「Notionのページを印刷したいけど、どうすればいいの?」
「印刷したらレイアウトが崩れてしまった…」
そんな経験はありませんか?デジタルで使うことが多いNotionですが、会議資料や保存用に印刷したい時もありますよね。
この記事では、Notionのページをきれいに印刷する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。PDF保存の方法や、印刷時のトラブル対処法も紹介するので、安心して読み進めてください。
Notionの印刷、基本の3つの方法

実は、Notionを印刷する方法は大きく分けて3つあります。
方法1:ブラウザから直接印刷
最もシンプルな方法です。
Webブラウザの印刷機能を使って、そのままプリンターに出力します。手軽ですが、レイアウトが少し崩れることもあります。
方法2:PDF形式でエクスポートしてから印刷
Notionの公式エクスポート機能を使う方法。
一度PDFファイルとして保存してから印刷するので、レイアウトが保たれやすく、後で再利用もできます。おすすめの方法です。
方法3:デスクトップアプリから印刷
パソコン用のNotionアプリを使っている場合、アプリの印刷機能が使えます。
ブラウザ版とほぼ同じですが、動作が安定していることがあります。
【方法1】ブラウザから直接印刷する手順
まずは最も基本的な方法から見ていきましょう。
ステップ1:印刷したいページを開く
- ブラウザでNotionにログイン
- 印刷したいページを表示
- ページ全体が読み込まれるまで待つ
長いページの場合、スクロールして一度全体を表示させておくと、印刷時に漏れが少なくなります。
ステップ2:印刷メニューを開く
キーボードショートカットを使う場合:
- Windows: 「Ctrl + P」
- Mac: 「Command + P」
メニューから開く場合:
- ブラウザの右上「︙」(3点メニュー)をクリック
- 「印刷」を選択
印刷プレビュー画面が表示されます。
ステップ3:印刷設定を調整
プレビュー画面で、以下の設定を確認しましょう。
送信先:
- プリンター名を選択
- PDFとして保存する場合は「PDFに保存」を選択
ページ設定:
- 用紙サイズ(A4、レターなど)
- 縦向きか横向きか
- カラーか白黒か
詳細設定:
- 余白の大きさ
- 背景のグラフィックを印刷するか
- ヘッダーとフッターを含めるか
ステップ4:印刷を実行
- プレビューで内容を確認
- 問題なければ「印刷」ボタンをクリック
- プリンターから出力される
これで完了です。
【方法2】PDF形式でエクスポートする手順(推奨)
より確実にきれいに印刷したい場合は、この方法がおすすめです。
ステップ1:ページメニューを開く
- 印刷したいページを開く
- 画面右上の「︙」(3点メニュー)をクリック
- または「Export」と書かれたボタンを探す
ステップ2:エクスポート設定
- 「Export」を選択
- エクスポート形式で「PDF」を選択
- 「Include subpages」のチェックを確認
- オン:サブページも含めて出力
- オフ:現在のページのみ
- 「Export」ボタンをクリック
ステップ3:PDFファイルをダウンロード
- 数秒待つとダウンロードが始まる
- ダウンロードフォルダにPDFファイルが保存される
- ファイル名は「ページ名.pdf」という形式
ステップ4:PDFを開いて印刷
- ダウンロードしたPDFファイルをダブルクリック
- PDFリーダー(Adobe Acrobat、ブラウザなど)で開く
- 「Ctrl + P」または「Command + P」で印刷
- 必要な設定を調整して印刷実行
この方法なら、レイアウトが崩れにくく、何度でも印刷できます。
データベースを印刷する方法
Notionのデータベース(テーブル、ボード、リストなど)を印刷する時は、少し工夫が必要です。
データベース印刷の手順:
- データベースを開く
- 表示形式を選択(テーブルビューが印刷に適している)
- 必要な列だけを表示させる
