Windowsのメモリ使用量を確認する方法!重い原因を見つけて快適にする完全ガイド

「最近パソコンの動作が重い…」 「複数のアプリを開くとフリーズする」 「メモリって何GB必要なの?足りてるの?」

こんな悩み、ありませんか?

実は、パソコンが重い原因の7割はメモリ不足なんです。でも、自分のパソコンがメモリ不足かどうか、どうやって確認すればいいか分からない人も多いはず。

この記事を読めば、メモリの使用状況を簡単にチェックして、重い原因を特定し、サクサク動くパソコンに改善できますよ!


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基礎知識:そもそもメモリ(RAM)って何?

メモリは「作業机」のようなもの

パソコンの部品を仕事場に例えると分かりやすいです。

パソコンの部品を例えると:

  • CPU:働く人(処理する人)
  • メモリ(RAM):作業机(一時的な作業スペース)
  • ストレージ(HDD/SSD):本棚(データの保管場所)

作業机(メモリ)が狭いと、いちいち本棚(ストレージ)に資料を取りに行かなければならず、仕事が遅くなります。これがパソコンが重くなる理由です!

どのくらいのメモリが必要?用途別の目安

自分の使い方に合ったメモリ容量を知っておきましょう。

用途別メモリ容量の目安:

4GB:最低限

  • ネット閲覧、メール
  • 簡単な文書作成
  • 動画視聴

8GB:標準的

  • 複数のアプリを同時使用
  • Office作業
  • 軽い画像編集
  • 一般的な使い方ならこれで十分!

16GB:快適

  • 動画編集
  • 大量のブラウザタブ
  • ゲーム
  • プログラミング

32GB以上:プロ向け

  • 4K動画編集
  • 3DCG制作
  • 仮想マシン
  • 重いゲーム+配信

まずは自分がどれくらい使っているか確認してみましょう!


実践編:メモリ使用量を確認する5つの方法

方法1:タスクマネージャーで確認(一番簡単!)

最も手軽にメモリ状況を確認できる方法です。

開き方(3つの方法):

  1. Ctrl + Shift + Esc(最速)
  2. タスクバーを右クリック → 「タスクマネージャー」
  3. Ctrl + Alt + Delete → 「タスクマネージャー」

メモリ使用量の確認手順:

  1. 「パフォーマンス」タブをクリック
  2. 左側の「メモリ」を選択
  3. 使用状況が表示される

見るべきポイント:

  • 使用中:現在使っているメモリ量
  • 使用可能:空いているメモリ量
  • コミット済み:仮想メモリを含む使用量
  • キャッシュ済み:高速化のため確保されている量

グラフの読み方:

  • 常に80%以上 → メモリ不足の可能性大
  • 60~80% → やや重い場面がある
  • 60%以下 → 快適に動作

方法2:詳細タブでアプリごとの使用量を確認

どのアプリがメモリを食っているか特定できます。

手順:

  1. タスクマネージャーの「詳細」タブを開く
  2. 「メモリ」の列をクリックして降順ソート
  3. 上位のアプリが大量消費の犯人!

よくあるメモリ大食いアプリ:

  • Chrome:タブを開きすぎると膨大に
  • Edge:Chromeと同様
  • Teams:ビデオ会議で急増
  • Photoshop:画像編集ソフトの宿命
  • ゲーム:最新ゲームは特に

対処法: 使っていないアプリは「タスクの終了」で閉じましょう。

方法3:リソースモニターで詳細分析

もっと詳しく分析したい人向けの方法です。

開き方:

  1. Windowsキー + R
  2. 「resmon」と入力してEnter
  3. または、タスクマネージャー → パフォーマンス → 「リソースモニターを開く」

リソースモニターでできること:

  • プロセスごとの詳細なメモリ使用量
  • 物理メモリの内訳
  • ハードフォルトの発生状況
  • メモリ使用量の推移グラフ

ハードフォルトに注目: 「ハードフォルト/秒」が多い(100以上)場合、メモリ不足でディスクを頻繁に使っている証拠。これが重さの原因です!

