「Macの時計、秒数まで表示できないかな?」
「正確な時刻を知りたいのに、分単位しか見えない…」
Macを使っていると、画面右上のメニューバーに表示される時計が気になりますよね。
デフォルト設定では「14:30」のように時間と分だけが表示されていますが、実は簡単な設定変更で秒数まで表示できるんです。仕事で正確な時刻を確認したい時や、タイムキープが必要な作業をする時に便利な機能ですね。
この記事では、Macの時計に秒数を表示する方法から、日付や曜日の表示カスタマイズまで、時計周りの設定を分かりやすく解説していきます。
さっそく見ていきましょう!
メニューバーの時計に秒数を表示する方法

まずは基本となる、秒数表示の設定方法です。
macOS Ventura以降の場合
手順:
ステップ1: Appleメニュー→「システム設定」を開く
ステップ2: 左側のメニューから「コントロールセンター」をクリック
ステップ3: 下にスクロールして「時計のオプション」を探す
ステップ4: 「時計のオプション」をクリック
ステップ5: 「秒を表示」にチェックを入れる
これだけで、メニューバーの時計が「14:30:45」のように秒数まで表示されるようになります。
macOS Monterey以前の場合
手順:
ステップ1: Appleメニュー→「システム環境設定」を開く
ステップ2: 「Dock とメニューバー」をクリック
ステップ3: 左側のリストから「時計」を選択
ステップ4: 「秒を表示」にチェックを入れる
設定は即座に反映されるので、すぐに秒数が表示されるはずです。
実例
例えば、オンライン会議が14:30ちょうどに始まる場合、秒数表示があれば「14:29:55」の時点で準備を整えられますね。
また、作業時間を正確に計測したい時にも役立ちます。
時計表示をさらにカスタマイズする
秒数以外にも、時計の表示方法は色々カスタマイズできます。
日付を表示する
曜日や日付も一緒に表示できます。
設定方法:
時計のオプション画面で以下を選択
- 「日付を表示」:「11月25日」のように日付が追加される
- 「曜日を表示」:「月曜日」や「月」のように曜日が追加される
両方にチェックを入れれば、「11月25日(月)14:30:45」のような表示になります。
デジタル時計とアナログ時計
一部のmacOSバージョンでは、時計の表示スタイルも変更可能です。
デジタル時計:
数字で時刻を表示(デフォルト)
アナログ時計:
小さな時計の文字盤アイコンで表示
ただし、アナログ時計では秒数の表示はできません。
24時間表示と12時間表示
時刻の表示形式も変更できます。
設定場所:
システム設定→「一般」→「言語と地域」
ここで「24時間表示」のオン・オフを切り替えられます。
24時間表示: 14:30(デフォルト)
12時間表示: 2:30 PM
実例
フリーランスで働いている方なら、日付と曜日も表示しておくと便利でしょう。
「今日は何曜日だっけ?」と確認する手間が省けますよ。
秒数表示のメリットとデメリット
秒数表示には良い面も、ちょっと気になる面もあります。
メリット
1. 正確な時刻管理
会議の開始時刻やタスクの締め切りを秒単位で把握できます。
2. タイムキープに便利
プレゼンテーションや動画撮影など、時間制限がある作業で役立つでしょう。
3. 時間への意識が高まる
秒数が刻々と変わるのを見ることで、時間の大切さを実感できます。
4. ストップウォッチ代わり
簡単な計測なら、秒数表示だけで十分なこともあります。
デメリット
1. 視覚的なノイズ
常に変化する数字が、集中力を削ぐことがあります。
2. メニューバーが混雑
日付や曜日も表示すると、メニューバーのスペースを多く占めてしまうんですね。
3. バッテリー消費
わずかですが、表示を更新し続けるため電力を消費します。
4. 慣れるまで違和感
最初は秒数の変化が気になってしまうかもしれません。
バランスの取り方
「普段は秒数なし、必要な時だけ表示」という使い方もおすすめです。
設定変更は数秒でできるので、状況に応じて切り替えましょう。
ロック画面・スクリーンセーバーの時計設定
メニューバー以外の時計表示も見ていきましょう。
ロック画面の時計
ロック画面(ログイン画面)に表示される大きな時計です。
macOS Ventura以降の場合:
システム設定→「ロック画面」
ここで時計のスタイルをカスタマイズできます。
- デジタル時計
- アナログ時計
- 大きな時計
- 小さな時計
ただし、ロック画面の時計では秒数表示はできません。
