Windowsにボイスレコーダーがない時の完全解決ガイド【探し方から再インストールまで】

Windows

「Windowsのボイスレコーダーが見つからない」
「以前は使えたのに、アプリが消えている」
「標準搭載のはずなのに、どこを探してもない…」

録音したいのにボイスレコーダーアプリが見つからないと困りますよね。実は、アプリが本当に「ない」場合と、「あるけど見つけられていない」場合があります。

この記事では、ボイスレコーダーの探し方から、本当になかった場合の再インストール方法、代替アプリまで、すべて分かりやすく解説します。


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  1. ボイスレコーダーが「ない」3つのパターン
    1. パターン1:実は存在するが、見つけられていない
    2. パターン2:誤って削除してしまった
    3. パターン3:最初から入っていない
  2. 【最初に確認】ボイスレコーダーを探す4つの方法
    1. 方法1:検索機能で探す(最も確実)
    2. 方法2:スタートメニューのアプリ一覧から探す
    3. 方法3:Microsoft Storeで確認
    4. 方法4:ファイル名を指定して実行
  3. Windows 11の「サウンド レコーダー」について
    1. ボイスレコーダー vs サウンド レコーダー
    2. どちらを使えばいい?
  4. ボイスレコーダーを再インストールする方法
    1. 方法1:Microsoft Storeから再インストール(推奨)
    2. 方法2:PowerShellコマンドで再インストール(上級者向け)
    3. 方法3:Windows設定から「オプション機能」を確認
  5. 別名・類似アプリの可能性を確認
    1. Windows標準の録音関連アプリ
    2. 間違えやすい似た名前のアプリ
  6. アプリが本当に削除されている場合の原因
    1. 原因1:Windows Updateでの不具合
    2. 原因2:ユーザーアカウントの問題
    3. 原因3:グループポリシーによる制限(企業PC)
  7. 代替の録音アプリ【無料・高機能】
    1. おすすめ1:Audacity(完全無料・高機能)
    2. おすすめ2:OBS Studio(無料・配信者向け)
    3. おすすめ3:Free Sound Recorder(シンプル・無料)
    4. おすすめ4:オンライン録音サービス
  8. Microsoft Storeが使えない場合の対処法
    1. Microsoft Storeを修復する
    2. Microsoft Storeをリセットする
    3. コマンドでMicrosoft Storeを再インストール
  9. トラブルシューティング:よくある問題
    1. 問題1:「このアプリはお使いのデバイスでは動作しません」
    2. 問題2:インストールは成功するが、起動しない
    3. 問題3:Microsoft Storeで「入手」ボタンが反応しない
  10. Windows 7やそれ以前のバージョンの場合
    1. Windows 7の「サウンドレコーダー」
    2. Windows 8/8.1の場合
  11. まとめ:ボイスレコーダーがなくても録音できる

ボイスレコーダーが「ない」3つのパターン

まず、状況を整理しましょう。

パターン1:実は存在するが、見つけられていない

最も多いケースです。アプリは入っているけど、名前が違ったり、場所が分からなかったりします。

よくある原因:

  • アプリ名が「サウンド レコーダー」になっている(Windows 11)
  • スタートメニューのアプリ一覧で見落としている
  • 検索方法が間違っている

パターン2:誤って削除してしまった

過去に、不要だと思って削除した可能性があります。

よくある原因:

  • パソコンの整理中に削除
  • 他の人が削除した(共用PCの場合)
  • アンインストールソフトで一括削除した

パターン3:最初から入っていない

一部のWindowsエディションや企業向けPCでは、初期状態でインストールされていないことがあります。

入っていない可能性がある環境:

  • Windows 10/11 Enterprise(企業向け)
  • 管理者が制限しているPC
  • カスタムインストールされたWindows
  • 古いバージョンのWindows

【最初に確認】ボイスレコーダーを探す4つの方法

削除と判断する前に、しっかり探してみましょう。

方法1:検索機能で探す(最も確実)

手順:

  1. タスクバーの検索アイコン(虫眼鏡マーク)をクリック
  • またはWindowsキーを押す
  1. 以下のキーワードで順番に検索:
  • 「ボイスレコーダー」
  • 「voice recorder」
  • 「サウンドレコーダー」
  • 「sound recorder」
  • 「録音」
  1. 検索結果にアプリが表示されるか確認

