「更新プログラムをダウンロードしています… 90%」
この表示のまま、もう30分以上動かない。 仕事は山積みなのに、ExcelもWordも開けない…。
本当にイライラしますよね。私もよくわかります。
実はOfficeの更新が止まってしまう問題、 月に数千件もMicrosoftに報告されているんです。 つまり、あなただけの問題じゃないということ。
この記事では、今すぐ試せる簡単な方法から順番に、 更新を正常に終わらせる方法をお伝えします。 難しい操作は一切ありません。一緒に解決していきましょう!
なぜ更新が終わらない?よくある4つの原因

1. インターネット接続の不安定
更新ファイルのサイズは意外と大きく、500MB~1GBになることも。 Wi-Fiが不安定だと、ダウンロードが何度も失敗してしまいます。
2. Windowsとの競合
WindowsとOfficeが同時に更新しようとして、 お互いが邪魔をしている状態です。 火曜日の夜や水曜日の朝によく起こります。
3. セキュリティソフトのブロック
ウイルス対策ソフトが更新ファイルを 「怪しいファイル」と勘違いして、ブロックすることがあります。
4. 一時ファイルの蓄積
過去の更新で使った不要なファイルが邪魔をして、 新しい更新が進まないケースです。 パソコンの掃除不足が原因かもしれません。
【緊急対策】今すぐ試す!3分でできる簡単リセット
まずは一番簡単で、効果的な方法から試してみましょう。
方法1:強制的に更新を中止する(所要時間:1分)
手順:
- キーボードで「Ctrl + Alt + Delete」を同時に押す
- 「タスクマネージャー」をクリック
- 「プロセス」タブを選択
- 以下のプログラムを探して、右クリック→「タスクの終了」
- Microsoft Office Click-to-Run
- OfficeClickToRun.exe
- Office関連のすべてのプロセス
- パソコンを完全にシャットダウン(再起動ではなく)
- 10秒待ってから電源を入れる
なぜこれが効くの? 更新プログラムがループ状態になっているのを、 強制的にリセットすることで、最初からやり直せます。
方法2:Wi-Fi接続をリフレッシュ(所要時間:30秒)
手順:
- Wi-Fiを一度オフにする
- ルーターの電源を抜いて、30秒待つ
- ルーターの電源を入れ直す
- Wi-Fiに再接続
- もう一度Officeを起動
ポイント: 可能なら有線LAN接続に切り替えると、 更新の成功率が格段に上がります。
方法3:Officeの修復機能を使う(所要時間:3分)
手順:
- スタートボタンを右クリック
- 「アプリと機能」または「インストールされているアプリ」を選択
- 検索ボックスに「Office」と入力
- Microsoft Office を見つけてクリック
- 「詳細オプション」→「修復」を選択
- 「クイック修復」をクリック
これで改善しない場合は、同じ手順で「オンライン修復」を試してください。
【本格対処】それでもダメな時の確実な解決法
解決法1:Windows Updateを先に完了させる
Officeより先にWindowsの更新を済ませると、 競合が解消されることがよくあります。
手順:
- 設定 → 更新とセキュリティ
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- Windowsの更新をすべて完了させる
- パソコンを再起動
- その後でOfficeを起動
解決法2:更新キャッシュをクリア
溜まった一時ファイルを削除して、まっさらな状態から更新します。
手順:
- すべてのOfficeアプリを閉じる
- 「Windows + R」キーを押す
- 以下のコマンドを入力してEnter:
%programdata%
- 「Microsoft」フォルダを開く
- 「ClickToRun」フォルダを探す
- 中にある「Updates」フォルダを削除
- パソコンを再起動
- Officeを起動して更新を再試行
解決法3:コマンドで強制更新
少し上級者向けですが、確実性は最も高い方法です。
手順:
- すべてのOfficeアプリを終了
- スタートボタンを右クリック
- 「Windows PowerShell(管理者)」を選択
- 以下のコマンドをコピーして貼り付け:
