「昨日見たYouTube動画、家族にバレたらまずい…」 「検索履歴を会社のパソコンで見られたくない」 「Googleが自分の情報をどれだけ持っているか不安」
実は、Googleは私たちのほぼすべての行動を記録しています。
でも安心してください。Googleアクティビティを使えば、何が記録されているか確認できるし、不要な履歴は削除できます。さらに、自動削除の設定をすれば、プライバシーを守りながらGoogleサービスを便利に使い続けられるんです。
この記事を読めば、Googleとの付き合い方が劇的に変わります。自分の情報をしっかりコントロールできるようになりますよ!
Googleアクティビティって何?どんな情報が記録されているの?

あなたのデジタル生活の全記録
Googleアクティビティ(マイアクティビティ)は、Googleアカウントで行ったすべての活動を一箇所で確認・管理できるサービスです。
【記録されている主な情報】
- 検索履歴
- Google検索で調べたキーワード
- 画像検索の履歴
- ショッピング検索の記録
- YouTube履歴
- 視聴した動画
- 検索したキーワード
- 高評価した動画
- コメントした内容
- 位置情報
- 訪れた場所(GPS記録)
- 移動経路
- 滞在時間
- アプリの使用履歴
- Androidアプリの起動記録
- アプリ内での活動
- インストール履歴
- 音声録音
- 「OK Google」の音声コマンド
- 音声検索の録音
- Chrome履歴
- 訪問したウェブサイト
- ダウンロードしたファイル
- 自動入力の情報
ちょっと怖くなりましたか?でも、これらはすべて管理可能なんです!
アクセス方法:3秒で履歴ページへ
パソコンからアクセス
【一番簡単な方法】
- ブラウザで「myactivity.google.com」と入力
- Googleアカウントでログイン
- 完了!履歴が表示されます
【Googleホームページから】
- Google.comを開く
- 右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「Googleアカウントを管理」を選択
- 「データとプライバシー」タブ
- 「マイアクティビティ」をクリック
スマホからアクセス
【Androidの場合】
- 設定アプリを開く
- 「Google」→「Googleアカウント」
- 「データとプライバシー」
- 「マイアクティビティ」をタップ
【iPhoneの場合】
- Googleアプリを開く
- プロフィールアイコンをタップ
- 「Googleアカウントを管理」
- 「データとプライバシー」
- 「マイアクティビティ」を選択
履歴の確認方法:何が記録されているかチェック
基本的な表示と検索
マイアクティビティのページでは、時系列で活動が表示されます。
【表示される情報】
- 日時
- 使用したサービス(検索、YouTube、マップなど)
- 具体的な内容(検索キーワード、視聴した動画など)
- 使用したデバイス
【絞り込み検索の方法】
- 日付で絞り込み
- 「日付とサービスでフィルタ」をクリック
- カレンダーから期間を選択
- 特定の日の活動だけを表示
- サービスで絞り込み
- YouTube、検索、マップなど個別に選択
- 複数選択も可能
- 特定のサービスの履歴だけを確認
- キーワード検索
- 検索ボックスに入力
- 例:「ラーメン」で検索した履歴を探す
- 部分一致でも検索可能
履歴の削除方法:不要な記録をきれいサッパリ
個別に削除する方法
見られたくない履歴を一つずつ消す場合:
- 削除したい項目の右側「⋮」をクリック
- 「削除」を選択
- 確認画面で「削除」をクリック
簡単ですが、大量にある場合は大変です。
まとめて削除する方法
【期間を指定して削除】
- 「アクティビティを削除」をクリック
- 削除する期間を選択:
- 過去1時間
- 過去1日
- 全期間
- カスタム(自分で期間を指定)
- 削除するサービスを選択(全選択も可能)
- 「次へ」→「削除」
【特定のサービスだけ削除】
YouTubeの履歴だけ消したい場合:
- フィルタでYouTubeを選択
- 「アクティビティを削除」
- 期間を選んで削除
検索履歴だけを素早く削除
【最速の方法】
- Google検索ページを開く
- 検索ボックスをクリック
- 表示される履歴の「削除」をクリック
- 「検索履歴をすべて削除」を選択
これで検索履歴だけがクリアされます。
自動削除の設定:手動削除はもう不要!
履歴を自動的に消す設定
これが一番おすすめの機能です!
【自動削除の設定方法】
- マイアクティビティを開く
- 「アクティビティ管理」をクリック
- 各サービスの「自動削除」を選択
- 期間を選ぶ:
- 3か月(プライバシー重視)
- 18か月(バランス型)
- 36か月(利便性重視)
- 「次へ」→「確認」
【サービス別の推奨設定】
- ウェブとアプリのアクティビティ:3か月
- ロケーション履歴:3か月(位置情報は特に注意)
- YouTube履歴:18か月(おすすめ精度とのバランス)
一度設定すれば、あとは自動でプライバシーが守られます!
