「Macが勝手にスリープして作業が中断される…」
「閉じてもスリープしないでバッテリーが減っちゃう!」
「スリープから復帰すると、アプリが落ちてる…」
こんな悩み、一つでも当てはまりませんか?
実は、Macのスリープ設定を正しく理解すれば、これらの問題は全部解決できるんです。しかも、バッテリー寿命が最大30%も伸びる可能性があります!
この記事を読めば、スリープのプロになれます。さっそく、あなたのMacを理想の動作にカスタマイズしていきましょう!
今すぐできる!スリープの基本操作

3つのスリープ方法(状況に応じて使い分け)
Macをスリープさせる方法、実は3つもあるんです。
1. メニューからスリープ
- 画面左上のAppleメニュー → 「スリープ」
- 一番確実で安全な方法
2. ショートカットでスリープ
- Command + Option + 電源ボタン(または Touch ID)
- 瞬時にスリープできて便利!
3. MacBookは閉じるだけ
- ディスプレイを閉じると自動的にスリープ
- 外部モニター接続時は要注意(後述)
💡 豆知識:
実はホットコーナーを設定すれば、マウスカーソルを画面の角に持っていくだけでスリープできるんです!
ディスプレイだけスリープする方法
「作業は続けたいけど、画面だけ消したい」そんなときは…
ディスプレイスリープのやり方:
- Control + Shift + 電源ボタン
- これで画面だけオフ、本体は動作継続
音楽を聴きながら画面を消したいとき、ダウンロード中に画面だけ消したいときに超便利です。
スリープ設定を完璧にカスタマイズ
システム設定でスリープをコントロール
あなたの使い方に合わせて、スリープを細かく調整できます。
設定手順:
- システム設定 → ディスプレイとバッテリー
- 以下の項目を調整:
バッテリー使用時の設定:
- ディスプレイをオフにする:2分〜3時間(推奨:5分)
- 使用していない場合はスリープ:オン推奨
電源アダプタ使用時の設定:
- ディスプレイをオフにする:10分〜なし
- ディスプレイがオフのときに自動でスリープしない:作業内容による
用途別おすすめ設定
バッテリー重視派(外出が多い人)
- ディスプレイオフ:2分
- 自動スリープ:5分
- Power Napをオフ
パフォーマンス重視派(クリエイター向け)
- ディスプレイオフ:15分
- 自動スリープ:なし(電源接続時)
- ディスプレイがオフでも動作継続
バランス型(一般的な使い方)
- ディスプレイオフ:5分(バッテリー)/10分(電源)
- 自動スリープ:10分
- Power Napをオン
スリープしない!よくあるトラブルと解決法
MacBookを閉じてもスリープしない問題
これ、めちゃくちゃ困りますよね。カバンの中で熱くなってることも…
原因と対策:
1. 外部ディスプレイが接続されている
- 解決:ディスプレイケーブルを外してから閉じる
- または:システム設定で「クラムシェルモード」を無効化
2. Bluetoothデバイスが接続中
- 解決:マウスやキーボードの接続を切る
- 設定:「Bluetoothデバイスでのスリープ解除を許可」をオフ
3. アプリが妨害している
- 確認方法:アクティビティモニタで「スリープを妨げているプロセス」を確認
- よくある犯人:ビデオ会議アプリ、動画プレーヤー、バックアップソフト
勝手にスリープから復帰する問題
夜中にMacが勝手に起動してビックリ!そんな経験ありませんか?
チェックポイント:
- システム設定 → ディスプレイとバッテリー → 詳細設定
- 以下をオフにする:
- 「ネットワークアクセスによるスリープ解除」
- 「Bluetooth デバイスでのスリープ解除を許可」
- 「Power Nap」(メール受信などで起動する機能)
ターミナルで原因を特定:
pmset -g log | grep wake
このコマンドで、何が原因でスリープ解除されたか分かります。
Power Napって何?使うべき?
Power Napの仕組みと効果
Power Napは、スリープ中でも裏で必要な作業を続けるApple独自の機能です。
スリープ中にやってくれること:
- メールの受信
- カレンダーの同期
- iCloudの同期
- Time Machineバックアップ(電源接続時)
- ソフトウェアアップデート(電源接続時)
メリット:
- 起動時にすぐ最新情報が見られる
- 大事なメールを見逃さない
デメリット:
- バッテリー消費が少し増える(約5%程度)
- 完全にオフにしたい人には不向き
Power Napの設定方法
オン/オフの切り替え:
- システム設定 → ディスプレイとバッテリー
- バッテリーまたは電源アダプタを選択
- 「Power Nap」のチェックを調整
個人的には、電源接続時だけオンにするのがおすすめです。
スリープ vs シャットダウン、どっちがいい?
