Macが起動しない!慌てる前に試したい7つの解決方法【2025年版】

Mac

朝、いつものようにMacの電源ボタンを押したのに、画面が真っ暗のまま…。 そんな経験をすると、誰でも焦ってしまいますよね。

「大切なデータは大丈夫かな?」 「修理に出さないといけないの?」 「高額な修理代がかかるのでは?」

こんな不安が頭をよぎるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。 実は、Macが起動しないトラブルの多くは、自分で解決できることが多いんです。

この記事では、Macが起動しない時に試すべき対処法を、簡単なものから順番にご紹介していきます。 専門知識がなくても大丈夫。一つずつ、落ち着いて試してみましょう。


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  1. 1. まず最初に確認!電源まわりの3つのチェックポイント
    1. 📌 チェック1:電源ケーブルはしっかり接続されていますか?
    2. 📌 チェック2:バッテリーの充電状態を確認
    3. 📌 チェック3:外部機器をすべて取り外してみる
  2. 2. 症状別の対処法:あなたのMacはどのタイプ?
    1. 🖥️ 症状A:電源ボタンを押しても全く反応がない
    2. 🖥️ 症状B:起動音は鳴るけど画面が真っ暗
    3. 🖥️ 症状C:リンゴマークは出るけど、その先に進まない
  3. 3. 基本のリセット方法:これで8割は解決!
    1. 🔧 方法1:強制終了と再起動
    2. 🔧 方法2:セーフモードでの起動と修復
    3. 🔧 方法3:リカバリーモードからの修復
  4. 4. それでも解決しない場合の次のステップ
    1. 💡 ハードウェア診断を実行する
    2. 💡 ターゲットディスクモードでデータを救出
  5. 5. 大切なデータは大丈夫?バックアップの重要性
    1. 📁 現在のデータについて
    2. 📁 今後のために:3-2-1ルール
  6. 6. プロが教える!起動トラブルを防ぐ5つの習慣
    1. ✅ 1. 定期的なmacOSアップデート
    2. ✅ 2. ストレージの空き容量を15%以上確保
    3. ✅ 3. 月に1回は完全シャットダウン
    4. ✅ 4. サードパーティ製アプリは信頼できるものだけ
    5. ✅ 5. 異常を感じたらすぐに対処
  7. 7. いつ修理に出すべき?判断の目安
    1. 🔴 すぐにAppleサポートに連絡すべき症状
    2. 🟡 様子を見ながら判断する症状
    3. 🟢 自分で対処可能な症状
  8. まとめ:落ち着いて、順番に試してみましょう
    1. 💡 最後のアドバイス

1. まず最初に確認!電源まわりの3つのチェックポイント

📌 チェック1:電源ケーブルはしっかり接続されていますか?

意外と見落としがちなのが、電源ケーブルの接続です。

MacBookの場合:

  • 充電ケーブルが本体にきちんと差し込まれているか確認
  • アダプターがコンセントにしっかり接続されているかチェック
  • ケーブルに損傷がないか目視で確認してみる

iMacやMac miniの場合:

  • 電源ケーブルが本体の背面にしっかり接続されているか
  • コンセント側の接続も確認
  • 電源タップを使っている場合は、タップのスイッチがONになっているか

📌 チェック2:バッテリーの充電状態を確認

MacBookの場合、バッテリーが完全に空になっていると、充電を始めてもすぐには起動しません。

対処法:

  1. 充電ケーブルを接続して、最低でも10分〜15分待つ
  2. 充電中のランプやインジケーターを確認
  3. それでも反応がない場合は、別の充電器があれば試してみる

📌 チェック3:外部機器をすべて取り外してみる

USBメモリ、外付けハードディスク、プリンターなど、接続している機器が原因で起動しないことがあります。

試してみること:

  1. マウスとキーボード以外のすべての機器を取り外す
  2. この状態で電源ボタンを押してみる
  3. 起動したら、機器を一つずつ接続して原因を特定

2. 症状別の対処法:あなたのMacはどのタイプ?