- フィルターで必要な行だけに絞る
- 画面右上の「︙」メニューから「Export」を選択
- 形式で「PDF」を選択
- エクスポートして印刷
きれいに印刷するコツ:
- テーブルの列幅を調整しておく
- 不要な列は非表示にする
- 横向き印刷を選択する
- 用紙サイズをA3にするとさらに見やすい
複数ページを一括で印刷する方法
プロジェクト全体など、複数のページをまとめて印刷したい場合もありますよね。
一括印刷の手順:
- 親ページ(トップレベルのページ)を開く
- 画面右上の「︙」から「Export」を選択
- 「Include subpages」に必ずチェックを入れる
- 形式は「PDF」を選択
- 「Export」をクリック
- すべてのサブページを含むPDFがダウンロードされる
- このPDFを印刷
この方法で、階層構造になっているページも一度に印刷できます。
きれいに印刷する7つのコツ

コツ1:印刷前にページを整える
印刷してから「あれ、崩れてる…」と気づくのは残念です。
チェック項目:
- 不要な空白行を削除
- 画像サイズを調整
- 見出しを適切に設定
- 長すぎる表は分割
印刷プレビューで確認しながら調整しましょう。
コツ2:余白を適切に設定
余白が多すぎると紙の無駄、少なすぎると読みにくくなります。
おすすめ設定:
- 上下左右とも15〜20mm程度
- 製本する場合は左側の余白を多めに
ブラウザの印刷設定で「カスタム」を選べば、細かく調整できます。
コツ3:背景色は印刷しない
Notionのページに背景色を設定している場合、印刷すると真っ黒になることも。
対処法:
- 印刷設定で「背景のグラフィック」のチェックを外す
- または、印刷前に背景色を一時的に削除
インクの節約にもなります。
コツ4:トグルリストは展開してから印刷
Notionの「トグルリスト」(折りたたみ可能なリスト)は、閉じたまま印刷すると内容が印刷されません。
手順:
- ページ内のすべてのトグルを展開
- その状態で印刷
- キーボードショートカットで一括展開も可能
- Windows: 「Ctrl + Alt + T」
- Mac: 「Command + Option + T」
コツ5:ページ区切りを意識する
長いページの場合、変なところで改ページされることがあります。
対処法:
- 印刷プレビューで改ページ位置を確認
- 必要に応じてNotionページに空白を追加して調整
- 見出しの前で改ページされるように工夫
コツ6:画像のサイズと配置を確認
画像が大きすぎたり、配置が微妙だと印刷が崩れます。
チェックポイント:
- 画像は適度なサイズに縮小
- 横幅いっぱいの画像は避ける
- キャプションを入れておく
コツ7:フォントサイズを確認
小さすぎる文字は印刷すると読めません。
目安:
- 本文は10〜12ポイント
- 見出しは14〜18ポイント
- 注釈は9ポイント程度まで
Notionではフォントサイズを直接指定できませんが、見出しレベルで調整しましょう。
よくある印刷トラブルと解決法
トラブル1:レイアウトが大きく崩れる
原因:
- ブラウザの拡大率が変わっている
- ページ幅が広すぎる
解決策:
- ブラウザの表示倍率を100%に戻す(Ctrl + 0)
- PDF形式でエクスポートしてから印刷
- 横向き印刷に変更
トラブル2:色が出ない、薄い
原因:
- プリンターの設定が「白黒」になっている
- インクやトナーが少ない
- 「背景のグラフィック」が無効
解決策:
- プリンター設定をカラーに変更
- インク残量を確認
- 「背景のグラフィック」を有効化
トラブル3:ページの途中で切れる
原因:
- 用紙サイズの設定ミス
- 余白の取りすぎ
解決策:
- 用紙サイズをA4など正しいものに設定
- 余白を少なめに調整
- 拡大縮小機能で「ページに合わせる」を選択
トラブル4:トグルの中身が印刷されない
原因:
- トグルが閉じたままになっている
解決策:
- すべてのトグルを開いてから印刷
- 一括展開ショートカットを使用