cd "C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\ClickToRun".\OfficeC2RClient.exe /update user updatepromptuser=true forceappshutdown=true
- Enterキーを押す
- 更新が始まったら完了まで待つ
セキュリティソフトが原因の場合の対処法
一時的に保護を無効にする方法
Windows Defenderの場合:
- 設定 → 更新とセキュリティ → Windowsセキュリティ
- 「ウイルスと脅威の防止」をクリック
- 「設定の管理」を選択
- 「リアルタイム保護」を一時的にオフ
- 更新完了後、必ず再度オンにする
市販のセキュリティソフトの場合:
- ソフトのアイコンを右クリック
- 「一時的に無効にする」や「10分間停止」などを選択
- 更新後は必ず有効に戻す
⚠️ 重要:セキュリティソフトは更新後、必ず有効に戻してください
最終手段:Officeの完全な再インストール
どうしても解決しない場合は、一度きれいに削除してから入れ直します。
アンインストール手順
- 設定 → アプリ → アプリと機能
- Microsoft Officeを選択
- 「アンインストール」をクリック
- 完了後、パソコンを再起動
再インストール手順
- office.com にアクセス
- Microsoftアカウントでサインイン
- 「Officeのインストール」をクリック
- ダウンロードしたファイルを実行
プロダクトキーやアカウント情報は必ず控えておきましょう。
今後の更新トラブルを防ぐ5つの予防策
1. 自動更新の時間を設定する
Officeの自動更新を深夜など、使わない時間帯に設定できます。
設定方法:
- Officeアプリを開く → ファイル → アカウント
- 「更新オプション」→「更新を無効にする」は選ばない
- 代わりにWindowsの「アクティブ時間」を設定
2. 月1回のメンテナンス
- ディスククリーンアップを実行
- 不要なファイルを削除
- パソコンの再起動を定期的に
3. 安定したネット環境で更新
- 可能なら有線接続で
- 混雑する時間帯(20時~23時)を避ける
- スマホのテザリングは避ける
4. Windowsを最新に保つ
WindowsとOfficeの相性問題を防ぐため、 両方とも最新版にしておくことが大切です。
5. 十分な空き容量を確保
Cドライブに最低10GB以上の空き容量を。 更新には思った以上に容量が必要です。
よくある質問と回答
Q:更新を完全にスキップできる?
A: おすすめしません。セキュリティの問題や新機能が使えないだけでなく、 後でまとめて更新すると、さらに時間がかかります。
Q:更新中にパソコンの電源を切ってもいい?
A: 基本的にNGです。ファイルが壊れる可能性があります。 ただし、3時間以上動かない場合は、強制終了もやむを得ません。
Q:更新にどのくらい時間がかかるのが普通?
A: 通常は5~15分程度。大型更新でも30分以内が目安。 1時間以上かかる場合は、何か問題が起きている可能性大です。
Q:「エラーコード:30088-27」が出た
A: ディスク容量不足のエラーです。 不要なファイルを削除して、10GB以上空けてから再試行してください。
Q:モバイルデータで更新できる?
A: 技術的には可能ですが、データ通信量が500MB~1GBになることも。 通信制限や追加料金に注意が必要です。
まとめ:もう更新で悩まない!
Office更新プログラムが終わらない問題、本当に厄介ですよね。 でも、今回ご紹介した方法を順番に試せば、必ず解決できます。
覚えておくべき3つのポイント:
- まずはタスクマネージャーで強制終了→再起動
- それでもダメならOfficeの修復機能
- 最終手段は再インストール
予防が一番大切:
- 定期的な再起動
- 十分な空き容量
- 安定したネット環境
もしこの記事の方法をすべて試してもうまくいかない場合は、 Microsoftサポート(0120-54-2244)に連絡してみてください。 リモートでパソコンを確認してもらえる場合もあります。
次回の更新はスムーズに終わるはずです。 快適なOfficeライフを取り戻しましょう!
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