🖥️ 症状A:電源ボタンを押しても全く反応がない

音も光もない、完全に無反応の場合

この場合は、SMC(システム管理コントローラー)のリセットが効果的です。

SMCリセットの方法(Intel Mac):

  1. Macの電源を切る(反応がなくても電源ボタンを10秒長押し)
  2. 電源ケーブルを接続
  3. 「Shift + Control + Option」キーと電源ボタンを同時に10秒間押し続ける
  4. すべてのキーを離す
  5. 通常通り電源ボタンを押して起動

SMCリセットの方法(Apple Silicon Mac):

  1. Macの電源を切る
  2. 30秒待つ
  3. 電源ボタンを押して起動

🖥️ 症状B:起動音は鳴るけど画面が真っ暗

ファンの音や起動音は聞こえるのに、画面に何も表示されない場合

これは、ディスプレイの問題か、システムの読み込みエラーの可能性があります。

対処法:

  1. NVRAM/PRAMリセットを試す
    • 電源を入れた直後に「Option + Command + P + R」を同時に押し続ける
    • 起動音が2回鳴るまで(約20秒)押し続ける
    • キーを離して通常起動を待つ
  2. セーフモードで起動してみる
    • 電源ボタンを押した直後に「Shift」キーを押し続ける
    • Appleロゴが表示されたら離す
    • 起動に時間がかかりますが、じっくり待ちましょう

🖥️ 症状C:リンゴマークは出るけど、その先に進まない

Appleロゴや進行状況バーで止まってしまう場合

システムファイルの問題や、アップデートの失敗が原因かもしれません。

リカバリーモードを使った対処法:

  1. 電源を入れた直後に「Command + R」を押し続ける
  2. macOSユーティリティ画面が表示されるまで待つ
  3. 「ディスクユーティリティ」を選択
  4. 起動ディスクを選んで「First Aid」を実行
  5. エラーが修復されたら再起動

3. 基本のリセット方法:これで8割は解決!

🔧 方法1:強制終了と再起動

まずは最もシンプルな方法から。

  1. 電源ボタンを10秒間押し続けて強制終了
  2. 5秒待つ
  3. 再度電源ボタンを押して起動

🔧 方法2:セーフモードでの起動と修復

セーフモードは、最小限のシステムだけで起動する特別なモードです。

セーフモードの利点:

  • 不要な機能拡張を読み込まない
  • システムの自動修復が行われる
  • 問題の原因を特定しやすい

手順:

  1. Macの電源を完全に切る
  2. 電源ボタンを押す
  3. すぐに「Shift」キーを押し続ける
  4. ログイン画面が表示されたら離す

セーフモードで起動できたら、そのまま通常の再起動を行ってみてください。 多くの場合、これだけで問題が解決します。

🔧 方法3:リカバリーモードからの修復

より深刻な問題の場合は、リカバリーモードを使います。

Intel Macの場合:

  • 「Command + R」:通常のリカバリーモード
  • 「Option + Command + R」:インターネットリカバリー(最新のmacOSをインストール)
  • 「Shift + Option + Command + R」:お使いのMacに最初に搭載されていたmacOSをインストール

Apple Silicon Macの場合:

  1. 電源ボタンを押し続ける
  2. 「オプションを読み込み中」と表示されるまで待つ
  3. 「オプション」を選択して「続ける」をクリック

4. それでも解決しない場合の次のステップ

💡 ハードウェア診断を実行する

Macには、ハードウェアの問題を検出する診断機能が搭載されています。

Apple Diagnosticsの実行方法(2013年以降のMac):

  1. Macの電源を切る
  2. 電源を入れた直後に「D」キーを押し続ける
  3. 言語選択画面が表示されたら離す
  4. 診断が自動的に開始される

エラーコードが表示された場合は、そのコードをメモして、Appleサポートに連絡する際に伝えましょう。

💡 ターゲットディスクモードでデータを救出

別のMacがある場合、ターゲットディスクモードを使ってデータを取り出すことができます。

手順:

