「iPadでゲーム配信したいけど、やり方が分からない」 「オンライン授業でiPadの画面を共有したい」 「なんでiPhoneと同じ方法でできないの?」 「PCみたいに自由に画面共有できると思ってた…」
こんな悩みや疑問、ありませんか?
実は、iPadのDiscordアプリには画面共有機能がありません。でも諦めないで!ボイスチャンネルでの画面共有やブラウザ版を使った方法など、いくつかの回避策があるんです。
この記事では、iPadでDiscordの画面共有を実現する方法から、制限事項、便利な活用術まで、すべて分かりやすく解説していきます!
衝撃の事実:iPadアプリ版の制限を理解しよう

iPadのDiscordアプリでできないこと
残念ながら対応していない機能:
- ❌ 画面共有ボタンがない
- ❌ ビデオ通話での画面共有不可
- ❌ Go Live機能(ゲーム配信)非対応
- ❌ アプリケーション単位の共有不可
なぜiPadだけ制限があるの?
技術的な理由:
- iOS/iPadOSの制限
- システムレベルでの画面キャプチャAPIの制限
- セキュリティとプライバシー保護のため
- Discord側の対応遅れ
- iPhone版の移植に留まっている
- iPad専用の最適化が不十分
- 需要と開発優先度
- PC版とスマホ版が優先
- iPad版は後回しになりがち
方法1:ボイスチャンネルで画面共有する(唯一の公式方法)
必要な条件
これがないと始まらない:
- iOS 13以上のiPad
- 最新版のDiscordアプリ
- サーバーのボイスチャンネル(DMでは不可)
- 画面共有の権限があるロール
詳細な手順
ステップバイステップ:
- Discordアプリを開く
- サーバーを選択
- ボイスチャンネルを選択
- ボイスチャンネルに参加
- チャンネル名をタップ
- 「ボイスチャンネルに参加」
- 画面下部を上にスワイプ
- 参加後、画面下部を上スワイプ
- メニューが表示される
- 画面共有アイコンをタップ
- スマホ画面のようなアイコン
- 「画面を共有」を選択
- コントロールセンターを開く
- 画面右上から下スワイプ(Face ID搭載iPad)
- ホームボタンがあるiPadは下から上スワイプ
- 画面収録ボタンを長押し
- ◉(録画ボタン)を長押し
- アプリ一覧が表示される
- Discordを選択
- リストから「Discord」を選択
- マイクのオン/オフを設定
- ブロードキャストを開始
- 「ブロードキャストを開始」をタップ
- 3秒のカウントダウン後に開始
画面共有を停止する方法
3つの停止方法:
- コントロールセンターから
- 赤い録画インジケータをタップ
- 「停止」を選択
- 画面上部の赤いバーから
- 画面上部の赤い時計/バーをタップ
- 「停止」を選択
- Discordアプリから
- ボイスチャンネル画面に戻る
- 画面共有ボタンをもう一度タップ
方法2:ブラウザ版Discordを使う(制限あり)
Safariでの設定方法
手順:
- Safariで discord.com にアクセス
- AA(ぁあ)ボタンをタップ
- 「デスクトップ用Webサイトを表示」を選択
- ログイン
- ボイスチャンネルに参加
注意:画面共有は使えません!
- ビデオ通話は可能
- 音声通話は可能
- でも画面共有ボタンは機能しない
Chrome/Edge での試み
少し期待が持てるが…
1. Chrome/Edgeをインストール
2. discord.comにアクセス
3. デスクトップモードに切り替え
4. ボイスチャンネルに参加
結果:
- 画面共有ボタンは表示される
- でも押しても機能しない
- ブラウザのAPIの制限
方法3:代替手段と裏技
ミラーリングアプリを使う
AirServerなどを経由:
- PCにAirServerをインストール
- iPadからPCにAirPlayでミラーリング
- PCでDiscordを起動
- PCの画面(iPadのミラーリング)を共有
メリット:
- 確実に画面共有できる
- 高画質で配信可能
デメリット:
- PCが必要
- 少し遅延がある
- 有料ソフトが必要な場合も
OBS + Discordの組み合わせ
配信者向けの高度な方法:
- iPadの画面をPCにミラーリング
- OBSでキャプチャ
- OBSの仮想カメラをDiscordで選択
TeamViewerやZoomを併用
Discord音声 + 他アプリで画面:
- Discordで音声通話
- TeamViewerで画面共有
- 同時に2つのアプリを使う
iPadでの画面共有時のトラブル解決
「画面収録でDiscordが表示されない」
解決方法:
- スクリーンタイム設定を確認
設定 → スクリーンタイム → コンテンツとプライバシーの制限 → 画面収録 → 許可
- Discordアプリを再インストール
- アプリを完全削除
- App Storeから再ダウンロード
- 権限を許可
- iPadOSを最新版に更新
設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート
音声が共有されない
チェック項目:
