「このChromebook、動作が重くなってきた気がする…」
「新しいアプリを入れたいけど、動くかな?」
「中古で売りたいけど、スペックが分からない」
Chromebookを使っていると、意外とスペックを確認したい場面って多いですよね。
でも、WindowsやMacと違って、ChromeOSのスペック確認方法って、ちょっと分かりにくい。
どこを見ればいいのか、迷ってしまう人も多いはずです。
安心してください。
実は、ChromeOSには簡単にスペックを確認できる方法が5つもあるんです。
この記事では、一番簡単な方法から順番に、誰でもすぐに試せる方法をお伝えします。
さらに、確認したスペックの「見方」や「意味」まで、分かりやすく解説しますね。
【10秒で完了】最も簡単なスペック確認方法

方法1:設定画面から確認する(基本情報)
これが一番シンプルで確実な方法です。
手順:
- 画面右下の時刻をクリック
- 歯車アイコン(設定)をクリック
- 左メニューの一番下「ChromeOSについて」をクリック
ここで分かること:
- ChromeOSのバージョン
- デバイス名(モデル名)
- プロセッサ(CPU)
- メモリ容量
たったこれだけで、基本的なスペックが全部分かります。
豆知識:
「詳細な診断とビルドの詳細」をクリックすると、さらに詳しい情報が見られます。
もっと詳しく知りたい人向けの確認方法
方法2:ストレージ(保存容量)を確認する
「あとどれくらいファイルを保存できるの?」という疑問に答えます。
手順:
- 設定を開く
- 左メニューの「デバイス」をクリック
- 「ストレージ管理」を選択
ここで分かること:
- 総容量(例:32GB、64GB、128GB)
- 使用済み容量
- 空き容量
- 何にどれだけ使っているか(内訳)
便利な機能:
不要なファイルを自動で探して削除する機能もあります。
「空き容量を増やす」ボタンをクリックするだけ!
方法3:システムページで詳細スペックを確認
もっと技術的な情報が知りたい人はこちら。
アクセス方法:
- Chromeブラウザを開く
- アドレスバーに以下を入力
chrome://system
- Enterキーを押す
ここで分かること:
- CPUの詳細情報(コア数、周波数)
- メモリの詳細(速度、タイプ)
- ネットワーク情報
- バッテリー情報
- その他システムの詳細情報
注意点:
情報量が多くて英語表記なので、必要な部分だけ確認しましょう。
方法4:Croshで確認する(上級者向け)
Crosh(クロッシュ)とは:
ChromeOSに搭載されているコマンドラインツールです。
Windowsでいう「コマンドプロンプト」のようなもの。
使い方:
- 「Ctrl + Alt + T」を同時に押す
- 黒い画面(ターミナル)が開く
- 以下のコマンドを入力
free
(メモリ情報を表示)
df -h
(ストレージ情報を表示)
uname -a
(システム情報を表示)
メリット:
- より詳細な情報が得られる
- リアルタイムの使用状況が分かる
方法5:診断アプリを使う
ChromeOSには標準で診断アプリが搭載されています。
起動方法:
- 検索キー(虫眼鏡マーク)を押す
- 「診断」と入力
- 「診断」アプリをクリック
できること:
- バッテリーの健康状態チェック
- CPUの使用率確認
- メモリのテスト
- ネットワーク速度の測定
これは、スペック確認だけでなく、Chromebookの健康診断もできる便利なアプリです。
スペックの見方と意味(初心者向け解説)
プロセッサ(CPU)って何?
CPUは、Chromebookの「頭脳」です。
よく見る種類と性能の目安:
- Intel Celeron:基本的な作業向け(ネット、文書作成)
- Intel Core i3/i5:快適な動作(複数タブ、動画編集も可)
- MediaTek/ARM系:省電力重視(バッテリー長持ち)
数字が大きいほど高性能です。
メモリ(RAM)の適正値は?