それぞれのメリット・デメリット
スリープのメリット:
- 復帰が速い(2〜3秒)
- 作業状態を保持
- バッテリー消費が極小(1日で1〜2%)
スリープのデメリット:
- わずかながら電力消費
- メモリにデータが残る
シャットダウンのメリット:
- 完全に電力消費ゼロ
- システムの完全リフレッシュ
- セキュリティ面で安心
シャットダウンのデメリット:
- 起動に時間がかかる(30秒〜1分)
- アプリを全部開き直す必要がある
使い分けの目安
スリープがおすすめ:
- 数時間〜1日程度の中断
- 頻繁に使う場合
- すぐに作業を再開したい
シャットダウンがおすすめ:
- 1週間以上使わない
- 飛行機での移動
- システムの調子が悪いとき
ターミナルで使える上級スリープ設定
pmsetコマンドでプロ級カスタマイズ
もっと細かくスリープを制御したい人向けの設定です。
現在の設定を確認:
pmset -g
ディスプレイスリープまでの時間を変更:
sudo pmset displaysleep 10
(10分後にディスプレイスリープ)
特定の時間にスリープ解除:
sudo pmset schedule wake "07/01/24 08:00:00"
(指定日時に自動起動)
スリープを一時的に無効化:
caffeinate -t 3600
(1時間スリープしない)
cafeinateコマンドの活用法
大事なダウンロード中にスリープさせたくない!そんなときは…
基本的な使い方:
caffeinate
:ターミナルを閉じるまでスリープ禁止caffeinate -d
:ディスプレイスリープも禁止caffeinate -t 秒数
:指定時間だけスリープ禁止
実用例:
caffeinate -i python script.py
スクリプト実行中はスリープしない!
スリープ関連アプリの活用
無料で使える便利アプリ
Amphetamine(無料)
- メニューバーからワンクリックでスリープ制御
- 時間指定、アプリ連動など高機能
- App Storeで入手可能
KeepingYouAwake(無料)
- シンプルなスリープ防止アプリ
- オープンソースで安心
Theine(無料)
- コーヒーカップアイコンがかわいい
- 特定のWi-Fi接続時だけスリープ防止も可能
アプリを使うメリット
- GUIで直感的に操作できる
- スケジュール設定が簡単
- 条件付きスリープ制御が可能
トラブルシューティング総まとめ
Q:スリープ後、Wi-Fiに繋がらない
A: Wi-Fiの省電力設定が原因です。
解決方法:
- システム設定 → ネットワーク → Wi-Fi
- 詳細 → Wi-Fiタブ
- 「優先するネットワーク」で自宅Wi-Fiを最上位に
Q:スリープ復帰後、動作が遅い
A: メモリ解放が必要かもしれません。
対処法:
- 月1回は完全シャットダウンでリフレッシュ
- アクティビティモニタでメモリ圧縮を確認
- 不要なログイン項目を削除
Q:外部モニター接続時のスリープがおかしい
A: クラムシェルモードの設定を確認。
設定確認:
- 電源アダプタが接続されているか
- 外部キーボード/マウスが接続されているか
- システム設定でミラーリング設定を確認
まとめ:あなたに最適なスリープ設定を見つけよう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
今すぐ実践したい3つのこと
- Command + Option + 電源ボタンを覚える
- 最速でスリープできるショートカット
- システム設定でスリープ時間を調整
- あなたの使い方に合わせてカスタマイズ
- Power Napの設定を見直す
- バッテリー重視なら「オフ」、便利さ重視なら「オン」
タイプ別おすすめ設定
モバイル重視の人
→ 積極的にスリープ、Power Napオフ
デスクワーク中心の人
→ 電源接続時はスリープなし、Power Napオン
バランス重視の人
→ 5〜10分でスリープ、状況に応じて調整
スリープ設定は、一度設定すれば毎日の使い勝手が劇的に変わります。
この記事を参考に、あなたのMacライフをもっと快適にしてくださいね。困ったときは、またこの記事に戻ってきてください!
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