「あっ!間違えて全部閉じちゃった…」
大切な調べ物をしていた20個のタブが、一瞬で消えてしまった。
仕事の資料、ショッピングカート、読みかけの記事…
すべてが一瞬で消えて、頭が真っ白になりますよね。
でも、大丈夫です。
Chromeには、閉じてしまったウィンドウやタブを復元する機能がちゃんと用意されています。
この記事では、状況に応じた5つの復元方法を、誰でもすぐに使える順番で紹介します。
きっと、あなたの大切なタブが戻ってくるはずです。
今すぐ試せる!最速の復元方法

方法1:魔法のショートカットキー【3秒で復元】
最も早く、最も簡単な方法がこれです。
Windows・Linuxの場合:
Ctrl + Shift + T
Macの場合:
Command + Shift + T
使い方:
- Chromeを開く
- 上記のキーを同時に押す
- 閉じたウィンドウが復活!
このショートカットキーは何度でも使えるので、
2回押せば2つ前に閉じたウィンドウが、3回押せば3つ前が復元されます。
ポイント:
- 最後に閉じたものから順番に復元される
- タブ単体もウィンドウ全体も復元可能
- ブラウザを再起動しても使える(条件あり)
状況別:他の復元方法
方法2:右クリックメニューから復元
ショートカットキーを忘れてしまった時はこちら。
手順:
- Chromeのタブバー(タブが並んでいる部分)の空いている場所を右クリック
- 「閉じたタブを開く」をクリック
- 最近閉じたタブが復元される
メリット:
- マウスだけで操作できる
- ショートカットキーを覚えなくてもOK
方法3:履歴から復元【複数のタブを選んで復元】
特定のタブだけを復元したい時に便利です。
手順:
- Chrome右上の「⋮」(3点メニュー)をクリック
- 「履歴」にカーソルを合わせる
- 「最近閉じたタブ」の一覧が表示される
- 復元したいタブをクリック
もっと詳しく見たい場合:
- 「履歴」→「履歴」をクリック(またはCtrl + H)
- 訪問したページの完全な一覧が表示される
- 必要なページを見つけてクリック
便利な使い方:
- 複数のタブを選択して一度に開ける
- 日付で検索できる
- キーワード検索も可能
方法4:Chromeの起動設定を活用【次回起動時に自動復元】
Chromeを閉じる前の状態を、次回起動時に自動で復元する設定です。
設定方法:
- Chrome右上の「⋮」→「設定」
- 左メニューの「起動時」をクリック
- 「前回開いていたページを開く」を選択
この設定のメリット:
- パソコンを再起動しても安心
- 毎回同じ作業環境を再現できる
- うっかり閉じてしまっても次回復活
方法5:セッションマネージャー拡張機能【最強の保険】
より確実に、より柔軟にウィンドウを管理したい人向け。
おすすめの拡張機能:
- Session Buddy:セッションを名前付きで保存
- OneTab:開いているタブを一覧で保存
- Tab Session Manager:自動バックアップ機能付き
導入方法:
- Chrome ウェブストアにアクセス
- 拡張機能名で検索
- 「Chromeに追加」をクリック
拡張機能のメリット:
- 定期的に自動保存される
- 名前を付けて保存できる
- 何日前の状態でも復元可能
復元できない!そんな時の対処法
ケース1:シークレットモードだった場合
残念ながら、シークレットモードで開いていたタブは復元できません。
シークレットモードは履歴を残さない仕組みなので、復元機能も働きません。
重要な作業をする時は、通常モードを使いましょう。
ケース2:履歴を削除してしまった場合
履歴データを削除すると、復元用のデータも消えてしまいます。
対策:
- Googleアカウントの同期機能を使う
- 他のデバイスから履歴を確認する
ケース3:Chromeがクラッシュした場合
Chrome再起動時の対処法:
- Chromeを起動
- 「ページを復元」ボタンが表示されたらクリック
- 表示されない場合は、chrome://restart をアドレスバーに入力
もう失わない!予防策とプロのテクニック
1. 重要なタブは「ブックマーク」しておく
ショートカットキー:
- Windows/Linux:Ctrl + D
- Mac:Command + D
全タブを一度にブックマーク:
- Ctrl/Command + Shift + D
- 「すべてのタブをブックマーク」で専用フォルダに保存
2. タブのピン留め機能を使う
方法:
タブを右クリック → 「タブを固定」
メリット:
- 誤って閉じにくくなる
- Chrome起動時に自動で開く
- 省スペースで表示される
3. タブグループ機能で整理
使い方:
- タブを右クリック
- 「タブを新しいグループに追加」
- グループ名と色を設定
仕事用、プライベート用など、用途別に管理できます。
4. 定期的な「タブの棚卸し」
開きっぱなしのタブが増えすぎると、誤操作のリスクも上がります。
習慣にしたいこと:
- 1日の終わりに不要なタブを閉じる
- 週に1回、ブックマークを整理
- 月に1回、履歴データをチェック
よくある質問
Q:スマホのChromeでも同じ方法が使えますか?
A: 一部使えます。
- Android:アプリ切り替え画面から復元可能
- iPhone:「最近閉じたタブ」から復元
- 両方:履歴からの復元は可能
Q:どのくらい前まで復元できますか?
A:
- ショートカットキー:直近の10〜20個程度
- 履歴:90日前まで(設定による)
- 拡張機能:無制限(機能による)
Q:他のブラウザでも同じショートカットが使えますか?
A: はい、多くのブラウザで共通です。
- Firefox:Ctrl/Command + Shift + T
- Edge:Ctrl/Command + Shift + T
- Safari:Command + Z(Macのみ)
Q:会社のパソコンで履歴を残したくない時は?
A: 以下の方法があります:
- シークレットモードを使う(ただし復元不可)
- 作業後に該当期間の履歴だけ削除
- ゲストモードを使用
まとめ:もう慌てない、3つのポイント
Chromeでウィンドウを閉じてしまっても、慌てる必要はありません。
覚えておくべき3つのポイント:
- まずは「Ctrl/Command + Shift + T」を試す
- 最速で、最も確実な復元方法
- 履歴機能を味方につける
- 90日前まで遡れる強力な機能
- 検索機能で効率的に探せる
- 予防が最大の対策
- 重要なものはブックマーク
- タブの固定機能を活用
- 拡張機能で自動バックアップ
最後に一つアドバイス:
タブをたくさん開く癖がある人は、この機会に「タブグループ」や「ブックマーク」を活用してみてください。
整理整頓されたブラウザは、仕事の効率も上がりますし、誤操作も減ります。
この記事で紹介した方法を知っていれば、もう「あの時のあのページ」を失うことはありません。
今すぐ「Ctrl + Shift + T」を押して、練習してみてくださいね!
きっと、これからのネットサーフィンがもっと安心で快適になるはずです。
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