンク設定を変更
  • 「制限付き」の横にある「変更」をクリック
  • 「リンクを知っている全員」を選択
  1. 権限を設定
  • 「閲覧者」を推奨(編集させたくない場合)
  • 必要に応じて「閲覧者(コメント可)」や「編集者」
  1. 完了
  • 「完了」ボタンをクリック

ステップ2:埋め込みコードを取得

方法1:プレビュー画面から取得(PDF・動画・画像など)

  1. ファイルを開く
  • ファイルをダブルクリックしてプレビュー表示
  1. メニューを開く
  • 画面右上の「︙」(3点メニュー)をクリック
  1. 埋め込みアイテムを選択
  • 「アイテムを埋め込む」または「埋め込みコードを取得」を選択
  • ※この項目がない場合は方法2へ
  1. コードをコピー
  • 表示されたHTMLコードをコピー

方法2:共有リンクから埋め込みコードを作成

ファイルによっては埋め込みメニューがない場合があります。その場合、手動でコードを作成します。

  1. 共有リンクを取得
  • ファイルを右クリック→「リンクを取得」
  • 表示されたURLをコピー
  1. URLを変換
  • URLの形式を埋め込み用に変更(詳細は後述)
  1. iframeタグを作成
  • HTMLのiframeタグに貼り付け

ステップ3:Webサイトに貼り付け

実装手順:

  1. HTMLエディタを開く
  • WordPressの場合:「カスタムHTML」ブロックを追加
  • 通常のサイト:HTMLファイルを編集
  1. コードを貼り付け
  • 取得した埋め込みコードをペースト
  1. 保存して確認
  • 変更を保存
  • プレビューで表示を確認

ファイル形式別の埋め込み方法

Googleドキュメントの埋め込み

埋め込みコードの取得:

  1. ドキュメントを開く
  • 埋め込みたいドキュメントをダブルクリック
  1. ファイルメニュー
  • 左上の「ファイル」→「共有」→「ウェブに公開」
  1. 公開設定
  • 「公開」ボタンをクリック
  • 確認画面で「OK」
  1. 埋め込みタブ
  • 「埋め込む」タブをクリック
  • HTMLコードが表示される
  1. コピーして使用
  • コードをコピーしてサイトに貼り付け

コード例:

<iframe src="https://docs.google.com/document/d/e/ファイルID/pub?embedded=true" width="640" height="480"></iframe>

Googleスプレッドシートの埋め込み

手順:

  1. スプレッドシートを開く
  2. ファイル→共有→ウェブに公開
  3. 公開範囲を選択
  • ドキュメント全体、または特定のシート
  1. 埋め込みコードを取得
  • 「埋め込む」タブからコピー

コード例:

<iframe src="https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/ファイルID/pubhtml?widget=true&headers=false" width="640" height="480"></iframe>

Googleスライドの埋め込み

手順:

  1. スライドを開く
  2. ファイル→共有→ウェブに公開
  3. 埋め込みタブ
  • 自動再生やスライド間隔を設定可能
  1. コードをコピー

コード例:

<iframe src="https://docs.google.com/presentation/d/e/ファイルID/embed?start=false&loop=false&delayms=3000" width="640" height="480"></iframe>

設定オプション:

  • start=true:自動再生
  • loop=true:ループ再生
  • delayms=3000:スライド間隔(ミリ秒)

PDFファイルの埋め込み

手順:

  1. PDFをGoogle Driveにアップロード
  2. 共有設定
  • 「リンクを知っている全員」に設定
  1. リンクを取得
  • ファイルID部分を抽出
  1. 埋め込みコードを作成

コード例:

<iframe src="https://drive.google.com/file/d/ファイルID/preview" width="640" height="480"></iframe>

ファイルIDの見つけ方:
共有リンク:https://drive.google.com/file/d/1ABC123xyz/view?usp=sharing
→ ファイルID部分:1ABC123xyz

動画ファイルの埋め込み

手順:

  1. 動画をアップロード
  • MP4形式を推奨
  1. 共有設定
  • 「リンクを知っている全員」
  1. 埋め込みコード作成

コード例:

<iframe src="https://drive.google.com/file/d/ファイルID/preview" width="640" height="480" allow="autoplay"></iframe>

注意点:
大容量の動画は読み込みに時間がかかる場合があります。

画像ファイルの埋め込み

画像の場合、iframeよりimgタグを使う方法もあります。

方法1:iframeで埋め込み

<iframe src="https://drive.google.com/file/d/ファイルID/preview" width="640" height="480"></iframe>

方法2:直接画像として表示

<img src="https://drive.google.com/uc?export=view&id=ファイルID" alt="画像の説明">

方法2はページに画像が直接表示され、より自然です。


埋め込みコードのカスタマイズ

サイズの変更

width(幅)とheight(高さ)の数値を変更することで、表示サイズを調整できます。

サイズ指定の例:

<!-- 固定サイズ -->
<iframe src="..." width="800" height="600"></iframe>

<!-- パーセント指定(レスポンシブ対応) -->
<iframe src="..." width="100%" height="500"></iframe>

レスポンシブ対応:
スマホでも最適表示させるには、CSSを使います。

<div style="position: relative; padding-bottom: 56.25%; height: 0; overflow: hidden;">
  <iframe src="..." style="position: absolute; top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%;" frameborder="0"></iframe>
</div>

枠線の削除

デフォルトでは枠線が表示される場合があります。削除するには:

<iframe src="..." frameborder="0"></iframe>

スクロールバーの制御

スクロールを無効化:

<iframe src="..." scrolling="no"></iframe>

自動調整:

<iframe src="..." scrolling="auto"></iframe>

WordPressでの埋め込み方法

WordPress環境での具体的な実装手順です。

クラシックエディタの場合

  1. テキストモードに切り替え
  • エディタ右上の「テキスト」タブをクリック
  1. 埋め込みコードを貼り付け
  • 取得したiframeコードをペースト
  1. ビジュアルモードで確認
  • 「ビジュアル」タブで表示を確認

ブロックエディタ(Gutenberg)の場合

  1. カスタムHTMLブロックを追加
  • 「+」ボタン→「カスタムHTML」を選択
  1. コードを貼り付け
  • 埋め込みコードをペースト
  1. プレビュー確認
  • 「プレビュー」をクリックして表示確認

プラグインを使う方法

おすすめプラグイン:

  • Google Drive Embedder
  • WP File Download

これらを使うと、コードを書かずにビジュアル操作で埋め込めます。


埋め込みできない時のトラブル対処法

ケース1:「アクセス権限がありません」と表示

原因:
ファイルの共有設定が「制限付き」のまま

対処法:

  1. Google Driveでファイルを右クリック
  2. 「共有」→「リンクを知っている全員」に変更
  3. 権限を「閲覧者」に設定

ケース2:埋め込みメニューが表示されない

原因:
ファイル形式によっては埋め込みメニューがない

対処法:

  1. 共有リンクを取得
  2. 手動で埋め込みコードを作成(前述の形式を参照)
  3. ファイルIDを抽出してiframeタグに埋め込む

ケース3:真っ白・何も表示されない

原因と対処:

  • URLが間違っている
    → ファイルIDが正しいか確認
  • 共有設定が適切でない
    → 「リンクを知っている全員」になっているか確認
  • ブラウザのキャッシュ
    → キャッシュをクリアして再読み込み
  • iframeタグの構文エラー
    → 閉じタグ </iframe> があるか確認

ケース4:スマホで表示されない

原因:
レスポンシブ対応していない

対処法:
前述のレスポンシブ対応CSSを使用するか、widthを100%に設定

<iframe src="..." width="100%" height="400"></iframe>

ケース5:ダウンロードボタンを非表示にしたい

Google Driveの埋め込みでは、完全にダウンロードを防ぐことはできません。

部分的な対処:

  • PDFの場合、特定のパラメータで表示制御は可能(完全ではない)
  • より厳格な制御が必要な場合、別のサービスを検討

セキュリティとプライバシーの考慮事項

公開範囲の注意点

「リンクを知っている全員」に設定すると、URLを知っている人は誰でもアクセスできます。

リスク:

  • 検索エンジンにインデックスされる可能性
  • URLが拡散されると想定外の人が閲覧

対策:

  • 機密情報は埋め込まない
  • 必要に応じて期限付き共有
  • パスワード保護が必要な場合は別の方法を検討

編集権限の管理

埋め込みファイルに「編集者」権限を与えると、誰でも編集可能になってしまいます。

ベストプラクティス:

  • 基本は「閲覧者」権限
  • コメントが必要なら「閲覧者(コメント可)」
  • 「編集者」権限は信頼できる相手のみ

定期的な権限見直し

確認事項:

  • 共有中のファイル一覧をチェック
  • 不要な共有は削除
  • アクセスログの確認(Google Workspace)

よくある質問(Q&A)

Q1:埋め込んだファイルを更新したらどうなりますか?

Google Drive上のファイルを更新すれば、埋め込み先も自動的に更新されます。再度コードを貼り直す必要はありません。

Q2:埋め込みに容量制限はありますか?

Google Drive自体の容量制限内であれば問題ありません。ただし、大容量ファイルは読み込みに時間がかかるため、軽量化を推奨します。

Q3:複数のファイルをまとめて埋め込めますか?

各ファイルごとに埋め込みコードを取得し、それぞれ配置する必要があります。フォルダ全体を一度に埋め込むことはできません。

Q4:埋め込みファイルのダウンロードを禁止できますか?

完全に禁止することはできません。閲覧できる以上、技術的にはダウンロード可能です。重要なファイルは埋め込まないことをおすすめします。

Q5:共有を停止したら埋め込みはどうなりますか?

共有を停止すると、埋め込み先でも表示されなくなります。「アクセス権限がありません」などのメッセージが表示されます。

Q6:Google Driveの無料プランでも埋め込めますか?

はい、無料プラン(15GB)でも埋め込み機能は利用できます。


まとめ:Google Drive埋め込みで効率的な情報共有を

Google Driveのファイル埋め込み方法を解説しました。

埋め込みの基本手順:

  1. 共有設定を変更
  • 「リンクを知っている全員」に設定
  1. 埋め込みコードを取得
  • ファイルメニューまたは手動作成
  1. Webサイトに貼り付け
  • HTMLエディタにコードをペースト

ファイル形式別のポイント:

📄 Googleドキュメント・スプレッドシート・スライド
→ 「ウェブに公開」から埋め込みコード取得

📑 PDF・動画・画像
→ ファイルIDを使って手動でコード作成

🎨 カスタマイズ
→ width/heightで表示サイズ調整

セキュリティ注意点:

  • 機密情報は埋め込まない
  • 閲覧者権限を基本に
  • 定期的な権限見直し

埋め込み機能を活用すれば、訪問者にとって便利なWebサイトを構築できます。常に最新版が表示されるため、更新の手間も省けます。この記事を参考に、効果的な情報発信を実現してください!

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