「Notionで急に400エラーって出たんだけど、これ何?」
「大事なメモを保存しようとしたら、エラーが出て保存できない…」
そんな経験はありませんか?作業中に突然エラーメッセージが表示されると、本当に困りますよね。
この記事では、Notionで表示される「400エラー」について、初心者の方にも分かりやすく解説します。原因から具体的な解決方法まで、すぐに試せる対処法を7つ紹介するので、安心して読み進めてください。
400エラーって何?まずは基本を理解しよう

「400エラー」は、正式には「400 Bad Request(バッドリクエスト)」と呼ばれるものです。
簡単に言うと、「あなたのリクエスト(要求)に問題があるので、処理できません」というメッセージ。
例えば、こんな状況です:
- あなた:「このページを表示してください」
- Notionサーバー:「要求の内容がおかしいので、表示できません」
つまり、Notionのサーバー側ではなく、あなたの側(パソコンやスマホ、ブラウザなど)に何らかの問題があるということなんです。
Notionで400エラーが表示されるタイミング
実際に、どんな時にこのエラーが出るのでしょうか?
よくある発生シーン:
- ページを開こうとした時
- 文章を保存しようとした時
- 画像やファイルをアップロードした時
- ワークスペースを切り替えた時
- ログインしようとした時
- APIを使ってデータを取得しようとした時
どのタイミングで出たかによって、対処法が少し変わってきます。
なぜ400エラーが出るの?主な原因6つ
原因1:ブラウザのキャッシュやCookieの問題
ブラウザは、サイトの表示を速くするために「キャッシュ」というデータを保存します。また、「Cookie(クッキー)」という情報でログイン状態を保持しています。
これらが古くなったり壊れたりすると、Notionに正しい情報が送れず、400エラーが発生することがあります。
原因2:入力データの形式が間違っている
特にAPIを使っている場合や、特殊な操作をした時に起こりやすいです。
例えば:
- 不正な文字が含まれている
- データサイズが大きすぎる
- 必須項目が抜けている
こうした「ルール違反」があると、Notionサーバーが受け付けてくれません。
原因3:URLに問題がある
共有リンクや、ブックマークしたURLが間違っていると、400エラーになります。
- URLの一部が欠けている
- 余計な文字が入っている
- 古いリンクを使っている
これらがよくあるパターンです。
原因4:アカウントの権限不足
アクセスしようとしているページやワークスペースへの権限がない場合も、エラーが出ることがあります。
特に、チームで使っている場合は要注意。管理者が権限設定を変更した可能性もあります。
原因5:一時的なネットワークの不具合
インターネット接続が不安定だと、送信データが途中で壊れてしまい、400エラーになることも。
Wi-Fiの電波が弱い場所や、回線が混雑している時間帯に起こりやすいです。
原因6:Notionのシステムメンテナンス
稀に、Notion側でメンテナンスやアップデート作業をしている最中に、エラーが出ることがあります。
【対処法1】ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
最も効果的な方法から試してみましょう。
Google Chromeの場合:
- ブラウザの右上にある「︙」(3点メニュー)をクリック
- 「履歴」→「履歴」を選択
- 左側メニューの「閲覧履歴データの削除」をクリック
- 期間を「全期間」に設定
- 「Cookieと他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
- ブラウザを一度閉じて、再度開く
- Notionにアクセスしてみる
Microsoft Edgeの場合:
- 右上の「…」(3点メニュー)をクリック
- 「設定」を選択
- 「プライバシー、検索、サービス」をクリック
- 「閲覧データをクリア」の「クリアするデータの選択」をクリック
- 期間を「すべての期間」に設定
- 「Cookieおよびその他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」を選択
- 「今すぐクリア」をクリック
Firefoxの場合:
- 右上の「≡」(3本線メニュー)をクリック
- 「設定」を選択
- 「プライバシーとセキュリティ」をクリック
- 「Cookieとサイトデータ」の「データを消去」をクリック
- 両方にチェックを入れて「消去」をクリック
これだけで、多くの場合は解決します。
【対処法2】別のブラウザで試す
今使っているブラウザに問題があるかもしれません。
試してみるブラウザ:
- Chrome使用中 → Edgeで試す
- Edge使用中 → Chromeで試す
- Firefox、Safariなども選択肢
別のブラウザで正常に動けば、元のブラウザに問題があると分かります。その場合は、キャッシュクリアや再インストールを検討しましょう。
【対処法3】シークレットモード(プライベートモード)で開く
ブラウザの「シークレットモード」を使うと、キャッシュやCookieの影響を受けずにアクセスできます。
起動方法:
Chrome・Edge:
「Ctrl + Shift + N」を押す
Firefox:
「Ctrl + Shift + P」を押す
Safari(Mac):
「Command + Shift + N」を押す
シークレットモードで正常に動けば、通常モードのキャッシュやCookieに問題があったということです。
【対処法4】URLを再確認する

共有リンクやブックマークからアクセスしている場合、URLをチェックしましょう。
チェックポイント:
- URLが途中で切れていないか
- 余計なスペースや記号が入っていないか
