Windowsのアカウント名を変更する方法!表示名からフォルダ名まで完全解説

Windows

「パソコン買った時に適当に付けた名前、恥ずかしい…」 「フルネームが表示されてプライバシーが心配」 「会社のパソコンを引き継いだけど、前の人の名前のまま」

こんな悩み、ありませんか?

実は、Windowsのアカウント名はいつでも変更できるんです。しかも、データが消える心配もありません。

ただし、「表示される名前」と「フォルダの名前」は別物だったり、ローカルアカウントとMicrosoftアカウントで手順が違ったり…ちょっとややこしい部分もあります。

この記事を読めば、あなたの状況に合った正しい変更方法が分かりますよ!


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まず知っておこう:3つの「名前」の違い

Windowsには3種類の名前がある

混乱しやすいので、最初に整理しておきましょう。

1. アカウント名(表示名)

  • サインイン画面に表示される名前
  • スタートメニューに表示される名前
  • これが一番簡単に変更できる

2. ユーザーフォルダ名

  • C:\Users\◯◯◯ の部分
  • 最初に作った時の名前がずっと残る
  • 変更は可能だけど、ちょっと面倒

3. コンピューター名(PC名)

  • ネットワーク上でパソコンを識別する名前
  • DESKTOP-XXXX みたいな名前
  • 他の人からは見えることがある

今回は主に「アカウント名(表示名)」の変更方法を詳しく説明します。これが一番需要が高いですからね!

ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違い

変更方法が違うので、まず自分がどちらを使っているか確認しましょう。

確認方法:

  1. 設定を開く(Windowsキー + I)
  2. 「アカウント」をクリック
  3. 「ユーザーの情報」を確認

見分け方:

  • メールアドレスが表示 → Microsoftアカウント
  • 「ローカルアカウント」と表示 → ローカルアカウント

それぞれ変更方法が違うので、該当する方を読んでくださいね。


ローカルアカウントの名前を変更する方法

方法1:コントロールパネルから変更(一番確実)

Windows 10でも11でも使える定番の方法です。

手順:

  1. コントロールパネルを開く
    • Windowsキー + R → 「control」と入力 → Enter
  2. ユーザーアカウントを選択
    • 「ユーザーアカウント」をクリック
    • もう一度「ユーザーアカウント」をクリック
  3. アカウント名の変更
    • 「アカウント名の変更」をクリック
    • 新しい名前を入力
    • 「名前の変更」ボタンをクリック
  4. サインアウトして確認
    • 一度サインアウト(Windowsキー + X → U → I)
    • 再度サインインすると新しい名前に!

たったこれだけ!5分もかかりません。

方法2:netplwizコマンドを使う(上級者向け)

もう少し詳細な設定もしたい場合はこちら。

手順:

  1. netplwizを起動
    • Windowsキー + R
    • 「netplwiz」と入力してEnter
  2. ユーザーを選択
    • 変更したいユーザーを選択
    • 「プロパティ」をクリック
  3. 名前を変更
    • 「ユーザー名」欄を書き換える
    • 「フルネーム」欄も変更可能
    • 「OK」→「OK」で完了

この方法なら、表示名とユーザー名を別々に設定できます。

方法3:設定アプリから変更(Windows 11)

Windows 11なら設定アプリからも変更できます。

手順:

  1. 設定 → アカウント → その他のユーザー
  2. 変更したいアカウントを選択
  3. 「アカウントのオプション」→「アカウント名の変更」
  4. 新しい名前を入力して「次へ」

ただし、管理者権限が必要な場合があります。


Microsoftアカウントの名前を変更する方法

オンラインで変更する(推奨方法)

Microsoftアカウントの名前は、Webサイトから変更します。

手順:

  1. Microsoftアカウントのサイトにアクセス
    • ブラウザで account.microsoft.com を開く
    • サインイン
  2. プロフィール情報を編集
    • 上部の「あなたの情報」をクリック
    • 名前の横の「名前の編集」をクリック
  3. 新しい名前を入力
    • 姓と名を入力
    • 画像認証(CAPTCHA)を入力
    • 「保存」をクリック
  4. パソコンに反映されるまで待つ
    • 通常は数分で反映
    • 遅い場合は再起動すると早い

ポイント: この変更は、使っているすべてのMicrosoft製品(Office、OneDrive、Xboxなど)に反映されます。

パソコン側から直接変更を促す方法

設定アプリから直接Webサイトに飛べます。

手順:

  1. 設定 → アカウント → ユーザーの情報
  2. 「Microsoftアカウントの管理」をクリック
  3. ブラウザが開くので、上記と同じ手順で変更

ローカル表示名だけを変更したい場合

Microsoftアカウントの名前は変えたくないけど、パソコン上の表示だけ変えたい場合のテクニックです。

手順:

  1. 一時的にローカルアカウントに切り替える
  2. ローカルアカウントの名前を好きな名前に設定
  3. 再度Microsoftアカウントにサインイン
  4. 「このPCでの表示名」として残る場合がある