スクリーンセーバーの時計
スクリーンセーバーとして時計を表示することもできます。
設定方法:
システム設定→「スクリーンセーバー」
「Word Clock」や「Fliqlo」など、時計専用のスクリーンセーバーを選べます。
これらの中には秒数を表示できるものもあるでしょう。
実例
プレゼンテーション中にスクリーンセーバーが起動してしまわないよう、重要な作業の前は設定を確認しておくと安心です。
通知センターのカレンダーと連携
時計と一緒に、カレンダー機能も活用しましょう。
通知センターの開き方
画面右上の日付・時刻をクリックすると、通知センターが開きます。
ここには以下が表示されます:
- 現在の日付と時刻
- 今日の予定(カレンダーアプリと連携)
- 今後のイベント
- 世界時計(複数のタイムゾーン)
世界時計の追加
海外とのやり取りが多い方には便利な機能です。
設定方法:
システム設定→「コントロールセンター」→「時計のオプション」
「タイムゾーンを表示」にチェックを入れます。
これで、別のタイムゾーンの時刻も確認できるようになります。
実例
例えば、アメリカの取引先とのミーティングがある場合、ニューヨークやロサンゼルスの時刻を追加しておけば、時差を気にせずスケジュール管理ができますね。
メニューバーの整理術
秒数表示を追加すると、メニューバーが混雑することがあります。
メニューバーアイコンの並べ替え
実は、メニューバーのアイコンはドラッグで移動できます。
方法:
commandキーを押しながら、アイコンをドラッグして好きな位置に移動
時計は通常、一番右端に固定されていますが、他のアイコンは自由に配置変更可能です。
不要なアイコンを非表示
使わない機能のアイコンは非表示にしましょう。
設定場所:
システム設定→「コントロールセンター」
各項目で「メニューバーに表示」「コントロールセンターのみに表示」「表示しない」から選択できます。
Bartenderなどのアプリ活用
有料アプリですが、Bartenderを使うとメニューバーをさらに整理できます。
使用頻度の低いアイコンを隠して、必要な時だけ表示する機能が便利ですよ。
実例
MacBook Airのような小さい画面では、メニューバーのスペースが限られています。
本当に必要なアイコンだけを表示することで、すっきりとした作業環境が作れるでしょう。
ターミナルコマンドで時計をカスタマイズ(上級者向け)
より細かいカスタマイズをしたい方向けの方法です。
時計の更新頻度を変更
通常、秒数表示は1秒ごとに更新されます。
ターミナルコマンドで、この更新頻度を変更することも可能です。
コマンド例:
defaults write com.apple.menuextra.clock ShowDate -int 1
killall SystemUIServer
ただし、この方法は自己責任で行ってください。
システムの動作に影響を与える可能性があります。
設定を元に戻す方法
もし問題が起きた場合は、以下のコマンドでデフォルトに戻せます。
defaults delete com.apple.menuextra.clock
killall SystemUIServer
注意点
macOSのバージョンアップで、これらのコマンドが使えなくなることもあります。
基本的には、システム設定から変更する方法をおすすめします。
時間管理に役立つ関連機能
秒数表示と合わせて活用したい機能を紹介します。
タイマー機能
時計アプリ(iOS/iPadOSから移植)
macOS Venturaから、時計アプリが標準搭載されました。
タイマー、アラーム、ストップウォッチ機能が使えます。
Spotlightで素早く起動:
command + スペースキーで「タイマー」と入力すれば、すぐに起動できますよ。
リマインダー機能
特定の時刻に通知を受け取りたい場合は、リマインダーアプリが便利です。
「14:30に会議」のように設定すれば、その時刻に通知が届きます。
カレンダーアプリ
スケジュール管理の基本ツールです。
Google CalendarやOutlookと同期もできるので、複数のカレンダーを一元管理できます。
Focus機能
集中したい時間帯を設定して、通知を制限できる機能です。
時間管理と組み合わせることで、生産性が向上するでしょう。
実例
例えば、「15分間集中して作業する」と決めたら、タイマーをセット+秒数表示で残り時間を確認+Focusモードで通知をオフ、という組み合わせが効果的です。
よくある質問(FAQ)
Q1: 秒数を表示すると動作が重くなりますか?