- 「https://」で始まっているか
- コピー&ペーストする時、全体を正確に選択したか
正しいURLは、このような形式です:
https://www.notion.so/ページID
不安な場合は、Notion公式サイトから直接ログインして、目的のページを開き直しましょう。
【対処法5】ログアウト&ログインし直す
アカウント情報がおかしくなっている可能性もあります。
手順:
- Notion画面左下のアカウント名をクリック
- 「Log out」を選択
- 完全にログアウトされたことを確認
- もう一度Notionにアクセス
- メールアドレス、Google、Apple IDなどで再ログイン
この方法で、アカウント情報がリフレッシュされます。
【対処法6】インターネット接続を確認する
ネットワークの問題かもしれません。
確認方法:
Wi-Fi接続の場合:
- 他のウェブサイトが開けるか試す
- Wi-Fiルーターを再起動する
- 別のWi-Fiネットワークに接続してみる
- 可能なら有線LANで接続してみる
モバイルデータの場合:
- 電波状況を確認
- 機内モードをオン→オフで切り替える
- Wi-Fiに切り替えてみる
インターネットの速度が遅い時も、400エラーが出やすくなります。
【対処法7】少し時間を置いてから再度試す
Notion側でメンテナンス中だったり、一時的な不具合が起きている可能性もあります。
確認方法:
- Notionの公式ステータスページをチェック
「status.notion.so」にアクセス - 問題が報告されていないか確認
- Twitterで「Notion 障害」などで検索して、同じ症状の人がいないか調べる
システム側の問題なら、15分〜1時間ほど待てば自然に解決することが多いです。
APIを使っている場合の特別な対処法
開発者向けにNotionのAPIを使っている方は、以下もチェックしてください。
APIでの400エラー原因:
- 認証トークンが無効または期限切れ
→ 新しいトークンを発行し直す - リクエストのJSONフォーマットが間違っている
→ 公式ドキュメントの形式と比較して修正 - 必須パラメータが不足している
→ APIリファレンスで必須項目を確認 - データ型が間違っている
→ 文字列、数値、配列などの型を再確認 - APIのバージョンが古い
→ 最新のAPIバージョンに更新
APIの公式ドキュメントは「developers.notion.com」で確認できます。
予防策:400エラーを起こさないための3つのポイント
ポイント1:定期的にキャッシュをクリアする
月に1回程度、ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする習慣をつけましょう。
これだけで、多くのエラーを未然に防げます。
ポイント2:ブラウザを最新版に保つ
古いバージョンのブラウザは、セキュリティ面でも動作面でもリスクがあります。
自動アップデートを有効にしておくのがおすすめです。
ポイント3:安定したネットワーク環境で使う
重要な作業をする時は、安定したWi-Fiや有線LANを使いましょう。
カフェなどの公共Wi-Fiは便利ですが、不安定なことも多いです。
他のエラーコードとの違い
Notionでは、400以外のエラーも表示されることがあります。
よく見るエラーコード:
401エラー:
認証(ログイン)に失敗している状態。パスワードやアクセス権限の問題。
403エラー:
アクセス権限がない。ページを見る許可が与えられていない。
404エラー:
ページが見つからない。URLが間違っているか、ページが削除されている。
500エラー:
サーバー側の問題。Notion側のシステムエラー。
503エラー:
サービスが一時的に利用できない。メンテナンス中やアクセス集中。
400エラーは「あなたのリクエストに問題がある」という点で、他とは異なります。
よくある質問(Q&A)
Q:400エラーが出ると、データは消えますか?
A:消えません。400エラーは通信の問題なので、あなたが作成したデータはクラウド上に安全に保存されています。エラーを解決してログインすれば、すべて元通りに見られますよ。
Q:何度やっても400エラーが出ます
A:この記事の対処法を上から順に試してみてください。それでもダメなら、Notion公式サポート(notion.so/help)に問い合わせることをおすすめします。その際、エラーが出た時の操作や画面のスクリーンショットを添えると、スムーズに対応してもらえます。
Q:スマホアプリでも400エラーは出ますか?
A:出ることがあります。スマホの場合は、アプリのキャッシュをクリアするか、アプリを一度アンインストールして再インストールすると解決することが多いです。
Q:会社のパソコンで400エラーが出ます
A:会社のネットワークやセキュリティ設定が原因の可能性があります。IT部門に相談して、Notionへのアクセスが制限されていないか確認してもらいましょう。
まとめ:焦らず順番に試せば解決できる
400エラーは、一見難しそうに見えますが、実は解決しやすいエラーです。
この記事のポイント:
- 400エラーは「あなたのリクエストに問題がある」というメッセージ
- 原因の多くは、キャッシュ、Cookie、ネットワークの問題
- まずはキャッシュとCookieをクリアしてみる
- 別のブラウザやシークレットモードも試す価値あり
- Notion側の問題なら、少し待てば自然に解決
- 定期的なキャッシュクリアで予防できる
ほとんどの場合、この記事で紹介した7つの方法のどれかで解決できるはずです。
一つずつ落ち着いて試してみてください。エラーが解決したら、また快適にNotionを使えるようになりますよ。
それでは、スムーズなNotion活用を応援しています!
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