表示された場合:
アプリは存在します!クリックして起動できます。

表示されない場合:
次の方法へ進みます。

方法2:スタートメニューのアプリ一覧から探す

手順:

  1. Windowsマーク(スタートボタン)をクリック
  2. 「すべてのアプリ」をクリック(Windows 11)
  • Windows 10の場合は自動的にアプリ一覧が表示される
  1. アルファベット順に並んでいるので、以下を確認:
  • 「は」行→「ボイスレコーダー」
  • 「さ」行→「サウンド レコーダー」
  • 「V」→「Voice Recorder」
  1. 見つかったらクリックして起動

方法3:Microsoft Storeで確認

手順:

  1. Microsoft Storeを開く
  • スタートメニューから「Microsoft Store」を検索
  1. 検索ボックスに「ボイスレコーダー」と入力
  2. 検索結果を確認:
  • 「開く」と表示される→インストール済み
  • 「入手」と表示される→未インストール

方法4:ファイル名を指定して実行

手順:

  1. Windowsキー + Rを同時押し
  2. 「ファイル名を指定して実行」が開く
  3. soundrecorderと入力
  4. Enterキーを押す

アプリが起動した場合:
ボイスレコーダーは存在します!

「見つかりません」と表示される場合:
アプリがインストールされていません。


Windows 11の「サウンド レコーダー」について

Windows 11では名前が変わっている場合があります。

ボイスレコーダー vs サウンド レコーダー

Windows 11では、同じ録音機能が2つの名前で呼ばれることがあります。

「ボイスレコーダー」(従来型):

  • Windows 10から引き継がれたアプリ
  • 青いマイクアイコン
  • 機能はシンプル

「サウンド レコーダー」(新しいアプリ):

  • Windows 11で新しく追加されたアプリ
  • デザインが刷新
  • 機能は同じ

どちらを使えばいい?

両方ある場合:
好みで選んでOK。機能はほぼ同じです。

片方しかない場合:
あるほうを使いましょう。

両方ない場合:
次の再インストール手順へ進みます。


ボイスレコーダーを再インストールする方法

本当にない場合は、再インストールしましょう。

方法1:Microsoft Storeから再インストール(推奨)

最も簡単で確実な方法です。

手順:

  1. Microsoft Storeを開く
  2. 検索ボックスに以下を入力して検索:
  • 「Windows ボイスレコーダー」
  • または「Windows Voice Recorder」
  1. 検索結果から「Windows ボイスレコーダー」を選択
  2. 「入手」または「インストール」ボタンをクリック
  3. ダウンロードとインストールが自動で開始
  4. 完了すると「開く」ボタンが表示される
  5. クリックして起動確認

インストールされる場所:
自動的にスタートメニューとアプリ一覧に追加されます。

方法2:PowerShellコマンドで再インストール(上級者向け)

コマンドを使った再インストール方法です。

手順:

  1. スタートメニューで「PowerShell」と検索
  2. 「Windows PowerShell」右クリック
  3. 「管理者として実行」を選択
  4. ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」
  5. 以下のコマンドをコピー&ペーストしてEnter
Get-AppxPackage *soundrecorder* | Remove-AppxPackage
  1. アンインストール完了を待つ
  2. 次に、以下のコマンドを入力してEnter
Get-AppxPackage -allusers *soundrecorder* | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}
  1. 再インストール完了
  2. PowerShellを閉じて、ボイスレコーダーを起動

注意:
コマンドは正確に入力してください。スペルミスがあると動作しません。

方法3:Windows設定から「オプション機能」を確認

一部のWindowsでは、オプション機能として追加できます。

手順:

  1. Windowsキー + Iで設定を開く
  2. 「アプリ」「オプション機能」をクリック
  3. 「機能の追加」または「オプション機能を追加する」をクリック
  4. 検索ボックスに「レコーダー」と入力
  5. 該当する機能があれば選択してインストール