A: いいえ、体感できるほどの影響はありません。
秒数の更新は非常に軽い処理なので、Macの動作速度には影響しないでしょう。バッテリー消費もわずかです。
Q2: iPhone/iPadでも秒数表示できますか?
A: iPhoneとiPadでは、ロック画面やホーム画面の時計に秒数を表示することはできません。
ただし、コントロールセンターを開くと、そこに表示される時計には秒数が表示されます。
Q3: アナログ時計で秒針を表示できますか?
A: メニューバーのアナログ時計では、秒針の表示はできません。
秒数を確認したい場合は、デジタル時計表示を選ぶ必要があります。
Q4: 時計が表示されなくなりました
A: システム設定→「コントロールセンター」→「時計」で「メニューバーに表示」が選択されているか確認してください。
それでも解決しない場合は、Macを再起動してみましょう。
Q5: 秒数表示をキーボードショートカットでオン・オフできますか?
A: 標準機能では、キーボードショートカットで切り替えることはできません。
システム設定から手動で変更する必要があります。ただし、サードパーティアプリを使えば、ショートカットを設定できる場合もあります。
トラブルシューティング
秒数表示がうまくいかない時の対処法です。
問題1:設定を変えても反映されない
対処法:
ステップ1: システム設定を一度閉じて、もう一度開く
ステップ2: それでもダメならMacを再起動
ステップ3: macOSのアップデートを確認
問題2:時計自体が表示されない
対処法:
ステップ1: システム設定→「コントロールセンター」を確認
ステップ2: 「時計」が「メニューバーに表示」になっているか確認
ステップ3: メニューバーがいっぱいで隠れていないか確認
問題3:時刻がずれている
対処法:
ステップ1: システム設定→「一般」→「日付と時刻」
ステップ2: 「日付と時刻を自動的に設定」をオンにする
ステップ3: タイムゾーンが正しいか確認
インターネットに接続していれば、自動的に正確な時刻が設定されます。
問題4:秒数表示の選択肢が見つからない
対処法:
macOSのバージョンが古い可能性があります。
一部の古いバージョンでは、秒数表示機能がない場合もあるでしょう。
ソフトウェアアップデートを確認してください。
まとめ
Macの時計に秒数を表示する方法と、関連する便利な設定を紹介しました。
秒数を表示する手順:
macOS Ventura以降:
システム設定→コントロールセンター→時計のオプション→「秒を表示」にチェック
macOS Monterey以前:
システム環境設定→Dock とメニューバー→時計→「秒を表示」にチェック
その他のカスタマイズ:
- 日付の表示
- 曜日の表示
- 24時間/12時間表示の切り替え
- 世界時計の追加
- メニューバーの整理
秒数表示のメリット:
- 正確な時刻管理
- タイムキープに便利
- 時間への意識向上
注意点:
- 視覚的なノイズになる可能性
- メニューバーのスペース消費
- 慣れるまで少し時間がかかる
秒数表示は、必要な時だけオンにするという使い方もおすすめです。
設定変更は簡単にできるので、自分の作業スタイルに合わせて調整してください。正確な時間管理で、より効率的な作業環境を作っていきましょう!
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