方法4:設定アプリから確認(Windows 11)

Windows 11なら設定画面でも確認できます。

手順:

  1. 設定を開く(Windowsキー + I)
  2. 「システム」→「バージョン情報」
  3. 「デバイスの仕様」でRAM容量を確認
  4. 「詳細情報」で現在の使用状況

シンプルですが、搭載メモリ容量を確認するには便利です。

方法5:コマンドで確認(上級者向け)

コマンドプロンプトやPowerShellでも確認できます。

コマンドプロンプトの場合:

wmic computersystem get TotalPhysicalMemory

搭載メモリ容量が表示されます(バイト単位)

PowerShellの場合:

Get-WmiObject Win32_OperatingSystem | Select TotalVisibleMemorySize, FreePhysicalMemory

より詳細な情報が取得できます。


診断編:メモリ不足のサインと正常値

こんな症状ならメモリ不足!

以下の症状が出たら、メモリ不足を疑いましょう。

典型的な症状:

  • アプリの起動が異常に遅い
  • ウィンドウの切り替えでフリーズ
  • 「メモリ不足」の警告が出る
  • ブルースクリーンが頻発
  • ファンが常に全開で回る

確認方法: タスクマネージャーで以下をチェック!

  • メモリ使用率が常に90%以上
  • 「圧縮されたメモリ」が大きい
  • ページファイルの使用量が多い

正常なメモリ使用量の目安

状況別の正常値を知っておきましょう。

起動直後(何もしていない状態):

  • Windows 11:2.5~3.5GB
  • Windows 10:2~3GB
  • 4GB搭載なら50~70%が正常

通常作業時:

  • ブラウザ10タブ程度:+1~2GB
  • Office作業:+0.5~1GB
  • 合計で搭載量の60~70%が理想

重い作業時:

  • 動画編集:80%程度まではOK
  • ゲーム:90%近くまで使うことも

危険信号:

  • 常時85%以上 → 増設を検討
  • 95%以上 → すぐに対策が必要

改善編:メモリ使用量を減らす10の方法

すぐできる!簡単な対処法

今すぐ試せる方法から始めましょう。

1. 不要なアプリを終了

  • タスクマネージャーで使っていないアプリを終了
  • 特にブラウザのタブは必要最小限に

2. スタートアップアプリを無効化

設定 → アプリ → スタートアップ
不要なアプリをオフに

起動時のメモリ使用量が激減!

3. ブラウザの拡張機能を整理

  • 使っていない拡張機能を削除
  • 広告ブロッカーは意外とメモリを使う

4. Windows Searchを最適化

設定 → プライバシーとセキュリティ → Windowsの検索
インデックスのオプションで範囲を限定

システム設定の最適化

Windowsの設定を調整してメモリを節約します。

5. 視覚効果を減らす

  1. システムのプロパティ → 詳細設定
  2. パフォーマンスの「設定」
  3. 「パフォーマンスを優先する」を選択
  4. または必要な効果だけチェック

見た目は地味になりますが、メモリ使用量が減ります!

6. 仮想メモリを調整

システムのプロパティ → 詳細設定 → パフォーマンス設定
→ 詳細設定 → 仮想メモリ「変更」
  • 「すべてのドライブの~」のチェックを外す
  • カスタムサイズで物理メモリの1.5~2倍に設定

7. SuperFetchを無効化(SSD使用時)

services.msc → SysMain(旧SuperFetch)
スタートアップの種類を「無効」に

SSDなら不要な機能です。

定期的なメンテナンス

メモリを効率的に使うための習慣です。

8. 定期的に再起動

  • 最低でも週1回は再起動
  • メモリリークを解消
  • 「高速スタートアップ」は無効化がおすすめ

9. ディスククリーンアップ

  • 一時ファイルを削除
  • ページファイルの断片化を防ぐ
  • 月1回は実行

10. メモリクリーナーは使わない 意外ですが、メモリクリーナーソフトは逆効果!Windowsの最適化機能を妨げます。


増設編:メモリを増やす前に確認すること

本当にメモリ増設が必要?診断チェック

増設前に、本当に必要か確認しましょう。

チェックリスト:

  • [ ] 上記の改善方法をすべて試した
  • [ ] それでも使用率が常に80%以上
  • [ ] 作業に支障が出ている
  • [ ] パソコンのメモリスロットに空きがある
  • [ ] 予算に余裕がある

3つ以上当てはまれば、増設を検討する価値あり!

