「このパソコン、Officeって入ってるのかな?」
「WordやExcelを使いたいけど、インストールされているか分からない…」
新しいパソコンを買ったときや、仕事で急にOfficeが必要になったとき、こんな疑問を感じたことはありませんか?Microsoft Officeがパソコンに入っているかどうかを確認する方法は、実は意外と簡単なんです。
この記事では、WindowsとMac、それぞれのパソコンでOfficeがインストールされているかを確認する具体的な手順を分かりやすく解説します。さらに、どのバージョンが入っているか、ライセンスは有効かなども調べられるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
Microsoft Officeの基本知識

Microsoft Officeって何?
Microsoft Office(マイクロソフト オフィス)は、文書作成や表計算などができるソフトウェアのセットです。主に以下のアプリケーションが含まれています。
- Word(ワード):文書作成ソフト
- Excel(エクセル):表計算ソフト
- PowerPoint(パワーポイント):プレゼンテーション作成ソフト
- Outlook(アウトルック):メール管理ソフト
その他、AccessやPublisherなども含まれる場合があります。
Office 2021とMicrosoft 365の違い
現在、Officeには主に2つのタイプがあります。
買い切り型(Office 2021など):
- 一度購入すれば永続的に使える
- バージョンアップは別途購入が必要
- パソコン購入時にプリインストールされていることも
サブスクリプション型(Microsoft 365):
- 月額または年額で利用する
- 常に最新バージョンが使える
- クラウドストレージ(OneDrive)も付属
どちらのタイプが入っているかも、これから紹介する方法で確認できます。
Windows版の確認方法
方法1:スタートメニューから確認
最も簡単な方法は、スタートメニューを見ることです。
手順:
- 画面左下の「スタート」ボタンをクリック
- アプリ一覧をスクロールして確認
- 「Word」「Excel」「PowerPoint」などを探す
見つかった場合:
アプリが表示されていれば、Officeがインストールされています。
見つからない場合:
検索機能を使って確認してみましょう。
方法2:検索機能で確認
スタートメニューで見つからない場合、検索を使います。
手順:
- タスクバーの検索ボックスをクリック
- 「Word」または「Excel」と入力
- 検索結果を確認
検索結果にアプリが表示されれば、インストールされています。「このアプリを入手」と表示される場合は、インストールされていません。
方法3:コントロールパネルで確認
インストールされているすべてのプログラムを一覧で確認する方法です。
Windows 10の場合:
- スタートボタンを右クリック
- 「アプリと機能」を選択
- 一覧から「Microsoft Office」または「Microsoft 365」を探す
Windows 11の場合:
- スタートボタンを右クリック
- 「インストールされているアプリ」を選択
- 検索ボックスで「Office」と入力
一覧に表示されていれば、確実にインストールされています。
方法4:バージョン情報を確認
Officeが入っていることが分かったら、バージョンも確認しておきましょう。
手順:
- Word、Excel、PowerPointのいずれかを起動
- 左上の「ファイル」をクリック
- 「アカウント」または「オプション」を選択
- 「Wordのバージョン情報」をクリック
ここで、Office 2021、Office 2019、Microsoft 365などのバージョンと、ビルド番号が確認できます。
Mac版の確認方法
方法1:Finderで確認
Macでは、アプリケーションフォルダを見るのが基本です。
手順:
- Finderを開く
- サイドバーの「アプリケーション」をクリック
- 「Microsoft Word」「Microsoft Excel」などを探す
アイコンが表示されていれば、Officeがインストールされています。
方法2:Spotlight検索で確認
Macの検索機能を使う方法です。
手順:
Command + スペース
キーを押す- 「Word」または「Excel」と入力
- 検索結果を確認
アプリが表示されれば、インストール済みです。
方法3:Launchpadで確認
視覚的に確認したい場合は、Launchpadが便利です。
手順:
- Dockから「Launchpad」をクリック(ロケットのアイコン)
- またはトラックパッドで親指と3本指でピンチ