見つからない場合:
この方法では追加できません。方法1か2を使ってください。


別名・類似アプリの可能性を確認

ボイスレコーダーに似た名前のアプリがあるかもしれません。

Windows標準の録音関連アプリ

1. サウンド レコーダー(Windows 11)

  • 前述の通り、新しい名前
  • 「sound」で検索

2. ボイス レコーダー(Windows 10)

  • 従来の名前
  • 「voice」で検索

3. 録音(一部の日本語版)

  • まれに日本語名で表示
  • 「録音」で検索

間違えやすい似た名前のアプリ

以下は別のアプリなので注意:

Windows Media Player

  • 音楽再生アプリ(録音機能なし)

サウンド設定

  • 音量調整の設定画面

Groove ミュージック

  • 音楽プレイヤー

アプリが本当に削除されている場合の原因

なぜアプリがなくなったのか、原因を特定しましょう。

原因1:Windows Updateでの不具合

まれに、Windows Updateの影響でアプリが消えることがあります。

確認方法:

  1. 設定→「Windows Update」
  2. 「更新の履歴を表示する」
  3. 最近の更新を確認

対処法:
前述の再インストール方法を試してください。

原因2:ユーザーアカウントの問題

別のユーザーアカウントでは使えるかもしれません。

確認方法:

  1. 新しいユーザーアカウントを作成
  • 設定→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」
  • 「その他のユーザーをこのPCに追加」
  1. 新しいアカウントでサインイン
  2. ボイスレコーダーがあるか確認

ある場合:
元のアカウントで何らかの問題が発生しています。新しいアカウントを使うか、元のアカウントを修復してください。

原因3:グループポリシーによる制限(企業PC)

会社や学校のPCでは、管理者がアプリをブロックしている可能性があります。

確認方法:
IT部門や管理者に問い合わせ

対処法:
業務上必要な理由を説明して、許可を求めましょう。


代替の録音アプリ【無料・高機能】

ボイスレコーダーが使えない場合の代替案です。

おすすめ1:Audacity(完全無料・高機能)

プロも使う音声編集・録音ソフトです。

特徴:
✅ 完全無料・広告なし
✅ 高音質録音
✅ 編集機能が豊富(カット、エフェクト、ノイズ除去)
✅ 複数形式で保存(MP3、WAV、OGG等)

ダウンロード方法:

  1. ブラウザで「Audacity ダウンロード」と検索
  2. 公式サイト(audacityteam.org)にアクセス
  3. 最新版をダウンロード
  4. インストーラーを実行

使い方:

  1. Audacityを起動
  2. 赤い録音ボタン(●)をクリック
  3. 録音開始
  4. 停止ボタン(■)で終了
  5. ファイル→書き出し→WAVやMP3で保存

おすすめ2:OBS Studio(無料・配信者向け)

配信・画面録画ソフトですが、音声録音も可能です。

特徴:
✅ 完全無料
✅ 画面録画と同時に音声録音
✅ システム音声とマイク音声を別々に録音
✅ 高度な設定が可能

向いている人:

  • オンライン会議を画面と音声で記録したい
  • ゲーム実況や配信をする
  • システム音とマイクを同時録音したい

おすすめ3:Free Sound Recorder(シンプル・無料)

ボイスレコーダーに近いシンプルなアプリです。

特徴:
✅ 無料
✅ 操作が簡単
✅ 軽量
✅ MP3、WAV、OGG対応

ダウンロード:
「Free Sound Recorder」で検索して公式サイトからダウンロード。

おすすめ4:オンライン録音サービス

アプリのインストール不要で、ブラウザで録音できます。

Online Voice Recorder(無料):

  1. ブラウザで「online voice recorder」と検索
  2. サイトにアクセス
  3. マイクの許可を与える
  4. 録音ボタンをクリック
  5. 録音後、ファイルをダウンロード

メリット:

  • インストール不要
  • どのパソコンでも使える
  • 一時的な録音に便利

デメリット:

  • インターネット接続が必要
  • 機密情報の録音には不向き

Microsoft Storeが使えない場合の対処法

Storeアプリ自体に問題がある場合です。

Microsoft Storeを修復する

手順:

  1. 設定→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
  2. 「Microsoft Store」を探す
  3. 右側の「︙」「詳細オプション」
  4. 下にスクロールして「修復」をクリック
  5. 修復完了後、Storeを再起動
  6. ボイスレコーダーの検索・インストールを試す

Microsoft Storeをリセットする

手順:

  1. 上記と同じ手順で「詳細オプション」を開く
  2. 「リセット」をクリック
  3. 確認画面で「リセット」
  4. リセット完了後、Storeを開く
  5. サインインし直す(必要な場合)
  6. ボイスレコーダーを検索

コマンドでMicrosoft Storeを再インストール

手順:

  1. PowerShellを管理者として実行
  2. 以下のコマンドを入力してEnter
Get-AppxPackage *windowsstore* | Remove-AppxPackage
  1. 次に、以下を入力してEnter
Get-AppXPackage *WindowsStore* -AllUsers | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}
  1. 完了後、パソコンを再起動
  2. Microsoft Storeが復活

トラブルシューティング:よくある問題

それでも解決しない場合の対処法です。

問題1:「このアプリはお使いのデバイスでは動作しません」

原因: OSバージョンが古い、または非対応

解決策:

  1. Windows Updateを実行
  • 設定→「Windows Update」
  • 「更新プログラムのチェック」
  1. 最新版にアップデート
  2. 再起動後、再インストールを試す

問題2:インストールは成功するが、起動しない

原因: アプリの破損、システムファイルの問題

解決策:

方法A:アプリを完全削除して再インストール

  1. 設定→「アプリ」→ボイスレコーダー
  2. アンインストール
  3. パソコンを再起動
  4. Microsoft Storeから再インストール

方法B:システムファイルチェッカーを実行

  1. PowerShellを管理者として実行
  2. 以下のコマンドを入力:
sfc /scannow
  1. スキャン完了を待つ(10〜30分)
  2. 問題が見つかれば自動修復
  3. 再起動後、アプリを再インストール

問題3:Microsoft Storeで「入手」ボタンが反応しない

原因: Microsoftアカウントの問題

解決策:

  1. Microsoft Storeからサインアウト
  • Store画面右上のアカウントアイコン→「サインアウト」
  1. Storeを完全に閉じる
  2. もう一度Storeを開く
  3. サインインし直す
  4. ボイスレコーダーのインストールを再試行

Windows 7やそれ以前のバージョンの場合

古いWindowsでは標準録音アプリが異なります。

Windows 7の「サウンドレコーダー」

Windows 7には「サウンドレコーダー」という別のアプリがあります。

起動方法:

  1. スタートメニュー→「すべてのプログラム」
  2. 「アクセサリ」→「サウンド レコーダー」

機能:

  • 最大60秒までの録音
  • WAV形式のみ
  • 編集機能はほぼなし

代替案:
前述のAudacityなど、サードパーティ製アプリの使用を推奨します。

Windows 8/8.1の場合

Windows 8にもボイスレコーダーがありますが、Storeアプリとして提供されています。

インストール方法:
Windows Storeから「サウンド レコーダー」を検索してインストール。


まとめ:ボイスレコーダーがなくても録音できる

Windowsにボイスレコーダーが見つからなくても、解決方法は必ずあります。

この記事のポイント:

まず探す:検索、スタートメニュー、Storeで確認
再インストール:Microsoft Storeから簡単に再取得
代替アプリ:Audacity、OBS Studioなど優秀な無料ソフト多数
トラブル対処:Store修復、PowerShellコマンド、システムファイルチェック

状況別おすすめ対処法:

🔍 アプリが見つからない → 4つの探し方を全部試す
💾 削除されている → Microsoft Storeから再インストール
🚫 再インストールできない → Audacityなど代替アプリを使う
🏢 企業PCで制限されている → 管理者に許可を求めるか、代替アプリ

録音に必要なのは「ボイスレコーダーアプリ」だけではありません:

  • Audacity → より高機能な録音・編集
  • OBS Studio → 画面と音声を同時録画
  • オンラインサービス → インストール不要

この記事の方法を使えば、どんな状況でも必ず録音できる環境を整えられます。まずは探すことから始めて、なければ再インストール、それでもダメなら代替アプリ。必ず解決策がありますよ!

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