  1. 問題のあるMacと正常なMacをケーブルで接続
  2. 問題のあるMacの電源を入れた直後に「T」キーを押し続ける
  3. 画面にThunderboltやUSBのアイコンが表示される
  4. 正常なMacで外付けドライブとして認識される

5. 大切なデータは大丈夫?バックアップの重要性

📁 現在のデータについて

起動しないMacでも、多くの場合データは無事です。 上記の方法で起動できれば、すぐにバックアップを取りましょう。

Time Machineでバックアップする方法:

  1. 外付けハードディスクを接続
  2. システム設定→Time Machine
  3. 「バックアップディスクを選択」
  4. 自動バックアップをONに

📁 今後のために:3-2-1ルール

データを守るための基本ルールです。

  • 3つのコピーを持つ(オリジナル + バックアップ2つ)
  • 2種類の異なるメディアに保存(Mac本体 + 外付けHDD + クラウドなど)
  • 1つは別の場所に保管(クラウドストレージなど)

6. プロが教える!起動トラブルを防ぐ5つの習慣

✅ 1. 定期的なmacOSアップデート

最新のセキュリティパッチやバグ修正が含まれています。 ただし、メジャーアップデートは少し様子を見てからでもOK。

✅ 2. ストレージの空き容量を15%以上確保

Macは起動時に一時ファイルを作成します。 空き容量が少ないと、起動に失敗することがあります。

確認方法: Appleメニュー → このMacについて → 詳細情報 → ストレージ設定

✅ 3. 月に1回は完全シャットダウン

普段はスリープで済ませがちですが、定期的な再起動でシステムがリフレッシュされます。

✅ 4. サードパーティ製アプリは信頼できるものだけ

App Store以外からダウンロードしたアプリが原因で起動しなくなることも。 必ず信頼できる開発元のものを選びましょう。

✅ 5. 異常を感じたらすぐに対処

「最近起動が遅い」「たまにフリーズする」 こんな前兆を見逃さず、早めにメンテナンスを。


7. いつ修理に出すべき?判断の目安

🔴 すぐにAppleサポートに連絡すべき症状

  • 物理的な損傷がある(落下、水濡れなど)
  • 焦げ臭いにおいがする
  • 異常な音(カチカチ、ピーピーなど)が継続的にする
  • Apple Diagnosticsで特定のエラーコードが表示される

🟡 様子を見ながら判断する症状

  • 特定のアプリを使用した時だけ問題が起きる
  • 週に1回程度の頻度で起動に失敗する
  • セーフモードでは問題なく動作する

🟢 自分で対処可能な症状

  • 今回初めて起動しなくなった
  • リセット系の対処で改善が見られる
  • ソフトウェアアップデート後の不具合

まとめ:落ち着いて、順番に試してみましょう

Macが起動しないトラブルは、確かに焦ってしまいます。 でも、今回ご紹介した方法を順番に試せば、多くの場合は解決できるはずです。

おさらい:対処法の優先順位

  1. 電源関連の確認(ケーブル、バッテリー、外部機器)
  2. 基本的なリセット(強制再起動、SMC、NVRAM)
  3. 特殊な起動モード(セーフモード、リカバリーモード)
  4. ハードウェア診断
  5. Appleサポートへの相談

そして何より大切なのは、日頃からのバックアップです。 今回無事に起動できたら、すぐにTime Machineを設定することをおすすめします。

トラブルは突然やってきますが、準備と知識があれば怖くありません。 この記事が、あなたのMacトラブル解決の助けになれば幸いです。


💡 最後のアドバイス

もし自分で解決できない場合は、無理をせずAppleサポートに連絡しましょう。 オンラインチャットや電話サポートは無料で利用できます。

Appleサポート連絡先:

  • 電話:0120-993-993
  • オンライン:support.apple.com

あなたのMacが無事に起動することを願っています!

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