- Officeアプリを探す
方法4:バージョン情報を確認(Mac)
Macでもバージョン情報を確認できます。
手順:
- Word、Excel、PowerPointのいずれかを起動
- 画面上部メニューの「Word」→「Wordについて」をクリック
- バージョン情報とライセンス情報が表示される
ここで、Office 2021 for Mac、Microsoft 365などが確認できます。
オンラインで確認する方法
Microsoft アカウントで確認
Microsoftアカウントにサインインすると、購入・利用中のOfficeを確認できます。
手順:
- ブラウザで「account.microsoft.com」にアクセス
- Microsoftアカウントでサインイン
- 「サービスとサブスクリプション」を選択
- Office製品の一覧を確認
ここでは以下の情報が分かります:
- 利用中のOffice製品
- ライセンスの種類
- サブスクリプションの有効期限
- インストール可能なデバイス数
Microsoft 365の場合
Microsoft 365を契約している場合、専用のポータルサイトでも確認できます。
手順:
- 「office.com」にアクセス
- サインイン
- 右上のアカウントアイコンをクリック
- 「マイアカウント」を選択
サブスクリプションの状態、インストール済みデバイス、残りのインストール可能台数などが表示されます。
プリインストール版の確認方法
プリインストール版とは?
パソコン購入時に最初から入っているOfficeのことです。多くの場合、「Office Home & Business」や「Office Personal」がプリインストールされています。
プリインストール版の見分け方
確認ポイント:
- パソコンの仕様書や箱を確認
- 「Microsoft Officeプロダクトキーカード」が付属しているか
- 初回起動時にライセンス認証が必要か
プリインストール版の場合、初めて使うときにプロダクトキー(25桁の英数字)を入力する必要があります。
ライセンス認証の確認
プリインストール版が認証されているかも確認しましょう。
手順:
- Officeアプリ(Wordなど)を起動
- 「ファイル」→「アカウント」
- 「製品情報」を確認
「ライセンス認証済み」と表示されていれば、正常に使えます。「ライセンス認証が必要です」と表示される場合は、プロダクトキーを入力する必要があります。
Officeが入っていない場合の対処法
無料の代替ソフトを使う
Officeが入っていなくても、無料で使える代替ソフトがあります。
おすすめの無料ソフト:
Microsoft 365 Web版:
- ブラウザで使える無料のOffice
- Microsoftアカウントがあれば利用可能
- office.comからアクセス
- 基本機能は十分使える
LibreOffice(リブレオフィス):
- 完全無料のオフィスソフト
- Word、Excel、PowerPointと互換性がある
- ダウンロードしてインストールして使う
Googleドキュメント・スプレッドシート:
- Googleアカウントで無料利用
- ブラウザで動作
- Officeファイルの編集も可能
Officeを購入・契約する
本格的に使いたい場合は、Officeを購入または契約しましょう。
購入方法:
買い切り型(Office 2021):
- Microsoft公式サイトから購入
- 家電量販店で購入
- 価格:約3万円~4万円
サブスクリプション型(Microsoft 365):
- 個人向け:月額1,284円または年額12,984円
- 家族向け(最大6人):月額1,850円または年額18,400円
- 公式サイトやAmazonで購入可能
体験版・試用版について
Office体験版の確認
パソコンによっては、Office体験版がインストールされている場合があります。
体験版の特徴:
- 30日間または一定期間のみ使える
- 期間終了後は機能制限がかかる
- 購入することで製品版に切り替わる
体験版かどうか確認する方法:
- Officeアプリを起動
- 画面上部に「試用版」「体験版」の表示があるか確認
- 「ファイル」→「アカウント」で期限を確認
体験版の場合、残り日数が表示されます。
体験版から製品版への移行
体験版を使っていて、そのまま購入したい場合は簡単に切り替えられます。
手順:
- Officeアプリ内の「今すぐ購入」をクリック
- または Microsoft公式サイトで購入
- プロダクトキーを入力
- 製品版に切り替わる
データはそのまま残るので、安心して移行できます。
よくある質問と解決策
Q1. Officeアイコンが見つからない
A. スタートメニューやアプリケーションフォルダに表示されない場合、以下を試してください:
- 検索機能で「Word」「Excel」と入力
- コントロールパネル(設定)のアプリ一覧を確認
- プログラムファイルフォルダを直接確認(C:\Program Files\Microsoft Office)
Q2. 古いバージョンが入っているかも
A. 複数のバージョンが混在している可能性があります。アプリ一覧で「Microsoft Office」で検索し、すべてのバージョンを確認しましょう。古いバージョンは削除することをおすすめします。
Q3. ライセンス認証エラーが出る
A. Officeは入っているけど認証されていない状態です。プロダクトキーを再入力するか、Microsoftアカウントでサインインし直してください。
Q4. 一部のアプリだけ入っている
A. 「Office Personal」などの下位エディションの場合、WordとExcelだけでPowerPointが含まれないことがあります。パッケージ内容を確認しましょう。
Q5. プリインストール版が認証できない
A. プロダクトキーカードを探してください。紛失した場合、パソコンメーカーのサポートに問い合わせると再発行できる場合があります。
トラブルシューティング
Officeが起動しない場合
インストールされているのに起動しない場合の対処法です。
対処法:
- パソコンを再起動:一時的な不具合が解消されることがあります
- Office修復機能を使う:コントロールパネル → プログラムと機能 → Microsoft Office → 変更 → 修復
- 更新プログラムの確認:Windows Updateを実行
- 再インストール:最終手段として、一度アンインストールして再インストール
ファイルが開けない場合
Officeファイルが開けないときの対処法です。
確認ポイント:
- ファイルの拡張子を確認:.docx、.xlsx、.pptxなど
- 互換性パック:古いOfficeの場合、新しい形式に対応していない
- ファイルの破損:別のファイルで試してみる
- OneDriveの同期:クラウド上のファイルは同期が必要な場合がある
各エディションの違い
主なOfficeエディション
エディションによって含まれるアプリが異なります。
Office Personal:
- Word、Excel、Outlook
- 個人・家庭向け
- PowerPointは含まれない
Office Home & Business:
- Word、Excel、PowerPoint、Outlook
- 個人・ビジネス向け
- 最も一般的なエディション
Office Professional:
- 上記すべて + Access、Publisher
- 高度なビジネス用途向け
Microsoft 365:
- すべてのアプリ + OneDrive 1TB
- 常に最新版
- サブスクリプション型
自分のパソコンにどのエディションが入っているか確認して、必要なアプリが含まれているかチェックしましょう。
セキュリティと更新について
Officeの更新確認
Officeが入っていることを確認したら、最新版に更新されているか確認しましょう。
更新確認の手順:
- Officeアプリを起動
- 「ファイル」→「アカウント」
- 「更新オプション」→「今すぐ更新」
セキュリティのため、常に最新版を使うことが重要です。
サポート期限の確認
古いバージョンのOfficeはサポートが終了している場合があります。
サポート状況:
- Office 2013:2023年4月にサポート終了
- Office 2016:2025年10月までサポート予定
- Office 2019:2025年10月までサポート予定
- Office 2021:2026年10月までサポート予定
サポート終了後もアプリは使えますが、セキュリティリスクが高まるため、新しいバージョンへの移行を検討しましょう。
まとめ
パソコンにOfficeが入っているか確認する方法について解説しました。
この記事のポイント:
- スタートメニューや検索で簡単に確認できる
- Windows、Macそれぞれの確認方法がある
- Microsoftアカウントからも確認可能
- バージョンとライセンスの確認も重要
- プリインストール版は初回認証が必要
- 入っていない場合は無料代替ソフトも選択肢
まずは、この記事で紹介した方法を試して、自分のパソコンにOfficeが入っているか確認してみてください。入っていれば設定を確認し、入っていなければ無料版や購入を検討しましょう。
Officeは仕事や学業で欠かせないツールです。正しくインストールされているか、ライセンスは有効か、定期的にチェックして安心して使えるようにしておきましょう!
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