メモリは、作業机の広さのようなもの。
- 4GB:最低限の作業はOK(5〜10個のタブ)
- 8GB:快適に使える(20個以上のタブもOK)
- 16GB以上:ヘビーユーザー向け(プロ仕様)
メモリが多いと、たくさんのアプリを同時に使えます。
ストレージ容量の選び方
ストレージは、引き出しの大きさです。
- 32GB:クラウド中心の使い方
- 64GB:標準的な使い方
- 128GB以上:ローカルにたくさん保存したい人
ChromeOSはクラウド前提なので、少なめでも大丈夫です。
スペック確認が必要な5つのシーン
1. アプリをインストールする前
AndroidアプリやLinuxアプリをインストールする時は、必要スペックを確認しましょう。
確認ポイント:
- メモリは足りているか
- ストレージに空きはあるか
- CPUは対応しているか
2. 動作が重くなってきた時
スペックを確認して、原因を特定できます。
チェック項目:
- メモリ使用率(80%超えは要注意)
- ストレージの空き(10%以下は動作に影響)
- CPUの温度や使用率
3. 中古で売買する時
正確なスペック情報は、適正価格の判断材料になります。
記載すべき情報:
- モデル名
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- ChromeOSバージョン
4. サポートに問い合わせる時
トラブルシューティング時に、スペック情報は必須です。
5. 買い替えを検討する時
現在のスペックを把握して、次に必要な性能を判断できます。
トラブルシューティング:確認できない時の対処法
設定画面が開かない場合
対処法:
- Chromebookを再起動
- ゲストモードで確認
- Powerwash(初期化)を検討
情報が正しく表示されない場合
確認事項:
- ChromeOSを最新版にアップデート
- 管理者権限があるか確認
- 企業/学校管理のデバイスでないか確認
プロが教える!スペック確認の裏技
購入前に型番からスペックを調べる
Chromebookの型番が分かれば、ネットで詳細スペックを検索できます。
検索方法:
「[型番] specifications」で検索
バッテリー寿命を詳しく確認
chrome://power
をアドレスバーに入力すると、バッテリーの詳細情報が見られます。
隠し機能:開発者モード
より詳細な情報が必要な場合は、開発者モードを有効にできます。
(ただし、保証が無効になる可能性があるので注意)
よくある質問
Q:WindowsやMacとスペック表記は同じ?
A: 基本的には同じです。
CPU、メモリ、ストレージの単位や意味は共通です。
ただし、ChromeOSは軽量なので、同じスペックでもより快適に動きます。
Q:スペックは後から増やせる?
A: 残念ながら、Chromebookのメモリやストレージは増設できません。
購入時に将来を見据えて選ぶ必要があります。
ただし、外付けストレージやクラウドストレージは追加可能です。
Q:スペック確認にリスクはある?
A: 今回紹介した方法は、すべて安全です。
システム情報を見るだけなので、Chromebookに影響はありません。
Q:企業や学校のChromebookでも確認できる?
A: 管理者によって制限されている場合があります。
基本的な情報は確認できますが、詳細情報へのアクセスは制限される可能性があります。
まとめ:もうスペック確認で迷わない
ChromeOSのスペック確認は、実はとても簡単です。
覚えておきたい3つのポイント:
- 基本は設定画面から
- 「ChromeOSについて」で主要スペックが全部分かる
- 10秒で確認完了
- 用途に応じて使い分ける
- ストレージ確認:デバイス設定
- 詳細情報:chrome://system
- 診断:診断アプリ
- スペックの意味を理解する
- CPU:処理速度
- メモリ:同時作業能力
- ストレージ:保存容量
最後にワンポイントアドバイス:
スペック確認を習慣にすると、Chromebookの調子が悪くなる前に対処できます。
月に1回くらい、診断アプリでチェックすることをおすすめします。
また、スペック情報はスクリーンショットで保存しておくと、サポートへの問い合わせや買い替え検討時に便利ですよ。
今すぐ設定を開いて、あなたのChromebookのスペックを確認してみてください!
きっと、自分のデバイスについて新しい発見があるはずです。
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