VSCodeを使っていて、突然ツールバーが消えてしまった経験はありませんか?
「さっきまであったメニューバーがない!」 「左側のファイル一覧が表示されない!」 「下のステータスバーが見当たらない!」
実は、これらの問題はVSCodeを使う多くの人が経験するトラブルなんです。でも大丈夫、簡単な操作で元に戻せます。
この記事では、VSCodeの各種ツールバーが消えた時の対処法を、画像付きで分かりやすく解説していきます。
🔍 まず確認!どのツールバーが消えた?

VSCodeには主に4つのツールバーがあります。
1. メニューバー(一番上の部分)
ファイル、編集、表示などのメニューが並んでいる部分です。
2. アクティビティバー(左側の縦長バー)
エクスプローラーや検索、Git管理などのアイコンが並んでいる部分ですね。
3. サイドバー(左側のパネル)
ファイル一覧や検索結果が表示される部分です。
4. ステータスバー(一番下の部分)
現在の行数や文字コード、言語モードなどが表示される部分になります。
それでは、それぞれの復活方法を見ていきましょう!
📝 メニューバーが消えた時の対処法
方法1:ショートカットキーで即座に復活
最も簡単な方法はこれです。
Windows/Linux:
Alt キーを1回押す
Mac:
表示メニューから「メニューバーの切り替え」を選択
これだけで、多くの場合メニューバーが復活します。
方法2:設定から確実に復活させる
- F1キーまたはCtrl+Shift+P(Mac: Cmd+Shift+P)を押す
- コマンドパレットに「menu bar」と入力
- 「View: Toggle Menu Bar」を選択
- Enterキーを押す
これで確実にメニューバーが表示されます。
なぜ消えてしまうの?
実は、VSCodeにはフルスクリーンモードという機能があり、F11キーを押すと画面を最大化できるんです。この時、メニューバーが自動的に隠れることがあります。
もう一度F11キーを押せば、通常モードに戻りますよ。
🎯 アクティビティバー(左側のアイコン)が消えた時
即座に復活させる方法
ショートカットキー:
Ctrl+Shift+E(Windows/Linux)
Cmd+Shift+E(Mac)
これでエクスプローラーと一緒にアクティビティバーが表示されます。
メニューから復活させる方法
- メニューバーの「表示」をクリック
- 「外観」にカーソルを合わせる
- 「アクティビティバー」にチェックを入れる
コマンドパレットを使う方法
- Ctrl+Shift+P(Mac: Cmd+Shift+P)でコマンドパレットを開く
- 「activity bar」と入力
- 「View: Toggle Activity Bar Visibility」を選択
📁 サイドバー(ファイル一覧)が消えた時
最速の復活方法
ショートカットキー:
Ctrl+B(Windows/Linux)
Cmd+B(Mac)
このショートカットは覚えておくと便利です。サイドバーの表示/非表示を切り替えられます。
特定のサイドバーを開く
- エクスプローラー: Ctrl+Shift+E
- 検索: Ctrl+Shift+F
- Git: Ctrl+Shift+G
- 拡張機能: Ctrl+Shift+X
それぞれのショートカットで、対応するサイドバーが開きます。
📊 ステータスバー(下部の情報バー)が消えた時
メニューから復活させる
- メニューバーの「表示」をクリック
- 「外観」にカーソルを合わせる
- 「ステータスバー」にチェックを入れる
コマンドパレットから復活させる
- F1キーまたはCtrl+Shift+Pを押す
- 「status bar」と入力
- 「View: Toggle Status Bar Visibility」を選択
💡 すべてのツールバーを一度にリセットする方法
禅モードを解除する
もしかして、VSCodeの「禅モード(Zen Mode)」になっていませんか?
禅モードは、コーディングに集中するため、すべてのツールバーを隠す機能です。
解除方法:
Escキーを2回押す
または:
Ctrl+K → Z(Windows/Linux)
Cmd+K → Z(Mac)
レイアウトを初期状態に戻す
- Ctrl+Shift+Pでコマンドパレットを開く
- 「reset layout」と入力
- 「View: Reset Editor Group Sizes」を選択
これで、VSCodeのレイアウトが初期状態に戻ります。
🔧 それでも解決しない時の最終手段
設定ファイルを確認する
VSCodeの設定ファイル(settings.json)で、ツールバーが非表示になっている可能性があります。
- Ctrl+,(Mac: Cmd+,)で設定を開く
- 右上の「{}」アイコンをクリック(JSON形式で開く)
- 以下の設定がないか確認:
{
"workbench.activityBar.visible": false,
"workbench.statusBar.visible": false,
"window.menuBarVisibility": "hidden"
}
もしこれらの設定があれば、trueに変更するか、その行を削除してください。
VSCodeを再起動する
設定を変更したら、VSCodeを一度閉じて、もう一度開いてみましょう。
Windows/Linux:
Ctrl+Shift+P → 「Reload Window」を選択
Mac:
Cmd+Shift+P → 「Reload Window」を選択
📌 今後のために!覚えておきたい便利なショートカット
ツールバー関連のショートカットをまとめました。これらを覚えておけば、作業効率が格段に上がりますよ。
Windows/Linux版
- サイドバーの切り替え: Ctrl+B
- エクスプローラー: Ctrl+Shift+E
- 全画面表示: F11
- 禅モード: Ctrl+K → Z
- コマンドパレット: Ctrl+Shift+P
Mac版
- サイドバーの切り替え: Cmd+B
- エクスプローラー: Cmd+Shift+E
- 全画面表示: Ctrl+Cmd+F
- 禅モード: Cmd+K → Z
- コマンドパレット: Cmd+Shift+P
よくある質問(Q&A)
Q: 突然ツールバーが消えるのはなぜ?
A: 多くの場合、誤ってショートカットキーを押してしまったことが原因です。特にCtrl+BやF11は押しやすい位置にあるので、うっかり押してしまいがちですね。
Q: 設定を変更しても元に戻ってしまう
A: ワークスペース固有の設定が優先されている可能性があります。.vscode/settings.json
ファイルも確認してみてください。
Q: 拡張機能が原因の可能性は?
A: はい、一部の拡張機能がレイアウトに影響を与えることがあります。問題が続く場合は、拡張機能を一時的に無効にして確認してみましょう。
まとめ
VSCodeのツールバーが消えても、慌てる必要はありません。
基本的な対処法をおさらい:
- メニューバー → Altキーを押す
- サイドバー → Ctrl+B(Cmd+B)
- アクティビティバー → 表示メニューから復活
- ステータスバー → 表示メニューから復活
- すべて消えた → Escキーを2回(禅モード解除)
これらの方法を試せば、ほとんどの場合解決できます。
また、ショートカットキーを覚えておけば、意図的にツールバーを隠して画面を広く使うこともできるようになりますよ。
VSCodeは柔軟にカスタマイズできる優れたエディタです。今回のトラブルを機に、自分好みの作業環境を作ってみるのも良いかもしれませんね。
快適なコーディングライフを!
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