コーディングに集中していると、突然「ピロン♪」と鳴るVSCodeの通知音。
正直、びっくりしますよね。
特に深夜の作業中や、静かなオフィスで作業している時は、周りの人にも迷惑かも…と心配になります。
実は、VSCodeの音を消す方法はとても簡単なんです。
この記事では、VSCodeのあらゆる音を消す方法から、特定の音だけをオフにする方法まで、分かりやすく解説していきます。
VSCodeで鳴る音の種類を知ろう

まず、VSCodeではどんな時に音が鳴るのか整理してみましょう。
よく鳴る音のパターン
エラー音
- コードにエラーがある時
- 検索で結果が見つからない時
- 無効な操作をした時
通知音
- 拡張機能からのお知らせ
- アップデートの案内
- タスクの完了通知
警告音
- ファイルの保存に失敗した時
- 接続が切れた時
これらの音、全部消せるんです!
一発で全ての音を消す方法(最速!)
「とにかく今すぐ音を消したい!」という方は、この方法が一番早いです。
Windows/Linuxの場合
- Ctrl + , を押して設定画面を開く
- 検索ボックスに「sound」と入力
- 「Audio Cues: Enabled」のチェックを外す
Macの場合
- Cmd + , を押して設定画面を開く
- 検索ボックスに「sound」と入力
- 「Audio Cues: Enabled」のチェックを外す
たったこれだけで、VSCodeの音が全て消えます。
簡単でしょう?
もっと細かく設定したい人向けの方法
「エラー音だけは残したい」「通知音だけ消したい」という細かい設定もできます。
設定ファイル(settings.json)で管理する方法
- Ctrl/Cmd + Shift + P でコマンドパレットを開く
- 「Preferences: Open Settings (JSON)」と入力して選択
- 以下のコードを追加
{
// 全ての音を無効化
"audioCues.enabled": "off",
// または特定の音だけ無効化
"audioCues.lineHasError": "off",
"audioCues.lineHasWarning": "off",
"audioCues.noInlayHints": "off",
"audioCues.taskCompleted": "off",
"audioCues.taskFailed": "off"
}
それぞれの設定の意味
audioCues.enabled
- 全ての音声通知をまとめて制御
- “off”で全部消える、”on”で全部鳴る
audioCues.lineHasError
- エラーがある行に移動した時の音
audioCues.taskCompleted
- タスクが正常に完了した時の音
この方法なら、必要な音だけ残せるので便利ですね。
ターミナルのビープ音も消したい場合
VSCodeのターミナル(コマンドライン画面)でも「ピッ」という音が鳴ることがあります。
これも消せます!
ターミナルのビープ音を消す手順
- 設定画面を開く(Ctrl/Cmd + ,)
- 検索ボックスに「terminal bell」と入力
- 「Terminal › Integrated: Enable Bell」のチェックを外す
または、settings.jsonに以下を追加:
{
"terminal.integrated.enableBell": false
}
これでターミナルも静かになりました。
拡張機能の通知音を個別に管理する
インストールした拡張機能(プラグイン)からの通知音がうるさい場合もあります。
拡張機能の通知を制御する方法
- 左サイドバーの拡張機能アイコンをクリック
- 音を消したい拡張機能の歯車アイコンをクリック
- 「拡張機能の設定」を選択
- 通知関連の設定を探して無効化
拡張機能によって設定方法が違うので、それぞれ確認が必要です。
でも、大体は「Notification」や「Sound」という項目を探せば見つかりますよ。
よくあるトラブルと解決方法
設定したのに音が鳴る!
原因1:設定が保存されていない
- settings.jsonを編集したら、必ず保存(Ctrl/Cmd + S)
原因2:ワークスペース設定が優先されている
- ワークスペース設定とユーザー設定の両方を確認
原因3:拡張機能が独自に音を出している
- 拡張機能の設定も確認
設定が勝手に戻る場合
同期機能が有効になっていると、他のPCの設定で上書きされることがあります。
設定の同期を一時的に無効にして、音の設定だけ除外することもできます。
Windows全体の音量設定との関係
実は、WindowsやMacのシステム設定でVSCodeの音だけを消すこともできます。
Windowsの場合
- タスクバーの音量アイコンを右クリック
- 「音量ミキサーを開く」を選択
- VSCodeの音量を0にする
Macの場合
- システム環境設定 → サウンド
- 「サウンドエフェクト」タブ
- 警告音の音量を調整
ただし、この方法だとVSCodeを再起動するとリセットされることがあるので、VSCode内で設定する方が確実です。
まとめ:快適な無音コーディング環境を手に入れよう
VSCodeの音を消す方法、意外と簡単だったでしょう?
おさらい:最も簡単な方法
- Ctrl/Cmd + , で設定を開く
- 「sound」で検索
- Audio Cuesを無効化
これだけで、静かな開発環境が手に入ります。
音が鳴らないことで集中力もアップしますし、周りを気にせずコーディングできるようになりますね。
もし「やっぱり音があった方がいいかも」と思ったら、同じ手順でいつでも元に戻せます。
自分の作業スタイルに合わせて、最適な音声設定を見つけてください。
快適なコーディングライフを!
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