ただし、この方法は確実ではないので、基本的にはオンラインでの変更をおすすめします。


ユーザーフォルダ名を変更する方法(上級編)

なぜフォルダ名の変更は難しいのか

C:\Users\◯◯◯ のフォルダ名は、実は簡単には変えられません。

理由:

  • 多くのプログラムがこのパスを記憶している
  • レジストリに大量の参照がある
  • 変更すると動かなくなるソフトがある

でも、どうしても変えたい場合の方法を紹介します。

方法1:新しいアカウントを作成(一番安全)

最も確実で安全な方法です。

手順:

  1. 新しい管理者アカウントを作成
    • 設定 → アカウント → 家族とその他のユーザー
    • 「その他のユーザーをこのPCに追加」
    • 希望する名前でアカウント作成
  2. データを移行
    • 古いアカウントからデータをコピー
    • デスクトップ、ドキュメント、ピクチャなど
    • アプリの設定は個別に移行が必要
  3. 古いアカウントを削除
    • データ移行を確認後、古いアカウントを削除
    • これで新しいフォルダ名のアカウントに!

メリット:

  • 確実で安全
  • クリーンな状態から始められる

デメリット:

  • 時間がかかる
  • アプリの再設定が必要

方法2:レジストリを編集(危険・非推奨)

どうしても既存のアカウントのフォルダ名を変えたい場合。失敗するとWindowsが起動しなくなるので、必ずバックアップを!

事前準備:

  • システムの復元ポイントを作成
  • 重要データのバックアップ
  • 別の管理者アカウントを用意

手順の概要:

  1. 別の管理者アカウントでサインイン
  2. フォルダ名を手動で変更
  3. レジストリエディタで全ての参照パスを変更
  4. 再起動して動作確認

詳細な手順は省略しますが、本当に必要な場合以外はやめておきましょう


変更時の注意点とトラブル対策

変更前に必ず確認すること

チェックリスト:

  • [ ] 管理者権限があるか
  • [ ] 重要なデータのバックアップはあるか
  • [ ] 使用中のアプリは全て終了したか
  • [ ] Windows Updateは最新か

よくあるトラブルと解決法

Q: 名前を変更したのに反映されない

A: 以下を試してください:

  1. 一度サインアウトして再サインイン
  2. パソコンを再起動
  3. Microsoftアカウントの場合は同期を待つ(最大24時間)

Q: 「名前の変更」がグレーアウトして押せない

A: 原因と対策:

  • 標準ユーザーの場合 → 管理者権限でサインイン
  • 組織のポリシー → IT管理者に相談
  • Microsoftアカウント → オンラインで変更

Q: 一部のアプリで古い名前が表示される

A: アプリ側の問題:

  • アプリを再インストール
  • アプリの設定から名前を個別に変更
  • アプリのキャッシュをクリア

変更後に確認すべきこと

名前変更後のチェックポイントです。

動作確認リスト:

  • [ ] 各種アプリが正常に起動するか
  • [ ] ファイルへのアクセスは問題ないか
  • [ ] ネットワーク共有は使えるか
  • [ ] プリンターは使えるか
  • [ ] OneDriveの同期は正常か

問題があれば、システムの復元で元に戻せます。


コンピューター名(PC名)も変更する方法

ネットワーク上の名前を変更

ついでにコンピューター名も変更したい場合の手順です。

Windows 11/10共通の手順:

  1. システムのプロパティを開く
    • Windowsキー + Pause/Break
    • または「このPC」を右クリック → プロパティ
  2. 名前の変更
    • 「デバイス名」の横の「このPCの名前を変更」
    • または「詳細情報」→「このPCの名前を変更」
  3. 新しい名前を入力
    • 英数字とハイフンのみ使用可能
    • 15文字以内
    • スペースは使えない
  4. 再起動
    • 「今すぐ再起動」または「後で再起動」を選択

命名のコツ:

  • 場所や用途を含める(例:DESKTOP-HOME、LAPTOP-WORK)
  • 個人情報は含めない
  • 他のPCと重複しない名前に

まとめ:スッキリした名前で快適なPCライフを!

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

Windowsのアカウント名変更について、基本から応用まで解説してきました。

今すぐできる簡単な変更:

  1. ローカルアカウントの表示名
    • コントロールパネルから5分で変更
    • データは一切消えない
  2. Microsoftアカウントの表示名
    • account.microsoft.com で変更
    • 全デバイスに反映される
  3. コンピューター名
    • 設定から簡単に変更
    • 再起動が必要

フォルダ名を変えたい場合: 新しいアカウントを作ってデータ移行が最も安全です。レジストリ編集は最終手段として。

最後のアドバイス:

アカウント名は、毎日目にするものです。適当な名前や恥ずかしい名前のままにしておくより、今すぐ変更して気持ちよく使いましょう!

表示名の変更なら5分で終わります。この記事を参考に、さっそく試してみてくださいね。

もし途中で分からないことがあれば、この記事を見返してください。きっと解決策が見つかるはずです!

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