メモリの規格を確認する方法

増設する場合、同じ規格のメモリが必要です。

確認方法:

  1. CPU-Zで確認(無料ソフト)
    • メモリの規格(DDR3/DDR4/DDR5)
    • 速度(2666MHz等)
    • 現在の構成
  2. タスクマネージャーで確認
    • パフォーマンス → メモリ
    • 「スロットの使用」で空きスロット確認
    • 「速度」で規格確認
  3. メーカーサイトで確認
    • 型番で検索
    • 最大搭載可能容量も確認

32bitと64bitの違いに注意

32bit Windowsの制限:

  • 最大4GBまでしか認識しない
  • 実質3.5GB程度しか使えない
  • 増設しても無駄になる

確認方法: 設定 → システム → バージョン情報 → 「システムの種類」

64bitなら安心して増設できます!


トラブル対処:メモリ関連の問題解決

メモリリークを起こしているアプリの特定

使い続けるとメモリ使用量が増え続けるアプリがあります。

特定方法:

  1. タスクマネージャーを開いたまま放置
  2. 30分ごとにメモリ使用量をチェック
  3. 徐々に増えているアプリが犯人

よくあるメモリリークアプリ:

  • 古いバージョンのブラウザ
  • 一部のセキュリティソフト
  • 開発ツール(特にIDEやエディタ)

対処法:

  • アプリを最新版に更新
  • 定期的に再起動
  • 代替アプリを検討

「コミット済みメモリ」が異常に多い

物理メモリより大きな値になっている場合の対処法です。

原因:

  • 仮想メモリ(ページファイル)を大量使用
  • メモリ不足でディスクを代用

解決策:

  1. 物理メモリを増設(根本解決)
  2. ページファイルをSSDに配置
  3. 不要なアプリを削除

Windows Updateで急に重くなった

アップデート後にメモリ使用量が増えることがあります。

対処法:

  1. 一時ファイルを削除
    • ディスククリーンアップ
    • 「Windows Updateのクリーンアップ」
  2. 不要な機能を無効化
    • Cortana
    • OneDriveの同期
    • Xbox Game Bar
  3. クリーンブートで原因特定
    • msconfig → サービスをすべて無効化
    • 少しずつ有効化して原因を特定

まとめ:メモリ管理をマスターして快適なPCライフを!

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

メモリの使用量を確認して、適切に管理することで、パソコンは見違えるほど快適になります。

今すぐ実践したい3ステップ:

  1. タスクマネージャーで現状確認
    • Ctrl + Shift + Esc
    • メモリ使用率をチェック
    • 80%以上なら要対策
  2. 不要なものを削除
    • スタートアップアプリを整理
    • 使わないソフトをアンインストール
    • ブラウザのタブを減らす
  3. 定期的にチェックする習慣
    • 週1回はメモリ使用量を確認
    • 月1回はディスククリーンアップ
    • 定期的な再起動を忘れずに

メモリ管理の極意:

メモリは「使うためにある」ものです。50%程度の使用率なら、むしろ効率的に活用されている証拠。ただし、常に85%を超えるなら対策が必要です。

最後のアドバイス:

まずは無料でできる対策をすべて試してください。それでも改善しない場合に初めて、メモリ増設を検討しましょう。8GBあれば普通の使い方には十分。16GBあれば、ほとんどの作業が快適になります。

この記事をブックマークして、定期的にメモリの健康診断をしてくださいね。快適なパソコンライフを送れることを願っています!

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