「大事なファイルをGoogle Driveにアップロードしたいのに、全然進まない…」
そんな経験、ありませんか?
仕事の資料や大切な写真を保存したいのに、アップロード速度が遅いとイライラしてしまいますよね。実は、Google Driveのアップロードが遅くなる原因は複数あり、それぞれに効果的な対策があります。
この記事では、アップロード速度が遅くなる主な原因と、今すぐ試せる7つの解決策をご紹介します。難しい設定は必要ありません!
Google Driveのアップロードが遅くなる主な原因

まずは「なぜ遅いのか」を理解しましょう。原因が分かれば、適切な対策を選べます。
1. インターネット回線の速度が遅い
アップロード速度は、あなたが使っているインターネット回線の「上り速度」に大きく影響されます。
上り速度とは?
データをインターネットに送信する速度のこと。動画を見る時の「下り速度」とは別物です。
多くの家庭用インターネットは、下り速度は速くても上り速度は遅めに設定されています。
2. Wi-Fi環境の問題
Wi-Fiで接続している場合、以下の要因で速度が落ちることがあります:
- ルーターから距離が遠い
- 壁や障害物が多い
- 電子レンジなど電波を妨害する機器がある
- 複数の機器が同時にWi-Fiを使用している
3. ファイルサイズが大きい
高画質の動画や大量の写真など、サイズの大きいファイルは当然アップロードに時間がかかります。
4. Google Driveのサーバー側の混雑
Google側のサーバーが混雑している時間帯(平日の昼間や夕方など)は、アップロード速度が低下することがあります。
5. ブラウザやアプリの問題
使用しているブラウザやGoogle Driveアプリに一時ファイル(キャッシュ)が溜まっていると、動作が重くなります。
今すぐ試せる!アップロード速度を改善する7つの方法
方法1:有線接続(LANケーブル)に切り替える
効果:★★★★★
Wi-Fiより有線接続の方が安定して速い通信が可能です。
手順:
- LANケーブルをルーターとパソコンに接続
- 設定は自動で切り替わります
パソコンにLANポートがない場合は、USB-LAN変換アダプタ(1,000円程度)を使えば接続できます。
方法2:Wi-Fiルーターの近くに移動する
効果:★★★★☆
Wi-Fi接続しかできない場合は、ルーターにできるだけ近づきましょう。
電波が強いほど、アップロード速度も向上します。ルーターとの間に壁やドアがない場所がベストです。
方法3:他の通信を一時停止する
効果:★★★★☆
同じネットワークで他のデバイスが動画視聴やダウンロードをしていると、帯域幅(通信できる量)が圧迫されます。
確認するポイント:
- 動画配信サービスの視聴を一時停止
- 他のクラウドサービスの同期を停止
- スマホのアプリ更新を止める
方法4:ブラウザのキャッシュをクリアする
効果:★★★☆☆
ブラウザに溜まった一時ファイルを削除すると、動作が軽くなります。
Google Chromeの場合:
- 右上の「︙」→「設定」をクリック
- 「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」
- 「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
方法5:デスクトップアプリを使う
効果:★★★★☆
ブラウザ版よりも、Google Driveのデスクトップアプリ(パソコン版)の方が安定してアップロードできることがあります。
導入方法:
- Google Driveの公式サイトから「パソコン版ドライブ」をダウンロード
- インストールして設定
- 専用フォルダにファイルをドラッグ&ドロップ
方法6:ファイルを圧縮してアップロードする
効果:★★★☆☆
複数のファイルをまとめてZIP形式に圧縮すると、アップロード時間を短縮できます。
注意点:
- 写真や動画はすでに圧縮されているため、効果は限定的
- テキストファイルやOffice文書は圧縮効果が高い
方法7:アップロード時間帯を変える
効果:★★★☆☆
インターネット利用者が少ない時間帯を狙うのも一つの手です。
おすすめの時間帯:
- 早朝(6時〜8時)
- 深夜(23時以降)
- 平日の午前中
さらに速度を上げたい人向けの追加テクニック
複数ファイルは小分けにしてアップロード
一度に大量のファイルをアップロードするより、数回に分けた方が成功率が高まります。
一つのアップロード処理が途中で止まっても、他のファイルには影響しません。
アップロード速度制限を確認する
Google Driveアプリの設定で、アップロード速度に制限がかけられていないか確認しましょう。
確認方法:
- デスクトップアプリの設定を開く
- 「帯域幅の設定」を確認
- 「制限しない」または高い値に設定
インターネットプランの見直し
頻繁に大容量ファイルをアップロードする場合は、上り速度が速いプランへの変更も検討する価値があります。
光回線の中には、上り下りとも1Gbpsの高速プランを提供しているものもあります。
まとめ:まずは簡単な対策から試してみよう
Google Driveのアップロード速度が遅い時の対策をご紹介しました。
すぐに試せる効果的な方法:
- 有線接続に切り替える(最も効果的)
- Wi-Fiルーターに近づく
- 他の通信を一時停止する
- デスクトップアプリを使う
- 時間帯を変えてアップロードする
全ての方法を試す必要はありません。まずは「有線接続」や「ルーターに近づく」など、簡単にできることから始めてみてください。
それでも改善しない場合は、ご利用のインターネット回線自体の上り速度が遅い可能性があります。契約プランの確認や、プロバイダへの相談も検討してみましょう。
快適なクラウド生活を送れますように!
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