トラブル5:データベースが横に長すぎる
原因:
- 列が多すぎる
- 列幅が広すぎる
解決策:
- 不要な列を非表示に
- 横向き印刷に変更
- 用紙サイズをA3に変更
- 必要な列だけのビューを作成
モバイル(スマホ)から印刷する方法
スマホからも印刷できますが、パソコンよりも制限があります。
iPhone・iPadの場合:
- Notionアプリでページを開く
- 画面右上の「︙」をタップ
- 「Export」を選択
- 「PDF」を選択してエクスポート
- 保存されたPDFを開く
- 共有ボタンから「プリント」を選択
- AirPrint対応プリンターで印刷
Androidの場合:
- Notionアプリでページを開く
- メニューから「Export」を選択
- PDF形式でエクスポート
- PDFをダウンロード
- ファイルマネージャーで開く
- 印刷アイコンをタップ
- プリンターを選択して印刷
スマホからの印刷は、設定の調整が難しいので、可能ならパソコンからの印刷がおすすめです。
印刷コストを節約する3つの方法
方法1:白黒印刷を基本にする
カラーインクは高価です。
本当に必要な資料だけカラーにして、それ以外は白黒印刷にしましょう。白黒でも十分読めることが多いです。
方法2:両面印刷を活用
用紙の枚数を半分にできます。
印刷設定で「両面印刷」を選択するだけ。環境にも優しいですね。
方法3:2ページを1枚に印刷
急いで読むだけなら、これで十分です。
印刷設定で「1枚あたりのページ数」を「2」に設定。用紙が半分で済みます。
PDFとして保存するメリット
印刷せず、PDFとして保存しておくのもおすすめです。
PDFのメリット:
- 紙代、インク代がかからない
- 保管場所が不要
- 検索ができる
- メールで簡単に共有できる
- 何度でも印刷できる
- 編集される心配がない
「とりあえずPDFで保存しておいて、必要になったら印刷」というのが賢い方法でしょう。
よくある質問(Q&A)
Q:印刷するとNotionのロゴが入りますか?
A:ブラウザから直接印刷する場合、ヘッダーやフッターにURLなどが入ることがありますが、Notionのロゴは入りません。PDF形式でエクスポートすれば、よりクリーンな印刷ができますよ。
Q:ページ番号を入れることはできますか?
A:Notion自体にページ番号機能はありません。PDF形式でエクスポート後、Adobe Acrobatなどのソフトでページ番号を追加できます。または、印刷時にブラウザの設定でページ番号を入れることも可能です。
Q:リンクは印刷されますか?
A:テキストとしては印刷されますが、クリックできるリンクにはなりません。紙に印刷すると、すべて普通の文字になります。
Q:コメントや履歴は印刷されますか?
A:Notionのコメント機能で付けたコメントは、通常の印刷には含まれません。コメントも印刷したい場合は、本文に移動させる必要があります。
Q:定期的に印刷する資料があるのですが、毎回設定するのが面倒です
A:ブラウザの印刷設定を保存できる場合があります。また、PDF形式でエクスポートしてから印刷する方法なら、一度PDFを作っておけば、同じ設定で何度でも印刷できます。
まとめ:用途に合わせて印刷方法を使い分けよう
Notionの印刷は、コツを知っていればとても簡単です。
この記事のポイント:
- 基本はブラウザから「Ctrl + P」で印刷
- きれいに印刷したいならPDF形式でエクスポート
- データベースはテーブルビューで横向き印刷
- トグルは展開してから印刷
- 余白や背景色の設定を調整すると仕上がりが良くなる
- 印刷前にプレビューで必ず確認
- 迷ったらPDFで保存しておくのが安全
会議資料、提出書類、保存用など、用途に合わせて最適な方法を選びましょう。
デジタルとアナログ、両方のメリットを活かして、Notionをもっと便利に使ってくださいね。それでは、快適なNotion活用を応援しています!
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