- [ ] 画面収録時にマイクをオン
- [ ] Discordのマイク権限を許可
- [ ] ボイスチャンネルでミュートになっていない
設定確認:
設定 → Discord → マイク → オン
画質が悪い・カクカクする
改善方法:
- Wi-Fi接続を確認
- 5GHz帯を使用
- ルーターに近づく
- バックグラウンドアプリを終了
- マルチタスク画面ですべて上スワイプ
- iPadを再起動
- メモリをリフレッシュ
- 画質設定を下げる(サーバー側)
- ボイスチャンネル設定
- ビットレートを下げる
iPad画面共有の活用シーン
オンライン授業・プレゼン
GoodNotesやNotabilityを使った授業:
- ノートアプリを開く
- 画面共有開始
- Apple Pencilで書きながら説明
- PDFや画像も表示可能
効果的な使い方:
- Split Viewで資料と板書を同時表示
- Slide Overで参考資料をチラ見
- ピンチジェスチャーで拡大しながら説明
イラスト制作の配信
Procreateでお絵描き配信:
準備:
1. Procreateを起動
2. キャンバスを用意
3. 画面共有を開始
4. 制作過程を配信
Tips:
- タイムラプス録画も同時に
- レイヤー構造を見せながら解説
- ブラシ設定の共有
ゲーム配信(対応ゲームのみ)
配信できるゲーム例:
- 原神(iOS版)
- Among Us
- Minecraft
- ボードゲーム系アプリ
注意:できないゲーム
- 著作権保護されたコンテンツ
- Netflixなどの動画配信サービス
- 一部の音楽アプリ
PCとiPadの連携技
Sidecarを活用
Macユーザーならこれがベスト:
- MacとiPadを同じApple IDでログイン
- MacでSidecar接続
- iPadがMacのサブディスプレイに
- MacのDiscordで画面共有
メリット:
- 遅延がほぼない
- 無線でも有線でも可能
- Apple Pencilも使える
Universal Controlでスムーズ操作
最新機能を活用:
- MacのマウスでiPad操作
- ファイルのドラッグ&ドロップ
- シームレスな画面切り替え
代替アプリの選択肢
Zoom
メリット:
- iPadでも完全な画面共有対応
- 注釈機能が充実
- ホワイトボード機能
デメリット:
- 無料版は40分制限
- Discordコミュニティとの分断
Microsoft Teams
メリット:
- iPad対応が充実
- Office連携が強力
- 教育機関は無料の場合も
Google Meet
メリット:
- ブラウザから簡単アクセス
- 無料で使える
- iPadでも画面共有可能
今後の展望と期待
Discord側の対応
期待される機能追加:
- iPad専用の画面共有機能
- Stage Channelsでの配信対応
- より高画質な配信オプション
iPadOS側の進化
将来的に期待:
- 画面共有APIの改善
- マルチタスキング中の共有
- システムレベルでの配信機能
ベストプラクティス:状況別おすすめ方法
カジュアルな共有
友達との軽い画面共有:
- ボイスチャンネルで画面共有
- 画質は気にしない
- 手軽さ重視
プロフェッショナルな配信
仕事や本格的な配信:
- PC経由でミラーリング
- OBSで高画質設定
- 遅延対策も実施
教育・プレゼン用途
授業や説明会:
- Zoomを併用
- 画面共有はZoom
- 音声はDiscordで高品質
トラブル時のチェックリスト
画面共有できない時
- [ ] Discordアプリは最新版か
- [ ] iPadOSは最新版か
- [ ] ボイスチャンネルに参加しているか
- [ ] 画面収録の権限は許可されているか
- [ ] 機能制限がかかっていないか
- [ ] サーバーの権限は適切か
代替手段の検討
- PC経由でのミラーリング
- 他のアプリを使用
- iPhone/Androidを使う
- PCでDiscordを使う
まとめ:iPadの制限を理解して賢く使おう!
iPadでのDiscord画面共有のポイント:
現状の理解:
- アプリ版は制限あり(ボイスチャンネルのみ)
- ブラウザ版も完全ではない
- PC連携が最も確実
実用的な方法:
- ボイスチャンネルでの画面共有(最も簡単)
- PC経由のミラーリング(高品質)
- 代替アプリの併用(Zoom等)
将来への期待:
- Discord側の機能追加を待つ
- iPadOSの進化に期待
- 当面は工夫で乗り切る
今すぐ試すべきこと:
- ボイスチャンネルでの画面共有を試す
- うまくいかなければPC連携を検討
- 用途に応じて代替アプリも活用
最後に:
iPadでのDiscord画面共有は、確かに制限があります。でも、工夫次第で十分実用的に使えます。
完璧を求めるならPC版Discordが最適ですが、iPadの携帯性と手軽さを活かしたい場合は、この記事の方法を組み合わせて使ってみてください。
Discord側も改善に向けて動いているはずなので、将来的にはもっと便利になることを期待しながら、今できる最善の方法で楽しみましょう!
コメント