アクティビティ管理の詳細設定
記録を一時停止する方法
特定の期間、記録を残したくない場合:
【一時停止の手順】
- アクティビティ管理を開く
- 停止したいサービスをオフにする
- 警告を確認して「一時停止」
注意:一時停止すると、検索候補やおすすめの精度が下がります。
プライバシー重視の設定
【最強のプライバシー設定】
- すべてのアクティビティを一時停止
- メリット:何も記録されない
- デメリット:便利機能が使えなくなる
- 必要最小限だけ有効化
- ウェブ検索:オフ
- YouTube:オフ
- 位置情報:オフ
- 音声:オフ
- シークレットモードを活用
- Chrome:Ctrl+Shift+N
- 履歴が一切残らない
- ログイン情報も保存されない
便利な活用方法:履歴は敵じゃない!
実は便利な履歴機能
履歴を完全に消すのはもったいない面もあります。
【便利な活用例】
- 見失ったサイトを探す
- 「あの時見た記事、なんだっけ?」
- アクティビティで検索すれば一発
- 訪問した場所を確認
- 旅行の思い出を振り返る
- 駐車場所を思い出す
- 経費精算の証拠に
- YouTubeの再視聴
- 面白かった動画を探す
- 勉強した講義動画を復習
- 検索トレンドを自己分析
- 自分の興味の変化を確認
- 無駄な検索時間を発見
タイムラインで一日を振り返る
Googleマップのタイムライン機能と連携:
- Googleマップを開く
- メニュー→「タイムライン」
- カレンダーで日付を選択
- その日の移動経路が地図上に表示
日記代わりにもなって意外と楽しいんです!
家族や共有デバイスでの対策
家族にバレない設定
【共有パソコンでの対策】
- 別アカウントを使う
- 家族それぞれでGoogleアカウントを作成
- Chrome のプロファイル機能を活用
- ゲストモードを使用
- Chrome:メニュー→「ゲスト」
- 履歴が一切残らない
- 都度ログアウト
- 使用後は必ずログアウト
- 自動ログインは無効化
【スマホの場合】
- 画面ロック必須
- 指紋認証や顔認証を設定
- パスワードは推測されないものに
- アプリごとのロック
- Googleアプリに個別ロック
- アプリロック系アプリを活用
- 複数ユーザー機能
- Androidの複数ユーザー機能
- それぞれ独立した環境に
YouTube履歴の特別な管理方法
視聴履歴と検索履歴を分けて管理
YouTubeは特に気を付けたい人が多いはず。
【YouTube専用の設定】
- YouTubeアプリ/サイトを開く
- 「履歴」セクションへ
- 「履歴を管理」をクリック
- 以下を個別に設定:
- 再生履歴
- 検索履歴
- コメント履歴
【一時的に履歴を残さない】
シークレットモードを活用:
- YouTubeアプリでプロフィールアイコンをタップ
- 「シークレットモードをオンにする」
- このモードでは履歴が残らない
よくある質問と回答
Q:削除した履歴はGoogleも見られなくなる?
A:基本的には見られなくなりますが…
ユーザーが削除した履歴は、Googleのサービス改善には使われなくなります。ただし、法的要求がある場合は別途保管されている可能性があります。
Q:履歴を削除するとおすすめが悪くなる?
A:はい、精度は下がります
- YouTube:関係ない動画がおすすめされる
- 検索:候補の精度が下がる
- 広告:興味のない広告が増える
バランスを考えて、古い履歴だけ削除するのがおすすめです。
Q:会社のアカウントでも同じ?
A:管理者の設定次第です
Google Workspace(企業向け)の場合、管理者が履歴の保持期間を設定している場合があります。個人での削除が制限されることも。
Q:子供のアクティビティを管理したい
A:ファミリーリンクを使いましょう
- Google ファミリーリンクをインストール
- 子供のアカウントを作成
- アクティビティを親が管理可能に
セキュリティを高める追加対策
不審なアクティビティを発見したら
【チェックポイント】
- 見覚えのない検索履歴
- 行っていない場所の記録
- 使っていないデバイスからのアクセス
【対処法】
- すぐにパスワードを変更
- 2段階認証を有効化
- 不審なデバイスを削除
- すべてのセッションからログアウト
アカウントの定期チェック
月に1回は以下を確認:
- 最近のアクティビティ
- ログインしているデバイス
- アカウントのセキュリティ診断
- プライバシー設定の見直し
まとめ:自分の情報は自分で管理する時代
Googleアクティビティを理解して適切に管理すれば、プライバシーを守りながらGoogleサービスを便利に使えます。
今すぐやるべき5つのこと:
✅ マイアクティビティにアクセス
- 何が記録されているか確認
✅ 不要な履歴を削除
- 特に位置情報と検索履歴をチェック
✅ 自動削除を設定
- 3か月がおすすめ
✅ プライバシー設定を見直す
- 必要ないものはオフに
✅ 定期的にチェックする習慣を
- 月1回はアクティビティを確認
覚えておいてほしいこと:
履歴機能は「便利さ」と「プライバシー」のトレードオフです。完全に削除すれば安全ですが、便利機能も失います。
あなたのライフスタイルに合わせて、ベストなバランスを見つけてください。
デジタル時代だからこそ、自分の情報をしっかりコントロールすることが大切。この記事を参考に、安心してGoogleサービスを活用してくださいね!
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