「また勝手に変な候補が出てきた…」 「タイピング中に予測変換がちらついて集中できない!」
そんなイライラを感じているあなた、実は同じ悩みを持つ人はとても多いんです。
Windowsの予測変換機能は、本来は文字入力を助けてくれる便利な機能。でも、タイピングが速い人や、専門用語を多く使う人にとっては、かえって邪魔になることがありますよね。
この記事では、たった3分で予測変換を無効にする方法を、画像付きでわかりやすく解説します。パソコンが苦手な方でも大丈夫。順番通りに進めれば、きっと快適な入力環境が手に入りますよ。
そもそも予測変換って何?なぜ邪魔に感じるの?

予測変換(予測入力)とは
予測変換とは、文字を入力している途中で「これを入力したいんじゃないですか?」とWindowsが候補を表示してくれる機能のことです。
たとえば「おは」と入力すると、「おはよう」「おはようございます」などの候補が自動的に表示されます。
なぜ邪魔に感じる人が多いのか
よくある困りごと:
- 集中力が途切れる
文章を書いている最中に、予測候補がポップアップで表示されて気が散る - 誤変換が増える
Enterキーを押すタイミングで、意図しない予測候補が確定されてしまう - 動作が重くなる
古いパソコンでは、予測変換の処理で入力がもたつくことがある - プライバシーの心配
他人の前でパソコンを使うとき、過去の入力履歴が表示されて恥ずかしい
特に、プログラマーやライターなど、大量の文字入力をする職業の方からは「予測変換は必要ない」という声をよく聞きます。
【メイン解説】Windows 10/11で予測変換を無効にする3つの方法
ここからは、実際に予測変換を無効にする方法を3つ紹介します。 あなたの状況に合った方法を選んでくださいね。
方法1:Microsoft IMEの予測入力を完全にオフにする(一番簡単!)
こんな人におすすめ:
- とにかく今すぐ予測変換を止めたい
- 細かい設定はよくわからない
- Windows標準の日本語入力(Microsoft IME)を使っている
設定手順:
- タスクバーの「あ」または「A」を右クリック
画面右下の通知領域にある文字をクリックします - 「設定」を選択
メニューから設定を開きます - 「全般」をクリック
設定画面の左側にあります - 「予測入力」のスイッチをオフに
「予測入力を使用する」という項目を見つけて、オフに切り替えます
たったこれだけ!30秒もあれば設定完了です。
方法2:設定アプリから詳細設定する(Windows 11向け)
こんな人におすすめ:
- Windows 11を使っている
- 予測変換以外の入力設定も見直したい
- より細かくカスタマイズしたい
設定手順:
- Windowsキー + I で設定を開く
これが一番速い開き方です - 「時刻と言語」→「入力」を選択
左側のメニューから進みます - 「キーボードの詳細設定」をクリック
少し下にスクロールすると見つかります - 「入力方式の切り替え」で「Microsoft IME」の設定を開く
使用している入力方式の「オプション」をクリック - 「予測入力」セクションで無効化
各種予測機能のチェックを外します
方法3:レジストリエディターで完全無効化(上級者向け)
こんな人におすすめ:
- 他の方法でうまくいかなかった
- システム全体で完全に無効化したい
- レジストリの編集経験がある
注意: レジストリの編集は慎重に行ってください。誤った操作をすると、Windowsが正常に動作しなくなる可能性があります。必ず事前にバックアップを取ることをお勧めします。
設定手順:
- Windows + R で「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「regedit」と入力してEnter
- 以下のパスに移動:
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Input\Settings
- 「EnablePrediction」の値を「0」に変更
ダブルクリックして値を変更します - パソコンを再起動
変更を反映させるために必要です
特定のアプリだけで予測変換を無効にしたい場合
「Excelでは予測変換を使いたいけど、メモ帳では使いたくない」 そんな使い分けをしたい場合の対処法です。
Google ChromeやMicrosoft Edgeの場合
ブラウザには独自の予測入力機能があります。これを無効にする方法:
Chrome:
- 設定 → 自動入力とパスワード
- 「住所やその他の情報」をオフ
Edge:
- 設定 → プロファイル
- 「個人情報」の自動入力をオフ
Microsoft Officeの場合
Word、Excel、PowerPointなどでは:
- ファイル → オプション
- 詳細設定 → 編集オプション
- 「オートコンプリート」のチェックを外す
予測変換を無効にした後の注意点
メリット
- 入力速度が向上
余計な候補に惑わされずスムーズに入力できます - 集中力アップ
ポップアップに気を取られることがなくなります - プライバシー保護
入力履歴が表示されないので安心です
デメリット(知っておくべきこと)
- 長い単語の入力が増える
「きょう」→「今日」のような変換を毎回する必要があります - 定型文が使えない
よく使うフレーズも毎回入力することになります
もし元に戻したくなったら?
設定を元に戻すのは簡単です。上記の手順で、オフにしたスイッチをオンに戻すだけ。いつでも切り替えられるので、安心して試してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 予測変換を無効にしても、変換候補は表示されますか?
A. はい、表示されます。予測変換と通常の変換候補は別の機能です。スペースキーを押したときの変換候補は、予測変換を無効にしても通常通り表示されるので安心してください。
Q2. Google日本語入力やATOKを使っている場合は?
A. それぞれのIMEに設定方法があります:
- Google日本語入力: プロパティ → サジェスト → 「サジェスト機能を使用しない」を選択
- ATOK: プロパティ → 入力・変換 → 推測変換のチェックを外す
Q3. スマホの予測変換も邪魔なんですが…
A. スマホの場合も同様に無効化できます:
- iPhone: 設定 → 一般 → キーボード → 予測をオフ
- Android: 設定 → システム → 言語と入力 → 仮想キーボード → 予測テキストをオフ
Q4. 予測変換の学習データを削除したい
A. Microsoft IMEの場合:
- IMEの設定を開く
- 「学習と辞書」を選択
- 「入力履歴の消去」をクリック
これで過去の入力履歴がリセットされます。
トラブルシューティング:うまくいかないときは
設定が反映されない場合
- パソコンを再起動する
多くの場合、これで解決します - IMEを一度無効にして再度有効にする
設定 → 時刻と言語 → 言語で切り替え - Windows Updateを確認
最新版にアップデートすると改善することがあります
特定のアプリでだけ予測変換が残る場合
アプリ独自の予測機能かもしれません。そのアプリの設定を確認してみましょう。
まとめ:快適な入力環境を手に入れよう
今回は、Windowsの予測変換を無効にする方法を3つ紹介しました。
おさらい:
- 一番簡単 → タスクバーから設定(30秒で完了)
- Windows 11なら → 設定アプリから詳細設定
- 完全に消したい → レジストリエディター(上級者向け)
予測変換は便利な機能ですが、人によっては邪魔に感じることも事実。あなたの作業スタイルに合わせて、オン・オフを切り替えて使いこなしてくださいね。
設定は簡単に元に戻せるので、まずは一度試してみることをおすすめします。きっと、今までのイライラから解放されて、快適な入力環境が手に入るはずです。
もし設定でわからないことがあれば、この記事を見返してみてください。あなたの快適なパソコンライフを応援しています!
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